ライオンの詩 ~sing's word & diary 2

~永遠に生きるつもりで僕は生きる~by sing 1.26.2012

今知ることと、知らないでいること。あとで知ることと、一生知らないでいること。

2020-10-17 03:03:00 | Weblog
無農薬のお米をメルカリで買った話を先日ブログに書いた。
無農薬っていいよねぇ。おれ、無農薬信者だから。農薬は食べたくないよねぇ。おれ、無農薬信者だから。

昨日、ふと思った。「あっ、小麦・・・どうなの?」

調べた。ググった。出てきた。やばいワードが。いっぱい出てきた。

ポストハーベスト。

ポストは「後」、ハーベストは「収穫」。つまり、収穫後の作物に与える農薬。
輸送だったり貯蔵だったりする間に、虫が付かないようにするためだったりカビが生えないようにするためだったり。

使われる農薬の濃度は、栽培中に与える農薬の100倍から数百倍。
ベトナム戦争で使われた「枯葉剤」の成分が入った「2,4-D」。
小麦、大豆、米、トウモロコシ、オレンジ、レモン、バナナ、さくらんぼ、ジャガイモ、カボチャ、ナッツは、特に農薬の残留の恐れが強いらしい。

我が家のテーブルの上に載ったバナナ・・・バナナ買っちゃってんじゃん。

小麦ね。日本で消費される小麦の85%以上が輸入。パン用に至っては99%が輸入。

無農薬の小麦を調べた。あった。無農薬で化学肥料を使っていない小麦があった。
良かったなぁ、安全な小麦があって。安全な小麦を食べよう!と思ったら、値段が普通の小麦の10倍だった。2倍くらいだったら迷うことなく、いや、迷うけど買うかもしれないが、10倍となると、ちょっと・・・手が出ない。
発癌性催奇形性が危惧される枯葉剤まみれの小麦を食べねばならないのか・・・

もうこうなったら、育てるしかない。麦を育てて小麦を作ろう。それ以外にいあ方法を思いつかない。
麦を育てるのは難しくはない。育てたこともある。難しいのは、育てたあと。籾摺りをして籾を外すのだろう。そのあとで石臼で挽かねばならない。
そしてもう一つ問題がある。麦を育てるのは難しくない。でも、育てる場所が必要だ。1平米の麦畑で、うどん一杯分の麦だそうだ。今の畑の5メートル×5メートルを使って麦を育てたとして・・・うどん五玉。

うーん、悩む。

という話。

ちなみに、ポストハーベストの農薬は、国が安全を保証しているので、いくら食べても健康に問題はないそうです。無農薬信者じゃない人にはまったく関係のない話なので、あしからず。

種苗法改正という悪法について以前書いた。
種の自家採種を禁止して、世界三大種苗会社に日本の食を牛耳られよう!という謎の法案。
農家は種を農薬とセットで買わなければならなくなり、この国の食は、ますます農薬に冒されるようになる。という話。

北海道の盟友めぐちゃんからメールが届いた。以下に載せます。どうぞよろしく。

こんばんは
いつも突然ごめんなさいね。
色々な人に一斉送信しています。

今日は今国会で早々に審議される種苗法改定についてお伝えしたくメールしました。

世間では日本の農家を守る為だなどと言われていますが、種苗法改定がさなれると日本の農家は立ちゆかない事になります。
本当に食べられず飢えてしまう時代が来てしまいます。

元農水大臣の山田正彦さんがプロデュースして「タネは誰のもの」という映画を作りました。出来たてホヤホヤです。国会審議前に何とか国民に理解を促したく、日比谷では本日上映会が開かれていますが、全国的に開催するのは難しく、時間がありません。

実は江原さんの公式サイトであるスピリチュアルワールドにてこの映画が会員限定で22日迄の期間限定で無料配信されています。入会後のサイト料金は月550円です。映画を見たあと退会されても結構です。
どうか見て頂けないでしょうか。

そしてできるだけ多くの人にも同様に勧めて頂けないでしょうか?少しでもコロナの感染リスクなく、多くの人に、残り時間の僅かな今、この映画を見て種苗法改定の何が問題なのか?日本政府は何をしようとしているのか知り、理解して頂きたいのです。

