広く浅く

秋田市を中心に青森県津軽・動植物・旅行記などをご紹介します。

再開発現場見学会

2011-07-08 23:27:05 | 秋田のいろいろ
秋田市中心部、秋田駅近くの中通一丁目地区(日赤病院・婦人会館跡地、通称 日赤跡地)の再開発事業。※前回の記事
再開発事業で造られるのは、マンション・商業施設・秋田市にぎわい交流館(仮称)・新しい県立美術館の4つの建物。
県立美術館を設計した安藤忠雄氏を招いた講演会が今日の夜に実施された(県・市・秋田商工会議所による「にぎわい創出会議」と県教委主催)。

それに合わせて、今日の午後に、工事現場の見学をさせてもらえるとのことなので、行ってみた(講演会には行っていません)。
見学と言っても、工事現場内に立ち入りできるわけではなく、工事現場東側にある「秋田明徳館ビル」の階段から、道路越しに勝手に見てちょうだいというもの。
講演会パンフレットより
「秋田明徳館ビル」は2005年にできたビルで、県立秋田明徳館高等学校、県福祉相談センター、上記パンフには書かれていないが「大学コンソーシアムあきた カレッジプラザ」などが入居する。
この近くにある、「秋田市立中央図書館・明徳館」とややこしいが、別物であり、できたのは市立図書館の方がずっと先。(由来はいずれも旧秋田藩の藩校名にちなむ)

工事現場はついたてで囲われていて、地上の(道路沿いの)すき間などから覗いたとしても、現在のところ、なんか基礎工事をやってるなということしか分からない。
こんな感じ(西側から撮影。奥左の建物が明徳館ビル)
パンフには「8階でパネル展示」する旨があるから、そこまでは上ることができるのだろう。高い所から見下ろすのは貴重な機会。
秋田明徳館ビル。写真正面の南西角がガラス張りの階段室
ビルに入ると、ちょうど高校の休み時間だったらしく、ぞろぞろと生徒が階段を昇り降りしていた。
明徳館高校は単位制課程(と通信制)なので、生徒は比較的自由に学校を出たり入ったりしているようだ。
※明徳館高校は、秋田市内にあった定時制高校(秋田東、秋田工業定時制、秋田中央定時制)を統合・再編したもの。開校に伴って秋田東高校が廃止された。

見た限り、玄関などには特に見学に関する表示はなく、階段の上り口などに張り紙があった程度。
職員が1人いたが、僕が生徒に混ざって階段を上っていったためか、特に何にもなく上へ。パンフレットなどもなかった模様。3階まではエレベーターが使えた。

明徳館ビルは、1階に福祉相談センターと障害者作業施設による喫茶コーナー、2階にカレッジプラザ(大学が連携して公開講座などを行う施設)があり、ここまでは一般人でも自由に出入り可能。3階以上の全フロアが明徳館高校となっている。
3階
階段のすぐそばが、高校の受付・事務室。その先に自動改札機みたいなのがあり、そこから先はIDカードを持っていないと立ち入りできない、高校の「校内」ということのようだ。
4階以上の各階
4階以上は、各階とも階段から先が封鎖され、高校部分に立ち入りできなくなっていた。エレベーターもその中にあるので、3階までしか使えなかったわけだ。
高校内にももう1つ階段があるようだ。

3階くらいだと、電柱がジャマなのでさらに上へ。
こんな眺め(5階くらいからかな?)
やっぱり高い所からだと分かりやすい。

途中の所々に説明パネルがあった(内容は見なかったけど)
パンフでは3階と8階にパネルがあることになっていたが、3階と8階ではなかった。
そもそも、明徳館ビルは7階建てでしたよ!
これがてっぺん

「終点」
これは「現場見学会」っていうイベントなのね。

7階からの眺め。
北~正面。右端が広小路
北側(広小路側)には、広場・県立美術館・にぎわい交流館ができる。

正面~南
南側大部分が、商業施設・駐車場棟。
左奥「中央通り」と文字を入れた部分の手前が、住居棟(マンション)。
他は基礎工事がだいぶ進んでいるのに、住居棟だけはまだ土が見えている状態で、やはり工事が遅れている(立ち退きが遅れたため)のが分かる。

 なんだかよく分からないが、おもしろい
ガラスとの距離は若干あるがそれほど気にならず、曇りとはいえ、眺めはよかった。

右側を見ると、
千秋公園の外堀(穴門の堀)や県民会館のケヤキも見えた(右端にかろうじて大手門の堀のハスも見える)


工事現場とは関係ないけれど、
南側の眺め
向かいのお菓子のくらたがデーンと見えて、右奥にはたまご公園(中通三丁目街区公園)。あとはマンションやビルばかりで、それほど眺めはよくなかった。


タイミングのせいかもしれないが、僕のほかにはどこかのテレビ局が1組いただけ。(インタビューでもされたらどうしようと思っていたが、県の担当者が来るのを待っていたようだ)
あとは巡回していた警備員(今日に限らず日頃からいる民間警備会社の人)が、すれ違うときに挨拶してくれただけで、なんとも寂しい見学会だった。

個人的には、税金が投入され、秋田市の要である中心市街地の今後を決定づける事業なのだから、工事の進捗状況をもっと知らせてほしいと思う。
ホームページなどでの情報公開と、今回のような見学会の実施を継続してもいいのではないだろうか。(明徳館の3階手前までは、普段でも立ち入りできそうだけど)

秋田市都市整備部まちづくり整備室のサイトより
明徳館ビル側から見た完成予想図はこんなもの(今日見た位置より、やや右=北側からの視点)。
再開発地区(エリア自体の)とにぎわい交流館の愛称の募集も実施されていて、着々と進展してはいるようだが、どんなモノができて、街はどう変わっていくのだろう。


それにしても、明徳館ビルの階段室は南西向きのガラス張り。今日は曇っていたから何ともなかったが、真夏の晴天ならどうなるのだろう。
温室のようになるか、莫大な冷房費がかかるんじゃないでしょうかね…

※続きはこちら

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2 コメント

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仲小路分断 (住民)
2011-07-10 17:00:02
来年から仲小路が直線ではなくなるんですね。キャッスル横の木内裏の小路と秋田駅方向からの仲小路と導線がズレてますね。キャッスル横木内裏には歩行者がますます行かなくなってしまうような・・アゴラ広場からの全蓋アーケードを延伸して産館跡地まで繋がれば、曲がった仲小路でもつながりが生まれると思いますが。
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記事では触れませんでしたが (taic02)
2011-07-10 22:23:44
鉄板が敷かれて工事車両の通路となっているところが、完成後は仲小路代替の通路になるのでしょうね。
横断歩道を遮る中央道路出口もありますし、木内裏へは本当に行くづらくなります。今でさえほとんど何もない場所ですが…
アーケードの代わりに電気バスだかトラムだかというような話もあるようですが、歩くと乗るとでは違うわけで、歩いてこそ賑やかになると思います。
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