昨日は一日外にも出ず、家で本を読んだ。
G子から借りた「西の魔女が死んだ」と「ノルウェーの森」。
ノルウェーの森はT男が好きらしい。
G子は村上春樹があまり好きでないので、T男から「読みもしないのに嫌いと言うな」と言われて読むことにしたらしいが、「やっぱり苦手」と言っていた。「何だか暗いの」と言う。
私は有名な本だったし、それで借りてみたけれど、私も同様だった。
上巻の半分まで読んで、そこで本をいったん置かなければその後も読んだのかもしれないけれど、1度置いてしまったら、その後から手に取って読む気が起きなかった。
手を止めたときに丁度読んでいた文章が印象的だった。
「周りの友だちは『今お金が無いの』って平気で言えるの、それはお金があるからなの。私は言えない。だってそう言ったら本当にそうだから惨めになるだけでしょう?」
原文どおりではないのだけど、そんなセリフだったと思う。
まだ上の半分までしか読んでないが、G子の言う「暗くてあまり好きでない」と言う気持がよく分かった。
当時はバブル時代で、時代が華やかだったから、こう言う小説がウケたのだろうか。
この人の小説がみんなこうなのか、この小説がこうなのかよく分からない。
あんなにヒットした小説だからきっと素晴らしいのだと思うけれど、私はうっ、と言う気持になってしまう。
まず登場人物の女性がイマイチすっきりしない。
女同士でちょっと突っ込んだ話になると「そうそうそうそう!!!」ってノリがどこかに出てくるが、そう言うものを感じさせない女性達なのである。
男性目線の女性観なのかなぁとも思う。
逆に男性はリアル感がとてもある。
自分はこう言う気持になることはないけど、男ってこうかもしれないなぁと思うところがある。
主人公の子のセリフとかって、特定の男の子があたかも言いそうなセリフだし。
直子と言う女の子は話がとどまらない所からして既に、少しやばいなと思っていたが、やっぱりそうだったらしい。
この登場人物達がこれからいろいろと、深く関わらないままにどうにかなっていくのだろうけれど、1度本を置いてしまうと、それが全くどうでも良いように思われた。
ある意味、柴門ふみのマンガを思い出した。なんか悩みもわだかまりもきれいすぎてリアルに入っていけない何か。どこか全然関係ないところで彼らは動いていると言う所。柴門ふみはしっかりと順序を踏んで模範的な印象があるけれど。
しかし、それにしてもノルウェーの森は今現在後味が悪い。
全然関係ない世界での出来事なのに、重苦しい空気だけはリアルにここに漂うからだ。
小説なんて、ほとんど読んだ事がないから実は何も判らなくて、文系じゃないから本当に分からないので、私はその続きを読みたいか読みたくないのかでしか判断ができないのだが、やっぱり小説って苦手だわ、私。
ノルウェーの森を置いてから、ぼんやりとTVを眺めていたら、ビックダディと言う父子家庭物語をやっていた。
噂には聞いていたが、見たのは初めてなので、ついついあれよあれよと見てしまった。
夜になってもやるって言うんで、TBSのオールスター感謝祭とチャンネルを変えながらkekeと見ていたら、結局ビックダディにチャンネルは止まってしまった。
kekeは珍しくブーブー怒りながら見ていた。夫婦がすったもんだしている所で、これから生まれてくる赤ちゃんの事を考えてますか?と言うのである。
「kekeはねぇ、自分ばかりがそうだと思ってるけど、どこの家もこうしてケンカしたり、いろいろあるのよね。」と私は言った。
kekeは自分はそんなことにはならないようにする、と言う。
自信が持てるまでは子供を作ることはない、と言う。
結婚もしない、と言う。
「したい人が現れた時は、私とG子でどういう人だかちゃんと見るつもりだからね。」と言うと、「反対されるような人を選ばない」としながらも「そこで親は無いでしょう」と言う。
「まぁそれはうんと先の話だよ」と言いながら、私達は別れて寝ることにした。
その日はなかなか眠れなかった。
G子から借りた「西の魔女が死んだ」と「ノルウェーの森」。
ノルウェーの森はT男が好きらしい。
G子は村上春樹があまり好きでないので、T男から「読みもしないのに嫌いと言うな」と言われて読むことにしたらしいが、「やっぱり苦手」と言っていた。「何だか暗いの」と言う。
