ライオンの詩 ~sing's word & diary 2

~永遠に生きるつもりで僕は生きる~by sing 1.26.2012

畑のルビーモレノ。

2018-11-29 19:50:55 | Weblog


ストウブの鍋がある。
ホーローの鍋。
これ、欲しかった。
ル・クルーゼより断然カッコいい。
バーミキュラも捨て難いが、ストウブの方がしっくりくる。

「これいらないからあげる」

と、貰った。

そんなラッキーがこの世界にあるなんて、その時まで僕は知らなかったよ、


ストウブの鍋を薪ストーブの上に載っけて、小豆を炊いている。
この「炊いている」という言葉の響きが好きだ。
煮ているでも茹でているでもなく作っているでもなく、炊いている。これ、いい。
だって、「ぽい」。ぽくない?

やってるっぽい。のぽいね。やるやつっぽい。のぽいね。

そう、秋に小豆をしこたま収穫した。しこたま植えたから、しこたま収穫した。初めての小豆栽培。まぁまぁうまくいった。ような気がする。

しかし、である。

収穫した小豆の処理が大変過ぎる。過酷過ぎる。

プロのやり方ってのがあるのだろうが、こちらは素人なので、パリパリになった鞘から小粒の小豆を取り出す。この作業が腰に悪い。相当悪い。
そして、何より、無農薬有機栽培なわけなので、虫食いがすごい。パリパリ剥いていると、小豆の見をパクパクと食べている最中の虫が出てくる場合もある。

なんだろう?この大変さは。100グラムの小豆を取り出すのに、相当な時間を要する。そして、僕の手元には、たぶん、5キロ分くらいの小豆の鞘があるわけで・・・。ははは。アンコ食べ放題!と笑ってばかりもいられないのである。

お店で売っている綺麗なルビー色の小豆ってのは・・・すごーく農薬を使ったりしているのだろうか?と怖くなったりする。だっ・・・うちの小豆は虫食いがいっぱい。虫がいっぱい。

鞘から取り出した小豆。そこから選別が始まる。炊く前に、鬼の選別が始まる。これがまた途方もない作業だったりして。小さかったり黒かったり虫食いだったりシワシワだったり。そういう豆を極力取り除く。取り除いた方がいいんでしょ?たぶん。知らないけど。

苦労を厭わなければ、アンコ食べ放題。

小豆、来年も作るかって?

うーん・・・悩むな。

腰と相談してから決めることにする。


12/8は下北沢lownでライブだよ。

車検物語。後記。

2018-11-28 15:03:39 | Weblog


なんだかんだと、懸案事項が片付き、肩の荷が少し降りた。

オートマチックミッションの赤い車を駆り、土埃を上げて畑へ。

背中にポカポカな太陽の熱を受けながら、車検物語を書いている。

車検まであと二日というのは、もう考えなくてもいい。

次は・・・ライブだ。

ライブまで・・・

ライブまで・・・あと十日じゃーん!

ここから十日間は、ライブ一色です。音楽一色です。

車検物語なんてやってる場合じゃねぇ!

今の僕の心持ちは、はい、そんな感じです。

12/8は下北沢lownでライブだよ。

車検物語。5

2018-11-28 14:46:25 | Weblog


何軒かの車屋を周り、時は刻々と過ぎ、自分に出来ることがどんどんなくなっていく。そもそも、自分に出来ることなど、ほぼない。

国道407号のスズキの修理工場で、すぐの修理を断られ、僕の心は決まった。

向かう先は関口モータース。行きつけの車屋。

関口モータースへ行かないために、車検物語は始まった。関口モータースへ向かうということは、つまり、そう、敗北宣言、ということである。

僕は負けた。

何に負けた。

車検に負けた。

6万円・・・浮くはずだったのに。日給マイナス6万円になってしまった。ははははは。

道中、僕の頭の中にはさだまさしの関白宣言が流れている。
いや、ほら、敗北宣言だから。

関口モータースに関口さんはいなかった。

しばし待つ。

そもそも、あと二日しかないのだ。関口さんも嫌な顔をするに決まってる。ブレーキを修理しないといけないし。関口さんに頼まずに、自分で車検を通そうとした不義理者だし。裏切り者がのこのこと来てんじゃねぇ!と言われてもおかしくない。

