広く浅く

秋田市を中心に青森県津軽・動植物・旅行記などをご紹介します。

みちの銀行・秋銀看板・北都別館

2011-04-10 20:24:23 | 秋田のいろいろ
青森市に本店がある地方銀行「みちのく銀行」。
青森県内では青森銀行に次ぐ二番手で、旧相互銀行の流れを汲む銀行なので、秋田で言うと北都銀行に相当する位置づけだが、一時期盛んに海外展開するなど、積極的な印象がある。
キャラクターは「トムとジェリー」。僕が弘前にいた頃は、地井武男さんがイメージキャラクターとしてCMに出て「♪便利なみちのくミニバンク~」とかやっていたけど、今はやめたようだ。
青森では「みち銀」と略すのが一般的だが、銀行側は「みちのく」を公式な略称にしているそうだ。Wikipediaによれば「日銀」との混同を避けるためだという。

秋田市大町には、みちのく銀行の秋田支店がある。
竿燈大通りからすぐの、大町通りとか赤れんが館通りと呼ばれる通り沿いのビル1階に入居している。
このビル
看板は「大町ビル」となっているが、正式には「協働大町ビル」という。
昔は「協働社大町ビル」と呼ばれていたが、いつの間にか「社」を抜いてしまったようだ。秋田県周辺で靴や傘を中心とした百貨店「協働社」の関連会社のビルだったはず。大町ビルには、みちのく銀行のほか、宴会場や飲食店、宿泊施設が入っている。

みちのく銀行といえば、緑地に白の明朝体の看板。
高い位置の方の看板に注目

「みちの 銀行」?
かすかに「く」の跡が見えるけど、これでは「未知の銀行」!?
 
南側の「く」が取れてしまっていた。僕は比較的ここを通るけど、この看板には注意を払わないでいたので、いつからこうなのか分からない。
ひょっとして地震の影響かもしれない(憶測です)。
みちの銀行とみちのく銀行

※続きはこちら
※さらに続きはこちら
※みちのく銀行の弘前大学前にある同型の看板について


ついでなので、秋田の銀行2行の話題も。
「秋田銀行」は、略称「あきぎん」。
これは正式な略称で、店舗の看板も「あきぎん」になっている。
(再掲)同じ通りにある秋田銀行秋田支店
ただし、「あきぎん」表記なのは秋田県内の店舗だけだという。
弘前市代官町にある、
秋田銀行弘前支店
県外の店舗の看板は、
同デザインだけど「秋田銀行」表記



もう1つの秋田の銀行、「北都銀行」(通称は「ほくと」かな)は、1993年に「羽後銀行」と旧相互銀行の「秋田あけぼの銀行」が合併した銀行。2009年に山形県の荘内銀行と経営統合し、「フィデアホールディングス」傘下。

1993年以前の羽後銀行とあけぼの銀行は、どちらも本店が旭川沿いの土手長町通りに面し、200メートルほどの距離を置いたとても近い位置にあった。
合併に伴い、旧羽後銀行の本店が北都銀行本店になり、旧あけぼの銀行の方は現在は「北都銀行別館」と呼ばれているようだ。
顧客からの相談を専門に受け付ける、銀行の「ほくと相談プラザ」や、一部は貸しオフィスみたいなのにもなっていたかもしれないが、ともかく銀行の店舗ではなくなった。
別館の前にバス停があって「北都銀行前」というが、以前は「あけぼの銀行前」(さらに以前は「相互銀行前」)だった。

その別館。
2010年前半撮影。右の高いビルが別館
分かりにくいが、別館の建物とバス停の間の↓↓↓の部分に木が見え、植え込みがある。

しかし、今年3月下旬に通ると、この植え込みを撤去している最中だった。
先日撮影
建物沿いの松の木は残っているが、
きれいな枝ぶりのケヤキや生垣の多くが取り払われてしまっていた
特に工事を示す看板などなかったようだが、ここはどうなるのだろう?
この裏手に、銀行の企業内保育所が今春開業した(工事中の看板)のだが、その関連か?

