Seachang's room

見に行った展覧会の私的な感想です。皆様の展覧会行脚にお役立てください☆
コメントお待ちしてます。

復古やまと絵 新たなる王朝美の世界

2014-10-26 00:39:48 | Weblog
徳川美術館 蓬左文庫 2014年10月4日~11月9日

 江戸時代後期から幕末にかけて平安・鎌倉の古典的やまと絵を理想とした復古やまと絵の画家、田中訥言、浮田一、冷泉為恭、渡辺清の展覧会。訥言がたらしこみしたり円山四条派ぽかったりして面白かった。為恭だけ世代が離れてることも再確認。渡辺清をまとめてみたのは初めてだった。人によっては結構唐画的画題も描いてるとか、土佐派の絵師育成とかいろいろ勉強になった。
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柳澤吉保とその時代―柳沢文庫伝来の品々を中心に―

2014-10-17 23:19:00 | Weblog
川越市立博物館・川越市立美術館 2014年10月18日~12月1日

 内覧会に潜入してきました。五代将軍綱吉の寵臣だった柳澤吉保が川越城主だったご縁と柳沢文庫にある程度資料がまとまっているから成り立った展覧会と思われるが、吉保はなんと川越には来たことがないらしい。大河ドラマ的には元禄繚乱とか峠の群像とかを思い出してください。同じ顔の柳澤吉保の肖像(結構でかい)が複数あってウォーホル的だった。六義園の図巻が全部広げてあってすごい。同時代の狩野常信、住吉具慶野作品はかならずしも柳澤家の伝来ではなく集められている。綱吉、吉保の子孫の殿様絵画も充実。柳澤伊信の南蘋風の絵にいる鳥の真正面から描いた顔が好きです。
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特別展 白絵―祈りと寿ぎのかたちー

2014-10-17 00:53:03 | Weblog
神奈川県立歴史博物館 2014年10月11日~11月16日

 出産のときに立てられた白綾屏風~白地に白の絵具で描く白絵屏風、白木に白で文様を描く白絵の調度。そして白は死の色でもある。とても面白いテーマですが、白絵の実作品がとても少なく、画中の白絵は見づらく、白絵の調度を伴う犬筥がやたらに印象に残りました。吉川観方コレクションの存在が大きかった。
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ミレー展 愛しきものたちへのまなざし

2014-10-17 00:47:51 | Weblog
府中市美術館 2014年9月10日~10月23日
山梨会場終了済み この後宮城会場へ巡回

 ミレー展て同時に二つ巡回してるのか! いくつかの海外コレクションと国内の作品で構成した展覧会。種まく以外にもいろいろ描いてるのね。肖像画によると最初の奥さん一族はよく似ている。
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五木田智央 TOMOO GOKITA THE GREAT CIRCUS

2014-10-13 21:21:16 | Weblog
DIC川村記念美術館 2014年8月31日~12月24日

 い顔に眼がある人物は銀河鉄道999の車掌さんみたいだった。
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東山御物の美―足利将軍家の秘宝―

2014-10-11 01:23:13 | Weblog
三井記念美術館 2014年10月4日~11月24日

 その後の日本での名品の規範となった室町幕府、足利将軍家のコレクションにあった絵画、唐物道具を集めた展示。有名な名品がほとんどで知らないこともないのだけれど、MOA美術館の絵画はあまり外の展覧会で見る機会がなく新鮮。第一週だけの紅白芙蓉、白い芙蓉が咲くときに赤くなることはあるのかもしれないけど、紅芙蓉はつぼみも茎もなんとなく赤いのでここでは別の種類かなと思いました。
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高野山の名宝

2014-10-11 01:11:41 | Weblog
サントリー美術館 2014年10月11日~12月7日
あべのハルカス美術館 2015年1月23日~3月8日

 運慶の八大童子押し、で印象としては仏像展。山には肖像画や近世絵画ももっとあるはずですが……。快慶の孔雀明王が立体のでっかい孔雀に乗ってて目立ちまくってます。
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歌川国貞

2014-10-11 00:57:38 | Weblog
太田記念美術館 2014年10月1日~11月24日

 よりすぐりの国貞展。人気では昨今国芳に押され気味ですがこちらが当時は正統派の人気絵師でした。さすがの浮世絵専門館で解説も安心して見ていられる。いろんな作品、シリーズがありますのう。よりすぐりの国貞展もいいけれど多作の国貞なのでもっと大会場でも見てみたいと思った。洋麺屋五右衛門の看板が国貞の四代目歌右衛門なのは気づいてたけどその役自体五右衛門なのか(図録表紙になってます)。
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国宝久能山東照宮展

2014-10-09 23:56:53 | Weblog
静岡市美術館 2014年10月4日~11月24日

 久能山東照宮の所蔵品では金扇馬標がデカくてインパクトがある。長谷寺に延々と肖像画があるのにも驚いた。久能山東照宮行ってみたくなった、できればイチゴの時期に。
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美少女の美術史

2014-10-09 23:41:14 | Weblog
青森県立美術館 2014年7月12日~9月7日
静岡県立美術館 2014年9月20日~11月16日
島根県立石見美術館 2014年12月13日~2015年2月16日

 美術史上の名品、有名作家というのではなくテーマで見せる展示。あまり有名でない人の作品も面白く見られていい料理法だた。美少女の美術、や美少女の文化史でなく美少女の美術史、なのか。古美術とか日本画も入れるのに3会場8週間ずつなので展示替え必須、しかし会場にはリストがなく、図録が置いてありますからとのことだった。美術館の展覧会ではやりにくいところですが、美少女には性的な視線も注がれるわけで、展示品的には確実にそう見えるものもあり、エロを見ないふりをしてるような気がしました。
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