夢幻泡影

「ゆめの世にかつもどろみて夢をまたかたるも夢よそれがまにまに」

ベーゼンドルファー

2007年07月01日 19時22分32秒 | 芸術・文化


ある人のブログを見ていたら、コンサートの話が出ていた。
ゲネプロでステージに上がったら、ベーゼンドルファーが置いてあって、でも気持ちよかったわ~って話なんだけど、、、
一昔前なら、ステージに上がって、ピアノがベーゼンドルファーとかベヒシュタインなんかがおいてあるとみんな構えてしまって、それだけで上がる人もいたんですよね。世の中が大らかになってきたのかな~

ベーゼンドルファーやベヒシュタインは独特の癖があるから、それが判っている人は、低音部を抑えるとか、全体にフォルテを弱くするとか、それなりの苦労をするんだけど、、、

リハーサルをやらないのはプロの自覚がない?
でも、プロだからこそ、結構そんな場面に行き当たることがあるんですよ。

知り合いのピアニストは客の前で引き始めたら、なんとチューニングしていないピアノだったって泣いていたし、

友達のフルーティストはホールへ行ったらデッドなホールで、音がすかすか、
彼は大器だって評判で学校を卒業して、その演奏会をやって、一月もしないうちに病気になって笛がふけなくなってしまった。プロとしての最初で最後の演奏会だったんです。

プロなら、いつでも最低限の結果が出せるように、前もっての調べも、用意も必要だけど、、、、世の中何があるか判らない。
そんなスリルにはまっちゃうと末は賭博師?

ねぇ、そうは思いません?





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