蛙と蝸牛

本の感想。ときどき競艇の話。

雨の日は会えない、晴れた日は君を想う

2018年01月13日 | 映画の感想
雨の日は会えない、晴れた日は君を想う

デイヴィス(ジェイク・ギレンホール)は、義父が経営する投資銀行?の腕利きコンサルタント?。
妻が運転する車で通勤途上、事故を起こし(自分は無傷だったが)妻は死んでしまう。
彼は妻を失っても想定していた(悲しみに打ちひしがれるような)気分になれない。しかし、精神的には不安定となり、自動販売機からお菓子が出てこなかったのでベンダーに何回も長い抗議の手紙を書いたり、身の回りのもの(冷蔵庫とかPCとか自宅そのものとか)を分解したり破壊してみたりする。やがてひょんなことから妻が別の男との間に出来た子を堕胎していたことがわかり・・・という話。

説明的な場面がほとんどなく、唐突な感じでストーリーが展開していくので、わかりにくいし、デイヴィスの行動原理も理解しがたいものがあったが、ギレンホールの演技がうまいせいなのか、結末は、妙に腑に落ちたというのか、カタルシスに似たものを感じさせるような終わり方になっていた。

2回以上みないと本作の良さを感じ取るのは難しいのではないかと感じた。


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