トルコのトピックス

トルコの新しい話題をご紹介しています

トルコ最大の国立公園に、最初の苗木が植えられた

2022年05月30日 | 国際
5月31日 イスタンブル征服1453年に因んで、145,3000本の苗木が、イスタンブルのアタテュルク空港国立公園に植えられました。

 Hurriyet

植樹が終われば、この土地はトルコ最大の国立公園になるでしょう。エルドアン大統領と、愛国者運動党(MHP)の党首デヴレット・バフチェリ氏も、約100万人の人々とともに、5月29日イスタンブル征服569周年を記念する植樹式に出席しました。

車両入場禁止、歩行者のみのための500万平米のエリアは、世界第5位の国立公園になるでしょう。当局によると、公園の最初の部分は、2023年5月にオープンします。「アタテュルク空港国立公園」は、ロシアのビトツェフスキー公園、ポルトガルのモンサント森林公園、アメリカのフェアマウント公園、アイルランドのフェニックス公園とともに、「世界のトップ5パーク」のリストに入るだろうと、当局は言っています。

5月29日の植樹式では、最初のフィールドがサンプルとしてオープンされ、樹齢350年の1本のオリーブの木と、何十本のライムとプラタナスの木が植えられました。このフィールドにはバラ園もできます。当局の計画では、2000人収容のスポーツ場と、28000人収容の活動センターが建設されます。

7つのテーマを持つ児童公園も、1万平米の土地に建てられます。テクノロジー・センターでは、若者たちがロボティクスを使ってトレーニングできます。


公共交通機関のマスク着用義務が廃止された

「トルコは公共交通機関でのマスク着用義務を廃止したが、病院ではまだマスクの着用を求められるだろう」と、ファフレッティン・コジャ保健相が発表しました。

   
 urriyet

「コロナ感染数は3日間、1000人以下がつづいています。マスク着用は病院以外、もう必要ありませんが、屋内ではまだ着用したほうがよいでしょう」と、コジャ保健相は5月29日、ツイートしました。

当局は以前、1日の感染者数が1000人以下になるまで、マスク着用廃止はしないと言っていました。着用の義務は廃止されましたが、イスタンブルの公共バス内の通勤者たちは、まだマスクを着用しています。「実のところ、公共交通機関でマスクのルールに従わない人は大勢いました。正直に言うと、私は、マスクをしている人たちと喧嘩したくないので、マスクをしていました」と、ラティフ・マズヴェルさんは言いました。「マスク着用義務の廃止は正しい決定だと思う」と彼は付言しました。

しかし、不賛成の人もいます。「パンデミックはまだ終わっていません。人々はどんどん外出して、街は人がいっぱいです。人々は、コロナはもう終わったと思っているように見えます。公共交通機関でのマスク着用義務の廃止には、私は不賛成です」とミュニレ・ベルクシュさんは言いました。

パンデミックの状況が好転してきたため、トルコは3月、屋外のマスク着用義務を廃止し、4月26日には、病院と公共交通機関を除いて、屋内のマスク着用義務を廃止しました。

トルコでは、2月、コロナ感染数が急上昇し、1日の感染数が初めて110,000人を超えました。4月初旬、1日の感染数は10,000人以下に減り、それ以来減少がつづいています。トルコでは、現在までに、1500万人がウイルスに感染し、98,000人が死亡しています。


   「ときどきダイアリー」ヘ
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

4月、新しい会社が1年前に比して26%増えた

2022年05月29日 | 国内
5月30日 「4月、8,565社の新しい会社が設立された。これは1年前に比して25,5%の増加である」とトルコ商工会議所・商品取引所組合(TOBB)が、5月27日、発表しました。

   Hurriyet

しかし、新しく設立された会社の数は、3月と比べると、3.9%減少しています。TOBBによると、新しい会社のうちの1650社は外国との共同経営で、パートナーはロシア136社、イラン120社です。

TOBBのデータによると、先月、957社が廃業しましたが、これは2021年の4月に比して126%の増加です。2022年の最初の4か月、43,187社の新しい会社が設立されました。40,629社が設立された昨年同期より増えています。

トルコ統計局(TUIK)は今週初め、消費者信頼指数は、4月から5月、21%上昇し、96.7%になりました。サービス分野の信頼度は6.1%、小売り産業の信頼度は1.7%上昇しましたが、建設分野の信頼度は2.2%減少しました。