しばし待つ。

・・・。

赤いテリオスキッドに乗って、関口さんが帰ってきた。

ことの顛末を話す。

関口さんが言う。

「ブレーキを直して、どうする?自分で車検通す?うちでやる?」

「すべてお願いいたします」と僕は言う。
だって僕の手にはもう白旗しか握られていないのだから。

「じゃあこれに乗って行って」と赤いテリオスキッドを指差した。

神様仏様関口様なのである。

関口さんに預けてしまえば、もう大丈夫。数日後か数十日後には、車検に通ったジムニー号が僕の元へと帰ってくる。

さて、結局、僕がついていたのか、ついていなかったのかは、わからない。
ついていなかったような気もするが、ついていたような気もする。

一日中走り回って、いろんな人と話した。

まぁ、小さなことに振り回されながら生きてるってことを実感したりしなかったり。
色々と勉強になったなぁと言い聞かせてみたり。

総じて言えば・・・まぁ、楽しい一日だったと・・・言えなくもない。

車検物語。4

2018-11-28 14:30:45 | Weblog


「近くの車屋へ行って直してもらって、また来なさい」とテスター屋は言った。親切だった。
発煙筒を積んでないというと、期限切れの発煙筒をタダでくれた。

その足で、近くの車屋へ行ってみた。車検物語はまだ終わってはいない。

車検場の近くの車屋ということで、混んでいる。いや、混んでいるというどころではない。修理ピットから車が溢れている。
聞くと、1時間待ち。1時間待って、それから修理できるか出来ないか・・・わかる。

こっちは急いでるんですよぉ。なんせ車検物語の最中なんでね。

待つか待たないか・・・。待たない。他をあたる。

他に当てがあるのか?と聞かれれば「ない」と答える。ははははは。

車で走る。運命というのは、こういう時にわかる。自分がついているかついていないか、こういう時にわかる。さぁ、運命よ、僕に微笑みたまえ。

・・・

「全然車屋がないじゃーん!」

まいったなぁ。

今日中に車検を受けるのは不可能な感があるので、嵐山へ帰ることにした。

帰りながら車屋を探す。

スズキと書いてある車屋へ飛び込む。事の次第を告げる。みーんな、同じことを言う。
「預かって分解してみないとわかんないね」

嵐山のちょっと知っている車屋さんでも同じことを言われる。

坂戸まで走って、前に修理をしてもらってことのある車屋さんでも、同じことを言われる。

車検物語・・・終焉の予感・・・。

車検の失効まであと二日。

車検物語。3

2018-11-28 14:15:59 | Weblog


車のことなんてまったくわからないんだけどね。
車の下へ何度も潜って油滲みがなくなると、なんとなく車検に通るような気がしてくるから不思議なものでね。自信、90パーセント。

