スピノザの『エチカ』と趣味のブログ

スピノザの『エチカ』について僕が考えていることと,趣味である将棋・競馬・競輪などについて綴るブログです。

北京五輪日本選手応援競輪&思惟作用

2007-11-10 18:49:03 | 競輪
 有力と目された武田選手が準決勝で失格。姿を消してしまった立川での北京オリンピック日本選手応援競輪は,昨日決勝(動画)が争われました。
 前受けになった井上選手に松崎選手も続いたラインを,残り2周のバックで桐山選手が抑えると,このラインに続いた芦沢選手が打鐘で叩き,このラインの先行。3番手に桐山選手,7番手に井上選手となって残り1周のホームは一列棒状で通過。ここから井上選手が早めに巻き返していくと,桐山選手は合わせられずに後手を踏み,バックでは井上選手が捲りきり,桐山選手の3番手から中村選手が松崎選手にスイッチ。松崎選手が井上選手が行った勢いでさらに外から捲る構えを見せましたが,これは井出選手の牽制で失速。中村選手は井出選手にスイッチ。直線は井出選手が踏み込み,井上選手を捕えましたがさらに外を伸びた中村選手に交わされ,中村選手の優勝。井出選手が2着,井上選手が3着でした。
 優勝した千葉の中村浩士選手は長くS級で走っている選手ですが,まだトップとか一流といえるクラスには達していない選手。今日はうまく切り替え,切り替えで伸びてきました。協賛競輪とはいえGⅢを制しましたので,次の目標は記念競輪になります。

 明日はエリザベス女王杯です。ここはウオッカ◎が中心で,ダイワスカーレット○とスイープトウショウ▲。さらにアサヒライジング△とディアデラノビア△まで。

 思惟の様態による思惟属性の表現について,これを思惟作用ということにしました。そして思惟作用とは,ある思惟の様態が原因となって別のものを生み出すということまでは明らかになっています。それでは,このとき思惟の様態から生み出される別のものとは一体どういうものなのでしょうか。
 生み出されるものをここではXと仮定してみます。まず第一部公理一の意味から,Xは実体であるか様態であるかのどちらかです。しかしここでは,Xを生み出すもの,すなわちXの直接的な原因,スピノザが正しく原因と認める唯一の原因である起成原因が様態であると前提されています。したがってXが実体であるということはできません。これは実体の定義である第一部定義三と,様態の定義である第一部定義五から明らかだといえると思います。よってXは様態であるということが分かります。
 次に,同様にXの原因は,様態であるといってもとくに思惟の様態であると前提されています。したがって,このことからXもまた思惟の様態であろうということが容易に推察されます。推察ではいけませんがこれは後で証明することして,ここではXが思惟の様態であるといっておきます。
 したがって,もしも上述の推察が正しいとされる場合に,ある精神Aについていうならば,Aの精神というのは,それが思惟の様態であるというだけのことからして,何らかの別の思惟の様態Xを生じさせるということになります。
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