トルコのトピックス

トルコの新しい話題をご紹介しています

トルコ政府はISILの“イスラムのカリフ”宣言を無視

2014年06月30日 | 国際
6月30日 ISIL(イラクとシリアのイスラム国)が、“イスラムのカリフ統治領”を宣言したことは、日本のメディアでも伝えられましたが、トルコ外務省は、ISILはテロリスト集団であり、トルコ政府はテロリスト組織が言っていることには耳を貸さないと言いました。

 Hurriyet
 
寫眞は6月11日のジハーディストのツイッター記事から


イラク軍はサダム・フセインの故郷ティクリットを奪還しようと戦っていますが、ISILは6月29日、制圧した領土に“イスラムのカリフ統治領”を設立したと宣言しました。ISILは、オスマン帝国の下でつづいたイスラム政府の制度であるカリフ制を再建したと宣言し、組織の名を“イスラム国”と改めたと言いました。

トルコのアフメト・ダウトオール外相は、イラク国会が新しい政府樹立のために召集される前日の6月30日、イラクのヌジェフィ国会議長と電話で話し合いました。

・・・カリフだの、イスラム国設立宣言だの、なに言ってるんでしょうね。世界中が無視するにきまってるのに・・・


「異性愛の考えかたは変わった」とトランスジェンダーの女王

 ゲイ、レズ、トランスジェンダーの人たちの祭典「プライド・ウイーク」の行事として、先週、「第5回トランスジェンダー美人コンテスト」が行われましたが、女王になったヤンク・バイラムオールさんは、「トルコでも世界でも、異性愛の概念は終わった」と言いました。

 Hurriyet
 
女王になったバイラムオールさん、確かにきれいですね。


「あなたが体験している気持ちは病気ではありません。その気持ちは払いのけられるものではありません。私はとても強い女です。男たちが私を欲しがるから、私は自分をあきらめません。何千回も嫌がらせにあっても、私は私です」とバイラムオールさんはHurriyet 紙のインタビューで言いました。

ダンサーで、レスビアンで、ゲイで、バイセクシュアルで、トランスジェンダーの活動家であるバイラムオールさんは、20歳と21歳のとき、手術を受け、いま23歳、友人の勧めで初めて美人コンテストに出場しました。彼女は11月にタイで行われる国際コンテストに、トルコ代表として出場するでしょう。

 Hurriyet
 
「プライド・ウイーク」にイスタンブルで行われたゲイのパレード。このカラフルな旗が活動のシンボルです。


「多くの人が考えているのと反対に、トルコはトランスジェンダーに関して、とてもオープンです」と、バイラムオールさんは言いました。「でも、社会的な姿勢は昔と変わらない」

「みんな秘密の扉の中なのです。芸能界から国会まで、有名人や、地位のある人たち、妻帯者たちが、トランスジェンダーのガールフレンドを持っているのを、私は知っています」とバイラムオールさん。「なのに、ゲイやトランスジェンダーは、公の場では、街でも、ソシアルメディアでも、いつも侮辱を受けています」

先週、トランスジェンダーの行進で始まった第12回「プライド・ウイーク」は、6月29日、カラフルな「プライド行進」で終わりました。


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またも国旗を下ろす男が現れ、警官に脚を撃たれた

2014年06月29日 | 国内
6月29日 イスタンブルのガジオスマンパシャ警察署で、トルコ国旗を下ろそうとした男が、ナイフで警察に抵抗した後、脚を撃たれました。
容疑者アリ・オチギュンは最初、キュチュクキョイ・アシヤ病院に行き、建物の外の柱に掲げられていたトルコ国旗を下ろしました。容疑者はその後、ガジオスマンパシャ警察署へ行き、警察署でまた国旗を下ろそうとしたのです。

 Sabah

容疑者オチギュンが国旗を下ろそうとしたとき、警官が「柱から降り,投降せよ」と呼びかけましたが、男は無視し、脚を撃たれました。容疑者は治療のため、ハセキ研究・教育病院に運ばれました。

今月初旬、ディヤルバクルで、プロテスト運動中、若い男が軍の基地のトルコ国旗を下ろしました。この事件は社会に大きな反響を呼び、事件現場にいて、容疑者が国旗を下ろすのを阻止できなかった軍の職員たちが批判されました。

・・・どこのバカな人まね猿でしょうね。国旗を侮辱することはトルコ全国民を侮辱することではないでしょうか。許せません。


ギリシャ警察が3人のトルコ人テロ組織メンバーを拘束

ギリシャの対テロ部隊が土曜、アテネで、3人のトルコ市民を、「革命人民の党・フロント(DHKP/C)」との関連容疑で拘束しました。DHKP/Cはトルコとアメリカでテロ組織としてリストされています。

