ライオンの詩 ~sing's word & diary 2

~永遠に生きるつもりで僕は生きる~by sing 1.26.2012

新聞、とってください。2

2020-03-20 02:12:00 | Weblog

共産党の町議候補者は、新人で見事に当選した。
もちろん、僕は彼に投票した。

当選した後も、町議はちょこちょことやって来る。
時には立ち話で、時にはお茶を出して、長々と話し込む。

嵐山町の議会。町議は13人かな。リベラルは3人しかいない。10人は保守。共産党はリベラル。僕もリベラル。
共産党町議とリベラル同士話は合うが、いかんせんリベラル3人の町議会。保守の反対にあって何も通らない。そういうのは国政と同じ。どうにもならない。

しかし、新人で町議になった共産党員は戦う気満々なのである。頼もしい。
「次の町議会の質問は、こんな感じで行きますよ。ここのところは、シングさんと話した案件を参考にしました」とか言ってくれる。

つい先日、その町議がやって来た時に「種苗法改定」の話を持ち出した。
町議も種子法改定と共に懸念しているとのこと。ぜひとも町議会で発議してくれと頼んでおいた。

種苗法改定は、日本の農業を破滅させるものだと、僕は思う。
嵐山町議会で話し合ったところで、どうにかなるものではないと、僕は思う。
嵐山町は田舎である。農家が多い。町議会議員の中にも農家はいる。保守派の中にも農家はいる。保守派を支持しているのは農家だったりもする。

保守派の農家の議員は、種苗法改定が何を意味するのか知っているのだろうか?
知らないなら知らなければいけない。知ったうえで、それに反対をしないようならば、死ぬ時に後悔して欲しいと思う。種苗法改定がもたらした未来の日本を見て、後悔しながら死んで欲しいと思う。

そんなふうに言って、町議に頼んだ。

まぁ、そんなわけで、我が家へやって来る共産党議員の話は終わるのだけれどね。

彼はいつも赤旗新聞を持ってきてくれる。
「楽しみに読んでます」というと、彼はこう言った。
「じゃあ、新聞とってください。月970円です」

僕は言う。
「それはできないですよ」
彼は聞く。
「どうしてですか?」
僕は言う。
「だって、赤旗新聞とってたら、共産党員だと思われちゃうじゃないですか」

「・・・」

それでも、僕らは仲良しなのである。

ほんとだよ。

新聞、とってください。

2020-03-20 01:39:00 | Weblog



エホバの人たちが、我が家へちょこちょこやって来るという話を書いた。僕が不在の時もちょこちょこやって来ているという話を書いた。

我が家へちょこちょことやって来る人はまだいる。
日本共産党の町議の人もやって来る。僕が不在の時もちょこちょことやって来る。僕が不在の時は、軒先に赤旗新聞が置いてあるのですぐに分かる。

僕は共産党員ではないし、共産党が好きなわけではないが、共産党の主張は好きだ。何しろ理想を語ってくれる。こうあるべきだということを掲げてくれる。

去年、僕が嵐山町に越して来て7年か8年、初めての町議選があった。任期が四年の町議選なのに、なぜ初めてかというと、田舎特有の無投票というものが二回もあったからである。

町議選の最中、僕の家から50メートルほど離れた場所に街宣車が停まって、演説が始まった。共産党の候補である。僕の家の周りには家が数軒しかない。歩いている人もいない。実のところ、誰もいない。なぜこんな場所に停めて演説を?といった感じでね。

僕は共産党ファンなので、ここはしっかりと町議候補の主張を聴かなければならない。家のすぐそばだし。僕は庭に、候補者が見える場所に椅子を出して、演説を聴いた。

演説が終わる。街宣車で一緒に活動をしている女性が候補者に耳打ちをする。候補者がこちらに向かって、我が家へ向かって走って来る。
夏の頃、7時くらいだったのだろう。選挙活動は午後の8時までである。
候補者と僕は、そこで一時間ほど話し込んだ。僕と話し込んでいる間に、その日の活動の時間は終わってしまった。

そんな感じで、僕たちは仲良しになった。

お茶をどうぞ。

2020-03-14 17:06:00 | Weblog
コロナウィルスが世界を破壊していく。

エホバの商人ってさ、そういう名前の宗教があってさ、なんでかなぁ?ってずっと思ってたの。なんで商人なのかなぁ?って。シェイクスピアのベニスの商人をパクったのかなぁ?とか、なんでかなぁ?ってさ。
でもね、自力で気づいた。ふと気づいたんだよ。エホバの商人じゃなくて、エホバの証人だってね。すごいな、おれ。エホバの人は何かを売ってるのかと思ってたけど、売ってなかった。商人じゃないから。

エホバの証人の人が、最近、よくうちにやって来る。
僕が不在の時もよく来るらしい。「やっと会えた。全然居ないんですもの」と言われたりするから、相当な回数、訪ねて来ているようだ。

エホバの証人たちが家にやって来ると、大抵の人たちは追い返してしまうみたいだ。だって、怪しいから。だって、みんなそんなに暇じゃないから。
でも、僕はそんなことはしない。「暑い中大変ですね。お茶でもいかがですか?」とかね。

エホバの人たちが言っていた。
もうすぐ大洪水がやって来て世界は滅びるって。
みんなでノアの方舟に乗りましょうって。

最終的に、色々と話し合った結果、「僕はノアの方舟には乗らないので、エホバの方々だけでどうぞ」ということになった。

コロナウィルスがどれぼどのものか、僕にはわからないのだがね。
アメリカのシンクタンク「ブルッキング研究所」が発表したレポートによるとね。
各国政府の対応が適切でなかった場合、日本では57万人、全世界では6800万人が死亡するそうだ。

そんなことにはならないだろう。そんな事態にはなって欲しくはない。だがしかし、最悪のシナリオになる可能性はゼロではない。それもまた現実。

これは世界の終わりの始まりなのだろうか?
エホバの人たちは救済の方舟に乗りこんだのだろうか?

何はともあれ、みんな元気で。

世界最速のピョンピョン

2020-03-14 03:14:00 | Weblog



ハローハロー
と僕は言った

久しぶりだね
と君は笑った

ピースバードの修理に手間取ってしまってね
と僕は言った
相変わらず嘘が下手だね
と君は笑った

チョコレート色の夕陽のチョコレートは
本当のチョコレートではなくて
クリームクレンザーで落とせない汚れはないなんていうのは
ただの嘘っぱちでしかない

ハローハローと
僕は歌った

もう行かなくちゃ
と君は笑った

時速70キロで飛び跳ねるガンガルーを
時速72キロで飛び跳ねるジャックウサギが追い抜いていく

雨が降っても大丈夫だよ
僕の上着はゴアテックスだから