ライオンの詩 ~sing's word & diary 2

~永遠に生きるつもりで僕は生きる~by sing 1.26.2012

この2ヶ月の注射の回数は、今までの人生分を超えている。

2014-10-31 03:17:21 | Weblog


寝坊をするたびに、思い出すことがある。
「シングは、寝坊で人生をダメにするタイプだな。間違いない。」

Trash Box Jamの片割れシュウの言葉。


なんでかなぁ。なんで、朝の7時に起きなきゃいけなかったのに、目が覚めたら午後の1時になってたりするのかなぁ。こんなことが起こり得るのだろうか?と寝ぼけまなこで想うわけだな。ほんとに、しょーもない。
仕事だったらクビだよな。あぁ、しょーもない。

まぁ、今日は、自分で勝手に決めた予定だから、誰に迷惑をかけるわけじゃない。7時に起きて、朝一で病院に駆け込もうとしていたわけだ。
受付は8時から11時。起きたのが午後の1時。まぁ、別に、今日行かなきゃいけなかったわけでもないからいいんだけどもさ。悔しいじゃないか。

悔しいまま、のんびりと過ごす一日は、嫌じゃないか。なんとかならないものかなぁ。とね。
初診の受付は11時までって決まってるけど、なんか、特別扱いしてくんないかなぁ。とかね。

まぁ、結果から言ってしまうと、診てもらえたんだけどね。へへへ。ふふふ。
やるなぁ、ラッキーボーイ。

手のひらに、注射を3本も打たれた。
これで様子を見て、普通に生活をしてみて、また一ヶ月後に来てね。と言われた。
まぁ、骨には異常がないようで、一安心。腱に異常があるようで、ちょっと心配。

でもまぁ、スペシャリストが言うことだから、信じて過ごしてみようと想う。
3~4日後には、ステロイドが効いて痛みがなくなるようなので、ギターを弾いてみようと想う。

でもなぁ、それで痛かったら、どうすればいいのだろうか?痛くても一ヶ月後に来てね、なのだろうか?

注射の効果についての説明書きを読むと、注射の直後に一時的に痛みが引きますが、注射の効果は3~4日後から現れるので、2日目に痛みがぶり返したように感じることがありますが、大丈夫、心配ありません。

というような事が書いてある。

とりあえず、僕の場合。注射の直後に、痛みは全然消えておりません。
なので、それも含めて、ちょこっとだけ心配な僕なのです。はい。

D on F#はとても大事。

2014-10-29 22:47:13 | Weblog
突然だけど。
親指と人差し指と親指が痛い。
親指が2回出てきたのは、左と右の手のことだからだよ。

この指たちは、事故以来ずっと痛い。つまり、事故の時の怪我ということだ。

うへぇ!!!ってほどは痛くない。地味に痛い。
手のひらでグーを作る時にちょっと痛い。ペットボトルの蓋を捻る時なんかはすごく痛い。なんだか微妙な痛みなのだ。

入院したての時、左手の親指の付け根辺りが真っ黒に変色していた。いわゆる内出血ね。
でも、入院先の病院では左手ちゃんは残念ながら相手にしてもらえなかった。なぜなら、他の箇所の怪我がひどかったから。内出血なんて怪我じゃないよ、的な。レントゲンさえ撮ってもらえなかった。

骨は折れていないようなので、気にせずに過ごして来たのだが、転院先の病院に通い始めた頃、全然痛みが引いていない。
よくよく考えてみると、事故からすでに一ヶ月。この痛みが引かない様は問題ではないだろうか?と心配になり、お医者さんに申告。