 Sabah

トルコのメディアによると、ギリシャ当局は容疑者の名は明かしませんでしたが、容疑者が住んでいたアパートの手入れでは武器は発見されなかったそうです。極左グループの戦闘員がギリシャに隠れ住んでいるというトルコのメディアの報道を、ギリシャはくり返し否定してきましたが、やっぱりいたんですね。。

このテロリスト組織メンバーの他にも、トルコの左翼活動家がギリシャに住み、政治亡命を要請しているそうです。

・・・ぜんぜん関係ないけど、ギリシャ、初のワールドカップ決勝トーナメント進出! よかったね。ギリシャもたまには、いいことないとね。頑張って優勝して・・・


オスマン時代の邸宅が焼失。家の所有者は汚職事件疑惑の実業家

イスタンブルのアジア側ユスキュダルにあるオスマン時代の邸宅が、火事で焼失しました。この邸宅を最近買ったのは、昨年12月17日の、あの汚職事件捜査に関係のある実業家だそうです。

 Hurriyet

火はボスフォラス沿いの多くの場所から見られました。イスタンブル・アジア側ユスキュダル地区の広大な公園「フェティフ・パシャの森」から出た火が、オスマン時代の邸宅「ヒュセイン・アヴニ・パシャの邸宅」を焼き尽くしました。森の名になっているフェティフ・アフメト・パシャはオスマン時代の政治家、宰相や大使を務めました。

アジア側にある歴史的な建物のひとつヒュセイン・アヴニ・パシャの邸宅は、6月28日午後、炎に包まれました。

 Sabah

出火の原因はまだわかっていませんが、建物は完全に消失しました。消防とヘリコプターの働きで、周囲の繁みへの類焼は防がれました。この地点からボスフォラス橋とヨーロッパサイドを望む眺めは息をのむばかりです。

・・・焼けた邸宅の主だったヒュセイン・アヴニ・パシャとは:-
1876年5月30日、スルタン・アブデュルアジズの政権の転覆を計画したクーデターの首謀者の1人。しかし、その直後、スルタンの義弟チェルケス・ハサンが、イスタンブルのベヤジットでの集会を襲い、ヒュセイン・アヴニ・パシャほか4名を殺害しました。


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イスラムの聖なる月ラマザンが始まる

2014年06月28日 | 国内
6月28日 今年のラマザンは6月28日から始まり、7月27日までつづきます。断食の日々は早朝から始まり、イスラム世界はラマザンの朝食“サフール”のために目覚めます。
今月の最初のサフール・タイムは、東南部アルダハンで午前2時29分、アンカラは3時15分、イスタンブルは3時25分です。断食の終わりはアンカラで午後8時半、イスタンブルで8時51分です。

 Hurriyet

宗教庁(Diyanet)は今年のラマザンのテーマを“孤独”としました。
今月初め、宗教庁長官のメフメト・ギョルメズ教授は、今月のスローガンは「だれも孤独にしてはならない」になると発表し、“現代の孤独”“難民“”孤児”“ストリート・チルドレン”“老人”への配慮を促しました。
「ラマザンは毎年訪れ、私たちを集わせ、孤独を排除し、自らの価値を思い起こさせてくれます」とギョルメズ教授は言いました。

「ラマザンは共有する月です。ラマザンはあらゆる個人主義、利己主義を排し、空腹の人への理解を教えてくれます・・・私たちは、断食している人にも、していない人にも心を開き、食事を振る舞いましょう。この喜びが人々の心も美してくれますように」

ギョルメズ教授はまた、無料の食事を提供するラマザンのテントはよい伝統だが、それを利己的に利用したり、ショウにしてはならないとも言いました。ラマザンはそれ自体が幸福なのです・・・しかし、ラマザンを娯楽やショウにするべきではない。ラマザンの食事を食の浪費にしてはなりません」

気温が高くなると、断食はきつくなります。サフールとイフタル(1日の断食を終えた食事)で最少2~2.5リットルの液体を摂取するよう、当局は強くアドバイスしています。
イスタンブル公共保健サービスは、ラマザン中、とくに夏のラマザンには、健康的な食事が不可欠だと警告を出しています。

重い食事は避ける
断食する人は、アブラこい、塩辛い、重い食事は避け、サフールにはヨーグルトとチーズとか、スープと野菜のような軽い朝食をとること。イフタルは食べ過ぎないこと。「1日断食すると、血糖値が下がり、急いで、大量に食べがちです。サフールにはチャイより水を飲むこと」

