できることを、できる人が、できるかたちで

京都精華大学教員・住友剛のブログ。
関西圏中心に、教育や子ども・若者に関する情報発信を主に行います。

2017年、どう過ごしたいか?

2017-01-04 09:48:56 | 私の「仲間」たちへ

今日は1月4日。2017年になりました。本年もどうぞよろしくお願いします。

さて、この年末年始、2泊3日で越後湯沢の温泉に出かけておりました。

昨日帰ってきたんですけど、越後湯沢から東京で途中下車して、浅草や東京スカイツリーの見物にも出かけました。

そんなわけで、新年のご挨拶が今日になってしまいました。申し訳ありません。

さて、その越後湯沢の温泉につかりながら、この2017年をどうすごそうかと考えたことを、ここで書いておきます。

まず、ご存知の方もいるかと思いますが、私、「年男」です。今年6月で48歳になります。

そして、越後湯沢の温泉につかりながら考えたのですが、今年はいろんな意味で、私の人生にとって「節目」になる年ですし、「節目」の年にしようといま、思っています。

前々から何人かの方にはお伝えしてきたとおり、いよいよ今年から本格的に、「充電の時期」をつくるための準備作業に入りたいと思います。

まず、基本的に、いままでお引き受けしてきたお仕事や活動であったとしても、最近、あちこちにからだの問題が出始めている自分のからだとこころと相談させていただいて、お断りしたり、活動に参加する頻度をできるだけ減らしたりして、なるべく「できる範囲」にとどめておきたいと思います。

それから、うちの大学でも、この3月末で人文学部の4回生ゼミの担当から離れ、いよいよ春から本格的に教職課程の仕事+全学共通科目の仕事に専念する体制に移行します。

また、それにあわせて、もしかしたらいくつかの学内の諸業務を引き受けることがでてくるかもしれません。

春から新しい学内組織がいくつか、立ち上がることになると思うので。

そうなってくると、ますます、いままでお引き受けしてきたお仕事や活動であったとしても、新しい学内業務や授業科目の準備等々に時間を割くために、「できる範囲」でのおつきあいにとどめることがでてくるかと思います。

このような次第で今後、「なんかあいつ、最近つきあい悪いなあ~」「なんで急にあいつ、動いてくれなくなったんだ??」と思われる方も出てくるかもしれません。

でも、「ほんとうにいまの自分の心身のコンディション、あるいは学内事情に合せて仕事や活動をしたら、このくらいなんだ」ということ。そのことをまずは、ご理解いただければと願っております。

いろいろとご不便をおかけすることになるかと思いますが、どうぞよろしくお願いいたします。

その上で・・・。

私、ここのところ、いろんな仕事・活動のなかで、正直なところ「わりにあわないな」感を強く抱いております。

たとえば、ここのところ原稿を書いている本は、この十何年か、学校事故・事件にまつわる諸課題、特に事後対応にかかわる諸課題にかかわって思うことを、文科省「学校事故対応に関する指針」の解説に即して綴っている本です。おそらく春先にはできあがることかと思います。

ですが、それを書いていていちばん思ったのが、「正直なところ、いちばんしんどいところで、ああでもない、こうでもないと気をつかって、心身すり減らしていろいろ実務的に動いてきたわりには、自分のしてきたこと・考えてきたことって、ほんとうにこの分野で、あまり注目されてなかったよなあ。いまだにどれだけ注目されているんだか・・・。そろそろ、まっとうに評価する目をもってほしいわ、関係者のみなさん・・・」ということですね。

まあ、ほんとうに現実のいろんな課題に追われて格闘して、心身ともにすりつぶしていたら、自分のやっていることを「外」に向けていろいろ表明するチャンスって、あんまり取れないんですよねえ。

傍観者的なスタンスで居る方が、むしろ好き勝手にいろいろ言えて「お気楽だなあ~」って、少なくとも私なんかからは思えたりもします。

このような次第で、今後、こういう「わりにあわないよな~」感など、時間や手間をかける余裕がある限り、あっち、こっちで、いろんな形で表明していこうかな、と思っています。

やっぱりねぇ、美しくて大きな花を咲かせるために、土をきっちり耕して肥やしまいたり、その花の芽がでてしっかり伸びるまで世話を惜しまなかったり・・・。

そういう地道な作業してきた人にも、そろそろ、誰かがきっちりと光をあててほしいよねえ。

まあ、こんな感じで、当分の間、ぼやきやひがみみたいなこと言う機会がい~っぱい増えるので、その点もどうか、ご理解をお願いします。

そして、できれば、こんな自分のしてきたこと、しんどくてめんどくさくて困難も多いけど、でも「誰かが引き受けてやらなきゃ、何も前に進まない」ようなことを、「次、安心して託せる人」を、これから見つけて、磨いていきたいな・・・って思います。

でないと私、「休むに休めない」んだわさ・・・。

心身ともにクタクタでも「にこっ」と笑って、いろんなやっかいなこと引き受けて対応するのにも、さすがに私にも「限界」ってものがあります。

でも「限界」がきたときに、ふと誰かに「代わり」をお願いしようと思っても、「頼めそうな人」が見当たらないっていうのは、つらいですよねえ・・・。

実は、年末に扁桃腺がはれて数日寝込んでしまいました。

そのときに、「ああもう、潮時だな~」って正直、思いました。

「もうこれ以上、無理はできない」と思いましたし、「誰かに委ねられるものは委ねたい」とも考えました。

そして「これまで自分のしてきたことに、そろそろ、きちんと光を当てていただきたいし、また、そうなるように、言うべきことは言っておこう」と。

そして、任せられることから誰かに任せて、時間にも心身にも余裕ができたら、今までずっと言ってきたとおり「充電」の時間を確保しようと。

家の中に買ったけど読んでない本がいっぱいあるんで、それをまずは読んで、残したい本やチャリボンにまわしていい本に整理したいな・・・って思います。

以上が、今年をひとつの「節目」にしたいという、今の私の正直な思いでした。

そんなことを、越後湯沢の温泉で考えていました。


この記事についてブログを書く
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« みなさん、よいお年を。 | トップ | 「大阪市教育振興基本計画」... »
最新の画像もっと見る

私の「仲間」たちへ」カテゴリの最新記事