なんだかんだと、車検の失効まであと五日。五日のうち後半は土日だから、実質あと三日。

「三日しかないじゃーん!」

と僕は気づく。

まぁいいまぁいい。90パーセントの自信があるわけだから。まぁいいまぁいい。

いよいよ、車検に出かけるのである。

なんだかね、車検を審査を受ける前に、テスター屋にお金を払って予備検査を受けるってのが定番でね。そこで自信をつけてから本番へ挑むってのが定番でね。

つまり、向かうのはテスター屋。車検事務所のそばにあるテスター屋。

練習があるってのはいいね。ドキドキしちゃうからね。

車に乗ったままテスター屋へ入って、「お願いしまーす」と言うと、「こっちこっち」と呼ばれる。言われた通りに進んだりしてね。練習練習。

「何を調べる?」と聞かれる。

プロはね、ここで光軸だとか、スピードメーターだとか言うみたいだね。プロはね。僕は素人だからね。初めてだからね。こう言うんだね。

「全部!」

予備検査が始まって、50秒くらいが経っただろうか。

最初の検査だったような気がするなぁ。よく覚えてないけど。衝撃が大きすぎて、全然覚えてないんだけど。

「ブレーキ踏んでぇ!」と検査の人に言われる。ブレーキを踏む。

「左のリアのブレーキ、全然効いてないよぉ」

えっ?えっ?全然効いてない?全然効いてないの?

僕の頭の中に「終了」を告げる鐘の音が響くのである。


終了でーす!終了でーす!終了でーす!

もちろん、予備検査は続いている。ウィンカーを点けたり、ライトを点けたり、バックギアに入れたり・・・。

でも、僕の頭の中には「終了でーす!終了でーす!終了でーす!とベルが鳴っている。

予備検査が終わった。

検査の人がやって来て言う。

「ブレーキ、直さないと車検には通らないよ」

そりゃあそうでしょう。そりゃあそうでしょう。

あんなに・・・油滲み・・・拭いたのに・・・

車検物語。2

2018-11-28 14:01:05 | Weblog


ジムニーちゃんの下に潜ると・・・油の滲みがすごい。ボンネットを開けても油の滲みがすごい。もう、これは・・・ほとんど壊れてるといっても過言ではない。

油滲みがあると車検には通らない。らしい。まぁ、そりゃそうだろう。

拭いて拭いて拭きまくってやった。綺麗にはならない。元が汚いから。でもまぁ、「こんなもんだろ?」くらいにはなった。

一年くらい前に、ジムニー号の下に潜ったら、マフラーがちょん切れていて、プラプラとぶら下がっていた。衝撃だった。「マフラーがプラプラしてんじゃーん!」となった。
どうするか、プラプラしているとどこかに落として来てしまうかもしれないので、ステンレスの針金で結んだ。プラプラが止まったかというと、それは止まらない。なぜならば、ちょん切れているから。プラプラしたままずっと乗っていた。マフラーがちょん切れているから、かなり音がうるさい。

マフラーがちょん切れていると、車検には通らないらしい。まぁ、そりゃそうだ。
ネットで一番安いマフラーを買った。1万円弱。
我が弟のはやとくんを呼んだ。マフラーは自分で付けられそうかなぁと思っていたのだけれど、ほぼほぼはやとくんがやってくれた。僕はというと、後ろの方のネジを一本だけはめた。マフラーが新品になって、音が静かになった。やった。

ジムニー号は雨の日に動かなくなったりすることがしばしば。乗り始めにプスンプスンいうこともしばしば。
横田のアニキに相談したら、「プラグじゃない?」とのことだった。
プラグとプラグコードとディスビキャップというものをネットで買った。すげぇ安いやつ。
こういう部品、1万円のものと2千円のものがあったりする。見た目は同じ。何が違うんだ?とりあえず、恐々と2千円の方をポチッとする。全部で6千円。
これは、交換するのが大変で。ジムニーの比較的新しい型のプラグ交換は簡単らしいが、24年落ちの古いジムニーは作業性の悪さがピカイチ。あっちのネジを外してこっちのネジを外して、「あっ!手が届かないじゃーん!」とかを繰り返しながら、数時間かかった。あっ、こらもほぼすべてはやとくんがやってくれた。ちなみに、プラグ交換は車検とは関係ない。