私は有名な本だったし、それで借りてみたけれど、私も同様だった。
上巻の半分まで読んで、そこで本をいったん置かなければその後も読んだのかもしれないけれど、1度置いてしまったら、その後から手に取って読む気が起きなかった。
手を止めたときに丁度読んでいた文章が印象的だった。
「周りの友だちは『今お金が無いの』って平気で言えるの、それはお金があるからなの。私は言えない。だってそう言ったら本当にそうだから惨めになるだけでしょう?」
原文どおりではないのだけど、そんなセリフだったと思う。
まだ上の半分までしか読んでないが、G子の言う「暗くてあまり好きでない」と言う気持がよく分かった。
当時はバブル時代で、時代が華やかだったから、こう言う小説がウケたのだろうか。
この人の小説がみんなこうなのか、この小説がこうなのかよく分からない。
あんなにヒットした小説だからきっと素晴らしいのだと思うけれど、私はうっ、と言う気持になってしまう。
まず登場人物の女性がイマイチすっきりしない。
女同士でちょっと突っ込んだ話になると「そうそうそうそう!!!」ってノリがどこかに出てくるが、そう言うものを感じさせない女性達なのである。
男性目線の女性観なのかなぁとも思う。
逆に男性はリアル感がとてもある。
自分はこう言う気持になることはないけど、男ってこうかもしれないなぁと思うところがある。
主人公の子のセリフとかって、特定の男の子があたかも言いそうなセリフだし。
直子と言う女の子は話がとどまらない所からして既に、少しやばいなと思っていたが、やっぱりそうだったらしい。
この登場人物達がこれからいろいろと、深く関わらないままにどうにかなっていくのだろうけれど、1度本を置いてしまうと、それが全くどうでも良いように思われた。
ある意味、柴門ふみのマンガを思い出した。なんか悩みもわだかまりもきれいすぎてリアルに入っていけない何か。どこか全然関係ないところで彼らは動いていると言う所。柴門ふみはしっかりと順序を踏んで模範的な印象があるけれど。
しかし、それにしてもノルウェーの森は今現在後味が悪い。
全然関係ない世界での出来事なのに、重苦しい空気だけはリアルにここに漂うからだ。
小説なんて、ほとんど読んだ事がないから実は何も判らなくて、文系じゃないから本当に分からないので、私はその続きを読みたいか読みたくないのかでしか判断ができないのだが、やっぱり小説って苦手だわ、私。
ノルウェーの森を置いてから、ぼんやりとTVを眺めていたら、ビックダディと言う父子家庭物語をやっていた。
噂には聞いていたが、見たのは初めてなので、ついついあれよあれよと見てしまった。
夜になってもやるって言うんで、TBSのオールスター感謝祭とチャンネルを変えながらkekeと見ていたら、結局ビックダディにチャンネルは止まってしまった。
kekeは珍しくブーブー怒りながら見ていた。夫婦がすったもんだしている所で、これから生まれてくる赤ちゃんの事を考えてますか?と言うのである。
「kekeはねぇ、自分ばかりがそうだと思ってるけど、どこの家もこうしてケンカしたり、いろいろあるのよね。」と私は言った。
kekeは自分はそんなことにはならないようにする、と言う。
自信が持てるまでは子供を作ることはない、と言う。
結婚もしない、と言う。
「したい人が現れた時は、私とG子でどういう人だかちゃんと見るつもりだからね。」と言うと、「反対されるような人を選ばない」としながらも「そこで親は無いでしょう」と言う。
「まぁそれはうんと先の話だよ」と言いながら、私達は別れて寝ることにした。
その日はなかなか眠れなかった。
まぁ好みですよね。
私生活が波乱万丈な分、小説や映画は結果スッキリ☆とかほんわか系が好きです♪
ただでさえ悩みは尽きないのに、なんでお金出して暗くなったり、悩まなきゃいかんの!?と思ってしまいます(笑)
私は子連れ再婚をしてるので娘には「父子家庭の人を連れて来てもママに反対する権利はない!」といじめられます。
「そうね」と言っておきますが、娘にはそんな器はありません(笑)
人の子を育てるには器が必要ですよね!
