🌸「広い海」が欲しい.中国の地政学3
⛳日清戦争(第一段階)
☆日清戦争は、朝鮮半島をめぐって8カ月戦いが繰り広げられた
☆日清戦争は、朝鮮半島をめぐって8カ月戦いが繰り広げられた
*清は、新興国であった日本に敗れたことで
*清が列強に本格的に植民地化される
☆清は長きにわたる冊封・朝貢体制により
*李氏朝鮮を事実上の支配下に置いていた
☆西欧列強は朝鮮にも開国を求めていた
☆西欧列強は朝鮮にも開国を求めていた
*朝鮮は排外主義を貫いていた
☆近代化を急速に進めた日本は、朝鮮半島へと手を伸ばしはじめる
*清の支配下から李氏朝鮮を解放し近代化をうながした上で
*修好条約を結ぶことが日本の狙いだった
☆拒否する李氏朝鮮、これをとりまく列強の構図
☆拒否する李氏朝鮮、これをとりまく列強の構図
☆朝鮮半島をめぐる緊張が急速に高まっていった
*朝鮮国内では近代化を推し進めようとする開化派
*清の支持を得ている保守派が対立する
☆半島で、開化派が保守派を倒そうとした「甲申事変」が起こる
☆半島で、開化派が保守派を倒そうとした「甲申事変」が起こる
*清は鎮圧のために朝鮮に出兵した
*日本と朝鮮の改革派は対抗するも、清軍に追いやら打撃を受ける
*天津条約が結ばれ、日清両国は朝鮮から退いた
*天津条約が結ばれ、日清両国は朝鮮から退いた
⛳日清戦争(第二段階)
☆日清の対立構造はさらに深くなっていった
☆朝鮮政府は改革を進められないまま国民に重税を課す
*一方では賄賂が横行するなど政治の腐敗が進んだ
☆朝鮮が開国したことで日本や西欧列強が続々進出した
*外国資本が流入したことで国内経済も混乱していく
*朝鮮の人々の生活は困窮を極め農民たちによる内乱が起こる
*朝鮮の人々の生活は困窮を極め農民たちによる内乱が起こる
☆東学の乱(農民の蜂起)
*朝鮮政府が、頼みにしたのは清で、清それに応えて派兵する
*朝鮮政府が、頼みにしたのは清で、清それに応えて派兵する
*日本も対抗して出兵し、日清戦争が始まった
☆日清戦争の戦いは終始、日本が優勢だった.
*日本の勝利で日清戦争は終結し、下関条約が結ばれた
*清の遼東半島が日本に割譲されるはずだった
*日本の勝利で日清戦争は終結し、下関条約が結ばれた
*清の遼東半島が日本に割譲されるはずだった
*横槍を入れてきたのが、フランス、ドイツ、ロシア
*日清間で結ばれた下関条約に介入し
*日清間で結ばれた下関条約に介入し
*遼東半島を清に返還するよう日本に要求した
*清にとっては助け船かと思いきや、三国干渉に参加した国
*清にとっては助け船かと思いきや、三国干渉に参加した国
*ロシア、ドイツ、フランス、イギリスまでもが、清の各地を租借した
*租借地ばかりでなく、鉄道敷設権や鉱山開発権なども
*租借地ばかりでなく、鉄道敷設権や鉱山開発権なども
*清の領土は、西欧列強の勢力圏へと分割されてしまう
☆日本に敗れたことで弱体化がさらに露呈した清
☆日本に敗れたことで弱体化がさらに露呈した清
*広大な領土をどんどん奪われることになり
*清が築き上げてきた冊封・朝貢体制、東アジアの秩序が崩壊した
⛳二つの世界大戦
☆中華民国から中華人民共和国へと「大国」の完成
☆毛沢東を国家主席とする中華人民共和国が誕生した
*アヘン戦争を発端に半植民地の歴史に終止符を打つ
*アヘン戦争を発端に半植民地の歴史に終止符を打つ
☆日清戦争後、列強によって重要な貿易・軍事拠点を奪われた清
*国内では革命の気運が高まっていた
☆中心になったのは、列強に好き勝手やられている清朝を倒して
*漢民族の主権国家を作ろうという留学生や華僑である
*南京に孫文を臨時大統領とする中華民国建国が宣言される
*南京に孫文を臨時大統領とする中華民国建国が宣言される
*清王朝は、対処で起用した袁世凱の背信で倒された
☆第一次世界大戦ではドイツが敗戦した
☆第一次世界大戦ではドイツが敗戦した
*中国は、山東の旧ドイツ権益の返還を求めていたが
*旧ドイツ権益は日本に継承されることになった
*中国ではベルサイユ条約への反対運動が巻き起こる
*中国ではベルサイユ条約への反対運動が巻き起こる
☆第一次世界大戦後の中国
*中国国民党と中国共産党の共闘と対立の歴史である
*孫文の死後に国民党の実権を握った蒋介石、共産党を危険視した
☆蒋介石国民党は、国民革命軍を指揮して上海、南京に進軍する
*孫文の死後に国民党の実権を握った蒋介石、共産党を危険視した
☆蒋介石国民党は、国民革命軍を指揮して上海、南京に進軍する
*共産党を弾圧し、南京に国民政府を樹立する
*アメリカやイギリスの支援も受けながら国民党の一党独裁を目指した
☆毛沢東共産党は農村部に拠点を求める.
*毛沢東は、江西省に中華ソビエト共和国臨時中央政府を樹立した
☆国民党と共産党との間で激しい内戦が起こる
☆国民党と共産党との間で激しい内戦が起こる
☆満州事変が起こると、中国では抗日を訴える世論が高まった
*蒋介石は、あくまでも共産党との戦いを続けようとした
☆日中戦争が長期化する中
*日本はイギリス・アメリカに宣戦布告する
☆日本の敗戦で、中国は国際連合の常任理事国となる
*戦後、共通の目的を失った国民党と共産党の内戦が始まる
*国民党はアメリカの支援に頼っていたが
*日中戦争を通じて勢力拡大した共産党に敗れた
⛳共産党が勝利した中国
☆民衆の支持を受けた毛沢東が中華人民共和国の建国を宣言
*蒋介石の中華民国政府は台湾へ逃れた
☆清時代の列強国による半植民地化と戦乱で疲弊していた中国
☆中国は、もとより広大な国土と人口を有していた
*ふたたび世界屈指の大国を形成した
☆東南アジアの国々
☆東南アジアの国々
*各々、旧宗国の影響を色残す部分はありながらも
*多くは終戦後数年~十年ほど、長いもので独立していった
☆中国、政治は共産党一党独裁、経済は見かけ上の開放経済体制
*多くは終戦後数年~十年ほど、長いもので独立していった
☆中国、政治は共産党一党独裁、経済は見かけ上の開放経済体制
*どこまでうまくいくのだろうか
(敬称略)
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⛳出典、『新地政学』
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「日清戦争」「世界大戦」「共産党政権」
(『新地政学』より画像引用)