結果、骨には、まぁ、それほど、異常がない。と。
それほど異常がないとは、いかがなものか?と思いつつも、様子をみることに。

そして、さらに一ヶ月が過ぎた。

まだ、痛いんですけど。まだ、痛むんですけど。

ギターを弾く時に、Dのコードを押さえる時に、親指でF#のベース音を鳴らしたりするわけ、時々。これ、痛いね。相当痛いね。

これは由々しき問題だと。仕事で何かの支障が出ることよりも、D on F#が鳴らせない事の方が遥かにまずい。と。

さて、どうしよう?と。

調べてみると、手外科の専門医というのがある。そこへ行こう。と。
調べてみると、案外近くに手外科の専門医のいる病院があるじゃないか。と。

主治医からの紹介状を持って、近々、行って来ます。

治るといいなぁ。治らないと困るなぁ。D on F#が・・・。

病院巡りの、旅は続く。もうしばらく・・・続く。

シングスカイウォーカー。

2014-10-28 23:54:16 | Weblog


模索している。

何を模索しているのかといえば、生き方だ。

いや、嘘だ。

模索していない。つまり、生き方を模索していない。

今はただ・・・生きてる。

模索しない人生など・・・くそくらえ!とかね。

なんなんだ、これは?なんなんだ、今は?とかね。

今を生きないで
いつ生きる
瞬間を生きないで
いつ生きる

痛いのなんのと言っている暇があったら、動けよ。とかね。

クラクラするよぉだのなんとかフラフラしている間に、動けよ。とかね。

ダラダラと日常に溶け込んでいる間に、置いていかれるぞ。とかね。

なんだ!なんなんだ!お前は!とかね。


なんだか、よくはわからないんだけど・・・何処かから声が聞こえてくるような、しないような。

振り向くと、大家さんの奥さんが立っていたりして、キウイを勝手にもがないで下さいねって、軽く怒られたりして。とかね。

気を取り直して。
この声はどこから聞こえてくるんだろうか?と、薄闇の中、考えていた今日の午後。

答はわかっているのだから、歩き始めようかなぁ・・・そろそろ。とかね。

10月も、もう終わりだなぁ・・・。とかね。

みんな元気ですか?
ちゃんと生きてるんですか?
ちゃんと模索してるんですか?

僕は、そろそろ、スタートです。

君たちキウイパパイヤマンゴーだね。

2014-10-28 16:11:04 | Weblog


キウイの産毛を取って、皮ごとジューサーにかけると、美味しい。とか。そんなメールを頂いた。

あぁ、うちの庭に、キウイが山ほど成っているなぁ・・・とか。思い出したりして。

300個くらい成っていたので、一部を収穫したりして・・・とか。

キウイとリンゴを一緒に袋に入れておくと美味しくなる。とか。聞くから、青森のリンゴと一緒に入れたりして。とか。

それにしても、キウイの産毛を取るのって、簡単なんだろうか?

キウイANDリンゴジュースと、キウイANDバナナジュースと、キウイAND小松菜ジュースだったら、どれが一番美味しいのだろうか。とか、考えているのだけど。

みなさんは、どれが美味しいと思いますか?

部屋とワイシャツとスムージー。

2014-10-27 21:33:41 | Weblog


小松菜は、スムージーにするより、そのまま調理して食べた方が100倍美味しい!とか。
ははは。へへへ。ふふふ。それじゃあ、スムージーが巷で流行っちゃってる意味がなくなってしまうじゃないか。

スムージー、そんなに流行ってませんけど?とか。そういうガセなネタは、一切受け付けないのだよ。どこもかしこもスムージーなのだよ。
大宮アルジェの看板も、コカコーラの赤から、グリーンスムージーの緑へと変貌を遂げているはずさ。

スムージー、飲むべし飲むべし!

話変わって。
今月の初め頃、青森は五所川原に住むコデラーマンから贈り物が届いた。
大きな段ボール箱を開けると、おっ!リンゴ!おっ!リンゴリンゴリンゴ!赤と黄色のリンゴの山。本場青森から、リンゴの贈り物ってわけだね。10キロ。リンゴ10キロ。

黄色いリンゴのトキってやつが・・・すごい。桃のように、香りを放つ。甘ーい香りをフワフワと。

リンゴ祭りだぜ!って、ガシガシ食べるも、10キロのリンゴは、なかなか減らない。

そこで、ピーンと閃いた。

そうだ!リンゴジュースにしよう!

しかし、我が家にはミキサーはあれど、ジューサーが無い。無い。無い。リンゴジュース飲みたい。でも、無い。無い。無い。

どうにかタダでジューサーが手に入らぬものかと考える。

ピーンと閃いた!