こうさんはすごいなぁ~。
私生活が波乱万丈な分、読むものはスッキリ、ハッピーになってほしいのですね。
謎が解けました。^^
娘さんが父子家庭の人と結婚しても良いでしょう?と言うのですか。
子供って分かっているようで、分かってるのかどうか、不思議ですよね。^^
私も人の子を育てるのは大変なことだと思います。
でも、相手の人を愛していると、相手の子供も(自分と血がつながってなくても)好きな人の子供だから愛せるのかな?
でも、自分の子供ができたら、本当に平等に愛情を注げるのかな?とか、考えると不安はつきません。
こうさんは私もすごいと思います。^^
こうさんは自分自身のお子さんもおられるのですか?
うちの一生懸命くん(30代後半なんですが)もそうだったので・・
私も変な質問をしてすみません。。。
こうさんはいつかのコメントで娘さんの話をなさっていたので、上の男の子が奥様の連れ子で、下の娘さんがこうさんとのお子さんかと思っていたんですよ。
すみません ややこしい書き方して
あ~びっくりした
あぁ こうさんは2人お子さんがおられるんですね^^
元旦那と離婚して、ある人と出会って
再婚しようとして、まずは新居を構えてもらい引っ越しして数日後に、
「オレとjrとどっちが大事やねん!オレが一番やろがぁ!」って言われて。。。
それで、即、ジ・エンド(苦笑)
あれはあたし、潔かったなぁ(笑)
それまでは半年ほど、ずーっと様子見でお付き合いしてて、jrと体当たりで遊んでくれて、、
ボロボロだった私も、この人ならと。。。。
が!あま~~~ぃ(笑)
船越栄一郎みたいな人なんて滅多におらんことがわかった、信じた私がバカでした(笑)
まぁこんなこともあれば、
こんな今の私になるのも。。仕方ないか。
うん、こうさんは頑張ってるねー。
プロセスより、今だな、今、ちゃんと進めてるもんね。
そりゃぁ細かいとこじゃ色々あるかもしれないけど、
熱い想いで決めた道を、できればずぅっと貫いてほしいなぁと思う^^
ちゅーか、こうさんめっちゃいいモンになってるやん今日(笑)
それが原因で夫婦間も上手くいかなくなり(彼女の親と彼女が彼の両親をひどく責めたそうです)離婚してしまいました
そのことは私も聞いていたのですが少し前に、その子供さんは奥さんの連れ子だったということを初めて聞きました
(結婚して1年もたたないうちの出来事だそうです)
それが私には結構ショックで、「じゃあこの人はまだ自分の子供が産まれるっていう経験をしていないんだ」と思うと なんだか私といる場合じゃないんじゃないかと余計に思ってしまうんです
こうさんから見るとどんな風に感じますか?
私は正しいのか間違ってるのかよくわからないです
オチがない、「で?」と聞きたくなります。
あとノルウェイの森はところどころにある性描写・・が作者の個人的趣味みたいに感じていい気分でなかった記憶があります。
でも男性は好きな人多いんですよね・・ロマンチストなのか共感できるのか。
彼が近年出した「1Q84」という本。
主人公が子供の頃親の宗教を強制させられていたという設定。
すごく私の子供時代・母の宗教にかなり似すぎていて、取材したのだろうなあと思いました。しかしまたえらい不幸な書かれようで、まあ確かにそんな子供時代だったんですが、何だか自分が惨めな人間かと錯覚しそうで、悲しくなりました。で、やっぱりオチはなくて、その過去に対する希望もない感じでした。
苦手な本は引きずるので、もうこの本は読みません。といっても立ち読みなのでした。
最近は「池井戸潤」や「荻原浩」をよく読みます。面白いですよ、おすすめです★