札幌のクリスチャン鍼灸師

札幌市中央区山鼻地域、石山通沿い側で、脈診流による経絡治療専門の鍼灸院をしています。

七草粥ではなく七海草粥

2008-01-08 00:07:07 | 医療・健康
今日、いや、日が明けましたので、昨日は七草の日という事で、日本の伝統風習として七草粥を食べるとか・・・。
詳細は他に譲るとしますが、もちろん、この風習も食養生としての意味がある事は事実です。
さて、ネットでやりとりしている人の日記で、今日七草粥について触れていました。
彼の日記にも書きましたが、この時期北海道で七草を揃えるとなると、多くは本州産か温室栽培になってしまいます。
そこで、その時ふと思ったのですが、北海道では北海道ならではの地元でとれる越冬野菜で七草粥はどうだろうと考えたのです。
食養生、つまりマクロビオティックでは、なるべく地元でとれた旬の食材が体に良いとされるのです。
私は一人で暮らしていますので、それら七種類を揃える事は、経済的に無駄になると思いあきらめました。
と、先ほどNHKのローカルニュースを聴いていますと、函館のある神社で地元で取れた海草で作った「七海草粥」をふるまったとの事でした。
やはり、北海道では七草が手に入りにくいとの事で考えた事のようですが、函館では流行りつつあるそうです。
正に地元の旬のものを食べる事が健康に良いとされる「身土不二(しんどふじ)」の法則に適っていますね。
先ほど書いたように、私は北海道ならではの七草粥を考えましたが、先にやられてしまいました。(笑)
さて、近年ではこの時期七草のセットがスーパーなどに゜売られているそうですね。
私に言わせれば、本来食養生としての意味があるにも関わらず、スーパーなどに゜売られている七草のパックは、けして健康的とは言えないと創造します。
カット野菜のセットにも見られるように、時間が経っても新鮮な色がしているのではと創造するのです。
もしそうだとすると、それはパックにされる前に、工場で次亜塩素酸を主成分とする液体、つまり洗濯の漂白剤のようなものに漬けられていると思われます。
その液体は残留していないのでしょうが、それだけ新鮮さが失われる事になります。
もちろん、見た目には新鮮なように見えるでしょうが・・・。
また、そのような液体に漬けられるのですから、当然栄養素は破壊される事も創造できます。
本来食養生としての意味も含んでいる七草粥ですが、少なくとも健康面での意味は全く無いという事になります。
ですから、もしそのような七草のパックをどうしても使って七草粥を食べたいと思うのでしたら、あくまでも日本の伝統としての風習としての意味で食べてください。
体に良いと思って食べる事は、間違った健康法になります。

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