どこかしらの電器屋のポイントなどのようなものが、もしかしたら貯まったままなんじゃないか?

あれやこれやと手を尽くし、我が家に届いたジューサーちゃん。ビックカメラのポイント使用で無料でやんす。うきき。

そんなこんなで、搾りたてリンゴジュースを毎日飲んでいるのでやんす。

話変わって。
我が家に無かったジューサー。
我が家にあったミキサー。ろくに使われもせず、棚の奥で誇りを被らされている可哀想なミキサー。

あれだね。ジューサーもミキサーも、しまってしまうと、もう使わないね。絶対に使わないね。
せっかく手に入れた新品のジューサー。買ってから8年くらいで2回くらいしか使われていないミキサー。
・・・なんとかせねば。

というわけで、キッチンに棚を作った。ジューサーとミキサーを置く棚を作った。これで、いつでもどこでも、ジュースANDスムージー!
目に触れる場所にあれば、使うってもんだ。きっと。多分。きっと。

棚を作る時に、怪我は大丈夫だったのかって?そう、そういうことなんだよ。
もう全然大丈夫!と言いたいところだけれど、そんなことはない。支えたり、電動ドライバーを握ったり・・・めっちゃ痛かったんだよぉ(泣泣泣)。

でも、棚が出来たからメデタシメデタシ。
それもこれも、リハビリリハビリ。

そんなわけで、我がハチミツカフェにメニューが増えました。
搾りたてリンゴジュース(期間限定)と日替わりスムージー!
一杯400円くらいで出してもいいと想う。おれ、いいと想う。

ご来店、お待ちしております。ぺこり。

部屋とスムージーと私。

2014-10-27 15:47:53 | Weblog


スムージーがさ、流行ってるじゃない?
流行ってるんだよ、たぶん、きっと。
町中がスムージーなんでしょ?たぶん。
街の中そこらじゅうに、スムージーがあふれてるんでしょ?きっと。
犬も歩けばスムージーに当たるなんでしょ?たぶん、きっと。
流行ってるんだよ。すごく流行ってるんだよ。
家に閉じこもってるおれだって知ってるもん。そんなことくらい。へへへ。やるなぁ、おれ。

お昼ご飯は、スムージーにしよう!
こんな感じでしょ?きっと。
そうだなぁ、今日は気分がムカムカするから、バナナと小松菜のスムージーが最適だね!
こんな感じで飲んでるでしょ?たぶん。
知ってるよ、おれ、知ってるんだもん。隠したって無駄だね。みんなも毎日飲んでるんでしょ?知ってるよ、おれ。へへへ。

で、スムージーを作って飲んでいる。

これさぁ、すげぇ気持ち悪いんだね。うけた。
何これ?こんなもんが流行っちゃってるなんて・・・世も末だね。頭おかしいんじゃないの?ははは。

あぁ、気分がムカムカするなぁ。

でもねぇ、流行っちゃってるからねぇ、毎日飲むことにすることにしよう。

みなさんの、今日のスムージーは、何味ですか?



秋だなぁ。

2014-10-24 01:07:12 | Weblog
いよいよ寒くなってきて、もう冬だなぁ・・・なんて想ったりしているけれど、今はまだ秋。まだ秋じゃないか。紅葉だって、これからじゃないか。とかね。
少なくとも、あと一ヶ月ほどは秋なのだから、ちゃんと秋を感じながら生きなければいけないんだよ。

あぁ、イクラ丼が食べたい。

入院中の話。
隣のベッドの関口さんが、ベッドの上でうつ伏せになって雑誌を読んでいた。

おもむろに僕はつぶやく。
「いいなぁ、うつ伏せ」

関口さんは首を傾げてから、ハッと気づく。
「そっか、うつ伏せになれないんだね?そっかそっか。とりあえず、うつ伏せになるのが当面の目標だね!」

そうなんだね。僕は鎖骨の手術をしたため、うつ伏せにはなれない。
うつ伏せになれないだけじゃなく、右側に寝返りを打つことも出来ない。寝返りは左側限定なのだ。

右寝返りは、病院では厳格に禁じられていた。なぜなら、僕の右側の肺には血が溜まってしまっていたからだ。おまけに肋骨が六本も折れてるし、鎖骨もあるし・・・血が溜まってなくても右寝返りは出来ない。

