敏腕Pの日々のつぶやき

テアトルシアター代表、と言ってもたった一人。敏腕演劇プロデューサー目指し、観劇評や日々の生活で気になったことを綴ります。

痛恨の荒野

2012年06月03日 | 公演
昨日は『ジョマクノギ』に
ついて書いた。
下は通し稽古の1シーン。

右端が作演出の今井一隆、
浴衣姿で演技するのは
能登剛(右)と生津徹。
その後ろに立つ南保大樹は
袖で控えてるの図。
紅一点(右から二人目)は
これまたこの場には
登場していない小暮智美。

さて。演劇集団「阿吽」
旗揚げ公演『空の記憶』も
昨日同様例えるならば。。。

代表の側見民雄が中盤で
ピッチ全体に目を配り、
1トップに熊谷ニーナ、
サイドに配した
蓮池龍三と宮地牧子が
右左から駆け上がる、
そういう展開を目論んでいる。

チラシ裏面の謳い文句は
《痛恨の舞台に立った
 紳士の前に
 妖精のごとく現れた
 ひとりの女性。
 時空を超えてふたりの
 記憶が交差する》

「ふたり」とは、
大人になったアンネと
その父で齢(よわい)九十の
オットー・フランクだ。

アムステルダムの隠れ家、
アウシュヴィッツの収容所や
最期の地となった
ベルゲン・ベルゼンでの
「出来事」を綿密な取材を元に
浮かび上がらせる。

言うまでもなくハードなテーマ。
決して目を背けずに創り上げるが
見る側には、温かい掌にのせて
優しく手渡したいと心がけている。

広い年齢層に見て欲しい舞台。
つまり、中学生や高校生など
若い世代の鑑賞にも足る舞台を
目指して、稽古を重ねている。
そして息の長い作品にと。

まずはスタジオARでの
8回公演に全力を注ぐ。
6/20水19:00
21木14:00と19:00
22金14:00と19:00
23土14:00と19:00
24日14:00
黄文字は売り上げ好調な回。
スタジオAR(世田谷区)




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絶え間なく落ち続ける滝

2012年06月02日 | 公演
絶え間なく落ち続ける滝。
それはあたかも巨大な水時計のよう。
滝を見下ろす高台に城跡があり、
そこにかつての城主の末裔たちが
石碑を建立した。
そこで起きたある事件……。

いよいよ二週間後に初日を迎える
ピタパタ第一回公演
『ジョマクノギ』の、
チラシやHPに綴られた
「あらすじ」というか
「イントロダクション」が冒頭の
6行である。

想像をかきたてる名文である。
その分、やや堅い印象も受ける。
確かに派手なアクションもなく、
どたばたな笑いもないのだが、
精密に描かれた登場人物の
一挙手一投足に「可笑しみ」があり
舞台に笑いは事欠かない。

「ある事件」からは重さが際立ち、
実際それもなくはないが……
数組登場する夫婦たちの
ささやかな日常の中の「事件」は
微笑ましくも見る者の胸を打つ
そんな戯曲である。

嗚呼、これ以上は書けません(涙)

とにかく。
順調に稽古は積みあがっている。
今日は衣装合わせのあと、
あえて「読み合わせ」を敢行!

連係プレーや複雑なサインプレー
が完成に近づいたところで
基本のキャッチボールを
メニューに取り入れるように。

6/14(木)19:30
15(金)19:30
16(土)14:00/19:00
17(日)14:00
黄色文字は売行好調なステージ。
せんがわ劇場(調布市)

そうそう。
六月に制作する作品は三者三様と
昨日ブログに書いたので、
作品の色味とは別に、
座組について最後に添えると。

主宰・今井一隆(作・演出)は
ゴールマウスを背負い、
冷静かつ的確なコーチングで
ゲームコントロールする
ゴールキーパーのようである。

フィールドの役者たちは
細かいパスを繋いでボールを進め
FWの三人は勿論、
中盤や後方からも積極的に
ポジションを上げてシュートを
放つ・・・そんな舞台と言えよう。
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韋駄天

