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日刊紙「ソズジュ」の幹部とスタッフが警察に拘束された

2017年05月22日 | 国内
5月22日 批判的な日刊紙「ソズジュ」の幹部とスタッフをターゲットにした手入れが行われたと、19日、イスタンブルの主任検事が発表しました。その日の朝、同紙の4人のスタッフに拘留令状が出されていました。

Hurriyet
2017年5月3日「世界報道の自由の日」に、イスタンブル・イスティクラル通りで、デモ行進したジャーナリストたち。


イスタンブルのイルファン・フィダン主任検事は、ドーアンニュースに、今回の手入れは、免許保持者であるブラク・アクバイ氏と他のスタッを含む同紙の幹部を対象にしたものだと語りました。「アクバイ氏は逃亡しているが、彼の逮捕状は出ている。捜査はつづいている。訴訟は同紙の管理者と何人かのスタッフを対象にしたものだ」と言いました。

イスタンブルの主任検事室は、アクバイ氏と、「ソズジュ」のオンライン管理者のメディハ・オルグン氏、財務管理者ヨンジャ・カレリ氏、イズミルのギョクメン・ウル記者に拘留令状を出しました。4人は、在米説教師フェトフラー・ギュレンの運動との関与を調査されているそうです。フェトフラー・ギュレンは2016年7月の未遂クーデターの首謀者として告発されています。

アナドル通信によると、ジャーナリストたちは、“テロ組織のメンバーであり、大統領の暗殺と政府に対する武力反乱を企て、組織による犯罪に関わった”容疑で告訴されました。「ソズジュ」紙の弁護士イスマイル・ユルマズ氏によると、警察は3時間の捜査で、アクバイ氏のタブレット・コンピュータを押収しました。カレリ氏とウル氏の住居の捜索も行われました。

「トルコ・ジャーナリスト協会」はこの手入れに対して声明を出し、「ソズジュ」紙のスタッフとの連帯を宣言しました。「ジャーナリズムは情報と真実の自由のために働く職業である。ジャーナリストの活動が絶えまない拘束と逮捕によって抑圧されれば、社会の情報チャンネルが詰まってしまう。われわれは報道と表現の自由を要求しつづけなければならない。われわれはソズジュのスタッフと連帯していることを宣言する」


地中の棺に眠ってい遺体のは19世紀のロシア兵だった

先月、東部アルダハン県で、土中の棺内で発見された遺体は、19世紀のロシアの将校と確認されたと、5月21日、ハベルテュルク紙が報じました。

 Hurriyet

遺体はカルル・カルロヴィッチ・ロジェペトスキー中佐と認定されました。中佐は第1コーカサス軍第20歩兵隊第78ナヴァシンスキー聯隊のメンバーでした。ハベルテュルク紙は、ロジェペトスキー中佐は1894年、病気で死んだと書いています。トルコの研究者たちがロシア当局と話合い、軍服から集めた情報から中佐と認定されました。

ロシアの文書局によると、中佐の棺が見つかった場所は、軍の共同墓地だったことが確認されました。この棺は、4月26日、アルダハンの建設現場で、基礎工事のための穴掘り中に見つかったそうです。中佐の遺体は、最終的に、カルス博物館に保管されることになりました。発見当初は、オスマンとロシアの戦争中(1877~1878)に戦死したと想定されましたが、病死だったようです。


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