さぁ、ほかにするとこはないのか?どうなんだ?ないのか?じゃあ掃除だ!掃除をしよう!
僕は何度も何度も、ジムニーの下へ潜るのである。

車検物語。

2018-11-28 13:50:37 | Weblog


「今日は仕事は休みかい?」と、何度も聞かれる一日だった。

はい、休みです!かっこ、ずっと、かっこ閉じのかっこの中の「ずっと」は、もちろん言わない。なぜなら、面倒だから。

ジムニー号の「車検」という最難関の障壁がある。我がジムニー号は、ジムニー号の前にかっこ付きでボロボロという言葉が入る。

つまり、車検を通すと大変であり、大変というのはお金がかかるという意味でもある。

ボロボロジムニー号をユーザー車検で通すという暴挙に出るというのはどうだろうか?この二ヶ月くらい、そんなことばかり考えていた。
車屋さんに車検を頼むと10万円。自分で車検を通すと4万円。この差は・・・無視出来ない。
6万円の差だとして、なんだかんだと二日くらいかかったとして・・・6万円が浮くわけだから、「おっ、日給3万円じゃん!」という計算になる。

そんなことを考えていたら、色々と調べたりしたら、なんとなくいけるような気がしてきた。いけるんじゃないか?という気がしてきた。

なんでも、自分でやれば安い。人に頼むと高い。これは世の摂理。自分でやれるのならば、自分でやったほうがいいに決まってる。

さぁ、やろう!まずは・・・掃除から!
掃除から、やってみよう!

貧乏人の目からウロコがハラリとはがれる。

2018-11-28 01:38:12 | Weblog


昨日はうっかり寝てしまい、眠ってしまい、練習をサボってしまった。
練習をサボったからブログもサボってしまった。ごめんよ。
ガラスの死体ブログで数日放置ってのも嫌なので、書く。というより、今日は練習に来たので書く。

寒くなってきた今日この頃である。昼間がどんなにポカポカだろうが、夜は寒い。結構「冬」な感じである。本物の冬はこんなものではないのだが、結構冬である。

世間では「灯油が高い」と騒がれているようである。

貧乏人には辛い?灯油が高いと辛い?

ノンノンノンである。

貧乏人は灯油が高いと困る?

ノンノンノンである。

そもそも、貧乏人は灯油を買わない。灯油が買えない。灯油が買えない人にとっては、灯油の値段など関係ないのである。灯油が高かろうと安かろうと、関係ないのである。

これって、結構、目からウロコ。

たとえば、成城あたりのマダムが僕に言うとする。

「最近ね、キャビアの値段が上がったのよ。100グラム5万円が10万円になったのよ。信じられる?」

へぇ・・・。へぇ案件。

つまり、僕が言いたいのは、そんなことはどうだっていい。
キャビアも灯油も、貧乏人には必要ない。


カコーンカコーンとナタで薪を割る音が響く。
薪ストーブでお湯を沸かして湯たんぽを作る。
薪ストーブに、畑で採れたジャガイモと玉ねぎとニンジンとサツマイモとカボチャとニンニクを入れた鍋を載せる。コトコトコトコト。今日の晩御飯はカレーにする。

あぁ、キャビアが食べたいなぁ。
とびっこじゃなくて、キャビアが食べたい。


12/8は下北沢lownでライブだよぉ。

トラウマになるかって?ならねぇよ、そんなもん。

2018-11-26 02:27:59 | Weblog


今年の春頃だったか・・・那須高原に木こりの仕事へ行った。二日間。素人木こりは、自前のチェーンソーで何本もの木を伐り倒した。

その時の報酬の一部として、勝手にブナの木を何本か貰ってきた。

ブナの木を何に使うのか?
椎茸菌を打ち込むのでである。

春に仕込んだ椎茸の原木にちっとも椎茸が生えないという話は昨日書いた。
こうなったら長期戦である。長期に渡って椎茸農家になってやるのである。
毎年秋になったら原木に椎茸菌を打ち込んで、そこらへんに放置しておけば、いつか、いつか、そこら中に椎茸が生えるような、さんな気がする。いや、そんな気しかしない。大切なのは、長期戦に挑む心と、長期戦に耐えうる心なのである。きっと。そんな気がする。いや、そんなに気しかしない。