このメールをコピー転送して頂いても良いです。

目的は種苗法改定を阻止する事です。江原さんのサイト会員になって頂きたい訳ではないのでご理解下さい。

食糧危機が迫っています。私達は大丈夫でも子どもさんやお孫さん世代で必ずそうなってしまいます。それを阻止したいのです。私達一人一人が理解し、行動しなければ何も変えられません。子どもたちに少しでも安全で明るい未来を残してゆきたい。

どうか宜しくお願い致します🙏

ハチの話。14

2020-10-15 03:25:00 | Weblog
たまに買い物へ行く。生きてるから。

この前、スーパーへ買い物へ行ったら、なんか、実演販売みたいなやつ、やってた。

何かなぁ?何かくれるのかなぁ?と慎重に近づく。

実演販売みたいな、試食みたいなやつ、少し苦手。
食べたいけど、買わなきゃいけない気がするから苦手。でも、食べたい、試食。

近づくと、ヨーグルトだった。
森永が新しく開発したヨーグルトだった。

僕は考えるのである。
ヨーグルト・・・ヨーグルトな。ヨーグルトは一個100円くらいだからな。最悪の場合、買わざるを得なくなった場合、まぁ、買っても100円くらいで済むな。

じゃあ、食ってみるか!ヨーグルトォ!くれぇ!

飲むヨーグルト、飲んじゃった。タダで。

タダで飲ませてもらったから、多少は説明を聞かなければならない。世間とはそういうものだ。まぁ、最悪の場合でも100円だ。「あぁ、じゃあ、ヨーグルト、一個買います」と言えば逃げられる。

そして、説明が始まった。

なんと、なんと、なんと、宅配ヨーグルトの営業だったのである!そんなのあるか?驚いたなぁ。月々6000円から、みたいなことを言っていた。びっくりしたなぁ。そういう新手の商売があるとはな。気を付けねばな。

その森永の営業の人。明治の悪口を散々言いまくって、森永のヨーグルトを勧めてするのだけれど、僕にとっては明治も森永も同じくらい悪者な気がするわけでね。

ついつい営業のおじさんに言ったわけだ。

「あのぉ、森永の粉ミルクには遺伝子組換えの大豆が入ってますよね?明治の粉ミルクにも入ってるけど、森永のにも入ってますよね?なんでそんなもの入れるんですかね?」

営業マンのおじさんの答は・・・

スルー。

無視。

その話題は無視して、ヨーグルトを勧めてくる。

なんなんだ?

話は変わって。

ハチの話とかタイトルをつけて、全然ハチの話をしていない。そろそろハチの話を書くかな、とか思わないわけでもないのだけれど、ハチ、いなくなっちゃったから、ハチの話なんてない。もうない。だから、ハチの話はこれで終わり。

そうそう、オザワジィの奥さんに会いに行った。
オザワジィは順調に回復しているそうだ。なんと、右半身に残ると思われた麻痺が、ほぼほぼないそうだ。つまり、麻痺していない。つまり、字が書ける。
奥さんが言う。
「この前書いた字を見せてあげるわ」
10分くらい待ったけど、オザワジィが書いた字は出てこなかった。
お年寄りアルアルである。

数日後、オザワジィからLINE電話の着信があった。
オザワジィの携帯は奥さんが持っているので、つまりは奥さんからの着信である。
何事かと思い、折り返した。LINE電話で。

なんか、よくわかんないけど、突然ビデオ通話になって、画面にオザワジィが歌っていた。
「あれ?オザワジィ?あれ?」

オザワジィはリハビリのために転院し、それを機に携帯をゲットしたらしい。元気そうだった。
オザワジィの横に、知らない人がずっと立っていたけど、オザワジィは元気だった。
オザワジィの言ってることは、ほぼほぼ意味不明だったけど、それは倒れる前からそんな感じだったから、つまりオザワジィは元気だということだ。