「北シリアのテロリストとは戦いつづける」エルドアン大統領

トルコは北シリアのテロリストを撲滅するまで戦いつづけると、エルドアン大統領が5月29日、言いました。

 Hurriyet

「われわれは北シリアのテロリストと戦っている。彼らを根絶するまで戦いつづける」と、エルドアン大統領は、アタテュルク空港で行われた、オスマンのイスタンブル征服569周年を記念するイベントで語りました。

トルコは国境を守るために、対テロリスト作戦を始めたと、大統領は付言しました。この日、トルコはオスマンのイスタンブル征服569周年を記念し、新しい時代の重要な出発点として祝いました。

イベント中、「アタテュルク空港国民の庭」で、最初の植樹式が行われました。エルドアン大統領も植樹に参加しました。

「メフメト2世は、イスタンブルを征服して、歴史に独特の地位を得ました。イスタンブルはいつの時代にも、世界の垂涎の的だった」と、エルドアン大統領は言いました。「イスタンブルの征服は、天才的計画と、ものすごい努力、みごとな準備、前例のない犠牲、揺るぎない信念と決意の結果として成就された」


   「ときどきダイアリー」ヘ
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「アゼルバイジャンとの関係を戦略的同盟国に引き上げる」エ大統領

2022年05月28日 | 国際
5月29日 エルドアン大統領が、5月28日、トルコとアゼルバイジャンの戦略的同盟関係を強調しました。

  Hurriyet

両国の関係は、アゼルバイジャンがアルメニアとの地域戦争に勝利したのを契機に、昨年のシュシャ宣言によって強固になりました。

「わが国はまず、トルコとアゼルバイジャンの関係を戦略的パートナーとし、昨年、宣言によって、戦略的同盟国に引き上げた」と、エルドアン大統領は、いまバクーで行われている航空フェスティバル「テクノフェスト」で語りました。

「われわれは世界で最も人気のある航空・宇宙・テクノロジーのフェスティバル“テクノフェスト”を、“二つの国家、ひとつの国民、ひとつのフェスティバル”をスローガンに、カスピ海の真珠と呼ばれるバクーで開催してる。

アゼルバイジャンは、トルコと同様、われわれの母国だと、エルドアン大統領はさらに言いました。大統領はまた、隣国アルメニアとの永続的平和を確立するためのアゼルバイジャンへの支援をつづけると、強く言いました。


「トルコと北欧2国とのNATO問題は乗り越えられる」アメリカ

アメリカのアントニー・ブリンケン国務長官が、5月27日、フィンランドとスエーデンのNATO加盟に対するトルコの反対は、おそらく来月末のNATOリーダーたちのサミットまでに乗り越えられるだろうと言いました。

 Hurriyet

ブリンケン長官は、ワシントンを訪れたフィンランドのペッカ・ハアヴィスト外相との会談で、トルコの懸念に対処できないわけはないと思うと言いました。ブリンケン長官は、トルコの外相が「フィンランドとスエーデンは具体的な対策を取らなければならない」と語った後、この発言をしました。

「アメリカはフィンランドとスエーデンのNATO加盟を全面的に支持する。両国はまもなくNATOのメンバーになると、私は確信している」とブリンケン長官は言いました。「われわれはフィンランドとスエーデンをわれらの同盟国と呼べる日を期待していいる」


   「ときどきダイアリー」ヘ
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

歴史的アヤソフィアを守るため、セキュリティが強化された

2022年05月28日 | 国内
5月28日 アヤソフィア・モスク内の1400年昔の「皇帝の門」が、不明の攻撃者に破壊されたため、門は保護下に置かれることになりました。

 Hurriyet

砕かれた扉の写真が「美術史家協会」によってソシアルメディアにアップされて、この不愉快な事件は注目されました。「この扉は保護しておかなければならない」と同協会は言っています。ごく最近、「皇帝の広間」の壁が攻撃者によって削り取られ、ポリ袋に入れられていました。

この事件は一般の人々の反発を呼んだため、モスク内のセキュリティが強化されることになりました。はがされた壁や破壊された「皇帝の門」のある広間は、いま黒い帯で守られています。広間内は5,6人の警備職員が巡回し、廊下と門の前にも警備員が立っています。約70人の警備員が交代制で、観光警察とともにモスク内を警備しています。

「皇帝の門」は、メーンの広間に入る9つの扉のひとつです。この扉は昔、皇帝たちが使っていたため、「皇帝の門」と呼ばれています。「皇帝の門」は中央にあり、その左右に4つずつ扉があります。扉の中の5つは開いています。金曜や祝日に大勢の人が来た時には、これらの扉もあけられます。

