今月のレンタルDVDのリリースはGW という興行界の商機のために
4月下旬から5月3日までの間に怒濤のリリースラッシュで
さらに5月10日にもちょっとしたリリースでしたが、実はそれを最後にして22日と29日にちょっととってつけたように隙間を埋めるって言うだけのリリース具合でして
なんとここまで順調に見続けて来はしましたが
ついに来月5日の6月新作リリースまで
毎日更新の作作が計算上では不足するということで
普段は避けて通るようなこんな作品まで見ることに・・・
でもまぁいわゆるヒロインを今や老年の域に差し掛かって来てはいるもののまだまだお美しいジュリエット・ビノシュさんが演じてらっしゃらなかったたらレンタルしてなかったかもしれませんけど
そうなんですよ私食い物の映画って好きでなくて
映像で見る料理ってなんか作り物めいてて見てても美味しそうにも感ぜず
なんの感興もわかない人ですから、TVのヴァラエティーショーでも料理の番組やなんかも全く見ない人でして
まぁこんな機会でなければ避けて遠てってた作品
オープニングではなんと30分も尺をかけて美食家が同好の士を集めて食事をするために
その料理を美食家の主人ドダンとその20年来の料理人ビノシュ演じるウージェニーが
近所の農園の娘で絶対味覚を持つ少女ヴィオレットをアシスタントにして様々な料理を全くキッチンを縦横無尽にも使って作り上げて行く様を実にテンポ良く撮って行くことで我々を映画の世界に引きずり込んでいくのは見事というしかない
その後一つ一つのオープニングで作られた料理の解説を兼ねて美食家ドダンの説明を聞きつつ同好の士たちがこれまた料理を一つ一つ食すシーンで綴られて行く中で
厨房ではその一つ一つの料理をヴィオレットに食させてなんの材料や調味料を使っているかのテイスティングとか見せてくれるんですが
基本この映画は美食家ドダンといわゆる食事を彼の意のままに作り出せる専門料理人でありつつも食事以外の人間のもう一つの欲望の方も叶えさせていたウージェニー
そんな彼女は長年の過労がたまったのか肉体に病巣ができてあえなく命を落としてしまう
ドダンの悲しみは幾ばくのものかってことで
彼女以外の料理人の料理は全く気に食わずヴィオレットを助手として1から叩き込もうっていう中でようやっとい意にかなった料理人を見つけたかって言うそれをもとめに行くとこで映画が終わる
先にも書いたように料理に全く興味のない私にはちっとも面白くもなんともないものの
ジュリエット・ビノシュってことだけで一応落ちずに(全くの奇跡でしょうか)二時間十六分見てられたって言う作品でしたが
なんの感興も感想も浮かばない作品でしかなかった
ネオチしなかったから私が自分を褒めてあげられる作品だったかな
2023年製作、フランス映画
トラン・アン・ユン脚本・監督作品
出演:ジュリエット・ビノシュ、ブノワ・マジメル、ガラテラ・べルージ