ライオンの詩 ~sing's word & diary 2

~永遠に生きるつもりで僕は生きる~by sing 1.26.2012

詩人のリハビリテーション

2022-03-16 02:29:00 | Weblog



昔、「生きるとは・・・日々を費やすことだ」とある詩人が詠った。それはその詩人が人生の中で探し見つけた答である。

日々を費やすとは、きっと日々を懸命に生きるという意味なんだろうと思う。いささか分かりにくい表現なのだが、詩人とは分かり易いことも分かりにくく語るのが商売みたいなものなので仕方があるまい。

最近、その詩人がその言葉をふと思い出す。「生きるとは・・・日々を費やすこと?」。長い時を経て、いつか見つけたはずの答に疑問が生ずる瞬間である。詩人は、かつての自分自身に問う。「それはちょっと違うんじゃないか?」

懸命に生きている人を見る。懸命に生き、日々を費やしている。それが生きるということであり、かつての詩人の見つけた答に相違はない。

がしかし、詩人は想う。
懸命に生きる人よ・・・
費やした瞬間を、ちゃんと刻み込んでいるだろうか?
費やした日々を忘れ去ってしまってはいないだろうか?
振り返った時に、懸命に生きた瞬間の気持ちを思い出せるのだろうか?

そして、詩人はつぶやく。
「生きるとは・・・日々を心に刻み込んでいくこと」

そして、詩人はさらにつぶやく。
「向こう五年くらいは、この方針でいってみよう」

詩人というのは、いつでも、どうでもいいことをグダグダと考え、くだぐたと語るものなのである。

おひさしブリリアント

2022-03-15 02:16:00 | Weblog



ブログね・・・ご無沙汰してしまいました。
毎日、何を書こうかな?と思いながら七ヶ月、七ヶ月ってことは、二百と十日。こんなにブログを書かなかったことが、この二十年なかったもので、自分でも、「もう書かないのかな?」と思ったりしていたりして。でも、やっぱり書くかな、とか思ったりしていたりして。
何を書くかが問題なので。つまり、再始動一発目に何を書くってのが問題だったのです。いわゆる、きっかけってやつね。

去年の七月の記事。3個前の記事。僕は結石になっていますね。そう書いてありました。9回目の結石。あの時は辛かった。結局、一週間、鈍い痛みに悩まされて、有耶無耶のうちに終わった。歯切れの悪い勝利だった。そのブログに書いてある。結石の回数を確認するためにブログ内検索をしていると。結石になると、必ずブログを書いていると。

そう、ついに、きっかけがやって来たというわけですね。
記念すべき10回目の結石。ブログ再開のきっかけを運んできてくれた結石。

7勝2敗で迎えた第10戦。一年も経たずに迎えた第10戦。
腹痛で早朝に目覚めた。早朝に寝たのに、早朝に目覚めた。
「絶対に負けられない戦い」と呼んでいる。負けたら入院。入院したら一泊三万円。・・・負けられない。負けたくない。

一日中、断続的に襲ってくる痛みと格闘。夜、心が折れました。あまりの痛みに、ココロがポキッと折れたのです。
「あぁ、この発作が収まったら、次の発作までの間に身支度を整えよう。そして、救急車を呼ぼう」。

眠いのと痛いのと疲れたのと・・・朦朧とする意識の中で、部屋の中をトコトコと歩き続けなきゃいけないのが嫌なのと、なんとなくこれから襲ってくる痛みが史上最強になるのではないかという予感に対する恐怖と・・・。

朝7時、強烈な痛みに耐え切れず、鎮痛剤を服用。鎮痛剤が効くまでの30分、ただただうずくまって耐える。気がつくと11時だった。3時間半眠った。痛みもなくすごく安らかに眠った。逆に、痛みのない時間を眠りに使ってしまって、少し残念な気がした。痛みのない幸せな時間を感じたかった。
痛み止めが効く時間は大体4時間。起きたら時点でほぼ4時間。ガビーン。また痛くなるじゃん。

その後、痛み止めの効果が切れた後、痛みは訪れず・・・夕方、コロリンと、石が出た。

10回目の結石で石を目撃出来たのは2回目。
1回目は、目を疑うほどに小さな、埃みたいな石だった。「こんなやつに死ぬほど痛い目に遭わせられるなんて」と思ったものだ。
そして、今回の石。すごく大きい。3ミリくらい。なんか、割れて尖ってるの。「こりゃ痛いよ」っていう感じの痛そうな石。

結石なんてね、石が出てしまえばもうお終い。あとはもうなーんにもなかったように平穏な日々。だからね、毎回思うんだよね。「次も絶対に負けない!」って。
でもさ、今回は心が折れちゃったからね。都合6回くらい心が折れちゃったからね。
なんか、自信がないんですわ。次も勝てるという自信が。

とりあえず、お守りの鎮痛剤が残り二個になってしまったので、二十個注文しておこうと思うんですわ。

あっ、ごめんね。久しぶりのブログが結石のブログになっちゃって。
でもまぁ、きっかけだから。きっかけをくれた結石だから。許してちょ。

じゃあ、また。