夢幻泡影

「ゆめの世にかつもどろみて夢をまたかたるも夢よそれがまにまに」

感謝? ありがとう

2006年12月14日 13時18分54秒 |  姥捨て山は大騒ぎ
ヨーロッパで中国、そして日本の絵画や文物がもてはやされた時期がありました。シノワズリそしてジャポネズリ。模倣の期間が終わり、自分なりのものが出てくるようになってきて、それがミューシャなんかの絵画とか、さらにアールデコやアールヌボーへと発展して行きました。
でもこれらは工場での大量生産が一般化して行った時期に、消えていきました。

そのちょうど過渡期の陶芸を集めているコレクターがおり、そのコレクションで展覧会を日本で10箇所ほど開きました。花鳥風月がだんだんとデフォルメされてアールデコやヌボーの様式になっていくのが目に見えるコレクションでした。
コレクターは80ちょっと前くらいの人。付き添いや周りの人たちに「ありがとう」「ありがとう」っていつも声をかける人でした。

先ほど日記の後ろに「感謝」って書きましたら、「熱でもあるんじゃない」っていぶかったレスがすぐに付きました。あ~、私はいつも不遜な態度で物事や人に接しているんだなって、反省いたしました。

反省、そして感謝。。。。
いや、もう40度を越えておりますよ。

先ほどの日記の後、前の仕事場の新しいボスから、ある女子大(!!!)の成人講座で話をしないかってメールが来ました。専門の部分では教えたり講座を持ったりしたことはありますけど、専門外だから、専門家を紹介するのは可能だけどって答えておきました。
今やっている仕事もうまくすればこれにコンバインできそうなので、絡むのは歓迎なんですけどね。
でもちゃんと覚えていてくれて紹介してくれる、これにも感謝。

先ほどテレビでアルツハイマーになったおばあさんが、「ありがとう」を連発していました。自分が判らなくなり、たまにそれに気づく。人に迷惑をかけているってことに気が付く。でもそれに対して自分は何もできない。
そんな期間を過ぎていくとだんだんとそうなってくるのでしょうね。

皆さん、「ありがとう」