本日休講の言い訳

2006年04月05日 | Weblog

 コスモス・セラピーのワークの一つに「自分の長所を6つ以上あげる」というのがあります。**
 これは、日常の場面でやると「バカじゃないの」と思われるでしょうが、「自己価値感」を高めるために、あえてわざわざやるわざです。

 ちょっと一つだけあげさせていただくと、私の長所は何と言っても「幅広い好奇心」です。
 お陰で、特定の領域のことしか知らない「専門バカ」にならないですみました。

 もっとも、「長所は短所」(逆もまた真なり)で、幅広すぎて、どの分野でも専門家になりきれなかったということもあります。
 ま、全然、後悔していないんですけどね。

 しかし、今ちょっと苦労しているのは、欲張ってあまりにもいろいろな分野の大量の本を買いすぎたということです。
 引越しするたびに、涙を呑んで、蔵書の半分くらいは処分するのですが、それでもまた溜まります。

 それが残念で、一度、永住するつもりで3階の屋根裏部屋はすべて図書室という家を建て、安心して溜め込んでいましたが、またもっと狭い所に引っ越しすることになり、またまた涙を呑みました。
 しかしあまりにも惜しいので、頼み込んで、2ヶ所で預かってもらうことし、そのうち引き取ろうと思っていたのですが、それでなくても狭い自宅にも溜まるばかりで、ずっとそのままになっています。

 ……あ、みなさんにはどうでもいい話をしているかもしれませんね。
 ちょっとマニア的な愛書家・蔵書家には、心の底から共感してもらえると思うんですが……。

 これは、本日休講の言い訳をしているのです。

 というわけで、蔵書のことではけっこう悩んできたのですが、ふと気づくと、どう計算しても死ぬまでに蔵書のすべてを読むことはできないという歳になっていました。
 私は、本を読むのはそうとう早いほうだと思っていますが、それでも計算すると――実際に計算したことがあるのですが――今の蔵書のうちまだ読んでいない分の半分も読めないことははっきりしています。

 今年59歳、あと1年で60歳、還暦なので、そろそろ、どうしても読んでおきたい本と、できれば読みたい本と、読まなくてもまあいいかという本を、ちゃんと整理しておきたいなと思ったのです。

 で、ワークショップの後、まだ大学の授業が始まっていないので、ここでまず第一回目の整理をできるだけしておこうと、おとといから2日丸々費やしたのですが、まだ片付かず、今日も取り組んでいます。

 他に『サングラハ』の次号の原稿もそろそろ仕上げなければなりませんので、今日はちょっと公開授業は休講にさせていただきます、というわけです。

 たぶん、明日にはまた書けると思います。お待ちいただけると幸いです。


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コメント (4)
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