Sightsong

自縄自縛日記

喜多直毅・西嶋徹デュオ@代々木・松本弦楽器

2017-01-14 08:56:35 | アヴァンギャルド・ジャズ

代々木の松本弦楽器さんに足を運び、喜多直毅・西嶋徹デュオ(2017/1/13)。マンションの一室であり十数人も入れば満員。贅沢にも、わたしは楽器調整の作業机から観た。

Naoki Kita 喜多直毅 (vln)
Toru Nishijima 西嶋徹 (b)

はじまりの曲は、なんとブリジット・フォンテーヌ「ラジオのように」。この、挑発的に囁き呟くブリジットの声が、喜多さんのヴァイオリンから不協和音とともに発せられ、驚かされてしまう。

そして、映画『めぐり逢う朝』において使われた古楽や、喜多さんのオリジナル「焦土」の一部、また、西嶋さんのオリジナル「千鳥の空」や「凩」も演奏された。「凩」においては、西嶋さんのコントラバスに対して、まるで弦をさほど弾いていないのに胴が大きく共鳴するような不思議な感覚を抱いた。また「千鳥の空」においては、喜多さんのヴァイオリンが、旋律を往還しながらサウンドを盛り上げていって見事だった。

最後は、チャーリー・ヘイデンの「Old Spanish Love Song」。ヘイデンの曲にはいつも惹きこまれる。

Nikon P7800

●喜多直毅
喜多直毅 Violin Monologue @代々木・松本弦楽器(2016年)
喜多直毅+黒田京子@雑司が谷エル・チョクロ(2016年)
齋藤徹+かみむら泰一、+喜多直毅、+矢萩竜太郎(JazzTokyo)(2015-16年)
うたをさがして@ギャラリー悠玄(2015年)
http://www.jazztokyo.com/best_cd_2015a/best_live_2015_local_06.html(「JazzTokyo」での2015年ベスト)
齋藤徹+喜多直毅+黒田京子@横濱エアジン(2015年)
喜多直毅+黒田京子『愛の讃歌』(2014年)
映像『ユーラシアンエコーズII』(2013年)
ユーラシアンエコーズ第2章(2013年)
寺田町の映像『風が吹いてて光があって』(2011-12年)
『うたをさがして live at Pole Pole za』(2011年)


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