司法書士佐季papaの毎日が一期一会

■■最近は気まぐれですが、日常の業務等を通じて実際に感じたことや,プライベートでの出来事についてお伝えしています■■

猫研無料相談(債務整理と相続)

2022年06月18日 | 無料相談

ブログの愛読者の皆さん、そうでない方も含め、こんにちは。

昨日は久しぶりに猫研の無料電話相談を受けました。

相談者は三重県鈴鹿市在住のFさん(専業主婦)です。元ご主人の連帯保証債務900万円(遅延損害金込み)の督促状が最近保証協会から届いたのでどうしたら良いかというものでした。ちなみに、私よりも先に弁護士に相談をしています。

当初、その弁護士は時効の援用を考えたそうですが、元ご主人が現在も少額の支払いを続けているとのことで断念。そこで、破産を勧められたとのことです。ただ、Fさんは、昨年、今のご主人と結婚したばかりでもあり、ご主人はもとより身内にも迷惑をかけたくないとのことで、破産をすることの影響をことのほか心配しているようでした。

私としては、その不安を払拭することを優先し、結論としては、連帯保証債務でもあるし、Fさんには今は収入も財産も無いとのことなので、まずはやはり破産を勧めると伝えました。Fさんもかなり安心をされたようで前向きに取り組みたいとのこと。なお、今のご主人は、Fさんに負債があるのを承知の上で結婚したので、債務整理のためにある程度の出費は覚悟しているそうです。

ところが、前向きになったのは良かったのですが、いつものように私がこの先Fさんの身の上に起こりうる相続の話をし始めたら、既に5年ほど前に父が亡くなっており、実家の不動産(高齢の母が住んでいるとのこと)の名義がまだ父のままだということが分かりました。これが何を意味するのかというとFさんには少なからず何十万円か、何百万円の財産があることを意味します。破産する上でこの問題を解決しなければなりません。

今後の相続対策は難なく打てますが、既に発生した相続対策は、債務整理手続上での現実的な解決が難しいものがあります。もちろん、幾つか対策を伝えましたが、スッキリとする解決方法ではなかったので残念です。

では、ブログの愛読者である皆さんもそうでない皆さんも、今日が昨日よりも幸せな1日となりますように 

債務整理や登記全般に関する電話相談や手続の依頼を希望される方は、(047-473-3371)までお願いします。 

事業再生を必要としている方は猫研http://www.nekojiro.net/までどうぞ。

コメント    この記事についてブログを書く
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 非課税の相続登記 | トップ | 相続登記や住所変更登記等の... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

無料相談」カテゴリの最新記事