そんなこんなで、ハチの話は終わりなのであります。
ありがとうございやした。

ハチの話。13

2020-10-11 03:03:00 | Weblog
瓦屋の親方が我が家に来て、ちょっと話した。

最近、なんでもメルカリで買えるという話。送料出品者持ちだったりして頼みやすい。送料の分は値段に乗っけてあるのだとしてもヤフオクよりは全然買いやすい。とか。

京都の個人農家からお米を買ったという話をした。
なんか、おじーちゃんが孫に食べさせるために大事に育てたお米ですって書いてあった。つまり無農薬で育てたということだ。

無農薬のお米を買った訳を話した。ネオニコチノイドの話もした。ハチの神経がやららて帰巣本能がなくなる話もした。もちろん「らしいよ」とか、「そういう説もある」とかいう言葉を織り混ぜながら。

親方の嫁さんの実家は田んぼをやっていて、毎年お米が穫れる。僕は時々そのお米のおこぼれを頂戴したりしている。
ここ何年かは、親方が本格的に米作りに関わっている。

その後、何日かして、稲刈りを終えた親方がやって来た。獲れたばかりの新米を届けてくれた。
30キロの新米が入った袋を40袋ほど運ばなければならないというので、お米のお礼に手伝うことにした。

30キロの米袋を担いで、トラックから蔵へと運び込む。30往復。死ぬかと思った。

そんなことをしながら話した話。

親方は今年は新米を貰わないと言う。なんで?と聞くと、古米を食べると言う。なんで?と聞くと、去年は除草剤を二回撒いたけど、一昨年は除草剤を一回しか撒いてないそうだ。
ネオニコチノイドの話を聞いて、息子と一緒に色々と調べたらしい。
「こっわー!」となったらしい。

俺には新米くれたじゃん!と思ったけど、それはまぁいい。

「知る」というのは生きづらくなるということなのかもしれない。でも、「知らない」ということは・・・。

話は変わって。

今年はウンカの被害が甚大だそうだ。稲につく害虫、ウンカ。米農家が軒並み被害を受けているという話がTwitterで回ってきた。

ウンカの被害というのは、江戸時代あたりから農家にとっての悩みの種らしい。
最近では、農薬への耐性を持ったハイブリッドウンカなるものが出現して、農薬を撒いてもウンカの被害が出るそうだ。

Twitterへの投稿へのリプライを読んでいた。そこに書いてあったのは・・・

「農家が食べていくには農薬は必要」
「国が決めた安全基準を守っているのだから安全」
「無農薬なんていうのは幻想」
「美味しんぼの読みすぎ」

へぇ・・・と僕は思うのである。
世の中、こういう人たちが多勢なのである。
でも、僕は思うのである。ほんとにそうか?とね。

農家が食べていくには農薬が必要なのか?本当か?その農薬が発癌性やらなんやらで他の国では使用禁止になっているとしてもか?自分が食っていくためなら、食わされるやつがどうなってもいいのか?
国の安全基準は安全なのか?本当か?他の国の何百倍も緩い基準の理由はなんなんだ?それは国民の健康のためなのか?それとも誰かの利益のためなのか?
無農薬は幻想なのか?・・・それは僕にはまだわからない。
美味しんぼの読みすぎなのか?実は、僕は「美味しんぼ」を読んで育った。

話は戻って。

瓦屋の親方が言う。

「来年は無農薬と有機肥料で米を育てようと思うんだけど、しんぐさん手伝ってくれるよね?」

・・・嫌とは言えない。

絶対に言えない。

「おぉ!やろう!なんでもやろう!やってみよう!」

無農薬は幻想なのか?
それは、僕はまだ・・・知らない。

ハチの話。12

2020-10-09 03:57:00 | Weblog
オザワジィは陶芸の仲間である。つまり、陶芸倶楽部の仲間は、みんなオザワジィの仲間である。
最近はコロナのせいで、倶楽部のみんなで集まる機会が激減した。一度に集まれる人数は三人、と会長さんがお達しを出した。