・・・夏のラマザン、大変と思います。交通事故など起こさないように気をつけてくださいね。


 シリア難民へラマザンの支援を

故国の戦乱を逃れてトルコに暮らす多くのシリア人ムスリムたちは、キャンプで、空きビルで、あるいは空き地の小屋で、ラマザンを迎えようとしています。故国になにもかも置いてきた気の毒な人々に、よいラマザンを過ごさせてあげようという動きが、トルコ全土にひろがっています。

 Sabah
南部のハタイ県に暮らす難民を支援するある慈善団体はキャンペーンを開始し、断食をするシリア人のために、食品の小包を送ることにしました。このキャンペーンは1万世帯に、1か月間、支援物資を送ることを目標にしています。支援小包みにはサフール(ラマザン中の朝食)用とイフタル(1日の断食が終わって食べる食事)用の食物と、身を清めるための物資などが入っています。この団体はまた、2000世帯以上のシリア人に食事チケットを手渡します。

シリア難民のテント・キャンプ内には小さなモスクがありますが、ラマザンの準備として、モスクの清掃と補修が行われました。テント・キャンプ内のムスリムたちも、ラマザン中、とくべつに行われる礼拝に出席できるでしょう。イフタルの会やコーラン朗唱コンテストなど、さまざまなイベントが、シリア人のテント・キャンプで行われます。

トルコ国営の宗教関連事を扱う役所、宗教庁(Diyanet)も、シリア難民支援のキャンペーンを始めました。宗教庁の各市町支部が、支援を必要とするシリア人の数を出し、地元実業家の支援と調整しています。

ラマザンの支援はキャンプだけでなく、大都会でホームレスとなっているシリア人たちも対象にしています。現在、シリア国境近くの22のキャンプに、21万8000人のシリア人が暮らしているほか、83万1368人のシリア人がトルコ各地で暮らしています。食糧、医療、教育などに関して、劣悪な環境に暮らす人々も少なくありません。


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ビーチでパンフを配った超保守派イスラミストは・・・

2014年06月28日 | 国内
6月27日 先週、サカリヤ県カラス地区カイナルジャのビーチに、2人のヘンなおじさんが現れ、日光浴を楽しんでいる人々にパンフレットを配って、「女性は肌を露出してはいけません」とお説教して歩いたので、みんなびっくり仰天。有名な宗教コミュニティ「イスマイルアー」の人たちだろうと言っていたら、26日、イスマイルアー・コミュニティが「サカリヤ県のビーチで女性たちに忠告して歩いた男たちは、わが組織とは関係ない」とウエブサイトでと発表ししました。

 Hurriyet

パンフレットを配って歩いた2人の男は、イスタンブル・ファティフ区の超保守派のイスラミストが住むチャルシャンバの人たちだったようです。

「神が望む女性」と題したパンフレットには、以下のような女性への指示72項目が書かれていたそうです。
「女性はからだを蔽っていること。女性は知らない男性と握手しないこと。女性は夫の許可を得ずに外出しないこと。女性は音楽を演奏している結婚式に行かないこと。女性は公的な場所に出ないこと・・・」

 Hurriyet
 
狂的イスラミストのおじさんは、なぜか子供を1人連れていました。


・・・イスタンブル在住の友人マコトさんが「イスタンブルの真ん中に、おもしろいところがあるから」と連れて行ってくれたのが、超保守派イスラミストの町チャルシャンバでした。女性はみんなアラブ人みたいに黒い衣服で、へえ~、イスタンブルにこんなところがあったの!と、びっくりでした。いろんな人がいるから、トルコはおもしろいのだと思っています。


「163人のトルコ人がISILに参加していた」という親戚たちの話

最近、治安部隊に出頭した人々が、自分たちの親戚であるトルコ市民163人が、シリアで戦っているISIL(イラクとシリアのイスラム国)に参加していたと報告しました。現在、およそ600~700人のトルコ人がISILにいるという最近の情報もあります。約3000人のトルコ人がISILに参加したという報告を、トルコ政府は否定しています。

 Huriyet
 
6月14日、ISILのある戦闘員のサイトに掲載されたこの写真は、アルカイーダの分派であるISILがイラクのティクリトの基地を占領した後、捕えた私服のイラク兵たちを歩かせているところ。その先は死しかない・・・


家族に行方不明と報告されている人々が、シリア側のISILのキャンプで訓練を受けた後、戦闘に参加しているという報告があります。
トルコとの国境近くに、ISILが戦闘訓練キャンプを設営し、トルコ市民を誘い込もうとしているという情報筋の話もあります。そのキャンプもトルコ市民が運営しているとか。

