今月のオールインの旧作リリースは
先に書いた「権力の階段 ~総理への道~」のリリース記念でしょうか
夏山静香プロデュースのシネマパラダイスが2000年に製作した
島田陽子さん主演の極道映画
ってこの当時借金まみれだった島田陽子さんはお名前が島田楊子になっていたんですね
長らく廃盤になっていて、見るに見られない幻の作品になっていた作品
完全に任侠色の強い作品になっていましたし
この当時の作品ということで4:3比のスタンダード作品を
トリミングしてかなりでっかいスクリーンサイズになっているんですね
葵組の後妻で組長夫人に収まった龍子、今日は前組長夫人の命日ということで
葵組長さんと一緒にお墓参り
なんと前妻の墓参りを厭うと思われていたんですが
組長と幼なじみの寺の破戒坊主である山本昌平に言わせると、月命日に毎回来てると言うことで
何せ20年も前の作品ですから、坊主に山本昌平だし、葵組長に高松英郎さんと言ったキャスティングです
実は葵組は、葵の元を離れた黒崎組が葵のシマを狙っていたのである
そんな中、碁会所に向かった葵組長は碁会所希ビルの駐車場で暗殺されてしまうんですね
どこかのビルを借りての撮影
血糊を使うと言うことで、なんでしょうか高松英郎さんが撃たれた場所にはビニールシートがひかれたまんまでの撮影してるんですね
床のリノリュームについた血糊って落ちませんものね
でもこの青いシートは目立ちすぎですよね
葵組組長夫人龍子は、夫が無視の息で息子に跡を継がせてくれと言って息を引き取るその息子になんと、まだまだ若くて図体はでっかいが、体は細い本宮泰風さん
前妻さんの息子であるんですが、よくわかんないんですが龍子とは、何かいわく所以があるようで・・・
オヤジ希仇を取らねば渡世はできぬと言う若頭たちを抑えて組長の意思を伝え
オヤジ希仇を取らねば渡世はできぬと言う若頭たちを抑えて組長の意思を伝え
若が帰ってくるまで組長代理を務める龍子の姿を見せてくれているんですが
一応島田陽子さんですからそれなりに演技で姐さんを見せてくれてはいるんですが
何故か貫禄不足は否めないので
抑えになんと龍子の兄として安岡力也さんが貫禄を見せてくれてます
父親の死を知った泰風さんは帰ってきたものの
未だ踏ん切りがつかないご様子
なぜか突然島田さんとの濡れ場があって組を継ぐ
やっぱ二人になんかあったらしいとここでもそう思えるんですが
濡れ場で踏ん切りが付いたのか、初めて“おふくろ”って呼ぶんですね
これで島田さんは横車通して来ていた黒崎組になんと安岡さんと殴り込み
別口で泰風さんも黒崎組に・・・って展開
この三人無傷でお仕事成し遂げるんですが
ここで誰か一人死んで欲しかったなぁ
此の時代一本の尺は80分もあるんですね
2000年製作、日本Vシネマ、シネマパラダイス作品
関根和美脚本・監督作品
出演:島田楊子、本宮泰風、安岡力也、山本昌平、高橋和興、高松英郎