桜井昌司『獄外記』

布川事件というえん罪を背負って44年。その異常な体験をしたからこそ、感じられるもの、判るものがあるようです。

三社祭

2017-05-22 | Weblog

昨日は三社祭の見学に行った。
あれは何年前だったか、つれ合いと「三社祭に行って屋台の焼きイカを買って食べたい!」と行ったことがあった。三社祭にはテキ屋の屋台は
少なくて、目的と達成られなくて上野公園まで歩き、やっと焼きイカに有り付いたことがあったが、あのときには、余り神輿がいた記憶がないのに、今回は、あっちこっちに神輿を見た。祭り囃子に浮き立つ感覚は、遠い昔の布川の祇園祭の記憶に繋がり、実に懐かしかった。
しかし、あの記憶にある祭りと今は違う。神輿の担ぎ手には女性も混じり、何人もの女性が男と一緒に祭りに参加していた。
平和だなぁ!と語る見学者がいたけども、その後に見に行った芝居は、青年劇場の「梅子とよっちゃん」。自由な芝居を求めて闘った土方与志・梅子夫婦の物語だった。
時は大正、昭和と戦争。治安維持法に苦しめられた新劇俳優たち。浅草で聞いた見学者の暢気な呟きが、あの時代を生んだ大衆の無自覚に繋がったけど、さて、今回は?

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