スピノザの『エチカ』と趣味のブログ

スピノザの『エチカ』について僕が考えていることと,趣味である将棋・競馬・競輪などについて綴るブログです。

NHK杯&妹の迎え

2011-03-29 18:34:59 | 将棋
 第60回NHK杯将棋トーナメントは当初の予定より1週伸び,27日に決勝が放映されました。史上初,2年連続の同一カードの決勝となった両者の対戦成績は,収録時点で羽生善治名人が2勝,糸谷哲郎五段が1勝。
 振駒で羽生名人の先手。糸谷五段の一手損角換り1-Ⅱ。先手が右銀の動きを保留して玉の整備を優先したのに対し,後手が居玉のまま早繰り銀。先手も早繰り銀で対抗という類例の少ない形に。
                        
 ここで☗3七角と手放しました。局面をリードしにいった手といえると思います。後手は☖3五歩。そこで☗7四歩☖3六歩の後,☗7三角成として,☖同桂☗5一銀☖5二飛☗6二銀成☖同飛☗7三歩成と進めるのが先手としてはよかったよう。実戦は角ではなく☗7三歩成を選択し,☖3六歩以下,二枚換えにはなりましたが,後手も2枚のと金を作り,先手がよいにしても差のない局面が続きました。
                        
 この後,先手の攻めを後手がいかにして凌ぐかという展開に。後手は入玉含みに粘りましたが,最後は後手の一失もあり,上から抑えることが可能になった先手が勝っています。
 羽生名人が前人未到の3連覇を達成するとともに,単独トップの9回目の優勝。名誉NHK杯まであと1回と迫りました。
                        

 時間も時間でしたから僕たち3人は妹が不在のまま,先に夕食を摂りました。しかしその後は施設の方から何の連絡もありません。母は,待っていても時間が経過するだけだから,迎えに行った方がいいだろうと言いました。僕は何らかの連絡は取った方がいいと思っていましたので,こちらからも施設の方に電話をしてみたのですが,どうしても繋がりません。どちらからであれ繋がるまで待つように言ったのですが,母と伯母はふたりで妹を迎えに行きました。この時点でも市営バスの運行状況は不明でしたので,とりあえず徒歩で根岸駅まで行き,バスが動いていればそこからはバス,止まっていれば歩いていくという心積もりだったようです。帰りも最悪の場合は歩かなければならなくなりますが,そうした場合には妹を施設に泊めてもらうように頼むということでした。これが午後7時くらいのことです。
 母と伯母が出掛けて30分ほどが経過した頃だったでしょうか,家の電話が鳴りました。これが作業所から。先方も何とか連絡を取ろうとずっと方々に電話を掛けていたようですが,それがやっと繋がったとのこと。この日は金曜日で,妹の支援として家までの送りが予定されていて,それができる目途が立ったので,今から送っていくことも可能であるという旨でした。
 もちろんまだ母と伯母が家にいたなら当然そのようにお願いしたでしょう。ただ,もうふたりは出掛けた後でした。母も伯母も携帯電話を持っていましたが,この通信状況ではそこに必ず繋がるとはいいきれません。仕方がないので,もしも施設の方からその携帯電話に連絡できるようであれば,それを伝えて送ってきてほしい,しかしもしも繋がらなければ,迎えには必ず行くだろうから待っていてほしいと伝えました。そもそもこの時点で母と伯母がどの辺りにいるかということも見当がつきませんでした。
 結果的にいいますと,やはり母と伯母には連絡がつかず,ふたりは施設まで妹を迎えに行くこととなりました。本数は少なく,また非常に混雑したために,なかなか乗れはしなかったものの,この時点では市営バスも運行はしていたとのこと。よってふたりは妹も連れて家に戻ることができました。ただし実際に家に戻ったのはもう10時近く。2時間半ほども要してしまったのです。僕の家は問題ありませんでしたが,施設は停電していたそうです。

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