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2500年昔の地下牢ゲートがアートセンターに変身

2021年10月19日 | 文化
10月20日 2500年昔のビテュニア王国時代に、ブルサに建てられた地下牢ゲートは、イスタンブルのイエディクレの地下牢に似ていますが、ブルサ市が修復を行い、デジタル博物館と現代アート・ギャラリーとして公開されました。

 Hurriyet

地下牢ゲートはブルサの市壁の重要な部分でした。ローマ人から逃がれてきたカルタゴのハムニバル将軍の勧めで、ビテュニアのプルシアス王がこの市壁を築きました。市壁はローマ時代、ビザンティン時代、オスマン時代に何度も修復され、オスマン・ガジがこの市を征服した後は、バスティオン(稜堡)に支えられていました。

サルタナト門、フェティフ門、イエル門など市壁の他のゲートの修復はすでに終わっています。市壁の長さはおよそ3400メートル。

アラジャヒルカにある地下牢ゲートには「血の井戸」「拷問室」「塔につづく廊下」「地下牢」がありましたが、いまは対話式のデジタル博物館と現代アート・ギャラリーになっています。地下牢と塔からなるこの歴史的建物は、訪問者が快適な時を過ごせるエリアのある複合建物になります。

ナディル・アルパスラン副文化観光相は開館式でスピーチし、地下牢ゲートの修復はトルコの修復史における重要な仕事だと言い、地下牢ゲートは古代都市ブルサの何千年の歴史を語る建物に変わったと強く言いました。

アリヌル・アクタシュ・ブルサ市長は、ブルサは何千もの歴史を持つ古代都市だと言いました。「歴史的文化遺産を守るために、市は市内のあちこちを修復しています。この地域の歴史的背景に光を当てるために、市は大いに努力しています」

トルコ人歌手がイスラエル軍の脱走兵だったと告白

ポップスと中東音楽で有名なトルコの歌手リネトが、イスタンブルの娯楽場のオープニングでファンと話し合っているとき、自分はイスラエル軍(IDF)の脱走兵だと告白しました。

 Hurriyet

イスラエルからプライベート機でイスタンブルに来た彼女のファンのために歌っていたリネトは、自分はイスラエルに生まれ育ち、兵役の年齢までイスラエルに暮らしていたが、兵役に服したくなかったと話しました。

「学校を卒業すると、兵役に就かなければなりません。だから、私はトルコに来ました。私は脱走兵なのです。なにがあろうとも、トルコにいさせて、トルコで死なせて、と私は言いました」と彼女は語りました。

イスラエルは女性にも兵役の義務を課している西欧世界唯一の国です。イスラエル軍の女性の義務兵役は24か月ですが、リネトは3か月兵役に就いただけです。

トルコ・イスラエル人の歌手リネトは、最近、Xファクターのイスラエル版2021年に入る候補になっています。Xファクターは、イタリアで催されるユーロビジョン歌謡コンテスト2022のイスラエル代表に彼女を選ぶでしょう。
 

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