でも、寝返りってのは、眠っている時にも打つのである。
あのね、左側限定の寝返り生活を数日間続けてごらんよ。あのね、不思議なもので、ものすごく右寝返りを打ちたくなるんだよ。それはそれはものすごくね。

で、ある日の夜のこと。

僕は恐怖の中で目を覚ました。
知らないうちに、左側限定寝返りのルールを忘れて・・・忘れてっていうか、寝てるしね・・・右側に寝返りを打ってしまったのだ。
眠りの中で、ミシっと音がした。骨が軋む音がした。鎖骨なのか肋骨なのかはわからない。ミシっという音とともに、激痛が走った。ちょー怖かったのである。

もうすぐ事故から二ヶ月がたとういうのだけど、あのミシっと事件以来、僕は右側寝返りを打っていない。それはそれですごいことだと想う、我ながら。

そんでもって、昨日のこと。
もうそろそろいいんじゃないかなぁ。とね。
恐る恐る右側寝返りへの挑戦ね。
体重の40%くらいを肩に乗せたところで、やめた。だって、怖いし。まだ骨がくっついてないし。やめたやめた。

そんなわけで、もうしばらく左側限定寝返りの日々が続くのであります。

あぁ、秋だなぁ。

わたし待つわ。

2014-10-18 01:51:28 | Weblog
病院って、待つよね。予約していても、待つんだよね。
すごくたくさんの人が待ってるんだよね。毎日凄まじい数の人が待ってるんだよね。大変だなぁ・・・なんてね。

ちょこちょこ通院しているんだけどね、リハビリとか。たまに診察とか。

昨日なんてさ、整形外科と耳鼻科とリハビリが、トリプルブッキングになっててさ、まいったね。

整形外科の予約は10時だから、8時半に病院へ着いて、耳鼻科の受付を済ませて、整形外科の予約時間までにリハビリを終わらせて、終わった頃に耳鼻科に呼ばれれば完璧!なんてな。青写真。

予定通り9時50分にリハビリを終えて、2Fへ上がって、整形外科の受付で指示をうけて1Fの放射線室へ。ちょっと待たされて、鎖骨のれんを撮っていい具合の放射能を浴びて、再び2Fの整形外科へ行く前に3Fの耳鼻科の受付へ。
「これから整形外科の診察があるんでぇ」的な旨を伝えておく。しっかりと受付は済ませておく。
2Fの整形外科の受付にレントゲン撮影終了のお知らせを軽く入れて、椅子に座る。本を読みながら呼ばれるのを待つ。時は10時20分くらい。予約が10時だから、いつ呼ばれてもおかしくない。

どれくらい経ったのだろうか。全然呼ばれない。待合所は人で溢れかえっている。なぜならば、11時半の段階で、まだ9時半の予約の人の診察をしているからだよ。
それから更に時間が経って、12時になった。ふぇ~、本も読み終わるってぇの。

まぁ、待つのはいいんだよ、別に。暇だから。
待つのはいいんだけど、気になるのは現時点でのダブルブッキング。整形外科の順番を2時間も待ちながら、耳鼻科のことが気になる気になる。

10時の予約の人の順番が回ってきたようだ。さぁ、さぁ、呼んでくれ!
呼ばれた。看護師さんに呼ばれた。あれ?普通は、お医者がマイクで呼ぶのに。

聞くと、耳鼻科の順番が回ってきたから、先に耳鼻科へ行ってこい!と。整形外科の順番はまだまだ回ってこないから、先に耳鼻科へ行ってこい!と。

はいはい、行きますよ。もうちょっとだったのになぁ。あれだよ、きっと。耳鼻科へ行っている間に整形外科の順番をが回って来て、飛ばされて、後回しにされて・・・だな。とつぶやきながら3Fへ。

なぜだろう。順番が回って来たよ、と呼ばれて来たのに・・・なぜここでも待たされるんだろうか。
看護師さんも、それを気にかけてくれているのだろうか、僕に対して申し訳なさそうにしている。
いいんですよ、暇人なんで。8時半に病院に来て、今12時過ぎてるけど、暇人なんでいいんですよ、と心の中で会釈をする。