※続きはこちら

コメント (13)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 余震の被害 | トップ | 雪捨場/新屋水門 »
最新の画像もっと見る

13 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
あきぎん・あおぎん・みちぎん (とびいり)
2011-04-10 21:57:53
「みちの銀行」は傑作ですね。「く」は落っこちたんでしょうか。
人やモノにぶつかったりしてなければイイんですが。

秋田銀行の看板を弘前では「あきぎん」と平仮名表記しないのは、恐らくですが青森県内では青森銀行を「あおぎん」と呼びますが、これでは「あきぎん」と一文字しか違わないために混同を避ける意味合いがあるのではと推測します。
両行とも、看板も同じ赤系統ですし。

ちなみに秋田県内の「あきぎんATM」では、手数料ゼロで青森銀行の預金払い出しが出来ます。
秋田銀行と青森銀行は提携しているらしく、なにかと融通が利くようです。
返信する
「く」が落ちた? (taic02)
2011-04-10 23:07:46
けが人や物損が出たという話は聞かないので、事故には至らなかったようです。狭い道で人通りが多いから、危なかったですね。
あるいは落ちる前に危険な状態に気付いて、撤去したのかもしれません。

「あきぎん」では紛らわしいし、知名度もないのでしょうね。よその土地の人にはまさに「未知の銀行」というわけで(笑)
「山陰合同銀行」は「ごうぎん」という看板なのですが、旅先で見た時、何のことかさっぱり分かりませんでした。

青森銀行・秋田銀行・岩手銀行が提携している、「AAIネット(アイネット)」ですね。
2000年に青森銀行秋田支店(竿燈大通りのローソンの場所にあった)が撤退しましたが、この提携によって顧客への不便を軽減できるのも、閉店の理由の1つだったのかもしれません。
返信する
未知銀(^m^) (たむたむ)
2011-04-11 09:21:05
「AAIネット(アイネット)」は、
とても助かります!
私は、青銀ATMで秋銀の払い出しをよく
利用させてもらっているので~。
青森市内には、秋銀は駅近くまで行かないと
ないので・・・。
もちろん、ATMもみあたらないし~。
青森に来て6年目に突入しましたが、
いまだに?青森と秋田を言い間違えるんです。
略式の名称って、面白いですよね~。
高校の名前なんて特に・・・。
地元では通じても、他県に行くと
違う略式名で呼ばれていたりするんですよ~。
返信する
略称は (mugi-shochu)
2011-04-11 20:29:45
誰もが知っているような全国区の名前であれば別ですが、地元の人間しか通用しないという場合はありますね。
青森県人にとって「あきぎん」は馴染みはないでしょう。
略称ではありませんが、例えば人の名前で「雄」を説明する時、私を始め秋田人は「雄物川(おものがわ)の"お"」などと言ってしまい、他県の方が「?・・・」となったことを思い出します。
癖とは恐ろしい。
返信する
コメントありがとうございます (taic02)
2011-04-11 22:46:49
>たむたむさん
北東北3県の間での人の交流は多いでしょうから、AAIネットは便利ですね。
コンビニATMも普及していますが、地元銀行ならではの安心感というのもあるでしょうし。
できれば北都やみち銀もいっしょのネットワークができればより便利なのでしょうが…

青森と秋田って、共通点が結構あるので間違えやすいのかもしれません。
テレビ朝日系列局などABAとAABで紛らわしいです。
略称って、その関係者間で通じればいいわけで、一種の隠語や方言みたいなものだと思います。それが勘違いを招いたり、他の人にはおもしろかったりするわけでしょう。

>mugi-shochuさん
同様に秋田県民(少なくとも県央の)に「あおぎん」「みちぎん」と言っても通じないでしょうし。
知っている人には「あきぎん」の方が親しみがわくでしょうから、秋田銀行の柔軟なやり方はよく考えているといえそうです。

県外の多くの人には「雄物川」を「おものがわ」と呼んですらもらえないでしょうね。
自分の身近でないものの名前って結構知らないし、自分たちが知っていればよそでも当然知っていると考えてしまうものなんですよね。
返信する
Unknown (Unknown)
2019-07-25 00:30:30
この通りには、秋田信金の本店があり、過去には信連や、富士銀行(今の荘内銀行の場所)、三和銀行(今の岩手銀行の場所)、山形相互銀行等があってそれなりに銀行のはしごもできるところでした。秋田郵便局(当時)もこの通り沿い。

