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深夜等矢印運用なし

2011-09-04 21:12:07 | 秋田のいろいろ
秋田市中心部方面~有楽町~国道13号線(古川添交差点)を結ぶ県道28号線。
その古川添交差点の1つ手前(通りの愛称としては「南有楽町通り」)のイオン秋田中央店(旧秋田サティ)前の信号機のお話。※交差点自体は無名。

奥が国道、後方が秋田市中心部、右がイオン
この交差点は、南北方向が県道、東側は楢山地区の住宅地へつながる市道、西側はイオン正面の駐車場出口とつながっている。
片方が店の駐車場という私有地であるのがやや珍しいが、形としてはどこにでもある十字路交差点。

現在は、矢印信号が設置されている。
県道側は南北両方とも青信号の後に右折矢印が出て、市道・イオン側では青信号の前に左折矢印が出る。(矢印の出るタイミングは各方向とも同時)

ここ数年、秋田県警では、従来矢印がなかった交差点に、右折矢印信号を追加設置している。右折事故や渋滞防止が目的だろう。
このイオン前では、右折に加えて、狭い道側の左折も設置しているのが、これもまたやや珍しい。
イオン駐車場から秋田市中心部側へ左折する車が比較的多いこと、県道を横断する歩行者もやや多いため、歩行者が青になる前に車をある程度左折させてしまうことを目的としているのではないだろうか。

その交差点に、最近(おそらく先々週後半から先週の間)、冒頭の写真のように「深夜等矢印運用なし」という表示板が設置された。
 
県道側(上の写真左)、市道・駐車場側(同右)両方の信号機に設置されていた。

つまり、夜の間は矢印信号を使わないよということのようだ。
「夜間押しボタン式」「夜間感応式」などは、全国どこでも見かけるが、こんな表示もあるとは初めて知った。
検索してみても、全国的に設置されているような情報は見当たらなかった。とても珍しいものなのかもしれない。

以前は矢印が夜間も点灯していて、今回初めて矢印の夜間使用を停止したのか、あるいは以前から夜間停止していたものの表示がない状態で、今回はその表示板を後から設置したのかは分からない。
でも、イオンが閉店する23時以降は、イオンへ出入りする信号機はほぼ無意味なわけだし、幹線道路の通行をスムーズにするために矢印を使わないのは妥当と言える。(実際には何時から何時まで矢印を使わないのか分からないが)



でも、この「深夜等矢印運用なし」という言い回し、なんていうか、若干、分かりづらい。

まず、「深夜等」というのが変わっている。「夜間」でなく、なぜ「深夜」で「等」が付くのか?
イオンの閉店が23時だから、その頃は「夜」じゃなくて「深夜」だということだろうか。
「等」は、朝方も停止するだろうから「早朝」を含めてということ? それともイオン休業日も停止するってこと?(今は年中無休だから違うか)

そして、「矢印の信号機を使わない」という意味を指す、「矢印運用なし」という言い回しも固いというか分かりづらい。こんなの教習所や免許講習でも習わないだろう。
じゃあ、どんな表現にすればいいんだと聞かれても困りますが。

秋田県警では、一時期「視覚障害者付加装置付」という表示があった。(音響式、視覚障害者用信号機付のことだが、現在はまた以前の「視覚障害者用~」に戻ったようだ)
それが正式な用語なのかもしれないが、運転中に一瞬で読解されなければ意味がないこと、運転者にはいろんな人がいることを考えれば、完結明瞭に越したことはないし、そもそもこんな表示自体いらないのかもしれない。

※別の似たような表示、警察庁が示していた表示の参考例についてはこちらの記事(下の方です)

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