ライオンの詩 ~sing's word & diary 2

~永遠に生きるつもりで僕は生きる~by sing 1.26.2012

2021年の決意表明。

2021-01-18 00:13:00 | Weblog



男ならば、という言い方はあまり良くないご時世ではあるが言わせてもらおう。
男ならば、溶接くらい出来なきゃダメだと思わない?
まぁ、僕は別にそうは思わないのだがね。
溶接したいなぁ・・・というのは常々思ってはいたのだがね。

溶接はしたいが、溶接したいものがないというのが現実だったりして、今まで溶接とは縁がなかったというわけなのである。

「溶接したいなぁ」と僕は言った。数年前の話である。

数日後に、僕の家にほぼ新品の溶接機が届いた。持ってきてくれたのは瓦屋の親方である。「これで溶接をマスターしておいて」と言っていた。数年前の話である。

数年間、ずっと、溶接機が家にある。全然使っていない。だって、溶接のやり方がわからないんだもの。
もちろん、ちょっとはやってみた。マスターしろと言われたから。やってはみたが、全然出来なかったからすぐにやめた。親方には、マスター出来なかったと伝えた。

数年経ってしまった。数年前に溶接用に買った鉄筋の束が、コロンコロンと転がった。
「溶接、やるか!」
2021年の決意である。

オーホリジージに言ってみた。
「ねぇ、溶接教えて」
オーホリジージが家に来てくれた。オーホリジージはほぼほば目が見えていないので、溶接の実演は出来ない。ほぼほば見えていないのに車の運転をしているので、ちょっと怖い。田舎あるある。この前は「信号の緑が見えない」と言っていた。かなり怖い。田舎のおじーあるある。

オーホリジージの講釈が始まった。僕は溶接棒をつけたビリビリ出るやつを右手に持って、目潰し防止のお面を左手に持って、待っている。聞いている。「そんで、どうやるの?」
オーホリジージの講釈が続く。すごく長い。ホントに長い。全然溶接やらせてくれない。しまいには車はにメモ帳と鉛筆を取りに行って、紙に書いて説明をし始める。全然溶接やらせてくれない。

「ねぇ、そんな御託はいいからさ、早く溶接やろうよ」なんてことは言わない。僕くらいのおじーマスターになると、ちゃんと空気を読むのである。おじーは講釈を邪魔されると怒る。場合によってはブチ切れる。おじーの講釈の邪魔をしてはいけない。だから、ひたすら、待つ。溶接ビリビリ棒とお面を持って、相槌を打ちながら、ただひたすらに待つ。

なんだかんだと話したりパチパチしたりして、オーホリジージの結論は・・・
「こんなオモチャの溶接機じゃダメだ」であった。

しかし僕の2021年の決意は「溶接やるぞ!」なのである。
オモチャの溶接機しかないのならば、そのオモチャでなんとかするしかない。溶接の原理とやり方は学んだ。あとは、実践あるのみ。

鉄筋切ったり削ったり、くっつけたりくっつかなかったり、また切ったりくっつけたり・・・。
たぶん、少しずつ上手くなり、たぶん、少しずつ頑丈にくっつくようになり・・・

溶接作品第一弾、鉄筋で作ったテーブル!

さて、次は何を作ろう。何を溶接しよう。・・・全然思いつかない。ははは。溶接、終わりか?

正月って、あったけーなー。

2021-01-04 00:38:00 | Weblog



今夜の嵐山町はそれほど寒くない。マイナス3度。昨日はマイナス7度。布団に入ってるのに顔が凍るかと思った。布団に入ってるのに顔が凍る・・・そういう生活に憧れたりしませんか?北海道留辺蘂のツツジ公園でのキャンプじゃないんだからさ。顔が凍るのはやめて欲しい。
そういえば、留辺蘂ではあまりの寒さで凍死するかと思い、炭に火をつけてテントのインナーとアウターの間に入れたりした。すげーあったかいの。もう、ホカホカ。天才。天才現る。留辺蘂に天才現る。死ぬかもな、とは思った。一酸化炭素中毒で死ぬかもなってのは、思った。でも、凍死するくらいなら、ホカホカの中で死んだ方が快適ではなかろうか?とも思った。
実際、すごく危ないらしい。テントの中に炭は入れてはいけない。もうやらない。一酸化炭素中毒で死ぬくらいなら凍死することにする。

話が逸れた。今日の嵐山町はそれほど寒くない。マイナス3度。
「よーし!焙煎するぞ!」

正月といえば焙煎!ということになったみたいだ。焙煎の意欲が止まらない。

元旦は、すげー寒かったっては書いた。薪ストーブの上にしか焙煎機が置けなくて、薪ストーブに火を入れられないからすげー寒かったと書いた。

おれ、頭いいからね。同じ轍は踏まないわけ。寒いの嫌じゃん。
テーブルの上を片付けて、そこに焙煎機を置いてね、薪ストーブをゴーっと燃やしてるってわけ。ふふふ。あったかいってわけ。天才。テーブルの上を片付ける作戦、正解。天才。