最近、トルコ政府は不法入国に備えて、国境沿いの治安対策を強化し、何千人というヨーロッパのジハーディストをブラックリストに載せています。
トルコはシリアの反体制派を支援してきましたが、それが過激イスラミストを支援することになったという批判もあります。


「トルコは戦闘に引き込まれてはならない」とエルドアン首相

 「ISIS(イラクとシリアのイスラム国)の攻撃にさらされているイラクのテユルクメンたちを、トルコは全面支援する。また、誘拐されているトルコ市民の解放のために、政府はあらゆることをしている」とエルドアン首相は言いました。首相はまた、中東の人々が死んでいくとき、トルコは手をこまぬいてはいられないとも言いました。

 Sabah 

エルドアン首相は昨日、イラクのテュルメンへの人道支援をくり返し、モスルで誘拐されたトルコ市民を救出するための政府の努力を妨害しようとする野党を非難し、トルコはつねに宗派紛争に反対の立場をとってきたし、今後も変わらないと言いました。

イラクのテュルクメンへの人道支援について、エルドアン首相は、「トルコ大統領府災害・緊急局(AFAD)」の計画として、トルコは4万757人分の食糧、1万2500人分のテント、21万8000人分の薬品を送ったと語りました。

人質になっているトルコ市民については、「トルコは国際的討論を行い、あらゆるシナリオに備えている。誘拐されている市民を危険にさらすことはない」と言いました。

・・・テュルクメンはトルコ系民族で、トルコ語に近いことばを話す、いわばトルコ人の親戚のような人々です。


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歴史的小路がホテルに貸し出される

2014年06月26日 | 観光
6月25日 トプカプ宮殿とアヤソフィアの間に位置するソーウクチェシュメ通りが、ビジネス・グループに貸し出され、8000万ユーロかけて豪華ホテル通りに変えられるそうです。
トプカプ宮殿とアヤソフィアはトルコ史上、最も重要な2つのランドマークであり、イスタンブルでツーリストに最も人気のスポットですから、この通りの存在も重要です。

 Hurriyet

「冷たい泉通り」を意味するソーウクチェシュメ通りには、12軒のオスマン時代の家と、通りの名になっている泉と、歴史的回廊がありますが、この通りは食肉・建設会社ケスキン・グループに10年間、5000万トルコリラで貸し出されていました。

12軒の歴史的な家は1986年に修復された後、トルコ観光・自動車協会が管理していましたが、2週間前に行われた入札でケスキン・グループに売却されました。家々はアヤソフィア・ハウスという名で同協会が運営していましたが、政府がより利益を上げるために家々とその権利を民間に移譲したのだと、ケスキン・グループのレジェップ・エルジャン・ケスキン社長は言いました。

同グループは世界的に有名なホテル・ブランドと、8000万ユーロの投資を目標に、話合いをしているとケスキン社長は言っています。

・・・ 私の大好きな小路です。イスタンブル滞在中、何度も歩きます。便利な場所なのに、いつも人通りが少ないのですが、このオスマンハウスがみんなホテルになったら、人通りも多くなり、雰囲気もぜんぜん変わってしまうでしょう。小さな図書館や、いい雰囲気のレストランも、なくなってしまうのでしょうか。



戦乱のイラクと洪水のボスニアへ、トルコは支援をつづけている

トルコは戦乱のイラクに住むテュルクメンへの支援をつづけています。ISIS(イラクとシリアのイスラム国)の攻撃を受けてテュルクメンたちはイラク国内で避難していますが、トルコ外務省によると、トルコ協力局(TIKA)は火曜、テュルクメンの3000世帯に食料を送ったそうです。

 Sabah

トルコ外務省はまた、トルコ市民にイラクに旅行しないよう警告しています。ISISは反乱を拡大し、モスル、ティクリト、タルアファルなどの重要な都市を制圧、首都バグダードを脅かしています。

トルコはまた、洪水に見舞われたボスニアへの支援も、トルコ新月社(イスラム圏の赤十字)を通じて、つづけています。5月、ボスニア・ヘルツェゴヴィナとセルビアを襲った洪水は、100年に1度もない最悪なものでした。

マルマラ地方諸市町とイスタンブルのペンディク町は、ボスニア・ヘルツェゴヴィナ北部の小さな田舎町ドボジ・イストクの家族に、冷蔵庫、洗濯機、オブン、建設道具などを送りました。