まぁ、それはいい。そんな話はいいんだ。そんな話よりも、しなければいけない話がある。

我が家の玄関前にはウッドデッキがある。引っ越して来てから数年は、そのウッドデッキが僕の居場所であり、そこに薪ストーブを置いて、ずっとそこで過ごしていた。
そのウッドデッキが次第に傾き始め、なにやら危険な香りが漂い始めた。完全に斜めになってしまった。いつ倒壊してもおかしくない、そんな状況になってしまったので、最近は場所を移して過ごしている。

今日の午後のこと。

ふと見ると、ウッドデッキにカラスみたいな羽の生えた黒い塊が落ちている。
「なんだろうなぁ、あれ」と僕は思った。

カラスみたいなあれ、なんだろつなぁ。

あの、死んだカラスみたいなあれ、なんだらうなぁ。

もう、心ではわかっている。あれは、死んだカラスだ。だって、羽の生えたカラスみたいな塊は、死んだカラス以外に、ない。

でも、まぁ、信じたくないという気持ちもある。どちらかたいうと、そっちの気持ちが強い。
我が家のウッドデッキの上でカラスが死んでいるなんて・・・信じたくない。絶対。

最悪だ。

「死んでんじゃーん!」となる。

蹴飛ばしてみた。

「動かないじゃーん!」となる。

見なかったことにしようかとも思ったのだが、ここは我が家であり、我が家である以上、事あるごとにこのガラスの死体を見続けなければならないということになる。それも嫌だ。大して嫌でもないけれど、まぁ、嫌だ。

雑草取りのクワみたいなものがある。

「あっ、これで、アイツをウッドデッキの下へ落としてしまおう」

名案である。

雑草取りクワを持って現場へ。

カラスくんのボディにクワをあてて、エイ!っと動かす。ガラスくんのボディがぐにゃっと動いてウッドデッキの下へ落ちた。

「首がもげてんじゃーん!頭が残ってんじゃーん」

もうなんだか最悪なのである。
なにが悲しくて我が家の敷地でガラスのもげた頭の処理をしなければならないんだ?

まぁ、いいけど。

この前は庭の真ん中でモグラが死んでたし。
その前は庭の真ん中で頭が潰れた(たぶん僕が知らずに踏み潰した)マムシが死んでたし。

すげぇなぁ、この家は。と思わずにはいられない僕なのである。


そんなわけで、ライブまであと2週間。
12/8は下北沢lownでライブだよ。

ナメコ王国ってのはどうだろうか?

2018-11-25 00:46:01 | Weblog


北海道にあるきのこ王国の話は前に書いた。
寒い中バイクで走って、凍えながらたどり着くきのこ王国。キノコ汁一杯100円、心は温まらないが、身は温まる。最高だぜきのこ王国!のきのこ王国。

今年の春、僕は大投資を断行した。椎茸の原木栽培を始めたのだ。
寒いうちは保温に努め、暖かくなったら水をかけ・・・。
さぁ、秋だ!椎茸ちゃん出ておいで!の季節である。

「ぜんぜん出ないじゃーん!椎茸出ないじゃーん」の今日この頃。いかがお過ごしですか?

今日ちらっと椎茸の原木を見たら、ちっこい椎茸が一個だけ出てた。もう秋も終わりだ。

一個数千円の椎茸になってしまった。ちっこい椎茸は、ちっこ過ぎるのでそのまま放置。

そして僕は、ふと思い出した。

ナメコはどうかな?