まず最初に焙煎機に豆を入れてスィッチオンしてクルクル回して火を点けたわけ。自動だからさ、なんたって自動だからさ、自分でクルクル回したらシャカシャカしたりしなくていいわけ。
焙煎機を回している間に薪ストーブに新聞紙と小枝を入れたりして、火を点けるってわけ。
ふと、焙煎機を見ると、ガスコンロの火がチョロチョロっとしか出ていない。最高火力にしてもチョロチョローっとしか火が出ない。
知ってる?カセットボンベのガスって、寒いと使えないんだよ。
「うへぇ!」となる。

僕が買った自動焙煎機ってのはさ、ブルジョワしか買えないやつなんだけどね、ブルジョワ焙煎機「ワーキングクラス仕様」みたいなところがあってさ、ただクルクル回るだけのやつなわけ。だから、クルクルと自動で回してくれる以外のことはしてくれない。自分で火を点けて自分で消す。焙煎具合なんてのも全部自分の腕次第ね。豆の色と豆が爆ぜる音。それだけを頼りにして焙煎するバージョンのやつね。

たとえば留辺蘂のツツジ公園でキャンプなんかをしてるとさ、寒すぎてガスボンベが使えなくなるわけ。そういう時にどうするか?・・・手で温めるんだね。マイナスの気温の中、外、寒くて凍えてるから火を点けるのに、ガスボンベを両手で握って自分の体温で温めるんだね。そうすると、チョロチョローが、シューってなる。地獄ね。生き地獄とはこのことね。冷たいなんてもんじゃない。手が凍るっつーの。

留辺蘂の思い出を書いていたら、焙煎が終わった。グァテマラのアンディグア、レタナ農園の深煎り。完成です。これ、美味しい。

薪ストーブに火が入ったお陰で、途中から、ガスコンロの火もゴーっとなり、美味しそうな豆になりました。

いいなぁ、自動焙煎。焙煎中、暇だからブログが書ける。

ではまた、珈琲豆がなくなったら逢いましょう。


くたばれブルジョワジー!

2021-01-01 18:07:00 | Weblog



2021年になりました。
ついこの間2000年になった気がするのに、もう21年も経った。驚きだ。

お正月だ。みなさんいかがお過ごしかな?
緩やかに過ごせているだろうか?

正月だからといって、年が明けたからといって、何がどう変わるわけもなく、正月的な何かをしなきゃいけないわけでもない僕なのである。

「正月だから、一味唐辛子を作るか!」と、収穫したまま放っておいた黄色い島唐辛子を刻む。危ないからゴム手袋をはめて、刻む。種ごと刻んだ唐辛子を、ブルジョワしか持っていないという食品乾燥機という優れモノマシーンに並べてスィッチオン!

終わっちゃった。・・・正月にやることが終わっちゃった。正月にやるほどのことでもない正月にやることが、終わっちゃったなぁ。

「あっ!正月だから珈琲豆を焙煎しよう!」

いつも珈琲豆がなくなると慌てて焙煎をする。珈琲豆は、焙煎仕立てというのは、旨味が弱い。と僕は思っている。三日・・・四日を過ぎると、焙煎豆からアロマオイルが滲み出て来て、旨味がグッと増す。と僕は思っている。だから、豆を切らしてから焙煎をするなんてのは、言語道断。だけど、いつも切らしてから焙煎をする。だって、面倒だから。焙煎って、面倒だから。

最近、ブルジョワしか買えないという自動の焙煎機を手に入れた。
今までは、手動。右手でずーっと把っ手をクルクルと回し続けるという、ティピカルな労働者階級グッズを使っていた。焙煎には時間がかかる。クルクルと回す右手以外は暇。死ぬほど暇。右手だけが忙しい。暇だから本を読む。左手だけでページをめくりながら読むってのがなかなか大変で。。。もはやそれはワーキングクラスヒーローの必需品的な代物なのである。
だが今は違う。自動。勝手に動く。モーター付き。ブルジョワ。おれ、ブルジョワだから。自動の焙煎機。持ってる。

そんなわけで、今、元旦。珈琲豆の焙煎中。

すげー寒い。なんで寒いかっていうと、外だから。外にいるから。
家の中で唐辛子を乾燥させると、カプサイシンが家中に拡散されて、目を開けていられなくなるからね。珈琲豆を家の中で焙煎すると、サンマを焼く時よりもすごい煙が出るから、家の中にいられなくなるからね。
薪ストーブをつけたいところだが、ブルジョワ焙煎機を置く場所がないので、薪ストーブの家に置いて回しているわけ。だから薪ストーブはつけられない。ブルジョワ焙煎機が燃えてしまうからね。

だから、すげー寒い。寒い正月だなぁ。

そんなわけで、僕はブルジョワになったわけだけど、僕は「くたばれブルジョワジー」という唄を歌っているほどのワーキングクラスヒーローなわけだから、そういうのがバレるとまずいわけ。
だから、内緒にしておいてね。

あぁ、かじかんで、iPhoneを落としてしまいそうだ。

happy new year!