・・・テュルクメンも、ボスニア人も、トルコ人にとっては親戚みたいな人々。親戚の多いトルコは大変ですね。


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クルドの母親の勝利。PKKが子供を解放した

2014年06月23日 | 国内
6月24日 子供たちを返してと、すわり込み抗議をつづけた母親たちの願いがかなって、テロリスト集団に入れられていた15歳の少年が日曜、開放されました。
ysyフ・アシャン君(15)は3月、他の8人の子供と一緒に、故郷のアダナから南東部のシュルナク県に連れ去られ、テロリスト集団に入れられました。

 Sabah

土曜、アシャン君は自分で治安部隊に出頭しました。供述によると、彼は6月20日、PKK戦闘員に目隠しされてトラックに乗せられ、シュルナクの中心部に下ろされたそうです。
そこから彼は1人でディヤルバクルまで旅し、治安部隊に投降しました。短い審問後、彼は、家族がすわり込みをしているダーカプ広場で両親と再会しました。

父親のタヒル・アシャンさんは「今日は最高の日だ。親たちみなの苦しみ悲しみがなくなることを望みます。すべての子供たちが親元に帰れますように。すべての人に感謝します」
母親のシェリヴァン・アシャンさんは、PKKに参加した他の子供たちも後悔して帰ってくることを願うと言いました。

Sabah

「息子はPKKに入ったことを“深く後悔して”います。彼は怖かったのです。私たちに会っても、まだ脅えています」
PKKはまた、5月27日、ディヤルバクルでさらわれたイルハン・チャルシュカン特務軍曹を解放しました。チャルシュカン軍曹は平和民主党(BDP)の代表団と一緒に帰ってきました。

しかし、昨日、シュルナク県ウルデーレで、森に薪を切りに行った7人の地元民が、PKKにさらわれました。治安部隊は捜索を開始しています。


2014年、トルコは観光で350億ドル稼ぐだろう

2014年、トルコを訪れる観光客は350億ドルを消費すると期待されると、トルコ最大の旅行社協会の会長が言いました。
「トルコ旅行社協会」(TURSAB)のバシャラン・ウルソイ会長は、月曜、今年はツーリスト数でも、収入においても、10%増が期待されると言いました。

 Sabah

「2014年末までに、4300万人の外国人ツーリストがトルコを訪れ、350億ドルの収入があると推定しています」とウルソイ会長。彼によると、「昨年、最もツーリストが多かった国は、ドイツ、ロシア、イギリス、グルジア、ブルガリア、オランダでしたたが、今年もこんなものでしょう」ということです。

「夏場はロシアとイギリスのツーリストが増えるでしょう。今年はイランからのツーリストがぐんと増えると期待しています」


東南部でPKKにさらわれた村人たちを治安部隊が第捜索

東南部シュルナク県ウルデーレで、森で薪を集めていた村人たちがPKKにさらわれたと、IHAニュースが報じました。さらわれた7人の中の5人は家族で、シェノバの森で薪を集めていました。治安部隊は彼らの親戚から家族が消えたという情報を受け、大捜索を開始しました。

 Sabah
 
イヌを使って、誘拐された人々を探す治安部隊


先週月曜、トゥンジェリ=エルジンジャン間の高速道路でPKKにさらわれた作業員2人は、20日、トゥンジェリで解放されました。

・・・PKK、なんのために、薪集めの村人一家なんか人質にするんでしょうかね。


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「公衆の広場にカフェをつくるな」プロテストがイスタンブルで

2014年06月23日 | 国内
6月23日 広場にオープンするカフェの建設に反対して、21日、200人のグループが、歴史的なガラタ塔の隣の広場に集まりました。新しくカフェをオープンするのはイスタンブル市が経営する会社“BELTUR”で、ベイオール区の許可を得ているそうですが、ツーリストにも人気のこの広場が占拠されるというので、市民の反発を買っています。

 Hurriyet
 
広場に集まったプロテスター。左の石垣がガラタ塔です。


「ガラタを占拠しようグループ」はFacebook で、ガラタ塔の周辺のピクニックに参加するよう一般に呼びかけました
午後4時、人々が広場に集まりはじめ、公衆の広場を使用する権利を主張しました。プロテスターたちは「広場はみんなのもの、市のものではない」「抵抗ガラタ」と書いたバナーを掲げていました。

あるプロテスターは「広場が占拠されようとしている」と言いました。「広場は公衆のものです。ここは市民がいつでも来て、すわって、おしゃべりできる場所です。市はカフェをオープンして、広場から市民を締め出そうとしています。私たちはこの広場を守ります。市民が息抜きできる場所を取り上げるのは恥ずべき行為です」

他のプロテスターは「目標は人々の生き方を変えること」と言いました。1人のプロテスターと、他の2人の間で、短い乱闘がありました。2人はプロテスターを攻撃したとして警察に連行され、プロテスターは軽いけがをしました。