どうでもいいんだけど・・・おれね、耳鼻科、好き。先生が、優しくて美人だから。

耳鼻科で1時間近くかかって、整形外科は5分で終わって、全部終わったのは1時半くらいかな。いやぁ、長かったなぁ。病院って、待つなぁ。

ってね。

なんで耳鼻科に行ってるかっていうとね。
眩暈が止まらないんだね。入院中からずっと。
入院中に何度も申告したんだけどね、ほぼ相手にされず状態でね、

退院しても治らないから、こっちの病院で眩暈の検査をしてもらった。
そしたらね、結構大ごとになる可能性ありっていう診察でさ。
大学病院宛の紹介状をもらって、検査をしに行くことになってんだね。検査の結果によって、手術ってことになる。
もしかしたら、大ごとなんです。入院、嫌だなぁ。

んで、なんで病院は待つ、なんていうどうでもいい話を長く書いたかっていうとさ。暇だからなんだけどさ。

紹介状をもらったから、大学病院に予約の電話をしてみたのさ。
そしたらさ、直近の予約が11月の半ばだったんだよ。
一ヶ月後だよ。
いやはやいやはや・・・病院って、待つよねぇ。。。

おだちゃんの本性。

2014-10-14 22:53:09 | Weblog


久しぶりに会ったおだちゃんは、髪が伸びていた。
人生ほぼ坊主頭をポリシーとしているおだちゃんの髪が伸びているのは、きっとお金がないからだと想う。

人生に於いて重要なのは、新鮮さだと言えなくもないので、このままロン毛になったらいいと注進したのだが、たぶん、聞き入れられることはないんだろうな。
キムタクみたくなって、女の子にもてるかもしれないのに。とかね。

そんなおだちゃんなんだけど。

入院中にメールが来て、「退院するまでには見舞いに行くよ。調べたら、バスなら安く行けそう」なんて言ってきた。

生意気なおだちゃん、お金がないおだちゃんにしては、めずらしく殊勝な発言である。

おだちゃんの性格を考えるに、新潟まで見舞いに来ると言うなんて・・・ないよなぁ。と想うわけだ。
でも、今回は死にかけちゃったわけだし、怪我の程度が普通じゃないし、おだちゃんとは友達歴も長いし、最近は八丈島にも一緒に行ってるし、困った時にはお金も貸してあげてるし、やっぱりおれのことを心配してるんだなぁ・・・なんてね。
うんうん、良い友達だなぁ・・・なんて想ったりしてね。

で、おだちゃんと、その事について話した。

「見舞いに来ようなんて、偉いじゃん」

「で、病院は新潟市のどこだったの?」

「ん?病院は新潟市じゃないよ」

「えっ?新潟市じゃないの?新潟市から遠いの?」

「新潟市からは遠いね。南魚沼市だよ」

「なんなの?なに?新潟市に行きたかったってこと?」

「いや、新潟は行ったことがないからさぁ」

なんだか、怪しい。非常に怪しい。怪しすぎる。新潟は?

問い詰めると、白状した。

どうもおだちゃんは、新潟市にある競馬場へ行きたかったらしい。行ったことのない新潟競馬場へ、見舞いついでに行こうと想っていたらしい。どちらかというと、競馬場ついでに見舞いに来ようと想っていた節がみてとれる。

やっぱりね。おかしいと思ったんだよ。長距離バスに乗ってまで見舞いに来ようなんて・・・。おかしいと想ったんだよ。ほんとにさ。

もう、困っても、お金貸してあげないかんね。ほんとに。

でもまぁ、おだちゃんが、「生きてて良かったじゃん、ほんとに」と言うたびに、「生きてて良かったなぁ」と想ったりしちゃってね。

でも、困っても、お金は貸してあげないよ。ほんとに。

それ、いいと想うよ。

2014-10-14 18:43:35 | Weblog


ブログ、お久しぶり。
はい、元気だよ。

先日、アニーずガーデンの面々がお見舞いに来てくれた。アニーズガーデンの面々といっても、スケジュールの都合上、ミホとエムケイとおだちゃんの三人。アニーズガーデンのメンバーはミホだけなので、アニーズガーデンの面々といっても、メンバーは一人じゃねぇか!ということになるんだけどね。

