広く浅く

秋田市を中心に青森県津軽・動植物・旅行記などをご紹介します。

今年の桜/サンクス

2014-04-14 23:58:23 | 津軽のいろいろ
北東北でも、桜のつぼみが膨らんできた。
秋田市ではソメイヨシノは今週末(今週はずっと好天なので、満開の頃に雨にならないか心配)には開花しそう。

となると、弘前。
来週前半に開花し、ゴールデンウイーク前半が満開と重なりそうで、にぎわうに違いない。

青森県外では知らない人が多いと思われるが、実は弘前公園(弘前城)の桜の定番スポットである、下乗橋から見る「天守閣とお堀と桜」の組み合わせは、今年の花見が終われば、その後10年ほど見られなくなる
(再掲)冬の下乗橋
天守閣の下の石垣に異常が見つかり、修理が必要になったため。
お堀を埋めて、天守閣を本丸中央へ曳き屋(70メートル?)して、石垣を修理して、元に戻すという大がかりな工事だそうで、10年かかるのも無理はない。
小さいとはいえ現存天守閣を動かすなんて、姫路城の改修工事以上の大事業のような気もする。工事中の模様も興味深いことだろう。
※天守閣が曳家されるのは2015年夏の予定なので、来春は埋まった堀と天守閣の組み合わせは見られるようだ。

下乗橋はあまりに定番スポットすぎるし、人が多いので、僕はさくらまつり中は敬遠して素通りしてしまうのだが、次にいつもの姿で見られるのが10年後となれば…
いつ行くの? 今年でしょ!
という気がしてきた。→その後行った時の記事

今年も、花見向け臨時列車が運行される。
秋田からは恒例となった583系電車による「快速 弘前さくらまつり号(一部指定席)」とクルージングトレインによる「快速 弘前夜桜観賞号(全車指定席)」。
583系のほうは、老朽化から車両自体に乗車できる機会はあとどれくらいあるか。これも乗るなら今でしょという気がする。

今年は運行期間と桜の見頃がちょうど重なりそうだから、指定は満席、自由席は立ち客で満員になってしまいそうな予感もしなくはない。(臨時列車や特急に花見客が集中するだけで、定期の普通列車ならさほど混まないのだけど)

日帰りでもいいけど、どうせ行くなら、弘前に泊まって夜桜と人が少ない早朝の花見も楽しみたいところ。
見頃が平年より前後した年ならば、直前でも弘前市中心部の宿を通常並みの料金で確保できたことがあった。
しかし、今年は今のところ、弘前市内や大鰐温泉では、満室もしくはあってもずいぶんと高い値段の部屋しか残っていない。

鉄道で1時間ほどで移動できる、青森市や五所川原市、秋田県大館市なら、通常価格の空室がまだまだあるのだが、それだと夜桜・朝桜を見るのは厳しいから、悩ましい。

なお、昨秋に続いて、弘南鉄道大鰐線利用者への公園無料入場措置や公園周辺にある2つの趣きのある建物の公開、さらに近年のさくらまつり中に行われている弘前市役所屋上の開放も実施される。
【15日追記】弘南バス一般路線バスの弘前駅~公園周辺の運賃100円均一も、今年も実施。

【4月29日追記】弘前公園内が満開となった4月29日には、フジテレビの昼のニュース「FNNスピーク」がトップで伝えた。空撮映像やCGを使っての天守閣の工事の解説あり。



最近見聞きした、弘前の変化。
以前紹介した、柴田女子高等学校の円形校舎がある狭い道路を挟んだ向かい側に、コンビニのサンクスがあった。
2013年5月撮影Googleストリートビューより
サンクスの上は住居になっているのだろうか。そこへつながる階段の手すりが、赤と緑でサンクスの色になっているのか? この向かいにあるアパートも同じ色使いで、オーナーが同じなのだろうか。

所在地は南富田町で、「サンクス南富田店」という店名だったようだが、これが今年2月末で閉店したらしい。

このサンクスは、僕がいた頃からあったから、サンクスが青森に進出して間もない頃から15年以上営業していたことになる。
高校の近くだから需要はありそうだが、今はすぐ近くにローソンができたので、負けてしまったのか。

それでも弘前にはサンクスは多く、駅ビル内をはじめとして弘前駅から弘前公園・弘前大学一帯だけで6店舗が営業している。

※サンクス跡は改装後、2014年6月頃に美容室になったのが、ストリートビューで確認できた。


余談だが、昔は、桔梗野にサンクスがあった。その名も「サンクス弘前桔梗野店」。
今は桔梗野3丁目に「サークルK弘前桔梗野店」があるが、それとは別。
西弘前(弘前学院大前)のサンクス(これは昔はサークルKだった)の交差点から西へ進んで、線路を渡って、西ケ丘町の坂を下って、土淵川の橋を渡ってすぐの右側にあった。現在は建物がそのままクリーニング店になっているようだ。
桔梗野5丁目で、桔梗野エリアの南東角に当たる。

1999年にはまだあって、卒業間際に利用した時のレシートが残っていた。
おやつと朝食を買ったのかな?
当時は感熱紙のレシートは既に普及しており、レシートの見かけは現在と同じものになっていたと思っていたが、改めて見てみれば文字は現在のとは違う。
ドット数が少なく、文字が大きい。店名や宣伝文は扁平で、ワープロ専用機の「横倍角」のよう。宣伝文や商品名はカタカナばかりで、ひらがなや漢字は使えなかったのだろうか。
ちなみにわりと最近のサンクスのレシート。ロゴの「K」の帽子と靴が黒くなっている
※そういえば最近はサークルKサンクスにめっきり行かなくなったなあ… 1年以上行ってない。


レシートひとつでさえ、15年間で変わっていないように見えても、知らないうちに変わっていた。※同じ頃のイトーヨーカドーのレシートの変遷はこの記事後半。
10年後、今と同じ弘前公園の天守閣周辺の姿が見られたとしても、世の中はどう変わっているだろうか。


【24日追記】弘前公園の花見といえば、「津軽版ババヘラ」といえる「チリンチリンアイス」。
秋田のババヘラアイスより量が少なく(色は単色)、価格が安いのが特徴で以前は100円だった。
4月24日の陸奥新報「冬夏言」によれば「150円になっていることに気付いた。」そうだ。(公園以外では以前から150円のこともあったそうだ)
それでも200円はするババヘラより安いけどね。
コメント (2)
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