今年の春に、ナメコの原木打ち込み体験という会に参加した。その時に貰ってきたナメコの原木が我が家の裏に埋めてある。最近、全然見ていない。秋なのに、全然見ていない。そういうところがダメなんだよ、僕は。まぁ、どえせナメコは出ていないだらうけどね。

我が家の裏手に回ってみた。

「すげー!ナメコ、出てんじゃーん!大きくなり過ぎてんじゃーん!」

なんだか、ナメコとは思えないナメコが、ニョキニョキとヒノキの木から生えている。最高だよ!ナメコくん。半分くらいは溶けてしまっているけれど、そのもう半分くらいは落ち葉がくっついて取れなくなっているけれど、残りのナメコくんはなんとか食べられそうだ。

はははは。ナメコ農家になることにしたよ、僕は。はははは。

実のところ、ナメコの原木は8本もある。ナメコくんな生えたのはナメコ体験で貰ってきた3本のヒノキ。残り5本はサクラの木。サクラの木にはナメコが生える気配は、まだない。きっと来年、恐ろしいくらいのナメコが生えるに違いない。

よし、名前はナメコ王国にしよう。

こんばんは。ナメコ王国の国王のしんぐくんです。どうぞよろしく。

ナメコ汁、一杯100円です。
心は温まりませんが、身は温まりますよ。


12/8は下北沢lownでライブだよ。
ナメコ王国の国王が歌うよ。みんな来てね。

チクチクラブ。

2018-11-24 02:45:48 | Weblog


コトコトラブという唄がある。僕の唄である。昔々に書いた曲。
コートのボタンを付けてくれるキミが、指先を針でチクっと刺したりして「可愛いくて好きだなぁ」みたいな唄だったような気がする。

さて、そんなキミはいないので、今は僕が僕の指先をチクっと刺したりして「いてっ」とつぶやいたりしているのである。

汚れでもいいズボン。つまり汚れているズボン。もっと言うと汚いズボン。ボロボロのズボン、気に入っている。
畑だったり、車の下に潜ったり。汚れた手をズボンで拭いたり。土の上に跪いたり。随分とした扱われ方をされているズボン。気に入っている。

腿の辺りが薄くなってきて穴が空いてしまった。
そろほろ寿命か・・・。穴の空いたズボン、捨てるしかないか・・・。

あっ!当て布しよう。

もう履かないであろうと思われるジーンズをハサミでチョキチョキ。
糸は目立たない色がいいのだが、そんな糸はない。白か黒しかない。裁縫が得意かというと、実は得意ではない。でも、まぁ、縫う。ミシンがあればなぁ・・・と思ったりするのだけれど、ミシンなど使ったことがない。男は黙って手縫い。

チクチク縫いながら思う。
「膝のあたりに、革の当て布をしたらどうかなぁ?かっこいいんじゃないかなぁ?」

もう着ないであろうと思われる革のコートをチョキチョキ。

こうして夜は更けていくのである。

コトコトラブ、歌うかなぁ。どうするっかなぁ。

12/8は下北沢lownでライブだよ。

きっと君の街にも。

2018-11-23 01:53:08 | Weblog


雪虫・・・ユキムシ。

雪虫が群飛すると、初雪が降る。

北海道を旅するようになって、雪虫を知った。

雪虫が飛ぶと一週間後に雪が降る。とみんなが言った。

正式名称はトドノネオオワタムシ。二風谷のおじさまが教えてくれたような気がする。


嵐山にて。

埼玉県嵐山町にも雪虫がいる。雪虫が飛んでいる。
僕の家の庭にも、僕の畑にも、雪虫が飛ぶ。

もつすぐ雪が降るのかなぁ・・・。

正式名称はトドノネオオワタムシ。カメムシ目アブラムシ科・・・カメムシ・・・アブラムシ・・・どちらも畑の作物の害虫に属する。

ちなみに、北海道で雪虫が飛んでいるのを見て、一週間後に雪が降ったことは・・・一度もない。

ちなみに、北海道で雪虫の存在を知るまで、空を舞う雪みたいな虫がいることを僕は知らなかったわけで。つまり、雪虫の存在を知ったあとは、ちょいちょち雪虫を見かけて「あっ、雪虫だ!」とつぶやいたりするわけで。