不思議なことに、この近隣には、秋田あけぼの銀行の支店が皆無でした。

今思えば不可思議。

近場では、秋田中央支店(旧本店)、旭南支店、保戸野支店、築地支店(旧楢山支店)などが考えられるでしょうか(欲を言えば中通り支店もですが)。
すべて廃店になっていますので、秋田銀行本荘東支店形式で移転してブランチインブランチにせずに店舗を手掛けるといいのですがね。

序でに、きらやか銀行秋田支店及び本荘支店(石脇出張所を含む)でも、8月から昼休み導入だそうです。
返信する
秋田の金融街 (taic02)
2019-07-25 23:54:22
昔は金融街だったそうですね。郵便局はドコモの隣の駐車場の辺りだったでしょうか、おぼろげに記憶があります。
羽後銀行の本店と秋田支店の近さを考えれば、あけぼの銀行もあってもいいですが、本店が近すぎるという判断だったのでしょうかね。
返信する
Unknown (Unknown)
2020-05-17 19:32:49
北日本銀行は、岩手県内外で「きたぎん」となっていたのが「北日本銀行」に変更したのもあります。

秋田支店は、新築したときに変更だったような気がしますが、明言はできないです。
返信する
きたぎん (taic02)
2020-05-18 00:34:17
ストリートビューでさかのぼっても、現店舗の画像だけなので分かりませんね。
そう言われれば、昔は「きたぎん」だったような…
返信する
Unknown (Unknown)
2021-02-27 17:23:55
> できれば北都やみち銀もいっしょのネットワークができればより便利なのでしょうが…

出金はなんとかなりました。
あとは、みちのく↔北都・荘内・東北間の入金対応ですか。
今さら、ネーミングをつけるまでもないでしょうけど。

FYネットに荘内銀行が入った(3行ともに、山形県内の信用金庫と提携の名称がついていて、FYネットプラス信金状態になっている状態)ので、秋田あったかネットに北都銀行も...という人は一定はいるでしょうし。

> 青森と秋田って、共通点が結構あるので間違えやすいのかもしれません。
> テレビ朝日系列局などABAとAABで紛らわしいです。

このケースだと、英語表記で、県名(地域名)を先にもってくるか、朝日放送の語を先にもってくるかの違いですね。
例)長野朝日放送のABNは、青森方式。北陸朝日放送のHABは、秋田方式。

青森放送がRABなのは、旧社名のラジオ青森時代の略称をそのままもってきたからで、現在の社名との整合性自体がないですからね。IBCも、社名自体が「株式会社アイビーシー岩手放送」と変わっていますし。

なお、秋田放送は、ラジオ東北時代のRTBではなく、テレビ開業の前後にABSに変えています。

テレビ局(ラジオ局)の場合、新潟テレビ21(正式には、株式会社新潟テレビ二十一)は、地デジ化で親局の物理チャンネルが21チャンネルでなくなったので、NT21をUX(コールサインがJOUX-DTVだから)に変更した、などのケースもあるので、歴史的な経緯も踏まえないと理解できないケースも出てます。

キー局だと、テレビ朝日も、法人格変動など(社名変更とか持株会社異動とか諸々踏まえるとわけわからなくなるので、あえて)を無視して考えると、略称がNET→ANB→EXと変遷しています。
TBSテレビは、テレビ局としてはKRテレビ(当初、ラジオ東京運営のテレビ局だったから)と呼ばれていたけど、ラジオ局分割で、テレビ側のコールサインがJORX-DTVになったような(現在のTBSラジオは、当時の東京放送からJOKR-AMを継承された関係で、東京放送に残ったテレビ側を変更した。その後、東京放送→TBSHDからテレビを分割)、そういうパターンもあるので。

AABは、コールサイン方式の略称にすれば、XXになってしまいますが、かえって分からなくなるので、AABのままにしてもらった方がいいと思います。
返信する

コメントを投稿