桜井昌司『獄外記』

布川事件というえん罪を背負って44年。その異常な体験をしたからこそ、感じられるもの、判るものがあるようです。

高知

2013-05-25 | Weblog

高知への移動便は、午後2時半辺りと思っていたが、行ったらば、1時55分だった。まあ間にあったから良いけど、俺はドジだなぁ。
高知空港には、片岡さんと孫を抱いた息子さん、川畑さんも迎えに来てくれた。高知白バイ事件は、なかなか地元のマスコミが動かない問題がある。何しろ、警察のでっち上げ事件だから、真実を報道することは警察と全面対決となる。マスコミとして踏ん切れないのかも知れないが、この度、バスのスリップ痕の写真解析鑑定を行った千葉大学名誉教授三宅先生は、警察側の鑑定者として活動されていた第一人者だ。最早、警察が、片岡さんを被告人とし、白バイに責任がないとするために、バスが動いていたようにスリップ痕を捏造したことは動かない事実として解明された。これでマスコミが正しく報道しないのであれば、マスコミは警察の共犯者と言うことになろう。
集会者は、やや少なくて80名くらいだったのが残念だったが、中学生たちを乗せた片岡さんのバスの後ろから自家用車で付いていた、元校長先生も参加してくれていて「誰が、何と言ってもバスは止まっていた。裁判で有罪になったときは、こんなことがあるのかと愕然とした。何時でも、どこへでも行って、私は真実を話す」と、参加者の前で語られたのには感動した。三宅先生の鑑定事実が会場のスクリーンに映像で紹介されて、バスのスリップ痕は「タイヤのゴムが全く残っていない、液体を塗り付けたでっち上げであり、片岡さんがバスに乗った形の見分写真などには、切り貼りした改ざんも存在する、インチキ写真である」ことが、本当に良く判った。
高知白バイ事件は、必ず勝つ。そのときは、更に警察と検察が、その存在価値を問われる日になるだろう。その確信を深めた集会だった。

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1 コメント

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Unknown (片岡晴彦)
2013-05-29 07:05:27
本当にありがとうございました。

スイスから帰ってすぐの高知入り、体も神経もへとへとのところ、冤罪被害者の為、駆けつけてくれた気持ち
忘れることはありません!

必ず真実を明らかにします。

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