窯出しの日。焼いた作品を窯から出す日。久しぶりに倶楽部のみんなが集まった。結局集まるなら、集まるのは三人というお達しに意味はあるのか?とかは・・・まぁいい。

オザワジィの件を報告した。みんなオザワジィのことを心配している。窯から出てきたオザワジィのカエル20匹。カエル20匹を眺めながら、みんな心配している。

会長さんがつぶやいた。

「最後に会った時は、元気に駐車場の草に除草剤を撒いてくれてたのになぁ・・・」

そうだった。オザワジィに最後に会った時、オザワジィは小脇に除草剤を入れたタンクを抱えて、プシュープシューと除草剤を散布していた。

話は変わるが。

EUの話。
EUは色々と厳しいのである。何が厳しいって、食品の安全とか環境の保護とか、そういったものにとても厳しい。

先日、Yahooニュースを読んだ。EUから大量の農薬が輸出されているというニュース。
どんなニュースかというと。
EUは規制が厳しいので、人体に危険を及ぼす可能性のある農薬は売ってはいけない。だがしかし、EUはEUのためにあるのだから、EU以外の国になら売ってもいい。そんなわけで、大量の農薬がEU外へ輸出されているということだ。
農薬を輸入している国はアメリカが断トツで一位。日本は三位。輸入量はアメリカの4分の1。だけれども、日本の農地はアメリカの農地の1パーセントしかない。
EUの市民団体が、「自分たちの人権や自然環境保護は人一倍重視するのに、輸出先の人たちの人権や自然環境を軽視するような行いをするのはよくない」などと訴え、輸出する各国政府に輸出禁止を働きかけている。
そして、日本人は何もしない。農薬漬けの日本人は、何もしない。

オザワジィ・・・農薬いっぱい吸っちゃったのかなぁ・・・。

そういえば・・・畑を貸してくれていたタイチじーさんも脳梗塞で倒れたなぁ。奥さんのキョーコさんも、この前倒れたなぁ。二人で除草剤撒きまくってたなぁ。

オザワジィのカエル20匹。

除草剤が脳梗塞の原因・・・なわけはない。だって、政府が安全ですって言ってるんだから。ねぇ。

ハチの話。11

2020-10-08 04:21:00 | Weblog


オザワジィが倒れた。というところまで書いた。

オザワジィは脳梗塞で倒れてしまった。
奥さんと二人でお昼寝をして、夕方前、奥さんが起こすと、オザワジィはムニャムニャとなり、救急車がやって来て、救急隊員がオザワジィに万歳をしろと命じ、オザワジィの万歳は左腕一本の万歳だったと。奥さんが言っていた。

脳梗塞になると大体の場合半身に麻痺が残る。オザワジィの右半身には麻痺が残る。字が書けなくなる。書道の先生なのに・・・。
陶芸が出来なくなる。来年の干支は丑なのに・・・。
右足が不自由になったら、子供たちを迎えに行けなくなってしまう・・・。

このご時世である。コロナのご時世である。奥さんでさえも面会が許されない。一度足りとも。

入院をして二日目に、奥さんが荷物を届けに病院へ。
脳梗塞というのは、二日目からリハビリを始めるらしい。
面会は出来ないのだが、リハビリから戻るオザワジィに偶然出会えたという。
奥さんが話しかけると、オザワジィは曖昧に笑ったそうだ。

オザワジィの記憶が、曖昧になってしまった。

電話をもらってすぐに、オザワジィの奥さんに会いに行ったのだが、オザワジィの奥さんはとても哀しげだった。

僕の作業場にネズミの置き物が飾ってある。オザワジィが作った干支の置き物のネズミである。

僕はネズミに話しかける。

オザワジィ、早く元気になって帰って来てね。お茶、飲みに行くからね。

ハチの話。10

2020-10-04 00:20:00 | Weblog



オザワジィの栗林。立っているのはオザワジィ。
オザワジィは陶芸の仲間である。
オザワジィはカエルの置き物を200個くらい作る。200個も作ったカエルをどうするか?みんなにあげるらしい。
今年の初めには、ネズミの置き物を100個くらい作った。事情により、新年の窯入れには入りきらず、ネズミの置き物100個は6月頃の焼き上がりになってしまった。オザワジィは言っていた。「干支の飾りを6月に配るってのもなぁ・・・」。

