ライオンの詩 ~sing's word & diary 2

~永遠に生きるつもりで僕は生きる~by sing 1.26.2012

ねぇ!いつ以来!!!?

2017-11-09 23:51:00 | Weblog


唐突だが。
シュウとマコと三人で大宮の路上に出始めた頃、人気のあるグループがいた。その名をチェリーアイランドといい、「いつかチェリーアイランドの人気を抜いて、大宮で一番にならないとな」と、シュウはいつも言っていた。
その後、Trash Box Jamの人気は着々と上がり、そろそろチェリーアイランドを追い抜くぞという頃に、チェリーアイランドはあえなく解散してしまった。
それもまた、だいぶ昔のことである。



「久しぶりぃ」。

本当に、久しぶりの再会である。

「オーストラリア以来だねぇ」。と僕は言う。

違うやん。帰ってきてから、テンちゃんとマサくんと4人で会ったやん。

「えっ?・・・あぁ、そうだったっけねぇ。・・・うん、会った会った。(会ったような気がする)」。

そっかそっか。

「そっかぁ、それ以来かぁ。やっぱり久しぶりだねぇ」

その後も、二人で飯食いに行ったやん。

「えっ?どこに?池袋?何したの?・・・あぁ、あぁ、会ったねぇ、池袋で。(そんな気がしなくもない)」

その後もセッちゃんと三人で会ったやん。
さらに、二人でもう一回会ってるで。

「えっ、そうなの?ほんとに?あれ?ほんとに?」

なんも覚えてへんのやな。

「いやぁ、思い出した思い出した(なんとなく)。で、最後に会ったのっていつなの?」

アニーズガーデンは知ってるで。せやせや、今は路上で二番目の人気やけど、もうすぐ一番になるって言ってたわ。

「・・・それって、結構最近の話だねぇ・・・最近ではないけど・・・まぁまぁ最近っていうか・・・」

友人の名前はジュンちゃんという。

「ねぇ、ジュンちゃんって歳いくつだっけ?」

二つ上やで。

「えっ?そうなの?まち?おれ、同じか下かと思ってた」

ほんまになんも覚えてないんやなぁ。おれはちゃんと覚えてるで。


そんなわけで、すごーく久しぶりかと思ってたら、まぁまぁくらいの久しぶりだったわけで。
結局、僕の「何も覚えていない病」がまたここでも発覚したわけで。

大宮の路上で一番とか二番とか、どうでもいいことを威張って言ってたみたいで、すごく恥ずかしかったりするわけで。
結局、振り返れば、いつの時代も今よりも若くて青くさい自分がいるわけで。


昔の話。ある時、ニュージーランドにいるジュンちゃんから手紙が来た。
「どうにもこうにも何もかも上手くいかない。もう日本へ帰ろうと思う」と書いてあった。

僕はエアメールで自分のCDをニュージーランドへ送った。

ジュンちゃんから返事が来た。

「なんかめっちゃ元気が出たわ。頑張ってるんやな。おれももう少し頑張ってみるわ!」


これが、僕とジュンちゃんとの、最後の交信だったと記憶している。

もう覚えていないのだけれど・・・僕が送ったCDは・・・アニーズガーデンの「アニーポップ」だったのかもしれないなぁ・・・とどうでもいいことを、今、想っているのである。


写真は、会津若松のジェラート。ミルクとマロンとオマケのイチゴミルク。