2012年06月01日 | 公演
横断歩道。
向こう岸から女の子が猛ダッシュ。
西洋人、女子、十代。

記憶の箱が開いた。。。
小学校の頃、足が速いってのは
ヒーローの一つの条件なわけだが。

ひとくくりに速いと言っても
飛ぶように滑るように進む
タイプもあれば、
(いわゆるストライド走法)

足がぐるぐるの渦巻になる
漫画みたいに走るタイプもある。
(いうなればピッチ走法)

それとは別に。
第三のタイプとして、
見ていて全然速そうじゃないのに、
力強くずんずん押すように走る
重戦車タイプってのがいた。

ピッチもストライドも
腕の振りを十二分に生かすのに
重戦車は、肩を持ち上げ気味に、
腕は体側に固定させるのも特徴だ。

走りに限らず、例えばピッチャー。
同じスピードボールでも、
長い手足を弓のように使うのと、
コンパクトなフォームで、
速い手の振りから繰り出すのと、
お腹の重心移動から作られる
エネルギーでボールを発射するのと、
やはり3タイプに分類可能だ。

身も蓋もない言い方をすれば
ノッポ、チビ、デブという
それぞれの体型と連関する。

道路の三分の一地点で
彼女とすれ違いざまに
僕は見逃さなかった。
彼女が鼻の頭に汗をかいてるのを。
そうそう、これもこの型の
共通する点である。

以上、長い前置き。

そういえば六月の三本の芝居も
まるで趣の異なる作品で、
それは内容も、創り方も、
あるいは稽古場の空気感も、
何からなにまでバラバラだ。

これはピッチとかストライドとか
背が高いとか低いとかじゃなく。

それは稿を改めて書きます。
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ナイーブな稽古

2012年05月31日 | 公演


演劇集団「阿吽」の稽古場。
左が代表の側見民雄で
アンネ・フランクの父
90歳のオットーを演じる。
右はアンネの熊谷ニーナ。

アンネの日記のその後を描く
本作は多くの「問題」を内包する。
キャストスタッフは
それらに粘り強く真摯に向き合い
少しずつ「世界」を深めている。

作家がしばしば顔を出すのも
力強い。例えば・・・
「中東」という言葉に対し、
観客は広意に取って、
不安定な半島や内戦を
イメージしないか、と
役者から声があがる。

演出も交えて話し合い
「パレスチナ」に改めよう。
そんな風に稽古が進んでいる。



右手前が作者の浜祥子。
左でシャッターを切るのは
浜憲二。作者の夫君であり、
チラシやパンフレット作成で
力を発揮するほか、
実は本公演の立ち上げから
参画する、黒幕的存在だ。

中央は、朗読者役の蓮池龍三。
『空の記憶』は初日まで
約二週間となりました。

6/20は19:00
21〜23は各日
14:00と19:00の二回公演、
千秋楽2414:00の
8回公演です。
前売3800円(当日4000円)
全席自由・日時指定
世田谷線松陰神社駅から
徒歩一分のスタジオARにて。
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パンク

2012年05月29日 | 身辺雑記
愛車がパンクした。
自転車である

馴染みの(?)店に
引いていったら廃店していた。
自転車屋さんを
求めて池袋〜要町近辺を
さまようこと30分。

僕にも口はある。
「1キロ先まっすぐ」
と聞いたが外れだったり、
首をひねられたりしたのだ。

自転車を店頭に並べた
リサイクルショップの
おとうさんに教えて貰い、
ようやくたどり着いたのは
店先に水をはったバケツを
置いた、昔ながらの
自転車屋さんらしい店。

青いつなぎ姿の親仁さんの
アドバイスに従い、
タイヤごと替えることにしたら
分解して全体のメンテまで
施していただいた。
職人業をみた。

親仁さんの手を盗んで
尋ねると自転車屋さんは
往時の半分になっていると。
なかなか見つからない筈だ。

自転車屋さんに限らず
老舗がやっていけなくなって
後にコンビニや百均だのの
チェーン店がオープンする。
それはそれで便利なんだが。
いざって時に困って
はたと気づくのだから
我ながら情けない。

