たびたび神社

ライターあかりの神社ブログ

紀国との縁

2018-09-24 09:03:05 |  出雲の神話

<伊太祁曽神社 いたきそじんじゃ>

 

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カミムスビの計らいにより蘇生した大国主神でしたが、
再び八十神の策略にはまり、大木の割れ目に挟まれて、
またもや命を落としてしまいます。
しかし、ここでも母神のおかげで大国主神は復活し、
「このままでは危ない」という助言に従い、
木の国のオオヤビコのもとへと旅立ちました。

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スサノオの子どもでもあるイソタケルは、

紀国の守護神であり大国主神の祖先に当たる存在ですが、

オオヤビコとイソタケルが同一視されていることを考えると、

出雲と紀伊との間には縁戚関係があった可能性があります。

 

同じ「熊野」を冠する古社や、

「スサノオ」に縁するたくさんの土地など、

出雲と紀伊の間には多くの接点が見られることから、

日本海側のイズモで何らかの紛争が起きたときには、

太平洋側のイズモに協力を仰いだのかもしれません。