スピノザの『エチカ』と趣味のブログ

スピノザの『エチカ』について僕が考えていることと,趣味である将棋・競馬・競輪などについて綴るブログです。

印象的な将棋⑤&注射針

2013-04-05 18:47:01 | ポカと妙手etc
 今回は第35期王位戦七番勝負第四局です。
 第1図は相居飛車戦ですが,ありそうで滅多にない局面。先手だけが飛車先を交換しているからです。これは後手の2手目が△6二銀だったため。羽生三冠はこの当時,何局か指しています。
                         
 第1図の△5四歩は,昼食休憩を挟んで30分の考慮で指された手。ここで先手は長考に沈み,1時間37分で▲2二角成と指しました。
 こうして角を交換するのは手損になります。まして先手は7七に角を上がっていますから,部分的には2手も損することになります。郷田九段は現在でも一手損角換りは指さないほど棋理を重視しますから,かなりの決断であったといえるでしょう。これに対して後手は実に2時間44分も考え,そのまま封じ手にしてしまいました。
 封じ手はもちろん△2二同銀なのですが,初日の午後に2手しか進まないというのは異様。実はこの将棋はこの角交換が好手で,63手という短手数で先手の勝ちになりました。そのことも相まって,この将棋は印象に残っているのです。

 時間的にはこの日も順調。いつものように処方箋が出ましたので,途中で薬局に寄ってから帰宅したのですが,午後4時15分くらいのことでした。
 この処方箋なのですが,僕は受け取るだけで中身は読みません。おおよそ2ヶ月分のインスリンと注射針の処方箋で,さすがにその3種類のうちに処方されてないものがあるということであれば即座に分かりますが,処方された数で足りるのかどうかということはすぐには計算できないからです。つまり見てもその場では合っているかどうかが分からないのですから,読んでも仕方がないのです。なので,実際に薬局で処方されたときに初めて,どれくらいの数が処方されているのかを僕は知るということになります。
                         
 このとき,注射針を10袋処方されました。以前に説明しましたが,これは一箱に5袋が封入されていますので,2箱を処方されたということになります。その瞬間にこれは少ないのではないかと思いました。注射針は多いときはこの倍ほど処方されることがありますし,そこまでいかないとしても15袋くらいの処方はあったからです。インスリンはやや多めに処方されますので,在庫はありますが,注射針はそこまで余分に処方されていませんから,とくにいつもより多めの在庫があったというわけでもありませんでした。
 ただ,実際に処方箋がそうなっているのですから仕方がありません。まだM先生が主治医だった頃,僕が注射針の在庫を伝え間違えるという失敗をしたときに,この注射針は処方箋がなくては入手できないということを知りましたので,たとえ足りないのだとしてももうこの場では手遅れです。ただ,その失敗の取り返しで,足りなくなった場合にはどうすればよいのかということもこのときには分かっていました。ですから実際に使っていって,本当に足りなくなるようであれば,また処方箋を出してもらいに病院まで行けばすむことです。ということでこの後しばらくは,とくに何の手立ても講じずにいました。
 ところで,これは今のU先生も含めて主治医が変わってもずっと一貫しているのですが,インスリンは余分に処方されますが針はあまり余裕がありません。しかし針がなければインスリンは注射できないのですから,この処方に意味があるのかどうか疑問です。
コメント
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