みんな元気で忙しいようで、何よりです。

スケジュール調整を頑張ってくれたエムケイに感謝です。

話は変わって。
入院中に、ミホとメールを交わした。
去年の夏頃に、アニーズガーデンの復活ライブをやったんだね。
その時に観に来てくれたお客さん、ミホの職場の人がね、先々月のお茶の水カカドゥ、Trash Box Jamのライブに来てくれていたんだって。
そんで、めっちゃかっこ良かったって言ってたんだって。
嬉しいよねぇ。

そんで、子供が出来たらシングみたいになるように育てたい!って言ってたんだって。
キャーキャー。嬉しいよねぇ。

そしたら、ミホはこう言ったんだって。
「それだけは絶対やっちゃダメでしょ」って。
キャーキャー。余計なこと言うなやぁ!

こうやって、シングの遺伝子は継承されていくんですよ。ははははは。

そんなわけで、2014年の嬉しいニュースBest3に入るトピックをお届けしました。

今度ライブに来た時は、ぜひ声をかけてくださいね!と、僕は声を大にして言うのです。ははははは。

シアワセノカタチ。8

2014-10-07 15:08:56 | Weblog
北海道を走っている時の話。

北海道は広い。広いから楽しい。

広い北海道を、こーかたさんの先導で走る。
コデラーはすぐに荷物を落とすので、僕はコデラーの荷物の見張り番として、殿を務める。三台で走る。

こーかたさんに連れられて、色んな所へ行った。普通は行かない所へ行った。泊まる場所も、通る道も、入る温泉も、全然普通じゃない。普通では知り得ない場所がたくさんあった。

北海道は楽しいなぁ。と、改めて想った。こーかたさんが色々なことを教えてくれた。
コデラーと二人で、キャッキャと騒ぎながら、四日間、共に遊んだ。

こーかたさんは、北海道の道を、自分の庭のように走る。
実際、北海道は、こーかたさんの庭なのだと想う。

すげーなぁ、この人。と、僕はしみじみ想った。

北海道が自分の庭ってのもすごいことなんだけど・・・追い追い分かったことなんだけど・・・
こーかたさんにとっては、日本全国が庭のようなものなんだ。

この人、知らない所ってあるんだろうか?
と想ってこーかたさんに聞いてみた。

答は、予想通り。
「ありますよ。まだほとんど知りませんよ」

ほらね。

僕がこーかたさんに追いつけるなんてことは、ない。ありえない。むーりー。

つまりね。

僕が、旅人として、そこそこ謙虚でいられるってのは、謙虚で気持ち良くいられるってのは、慢心せず貪欲でいられるってのは、こういう人に出会っているからなんだよ。

つづく。

シアワセノカタチ。7

2014-10-07 02:31:50 | Weblog
入院中の話。

えっ?なんで知ってんの?
あれ?病院の名前教えてないのに。あれ?

「想ったより元気そうだね」
とこーかたさんは言う。

「駅からの道にジェラート屋があってね、ジェラートは持ち帰れなかったから、はいお土産、プリン」
とこーかたさんは言う。

突然の訪問にびっくり仰天しながら、僕は言う。
「なんで病院わかったんですか?」

「いやぁ、ここしかないなって思ってね」
とこーかたさんは言う。

ノーアポね。ノーアポ。
ノーアポどころか、病院の名前も確認せずにね、新潟まで来ちゃうってやつね。電車に乗って。

サプライズ。ってやつ。

普通、来ないよ。だって、ここらへんの病院は一つじゃないもん。普通、聞かないで来ないよ。ははは。
なんだ?この人?ってね。

なんだ?この人?って、想わない?