さてパンクといえば。
今、三本の芝居の制作を
抱えていて、普通なら
僕がパンクしている処だが、
3カンパニーとも
そこは承知していて、
演出助手を置いたり、
劇団丸抱えでの
サポート体制を整えたり、
或いは有能な主宰自らが
大抵の仕事をこなしてくれ、
楽をさせてもらっている。

いやあ〜愛車は新車みたいに
すいすい走ります
芝居も3本ともそうなるよう
頑張ります。



『ジョマクノギ』6/14〜
『空の記憶』6/20〜
『隅田川の線香花火』6/26〜



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烏と象

2012年05月27日 | 身辺雑記
宮部みゆきの小説
『ぼんくら』には
烏(カラス)が登場する。

その中に。。。
烏は頭も良いので、
長年のあいだに
町の人々が自分らを
嫌うことを理解し、
よほどの早朝か夕暮れ
でなければ、姿をみせない。
。。。というような
描写がある。

江戸時代の深川あたりが
舞台の作品だ。

そして彼らは
僕が小さい頃もそんな
暮らしぶりだった。



これはある日の新宿。
ランチの見本を、まるで
「どれにしようかな?」と
悩むみたいに眺めるの図。

さて。猪や熊だのの獣が
山から下りてくる昨今。



昨日みた象さんです。
スカイツリーに程近い、
本所消防署の玄関脇。



隣に防災館があって、
結構楽しめます。

『ぼんくら』が描いた
江戸下町界隈。
昨日はよく晴れた土曜。

東京スカイツリーは
猛烈な賑わいをみせていた。

345メートルの塔を
見に行ったわけじゃない。
劇団桟敷童子の公演
『軍鶏307』を観劇し、
遠目から確認しただけ……。

ぼんくらに暮らしていると
同じ毎日を繰り返して
変化なく過ぎて行くように
感じちゃうけど、
烏が生活圏を変え、
世界一のテレビ塔が建ち、
当たり前だが変貌し続けている。

もっと目を凝らし
耳を澄ませなきゃと
改めて思いました。
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敷居

2012年05月25日 | 身辺雑記
宮部みゆきの時代物。
敷居を踏むくだりが出てきた。

すっかり忘れていたが、
小さい頃、確かにそれをやると
大人から怒られたものだ。

今は宜しくないらしいが、
当時は口より先に手が出て、
踏んだその足を叩かれた。

えっと
教育法や迷信について
語る気はない。

忘れたのは勿論、
年をとったからだが
「敷居」そのものを
見なくなったってことも
大きいだろう。

我が家はワンルーム。
敷居はないし、同世代で
一戸建ての日本建築に
住まう者はなかなかいない。

さて、芝居屋目線でいえば。
「どうしたって芝居辞めねぇなら
うちの敷居はまたがせねぇ!」
と勘当されるの図は、
流石に今はない。
これは演劇がまだ
社会革新運動と一緒だと
世間から捉えられていた
少しく昔の話だ。

それとは別に、チラシを渡すと
「凄いなぁ」「面白そう」
「有名な人出ないの」などの
声が発せられ、けれど結論として
「敷居が高い」って流れは
ちょくちょくある。

実際そう言うのと、
ほぼ同じ意味の言葉なのと
合算すると・・・。

家に敷居がないと書いた。
学校教育にダンスが
導入されるそうだが
敷居を下げるのは、
これに限る。

「演劇」をまたいで
「心」を叩かれる!
これが一番いい。

そんなことを考えながら
読み進めたら頭に入らず、
数頁戻って、また読み返した。
「ぼんくら」なことをした。

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キャンペーン

2012年05月23日 | 身辺雑記
気温が10度もup
麦酒が美味い一日でした。

そんな時節もあってか
ビールメーカー各社張り切ってます。

スカイツリーのお膝元
アサヒは5.22開業記念と銘打って
A賞「展望デッキペア券」を
ぶつけてきた。
これはなかなか強力だ!