・・・この広場にカフェつくるのは、私も反対! 広場はみんなのものということより、歴史的ガラタ塔の美観を損ねるから。塔の足元にカフェがあったら、写真を撮ったって絵にならないじゃないですか。カフェなら、ちょっと坂を下ったところにあるじゃないですか。


ハカン・シュキュルの最速ゴール記録は破られていない

ワールドカップ史上には、さまざまな記録が残されているけれど、今回のワールドカップに出られなかったトルコが、こんなこと言っていますよ。

 Zaman

2002年のワールドカップの対韓国戦で、トルコのハカン・シュキュルは試合開始後、11秒でゴールしたんですって。この最速ゴール記録はまだ破られていないそうです。

・・・ハカン・シュキュルなんて懐かしいですね。日本=トルコ戦を想い出しますね。

今年のワールドカップ、出られなかったトルコは、初出場のボスニア・ヘルツェゴビナを応援しています。なぜかって、ボスニアは元オスマン帝国領、トルコの親戚みたいな国です。19世紀のロシア・トルコ戦争時、多くのムスリムのボスニア人がトルコに移住してきました。おじいさんはボスニア人とか、ボスニアに親戚がいるというトルコ人は大勢いますから。


ギリシア正教総主教がトルコ政府に謝意を述べた

ギリシャ正教会総主教バルトロメウ1世は日曜、中部トルコの古い教会でミサを主宰した後、「少数民族に対するトルコ政府の大きな変化によって、古い正教の教会でミサを挙げるという“以前は想像もできなかった”ことができるようになった」と語りました。

トルコ中部ネヴシェヒル県ユルギュップの村のビザンティン時代の教会「ティミオ・スタヴル」で、ギリシャ正教徒のコミュニティが出席してミサが行われました。19世紀には、ここに相当数のギリシャ人が住んでいたそうです。

 Hurriyet
 
カッパドキアのユルギュップの古い教会でミサを主宰したバルトロメウ総主教


ギリシアの国会議員たち、駐アテネ・トルコ大使、ギリシャのビジネスマンやアーティストもミサに出席し、総主教はトルコ語とギリシャ語で説教しました。
バルトロメウ総主教は、何年間も閉鎖されていた古い教会で礼拝することを許可したトルコ政府に謝意を述べました。

「私たちは1999年以来、ここで祈ってきました。20年前は、この教会でも、トルコの他の古い教会でも、ミサを行うことはできませんでした。しかし、私たちはいま、新しいトルコに暮らし、多くの変化があったことを喜んでいます。私たちは神と私たちの国に感謝します」

バルトロメウ総主教はまた、近づくムスリムの聖月ラマザンのために祝辞を述べました。
トルコの非ムスリム・マイノリティは長い間、2級市民として扱われ、古い教会でミサを挙げることは許されませんでした。

2002年、政権についた公正発展党(AKP)はマイノリティの権利を回復し、キリスト教徒社会に資産を返却するという具体的第一歩を踏み出しました。アルメニア人コミュニティも、修復された古い教会でミサが挙げられるようになりました。


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トルコの5大学がアジアのベスト100大学にランク

2014年06月22日 | 国際
6月22日 高等教育情報誌「タイムス・ハイア・エデュケーション」は毎年、「アジア大学ランキング」を発表していますが、極東から中東までのベスト100大学の今年のリストにトルコの5大学がランクされました。
国立ボアジチ大学、イスタンブル工科大学、中東工科大学、私立ビルケント大学、コチ大学の5大学です。

 Sabah

イスタンブルのボアジチ大学は、2013年の37位から19位に、イスタンブル工科大学は38位から24位にアップしました。アンカラの中東工科大学は昨年の22位から29位にダウン。ビルケント大学も昨年の28位から31位に、コチ大学も31位から40位に下がりました。

アメリカの教育者とビジネスマンが1971年に、ロバート・カレッジとして設立したボアジチ大学は、1971年にボアジチ大学に改名されましたが、トルコで最も信望ある高等教育施設とされています。卒業生には、アフメト・ダウトオール外相、タンス・チルレル元首相、映画監督のヌーリ・ビルゲ・ジェイラン氏らがいます。
イスタンブル工科大学は18世紀に創立、とくに工学と建築学で定評があります。

トルコはこの5大学で、イスラエル、イラン、サウジアラビア、レバノンなどの中東で首位に立っています。トルコの大学生数は550万人。その62%が学部に在籍し、32%が短大コースです。高等教育委員会(YOK)によると、留学生は毎年増えています。

