他力本願!(週末は重賞予想・他力本願)

プロレス・中央競馬・与太話のオンパレード
ただいま3年経過。
競馬もプロレスも不滅です…たぶん。

レディー・幕ごはんの夢(じゃりン子チエ&はるき悦巳が残したオトナの宿題)

2021-08-14 19:07:20 | 夜話

野球ファンの夢。
日本の国技とも目される高校野球が順延の嵐。

ジャニーズ事務所とは全く関係のない嵐。
単なる空模様の関係で日程消化が困難になる2021年の夏。

…オリンピックなんか招致しなければよかったのに。
(小声で)

それぞれの問題を投げ飛ばし
それぞれの課題をすっぽかしつつ?
「じゃりン子チエ」の物語を伝えよう。
(自分の文章力を置き去りにしながら)

朧げに思い出す土曜夕方の「じゃりン子チエ」
TBS主催じゃなく、毎日放送が整えた名作。

昨今のアニメ事情を飛び越え
昭和のアニメ版「じゃりン子チエ」は原作通りに進んでいた。

…あの話以外は。

双葉社で連載されていたアレは理解出来なかった。
気づかないことが自然なのだと解釈しつつ
レディー・幕ごはんの物語は続いていく。

おバァはんの青春時代から話は転がっていく。
花束を携えて、チエちゃんの店に来た“幕ごはんちゃん”

今となっては、あの花束すら何らかの暗号に思える。
カルメラ屋を営むオッちゃんすら愛おしい。

「ワシ、ほんまは高校行きたかったんじゃ」

時が解決し、時が全ての隙間を埋める。
お菊はんと、幕ごはんちゃんと、おタカはんの話は続く。

悪友たちの物語を語る幕ごはんちゃんの、つらく苦しい時代。
戦争が終わり、それでも物資的に苦しかった時代。
見栄っ張りな母は、幕ごはんちゃんに立派なお弁当を拵える。

…それが、新たな引き鉄になると気づかないまま。

現金な子供たちは
“幕の内弁当”という異名を“幕ごはん”に変換。
必要以上に“平等&公平”を訴えなかった美しい振る舞い。
行き過ぎた“平等”ってヤツは、新たな差別を生み出す…なんてね。

見栄っ張りの血が更なる悲劇を生み出す。
これ以上の悲劇を消し去るかのように
幕ごはんちゃんは、自分自身の結末を決める。

お菊はんとおタカはんの心配を余所に
幕ごはんちゃんの末期の酒が始まる。

…まさか、本当の末期になるとも知らずに。

この物語は、肝心かなめのテツが何も気づいてないのがミソ。
「レディー幕ごはん・渡米パーティー」

おタカはんの息子・ミツルに幕引きを頼む展開が涙を誘う。
連載当時、青年誌だった双葉社の矜持に乾杯!

「鳩岩、吉谷、押坂、田村、梶井、華岡」
「その時々の名前で付き合った方が、今日、集まっています」
「でも、今日だけは、私を“幕ごはん”と呼んでください」
「それが、本当の私の名前です」

…今、この歳になって思う。
世間的には憎むべき“詐偽師”だった事実を。
また、そういったアレコレを許してくれた時代に感謝。

見え隠れする答えが↓
https://katagiya.jarinko.com/99/4.html

コメント    この記事についてブログを書く
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« もののけ姫と言えば、お仕置... | トップ | 【週末重賞予想・他力本願】... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

夜話」カテゴリの最新記事