サッポロは何故か宮崎とタッグ。
鶏いぶし手羽が当たるそうだ。

おっと補足です。
アサヒは麦酒類に限らず、
十六茶やミンティアなど幅広く
グループ全体での展開。
かたやサッポロは、
プレミアムアルコールフリー
限定のキャンペーン。

で、わが愛するキリンはといえば。
一番絞りとのどごし生が、
それぞれ打ち出している。

前者は自宅でフローズン生が作れる
サーバー(A)のほか、
真空二層の魔法のジョッキ(B)、
スゴ泡グラス(C)の3コース。
後者は「初仕込み限定缶」を
10万名にプレゼント。。。

正直、他社のものより
魅力を感じない
だけれど買い続けます。
残念ながら一番絞り1に対して
のどごし生5の割合になりますが…。


麦酒片手に、ザックジャパンと
火の鳥ニッポンを応援したい
ところだが・・・今から
愛妻の舞台初日なので六本木へ。

『やってきたゴドー』観劇です。
5/23〜27俳優座劇場。
名取事務所公演。
(作/別役実、演出/K.KIYAMA)

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金環チケット

2012年05月22日 | 公演
金環日食
多くの方が楽しまれたようです。
僕はあまり興味なく。
ただ、めがねが凄売れ
と聞いて、今更ながら思った。

立った一回だけで勿体ないな、と。
金星が何かなる日があって
そん時にも使えるとかの
噂も耳にはしたけど
いずれにしろ使用頻度は少ない。

さて、僕は今
三本の芝居に関わっている。
それも六月中に・・・

こんなに売れるんだったら、
チケットにめがね
付けとけば良かったな、と。

そしたら天体ショーを見られた上に
数週間後に芝居も観られるとゆ〜
一粒で二度美味しい

いや、めがねだけなら500円のところ
3000円ほど上乗せになるとか、
ロット数を考えると、単価は?とか、
細かく考えれば問題は山積なのさ。

まるで関心なかった分、
10億近い売り上げって聞いて
つい、浮き足だってしまったのと


三公演のそれぞれのチケットの
売り方&売れ行きを考えて
若干の現実逃避
・・・一瞬ね。
さ、明日から三本とも
張り切って取り組みますぜ。



ピタパタ『ジョマクノギ』
6/14〜17(せんがわ劇場)
http://homepage2.nifty.com/k_imai/

演劇集団阿吽『空の記憶』
6/20〜24(スタジオAR)
http://www.theater-aun.jimdo.com/

遊戯空間『隅田川の線香花火』
6/26〜29(浅草木馬亭)
http:/y.fantasia.to
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ふたつのチェルシー

2012年05月21日 | 身辺雑記
ヨーロッパCL
イングランドのチェルシーFCが
初優勝
おめでとうございます。

創部107年目、悲願の戴冠だ。

   

試合は昨日。
日本では既に金環日食一色で
いまひとつの盛り上がり
わが国でも人気の高い
バルサやミラン、レアルが敗れ
一般的にいえば「渋い」
チェルシー対バイエルンって
カードも影響したのだろうか

あ〜なたに〜も〜
分けてあげたい〜
ほ〜ら、チェルシー、
もひとつチェルシー〜

唐突のようですが……
ロンドン南西部の街チェルシーに
拠点を置くのが、新チャンピオン。
そして、その街の
「響きが良く覚えやすい」
「愛らしく洒落た感じ」などの
理由で命名され、発売以来
広く親しまれているのが
明治の「チェルシー」なのだ。

今朝空を見上げなかった人はいても
バターやヨーグルト味の、
花柄パッケージのキャンディーを
食べたことのない人はないはずだ。

直接の関連はまるでないんだが
ただ。
堅実な守備と組織力のある
サッカースタイルと、
大ブレイクはしてないけど、
シモンズ(71)に始まり、
南沙織(76)、あみん(82)らに
歌い注がれたCMソングとともに
ロングセラーな飴には
共通点があると僕は思う。
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