広く浅く

秋田市を中心に青森県津軽・動植物・旅行記などをご紹介します。

弘南バス近況

2013-11-12 23:59:38 | 津軽のいろいろ
今回の弘前訪問で見た、弘南バスあれこれ。
●さくらまんかいバス
今の弘前大学には公共交通に関するサークルがあるそうで、弘南バスや弘前市とも良好な関係にあるようだ。
その一環で、10月26~27日に行われた弘前大学総合文化祭(いわゆる大学祭)において、弘南バスの車体に来場者が桜の花をペイントする催しが行われた。
その車両は「さくらまんかいバス」というらしいが、29日から土手町循環100円バスで運行が始まった。
さくらまんかいバス
思ったより色が地味な桜。
色ムラや垂れた線があるのは、手がきならでは
使われた車両は弘前営業所の「50121-2」で、なかなかの珍車。
平成元年式の日野製の車両の中で21台目に導入されたことになり、「青森200 か77」というナンバーからしても中古車なのは確実。以前は、あまりきれいでないというかまとまりがないといった感じの子どもたちが描いた絵がペイントされていた。
ヘッドライトが四角い「レインボーRJ」で、窓がスライド式、座席が全部2人掛けという、自家用っぽい仕様。弘南バスではこういう中古車も好んで(というかこだわらずに)導入する傾向がある。
でも、吊手(つり革)がぶら下がっているのは路線バスっぽいし、座席の背もたれがやや低い気もする。
どういう経歴の車なんだろう


●本格的ラッピング広告
弘南バスでもラッピング広告バスはあるにはあるが、あまり多くないし、デザインとか貼り方の技術的にはイマイチのように感じていた。
ところが、
こんなラッピング
「國學院大學」がスポンサーのラッピングバスがあった。
窓の上や中ドアも含めてドア側側面のボディ全部にラッピングされており、後部も同じ。運転席側は未確認。弘南バスでこれほど本格的なラッピング車両は初めて見た。
國學院大學では、全国のいくつかの地方都市でラッピングバスを走らせているようだが、秋田ではやっていない。

そして、この車両は「52406-5」。昨年導入された車両で藤代車庫所属。
さらに、先月、NHKBSの「にっぽん縦断 こころ旅」で火野正平さんが乗った(秋田県のカテゴリーとジャンルにしていましたがこの記事参照)、五所川原の「52405-3」の続き番号(ハイフンより前の数字が導入順を示すので)の車両ということになる。
昨年、弘南バスは少なくとも6台も日野レインボー2を買ったのか。
【13日追記】弘南バスで台数が多い、いすゞエルガミオと共通車種の「レインボー2」だが、ラッピングされるのは、この車が初めてのはず。
一般的には、ラッピングされる車両は、シール貼付によって塗装が傷むことを見越してなのか、ある程度の経年車両のことが多いと思う。このようにピカピカの新車にラッピングしてしまうのは、それだけ弘南バスにラッピングについてのノウハウがないということなのかもしれない。


●怪しい色
弘南バスにはこんなバスがある。
「51301-9」
和徳車庫の中型バスの1台で、側面と後部の窓より上が、紫色になっているのだ。下は一般塗装で、前はごく普通。
いきなりこれを見たら、どうしてこんな奇妙な色あいなのか分からないのではないだろうか。

実はこの車、以前はラッピング広告が施されていた(携帯電話か何かだったような?)。その広告期間が終了して、下半分は剥がされたが、上はなぜかラッピング広告時代のまま今に至っているというわけ。
もしかしてシールを貼るラッピングではなく、車体に直接塗装してしまったのだろうか。こういう点からも、弘南バスのラッピング広告への不慣れさが見て取れる。

【追記】2018年9月時点でもこのまま紫色が残っている。


●弘南トラック?

弘前バスターミナル隣のイトーヨーカドーの納品口みたいな所に、ゴミ収集車が停まっているのをよく見かける。上の写真では、奥にその収集車が写っている。
収集車は、弘南バスと同じようなベージュ色の車体で、さらに小さいながら「K」をモチーフにした弘南バスと同じロゴまで入っている。
手前のトラックにもロゴがあり、どちらもドアのロゴには「KONAN BUS」ではなく「(株)産交」と添えられている。

つまり、弘南バスのグループ企業の一員の車両。グループにはタクシー会社や不動産会社もあったかと思うが、「産交」はビル総合管理業。(弘南鉄道は、グループには属さない)
イトーヨーカドー弘前店は元々は弘南バスの所有物件だったこともあって、今もそのよしみで産交が管理しているのだろうか。産交は、青森、八戸、五所川原、岩手県の花巻に拠点があるそうだが、全部イトーヨーカドーがある町だ。

上の青いトラックは、日産ディーゼル(現・UDトラックス)製。
弘南バスは日産ディーゼルとは取り引きがないが、グループ内他社では取り引きがあるのか。日産ディーゼルと「K」ロゴの組み合わせは貴重かもしれない。
※別のグループ会社についてはこの記事中ほど

※弘南バスの続きの記事はこちら(特に後半)

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