広く浅く

秋田市を中心に青森県津軽・動植物・旅行記などをご紹介します。

りんごボート

2015-02-17 23:59:13 | ランチパック
昨年11月に「あきたっぷる」を紹介した。
秋田市が主導して、秋田市内の3つの実業系高校の生徒と地元企業がコラボして開発した商品の1つとして、たけや製パンが製造・販売するお菓子。

リンゴプレザーブとホイップクリーム、カスタードクリームをカステラ生地で挟んだもの。
おいしかったけれど、たけやのロングセラー商品である「バナナボート」の中身をリンゴに替えて、カスタードを追加した、言ってみれば「リンゴボート」じゃないの? なんて思っていた。

そして年が明けて2月。こんな新商品が出た。
りんごボート 260kcal
ほんとに「りんごボート」が出てしまった!
元祖バナナボートと同じく、100円から120円程度で売られている。(店舗によっては扱わない場合あり)今日はイオンリテールの火曜市で98円で売っていた。

ホームページには「鹿角産リンゴプレザーブとカスタードクリーム、ホイップクリームをバナナボート生地で優しく包みました。」と紹介されていて、リンゴが「秋田県産」から「鹿角産」に限定された以外はあきたっぷるとの違いが分からない。
ちょっとクリームが寄って製造されてしまったようだ
見た目は通常のバナナボートと同じ。あきたっぷるは、これよりわずかに大きかったかもしれない。

普段バナナボートはほとんど食べないので、改めて構造を観察。
思っていたよりきめが細かいスポンジ生地だった。ヤマザキ「まるごとバナナ」はもっと粗い生地。
円形の1枚の生地を半分に折って製品にしているので、ゆっくりとめくると、
きれいに開いた
内側になる面は焼き色が付いてホットケーキのよう。
クリームもリンゴもたっぷり

見た感じも、そして味も、「あきたっぷる」と区別がつかない。(あきたっぷるがどうだったか、細かい点は忘れてしまっていることもあるけれど)
したがって、個人的にはおいしくて好き。
バナナボートなんか、生クリームに皮をむいたバナナを置いただけだけど、りんごボートは、カスタードクリームも入っているし、リンゴは刻んで煮てあるんだから、その分丁寧な作りの商品とも言えるではないか!

原材料名欄を見てみた。
上があきたっぷる、下がりんごボート
両者ともほぼ同じ。
違うのは、「砂糖」と「リンゴプレザーブ」の順番。りんごボートのほうは砂糖より先にプレザーブが表示されているから、お砂糖控えめ・リンゴ多めってこと?

そしてもう1点。6番目。
あきたっぷるは「リンゴジャム」があるのに、りんごボートではそれだけ抜けている。
したがって、あきたっぷるとりんごボートの明確な違いは、「リンゴジャムが使われているかどうか」なのだった!

ちなみに、保存方法は、あきたっぷるは「15℃以下の冷所に保管」、りんごボートは「10℃以下の冷所に保管」。なぜか5度違う(季節的なものもあるか?)。



長らく1種類しか製造していなかった「バナナボート」だが、昨年辺りから派生商品が出始めた。
2月現在、「コーヒー味」や「ミニいちごボート」も出ていて、りんごボートもその1つということになる。
「あきたっぷる」を統合する形で、ジャムを抜いて簡略化の上でバナナボートシリーズに組み入れられたのだろうか?


一方で、「あきたっぷる」のほうは、年が明けてからは店頭でとんと見なくなった。
発売時の秋田魁新報では、「通年発売」するということだったのだが…

買って食べるほうとしては、あきたっぷるでもりんごボートでも、違いが分からないからどっちでもいい。
でも、たけやと共に考案した高校生たちや、その仲を取り持った秋田市農林部としては、「いいところを持って行かれた」ように感じていないだろうか。余計な心配をしてしまう。上手く話がついていればいいのだけど…

※2015年10月にはバナナボート派生シリーズの1つとして「フルーツボート りんご」が発売。こちらのクリームはホイップのみの模様。

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