今年のこのリストでも第1位は、わが日本の東京大学です。


トルコとアメリカ、イラクで緊密に協力

ISIL(イラクとシリアのイスラム国)が多くの主要な都市を制圧し、治安が悪化しているイラクで、トルコとアメリカは緊密に協力しているという外交筋の話です。アメリカの空爆の可能性に対する質問に、「イラクではアメリカとトルコはきわめて緊密に協力している」と情報筋は答えました。

 Hurriyet
 
何千人ものシーア派のボランティアが、ISILと戦うために、イラクの治安部隊に参加している。


また、情報筋は、最近のオバマ大統領のイラクに関する声明は“あいまい”で、軍事介入には意欲的でないとも言っています。
アメリカの空爆はトルコにとってきわめて重要です。モスルの総領事を含むトルコ市民80人が、6月11日以来、人質にとられているのですから。

エルドアン首相は19日、アメリカの空爆は市民の死傷者を出すから、“ないだろう”と言いました。最近の情報では、ISILのバグダードへの進撃はイラク軍の必死の防衛で緩慢になったということです。ISILの護送団がイラク軍の攻撃を受けたそうです。イラクで最も重要な石油精製所があるベイジで、ISIL軍が強力な抵抗にあったという情報もあります。

トルコ当局も、イラクの新政府樹立の努力は加速していると言っていますが、マリキ現首相が辞職し、宗教的民族的グループをまとめる力になるかどうかには触れていません。

・・・イラク政府とISILの戦いは「トルコのトピックス」ではないではないかと言う方、いま、イラクに80人以上のトルコ人人質がいて、ISILは人質を“人間の盾“に使おうとしているのかもしれないのです。すでに盾の役割を果たしているとも言えます。
80人の市民(領事館職員とトラック運転手)の生命にかかわる微妙な問題なので、報道も抑えられていますが・・・。


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竜巻が東部イスタンブールで大暴れ

2014年06月20日 | 国内
6月21日 19日、イスタンブール東部の海上で強烈な竜巻が起こり被害を与えました。トルコ北西部ではめったに起こらない竜巻が、初めてマルマラ海で見られ、その後、イスタンブール周辺のペンディクとトゥスラを通過し、コジャエリ県に達しました。

 Hurriyet

トゥスラでは竜巻による被害が出たと、20日、ドーアンニュースは報じました。メルジャン地方の村々が大きな被害を受けたそうです。
竜巻は海上のヨットを巻き上げ、100メートル離れた住宅地の庭に放り投げました。住宅のフェンスと屋根が被害を受け、窓が割れ、周辺にガラスを散らせました。
当局は豪雨警報を出し、人々はソシアルメディアで竜巻被害をシェアしました。


世界的ピアニスト、ファズル・サイがおばあちゃんと連弾

6月19日にアンタリヤで行われたコンサートで、トルコが世界に誇るピアニスト、ファズル・サイが、65歳のファンとピアノの連弾をしました。
孫によって音楽にめざめ、ピアノ・コースに通っているミュネエヴェル・エルジャンさんは、サイのコンサートがあると知って会場へ。彼女はサイに有機卵をプレゼントしました。

 Hurriyet

3人の子供と6人の孫を持つエルジャンさんは、以前、アンタリヤ・シンフォニー・オーケストラで1曲、タクトを振ったこともあります。
「彼女の音楽への興味を知って、私も嬉しくなりました。Facebook で彼女のビデオを見ました。彼女の生き方は世の人の手本になると思う」とサイは言っています。

サイがモーツァルトやベートーヴェンについて尋ねると、エルジャンさんは、いま、ベートーヴェンの本を読んでいると答えました。


「PKKが徴集した子供たちを返すと言った」と、あるメディア情報

子供をテロリスト集団PKKにさらわれた母親たちが、ディヤルバクルで1週間のすわり込みプロテストを行いましたが、運動は功を奏したようです。PKKは16歳以下の子供たちを解放し、16歳から18歳の子供は両親と会うことを許すと発表したそうです。しかし、これはさるメディアの情報で、PKKの発表はまだありません。

 Sabah
 
テロリスト集団PKKの皆さん、お揃いの服を着て、武器を持っていますが、軍資金はどこから来ているのでしょうか


PKKのリーダー代理ムラト・カラユランは「われわれは16歳以下の者を徴集していないが、地方の組織が徴集したかもしれない。子供はすぐに家に帰す」とメディアに話したそうです。5月19日から、すわり込みをつづけていた家族たちの努力が報われればよいのですが。