ということは、みんなが住む街にも雪虫はいるかもしれないわけで。
君の街でも探してごらん。雪虫を。

きっと見つけられるよ。そしたら、「あっ、雪虫だ」って、君も呟くと思うんだ。

12/8は下北沢lownでライブだよ。

rose

2018-11-22 00:05:21 | Weblog


例え何も変わらなくても
例え一歩も前に進めていなくても

下を向いて嘆くほどのことではない
人生は続いてく・・・

例えその手にまだ何も握られていなくても
例え今日の空が何も答えてくれなくても

君は君であるしかない
そう・・・僕は僕であるしかない

薪焼き芋。

2018-11-21 23:30:19 | Weblog


今朝、嵐山に初霜が降りた。

初霜が降りたと、どうして分かるか?
初霜が降りると、何がどうなるか?

普通の暮らしならば、「初霜が降りた」なんていうのは、ニュースの気象情報だキャスターが言っているのを聞くくらいなのだが・・・。
初霜?だからなんだ?だからどうした?と思うくらいなのだが。

農民には分かる。
畑に行くと、昨日までの姿と一変しているから、分かる。

葉っぱが・・・昨日まで青々としていた葉っぱが、いきなり真っ黒になっているのである。霜にあたって真っ黒になってしまっているのである。

とりあえず、「がびーん」となる。

サツマイモ、ジャガイモ、ナス、ピーマン、空芯菜等々。夏野菜の生き残りたちの命は、ここで終わる。

今年は、サツマイモの葉っぱをたくさん食べた。
サツマイモの葉っぱの柔らかいところを30枚ほど千切って持って帰り、洗って、切って、オリーブオイルで炒めて、鶏がらスープをジャッと入れる。
これが信じられないくらい美味しい。栄養もある。らしい。ビタミンBとか?サツマイモだけに。

この食べ方を始めてから、ただ邪魔なサツマイモのツルと葉、サツマイモを収穫するまでただただ伸び続けるサツマイモのツルと葉、憎っくきサツマイモのツルと葉が、可愛く思えて仕方がない。

やはり思う。僕は思う。

いいものは教えてあげなければ。みんなに。ほら。サツマイモだけに。
僕は、とりあえず自分のサツマイモ畑から柔らかくて美味しそうな葉っぱを摘み取って渡して言った。
「ほうれん草と同じ食べ方でね。炒めてもいいし、おひたしでもいい。癖がなくて美味しいよ」

おじいさん世代はみんなこう言った。
「食いもんの無い時代はサツマイモばかり食べたからなぁ」

そうじゃないんだよ。おじぃ。そういう切ない記憶は抜きにして食べてごらんよ。と僕は思うのだが、おじぃ世代には通じない。

オヤジ世代はみんなこう言った。
「汁に入れてみたけど、菜っ葉の味だな」

結局、畑をやっている人の中では、誰一人としてサツマイモの葉っぱの美味しさをわかってはくれなかった。イモだけに。

僕は考えていた。なぜだ?
そしてわかった。わかってしまった。
おじぃもオヤジも料理をしない。

自分で作った野菜で料理を作れば楽しさ100倍だと思うのだが・・・ねぇ。

話は戻って、初霜が降りて、サツマイモの葉っぱが真っ黒けになって枯れてしまった。さようなら、サツマイモの葉っぱちゃん。という話。

昨日から冷える。冬の気配。

今夜は薪ストーブをつけた。湯たんぽのお湯を沸かした。
ついでに、サツマイモを濡れた新聞紙に包んで、その上からアルミホイルで包んで、薪ストーブの中にぶっ込んで、焼き芋を作った。

なかなか美味しい焼き芋が出来たので、その写真を見せてあげたくて、どうでもいい話を書いている。イモだけに。

12/8は下北沢lownでライブだよ。