スピノザの『エチカ』と趣味のブログ

スピノザの『エチカ』について僕が考えていることと,趣味である将棋・競馬・競輪などについて綴るブログです。

一宮記念&思惟の様態との関係

2007-11-19 19:04:45 | 競輪
 愛知の一宮記念ということで,中部勢が岐阜-愛知-岐阜-愛知という並びで折り合った昨日の決勝(動画)。
 伏見選手がSを取ってそのまま前受け。永井選手が5番手で桑原選手が最後尾での周回。残り3周のバックから鰐淵選手がまず上昇。これに永井選手が続いて,残り2周のホームで鰐淵選手がインを斬ると,伏見選手は抵抗せずに下がり,永井選手が前に。鰐淵選手は4番手に入り直し,中塚選手がバックで切り替えたので伏見選手は7番手に。そのまま永井選手が発進すると,4番手の鰐淵選手が離れ加減になりましたが,結果的にこのために伏見選手が捲っていきにくくなったので,前の3人にはアシストのような形に。直線,踏み込んだ一丸選手の外からさらに山口選手の伸び脚が勝って優勝。一丸選手が2着で,永井選手が3着に逃げ残りました。
 優勝した岐阜の山口幸二選手は,1998年の競輪グランプリを勝ったほどの選手。競輪選手としてはやや細身です。ずっとトップクラスで戦ってはいるものの,正直,それ以降はやや精彩を欠いているという印象もあり,記念競輪も2001年の小松島記念以来の優勝。これが何かのきっかけになるでしょうか。番手から伸びを欠いてしまうようなシーンが目立つ選手で,気楽に3番手を回ったのもよかったかもしれません。
 絶好の番手となった地元の一丸選手には残念な結果でしたが,中部の作戦はうまくいったといえ,上位独占が決まりましたのでまあよしとしたところでしょうか。

 明日は園田で兵庫ジュニアグランプリがあります。ここはJRA勢が上位で,ディアヤマト◎,タカラストーン○,ビーチアイドル▲。ほかでは地元のタッカ-ルーラー△とアルアルアル△。

 これらのことから,運動してもいなければ静止もしていないもの,つまり何らかの延長作用をしていないものは,物体であるとはいえないということが明らかです。したがって,物体というのは単にそれが物体である,正しくいうならばそれが神の延長の属性の有限様態であるというだけのことからして,こうした延長作用というのをなし,また同じことですが神の延長の属性を表現するということになります。
 ところで,延長の様態が延長の様態であるからこそなすような延長作用というのは,思惟の様態が思惟の様態であるからこそなすような思惟作用に対応します。したがって,延長の様態としての物体と神の延長の属性との間にあるこの関係は,思惟の様態と神の思惟の属性との間にある関係と完全に同一でなければならないことになります。かくして思惟の様態はそれが思惟の様態であるというだけのことからして,ある思惟作用をなし,また同じことですが神の思惟の属性を表現するということが,容易に結論付けられるのではないかと思います。
 そしてこのとき,思惟の様態がなす思惟作用というのは,その思惟の様態が原因となって別の思惟の様態,思惟の様態である観念を生じさせるのであるということがすでに明らかになっています。したがって,運動もしていなければ静止もしていないようなものは物体であるとはいえないということができるように,それが原因となって何らかの観念を生じさせないようなものは思惟の様態であるとはいえないということも明らかになっていると思います。
 このテーマはこれで終わりにして,明日からまとめに入ります。
コメント
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