桜井昌司『獄外記』

布川事件というえん罪を背負って44年。その異常な体験をしたからこそ、感じられるもの、判るものがあるようです。

弁護団会議

2008-06-24 | Weblog
今日は弁護団会議。
勝つか負けるか、シリアスな情勢じやないから、参加の弁護士は少なかったが、何時も通りに熱く議論を重ねた。
何時も感じるけど、弁護士って安心しないね。まだ新しい証拠を求めてるんだから、何と言うか、その執念と行動力には感謝と敬意しかない。
このところ感じるけど、再審開始決定に異議をとなえた検察庁って、甘いよね。面子があって即時抗告をしたのだろうが、時期が最高だ。来年から裁判員制度が始まるからね。社会の裁判員候補者に、裁判員になる人に、裁判官の言うことは信用できないよ、何しろ証拠を隠して良しってのが裁判官!って語り、訴えて回る。
検察官は信じたらダメ。証拠を隠して当たり前の奴らだよ!と言えるね。
で、マスコミの人に言われたね、「裁判員制度が始まる前に、総ての再審を棄却、整理して、さあ裁判員の皆さん、冤罪は無いから安心して裁判して、有罪にして大丈夫ですよ、とされる危機感はありませんか?」と。
即座に返答した。証拠のでっち上げ、改ざん、もういらないってほどに捜査官が
した不法行為が判った布川事件の再審を拒否したなら、この事実を更に宣伝して、裁判員制度が立ち居かなくなるようにしてやります。
そしたら笑ったね、それは困りますね、だって。
証拠隠しは犯罪でしょう?証拠のでっち上げ、犯罪でしょう?
普通の社会人は犯罪だと思うからね。裁判員制度には問題が多くて、それで自由に国民をコントロールできると権力者が考えたのだろうが、そうはヤワじゃないよ、国民は。
さて、どうなりますか、今日も満ち足りた1日。でした。

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