敏腕Pの日々のつぶやき

テアトルシアター代表。担当舞台作品について他、演劇やスポーツ等々の雑感を気の向くままに。

九演連総会を終えて~序

2006年03月08日 | 東演
○九演連とは?
 「九州演劇鑑賞団体連絡会議」の略称。現在九州の7県18都市に、会費制で自らが在住または在勤する各地域で演劇を楽しむ非営利の団体がある。その18団体による連絡会議が「九演連」である。演劇鑑賞の団体でありながら単なる娯楽にとどまらず市民運動の精神に立脚するところから、全団体が「市民劇場」という名称を掲げている。戯曲・俳優・観客という演劇の三要素の、観客=劇場としての立場を明確にする意味であり、それは志に終わることなく、永年にわたり「演劇」を支える活動を、現実として繰り広げている。

○劇団を支えるということ
 「市民劇場」が非営利であることは前述したが、劇団にはいわゆる「商業演劇」と呼ばれる営利目的のものもある。九演連では「新劇」と車の両輪を構成し、素晴らしい芸術に触れ豊かな暮らしに活かすために、ともに手を携え努力をしてきた歴史を持つ。その中で、一人でも多くの会員を迎え、劇団を支える!ということを実現し、それを続けているのである。

○九州に学ぶ
 九演連以外にも、各エリアに演鑑連はある。北から北海道、東北、関越、首都圏、神奈川、長野、静岡、中部北陸、近畿、中国、四国、そして九州…。中でも九州の活動は他団体が目標とする成果を残している。「会員を増やし、それを劇団に還元する」字面で書くと容易いが、実際には大変な運動を九演連は継続してきている。「1名クリア」という言葉で表されるこの運動は、単純に数を増やすことではないのだが、説明するのが困難なので割愛する。いずれにしろ、活発な運動を繰り広げる九演連のエッセンスは「総会」にも凝縮されている。

●以上、チンプンカンプンな人の方が多いであろうが「全国から注目されている九演連の総会」に、とにかく僕は初めて参加した。
 3/4~5の二日間のこと(月曜から横道に逸れっぱなしでやっと今日になった)。熊本市街のアークホテルにて熱い討論が繰り広げられました。
 前述した通り、全国が目標にする九州の動きの中に「1名クリア」というものがあります。他のほとんどがいまだ到達しない(中国ブロックが唯一健闘していて、今や「中国に学べ」の趨勢もありますが)中、今回の総会ではさらに高いレベルへの挑戦を打ち出しました!
 で、驚くことに、皆の目標となってきた九州がここ数回「1名クリア」を失敗しています。その逆風の中で、あえて“高みを目指す!”・・・その具体的な内容ではなく、その志こそ我々が学ぶべきモノと確信したわけです。

◎そのあたり、もーちょっとツッコンで語りたいのですが、今日も長くなったので、明日ではなく日を改めて、と思います!! 少々ヤボ用で数日忙しいので…。

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