また、これら家族たちとはべつの、クルド系政党BDPを支持する7家族が、水曜、県庁前ですわり込みを始めました。これら家族は、子供たちがPKKに入ったのは、クルド・コミュニティに対する政府の政策の結果だと主張しています。


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トルコに暮らすシリア難民が100万人を超えた

2014年06月19日 | 国際
6月20日 隣国トルコに逃れ、難民キャンプと市内に暮らすシリア人の数は、105万人に達したと、木曜、ベシル・アタライ副首相が発表しました。
トルコ政府は、シリアのアサド大統領軍と反乱軍の紛争から逃れてくる難民たちに“国境を開く”政策をとってきました。

 Sabah

2011年3月、内戦が勃発して以来、推定900万のシリア人が故郷を逃れ、隣接する諸国やシリア国内に避難しています。
国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)によると、およそ250万人が隣接する諸国に、650万人がシリア国内に避難しているということです。

「アメリカがイラクに軍事作戦に出ることはないだろう」エルドアン首相

「アメリカ軍が軍事作戦に出たら、イラク市民はスンニーの暴徒に攻撃される危険性が高まるだろうから、アメリカが介入することはないだろう」とエルドアン首相は言いました。
「アメリカはその立場からも攻撃に出たくないだろう。ISIL(イラクとシリアのイスラム国)はイラク国民と戦っているのだから、米軍の介入は市民を殺すことになりかねない」とエルドアン首相は、6月19日、記者団に語りました。

 Hurriyet
 
ISILと戦うためにイラクの治安部隊に参加したボランティアたちがナジャフに集まった、


「イラクの現状は“国際的内戦”になり、ISIL集団とイラク軍の間の問題を超えてしまった」とエルドアン首相。「われわれはこの状況を認められない。われわれの価値観には宗派的な頑迷な偏見はない。ムスリムが“アッラーは偉大なり”と言いながら、ムスリムを殺すことはあり得ない」

「わが国の代表団が北イラクに行き、話合い、昨夜遅く帰国した。われわれはさまざまなチャンネルから、さまざまな手続きを行っている」とエルドアン首相は言い、“拙速なやりかた”は人質に問題を起こすと言いました。
さらに15人のトルコ市民が誘拐されたという報道があるが、まだ確認されていないとエルドアン首相は言い、トルコ政府は事態を厳しく監視していると付け加えました。


トルコの宗教庁トップがムスリムたちに宗派紛争を止めるよう呼びかけた

イスラムの宗派紛争で、イラクとシリアが深刻な事態になっています。トルコの宗教庁長官メフメト・ギョルメズ師は昨日、ムスリム世界にメッセージを送り、宗派紛争がイラクとシリアだけでなく、全イスラム世界を脅かしていると警告しました。
「イラクとシリアを軸にした混沌状態は、モスルの事件で、さらに緊張を増している」とギョルメズ師は言いました。

 Sabah

「この暴力、破壊、誘拐、殺人がやむことなくエスカレートすれば、イスラム世界は人道的、社会的、宗教的な宗派分断に苦しむことになるだろう」
「ムスリムであることは宗派に優先する」とギョルメズ師は強調し、イスラムの同胞愛と団結を損なうことを許す宗派はないと言いました。

「クアランとスンナ(預言者ムハンマドの教えと行動)には、人々の生命、血、財産、名誉は犯してならないとある。イスラムでは、不当に人の血を流すことは、最大の罪とされている」と彼は言いました。
他の宗派に対するジハード(聖戦)は認められないと、ギョルメズ師は言いました。「なぜなら、クアランとスンナは、ムスリムがムスリムの命を奪い、血を流すようなジハードを決して認めていないからだ」

「ムスリムが今日、宣言できるジハードは、無知、貧困、抑圧、扇動、不和に対する戦いである。抑圧に対するジハードの名の下に、悪事を働くことは何者も正当化できない。
イスラム世界には、宗教的、言語的、イデオロギー的な差異が存在する。その中でモラルをもって、ともに平和に暮らすルールを再構築することが、イスラム学者に課せられた責務である」

「今日、流血を招くファトゥワ(イスラム法による判決)は無意味である。新たなルールの再構築ができなかったら、イスラム世界は犯罪の温床になり、イスラム学者たちは犯罪の共犯者になってしまう」と彼は言いました。

「世界中のスンニーとシーアの学者たちとともに、このための努力ができたら、私は宗教庁長官として幸せに思う」

「良識のための世界への訴え」と題したこのメッセージは、アラビア語でテレビ放送され、トルコ語、ペルシャ語、フランス語、ドイツ語、ロシア語、クルド語に訳されました。

・・・上記はギョルメズ師のメッセージの要約です。


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