笑っちゃうくらい、不思議な人なんだよ。こーかたさんってさ。

ニコニコしながらプリンを食べてさ、笑っちゃうくらい素敵な人なんだよ。こーかたさんってさ。

つづく。

シアワセノカタチ。6

2014-10-07 00:47:27 | Weblog
バイクに乗って旅を始めて、五年・・・かな。
たった五年ではあるけれど、8万キロ、地球を2周出来る距離を走ったってわけだ。

僕はいつも一人で走っているわけで。
その8万キロを、ほとんど一人で走っているわけ。
仲良しの仲間でチームを作って走っている人を見ると、「いいなぁ、楽しそうだなぁ」と想ったりもするのだけれど、やっぱり一人が気楽で良かったりしてね。

想い返してみると、誰かと一緒に走ったことなど・・・、・・・ない。驚くほど・・・ない。

たった二人を除いてね。

北海道、帯広にある無料の宿泊施設「大正カニの家」で出会った。もう四年も前のことだ。
その夜に、続々と就寝する人たちがいる中で、一番遅くまで話していたのが、僕と、コデラーと、こーかたさんだった。

ただどこにでもある、旅の中ではごくありきたりの出会いだった。

なんだったんだろうか。。。
なぜだったんだろうか。。。
それは、よくんからない。

ありきたりの出会いだったのに、そんな出会いはそこら中に転がっているはずなのに、それから四日間、三人で一緒に走った。
根室から羅臼、羅臼から弟子屈、弟子屈から美幌峠を越えて別れるまで。

それはそれは楽しい四日間だった。こーかたさんに色々教えてもらって、コデラーはたくさん笑わせてくれた。

その次の年の秋。長野だったか山梨だったか、その辺りで三人で落ち合ってキャンプをした。目的地まで、こーかたさんと一緒に走った。

去年の秋。北海道釧路のホーマックでコデラーと待ち合わせをした。根室から羅臼、羅臼から中標津と四日間、二人で一緒に走った。

なんでだろう?といつも想う。
不思議だなぁ。といつも想う。

僕は、この二人としか一緒に走ったことがない。

なんなんだろうか。といつも想う。
不思議だなぁ。といつも想う。

ねぇ、不思議だと、想わない?

つづく。

シアワセノカタチ。5

2014-10-06 20:29:58 | Weblog
入院中の話。

ある土曜日の話。

売店の前にある憩いのスペースでザクリッチを食べながらボケーっとしている僕に向かって歩いてくる人がいる。

「やぁ、こんなところにいたんだ。病室にいないから探しちゃったよ」

えっと・・・誰だっけ?

つまり、身内以外は病院の場所は知らないわけで、お見舞いの予定は入っていないわけで、つまり、この病院で僕の事を知っているのは、医者か看護師か売店のおばちゃんか、入院患者くらいしかいないわけで。

えっと・・・どちら様でしたっけ?

となるわけであるよ。

声の主が、僕の目の前に立っている。

僕は言ったね。僕は、こう言ったね。

「えっ?なんで?・・・こーかたさん?」

つづく。

シアワセノカタチ。4

2014-10-06 17:16:09 | Weblog
入院中の話。

売店の前に、ちょっとした憩いのスペースがある。
いくつかの椅子と、窓の外に見える上越の山々。

自力で歩けるようになってからというもの、病院の敷地外の土手のベンチと、売店の前の憩いのスペースが、僕の居場所となった。

午後3時には、売店でアイスを買って食べるのが日課。

ある晴れた土曜日の話。

その日も、僕は売店でアイスを買った。憩いのスペースでアイスを食べる。

アイスは毎日「ザクリッチ」。ザクリッチ、知ってる?ザクリッチ、美味しい。
他のアイスは補充されるのに、ザクリッチは補充されない。つまり、ザクリッチは、いつかなくなってしまう。人気がないのか、ザクリッチには、売れないアイス特有の、霜ってやつがたくさん付いている。美味しいのに。
いつの頃からか、売店のザクリッチを買い尽くすってのが、僕の目標となったのである。

ある晴れた土曜日のこと。ザクリッチを食べていた時の話。

「やぁ!」と僕に声がかかった気がした。

顔を上げると、誰かがこちらに向かって歩いてくる。

うーん・・・誰だっけ?どこかで見たことがあるような気がするなぁ。
なんか、誰かに似ている気がするなぁ。とね。僕は想ってね、キョトンとした顔で、歩いてくる人を見ていたんだよ。

つづく。