<伊太祁曽神社 いたきそじんじゃ>
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カミムスビの計らいにより蘇生した大国主神でしたが、
再び八十神の策略にはまり、大木の割れ目に挟まれて、
またもや命を落としてしまいます。
しかし、ここでも母神のおかげで大国主神は復活し、
「このままでは危ない」という助言に従い、
木の国のオオヤビコのもとへと旅立ちました。
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スサノオの子どもでもあるイソタケルは、
紀国の守護神であり大国主神の祖先に当たる存在ですが、
オオヤビコとイソタケルが同一視されていることを考えると、
出雲と紀伊との間には縁戚関係があった可能性があります。
同じ「熊野」を冠する古社や、
「スサノオ」に縁するたくさんの土地など、
出雲と紀伊の間には多くの接点が見られることから、
日本海側のイズモで何らかの紛争が起きたときには、
太平洋側のイズモに協力を仰いだのかもしれません。