オザワジィは書道の達人でもある。書道の先生をしていたりもする。
オザワジィのカエルの置き物をひっくり返すと、なにやら紙みたいなものが見える。その紙を引っ張ってみると、オザワジィの達筆で書かれたメッセージが出てくる。

オザワジィは栗林を持っているくらいだから、畑もたくさん持っている。栗林の向かいにそこそこ大きめの畑がある。そこに植わっているのは全部サツマイモである。オザワジィに聞くと、全部で500本植えたそうだ。株間30センチだとして、ざっと150メートル。150メートルの高畝を作って、そこに150メートルのビニールマルチをかけて、そのマルチに土を被せて風に飛ばされないようにする。ちょっと目眩がする。オザワジィが全部人力で一人でやったらしい。目眩がする。ちなみに、僕のサツマイモの畝は、5メートル。たったの5メートル。

僕がトコトコと歩いていた時期。朝の5時くらいに家を出てトコトコと歩いて、7時くらいに小学校のそばを通りかかると、見知った顔が前方に見える。オザワジィが、小学生の後ろをトコトコと歩いている。小学生が僕に言う。「僕らは毎日3キロの道を通ってるんだよ。300メートルじゃないよ、3キロだよ」。
ほぉ。僕は思う。道のりを考えると、オザワジィは自分の家から小学生の登校班の出発場所まで、そして小学生を送り届けたあとで自分の家へと帰るまで・・・7キロは歩いていることになる。それは毎日のことなのである。

オザワジィ、御歳78か79。凄まじいパワーの持ち主である。すごく小柄でチャーミングなんだけどね。


オザワジィからたまに電話がかかってくる。なに?と聞くと、「間違えてかけちゃった」とか言う。
先月のはじめ頃、オザワジィから電話がかかってきた。「また間違えちゃったのかな?」とか思いながら電話に出ると、話の主はオザワジィの奥さんだった。

オザワジィが倒れた。


ハチの話。9

2020-10-01 02:33:00 | Weblog


蜂箱を見にいくたびに、ハチの数が減っている。

確実に、女王蜂がいない。

ただただ寿命が来るまで働き続ける働き蜂たち。

悲しくて見ていられなくなった。だから、これが最後の写真。この写真を撮って以降、栗林へは行っていない。

「ハチさん、いなくなっちゃったなぁ」

梅雨が始まる頃、僕は三時間に一回くらい、そうつぶやいていた。

この世界からハチがいなくなると、人間は生きていけなくなる。という話がある。
ハチは蜜集めをする時に植物の受粉を手伝う。つまりおしべとめしべをくっつける。
鉢のお陰で、種は保存されていくという話。ハチは大事。
いちご農家は養蜂業者からハチを買うなり借りるならして受粉をさせる。そうしないとイチゴは成らない。ハチは大事。

ネオニコチノイドという農薬がある。米、果実、野菜に使われる。
農薬が染み入った花粉や蜜を摂取したハチは神経系統を冒され、帰巣本能を失って巣に戻れなくなる。という話がある。
北半球から4分の1のハチが消えたのはネオニコチノイドのせいだという話もある。

ヒトへの害は少ないという話もあるが、少なくないという話もある。
EUではネオニコチノイドの使用を制限したり禁止したりする国が多く見られる。アメリカでも少し規制されたりしている。
日本では、数年前にネオニコチノイドの残留基準が緩和されたという。ほうれん草などは、従来の13倍に緩和された。つまり、ネオニコチノイドをどんどん使いなさいということだ。

オザワジィの栗林のハチがいなくなった理由はわからない。
キムキムニーヤン曰く、「ハチは野生だ。野生だからヒトにはどうにも出来ない」。

オザワジィの栗林は小高い丘の上にある。
垢の上から見る景色が素晴らしい。眼下に、見渡す限りの水田。田植えの時期が終わって、稲がスクスクと育っている。

あぁ、ハチさん、またいなくなっちゃったなぁ。