モスクのトップの部分は現在、修復中で、現在は閉まっています。「皇帝の広間」の奥の部分は、モスクの広場に向かって開いています。この部分はビザンティン時代同様、出口として使われています。

ここにはコンスタンティヌス大帝やユスティニアヌス大帝、イエス・キリスト、聖母マリアを描いたモザイクがありますが、この部分の扉と壁が破壊されていました。


ロシアがクリミア沖で12人のトルコ人漁師を拘束

イスタンブルからクリミアに行ってイシビラメを獲り、帰ろうとしていたトルコ人漁師12人が、ロシア海軍に拘束されたと、ミリエット紙が報じました。

 Hurriyet

「2隻の船に分乗した12人の漁師たちは、クリミア沖で約1500尾のイシビラメを獲り、トルコへ帰る途中、5月18日、捕まった」と、ミリエット紙が5月27日、報じました。報道によると、漁師たちはクリミア沖でロシア海軍の船に止められたそうです。

ロシア軍は漁師たちを密漁で告発し、船と漁師たちをセヴァストポルへ連行しました。セヴァストポルはクリミア最大の都市で、黒海の主要な港です。「拘束された漁師の親族たちはトルコ外務省と連絡を取っている。アンカラとモスクワ間で話し合いが行われている」と同紙は報じています。


   「ときどきダイアリー」ヘ

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「同盟国は北欧2国にトルコの要請に応じるよう促すべきだ」外相

2022年05月27日 | 国際
5月27日 NATO同盟国は、フィンランドとスエーデンに、“テログループへの支援”に関するトルコの懸念に対して具体的な対策をとるよう促すべきだと、5月27日、トルコのチャウシュオール外相は言いました。

 Hurriyet
右からポーランド外相、チャウシュオール・トルコ外相、ルーマニア外相


チャウシュオール外相は、フィンランドとスエーデンのNATO加盟に対するトルコの反対は、両国がテロ組織を支援しているためだと語りました。

「トルコが両国の加盟に反対している理由は非常にはっきりしている。これら両国とPKK/YPGや、DHKP-C,FETOのようなテロリスト組織との関係と、これらテロリスト組織への支援がその理由である」と、チャウシュオール外相は、トルコ、ルーマニア、ポーランド3か国の外相会議後の共同記者会見で言いました。

「両国はテロリズムを支援することを止める必要がある。また、わが国に対する防衛産業の規制も廃止しなければならない。このような行為が友好国や同盟国に対してなされることはないはずだ・・・フィンランドとスエーデンがわが国のメッセージをよく理解することを希望する。他の同盟国は両国に、トルコの懸念に対して具体的な対策をとるよう勧告すべきだ」とチャウシュオール外相は語りました。

NATOの安全保障と団結はすべての同盟国にとって重要だと、チャウシュオール外相は言いました。「われわれもフィンランドとスエーデンの安全保障に関する懸念は理解できる。しかし、NATO同盟国の多くは、みながトルコの合法的な安全保障への懸念を理解する必要があると、はっきりと言っている。そのために、わが国はテロと戦うつもりである」と外相は言いました。


絶滅の危機にあるアカウミガメのために、夜間ビーチが閉鎖された

絶滅の危機にあるアカウミガメの産卵シーズンが始まったため、アンタリヤ県の有名なビーチが、夜8時から日の出までの夜間、閉鎖されました。

 Hurriyet

チュラル、オリムポス、パタラのビーチでは、ルールに従わない者は、109,785リラ(6,699ドル)罰金が課せられます。

5月から9月、「カレッタ・カレッタ」として知られるアカウミガメとアオウミガメは、エーゲ海地方アイドゥン県クシャダス地区から、南部メルシン県アナムール地区にやってきて、海岸沿いで産卵します。アンタリヤ県のパタラ、チュラル、ベレキ、シデ、カシュと、南部ムーラ県のイストゥス・ビーチは、絶滅の危機にあるウミガメの主要な産卵地です。

「パタラ・ビーチには、昨年は957匹のアカウミガメが来て、316の巣をつくりました。17000匹のウミガメの赤ちゃんが生まれ、海に入っていきました」と、パムッカレ大学教授で、ビーチを調査している14人の専門家チームのリーダー、エユップ・バシュカレ教授は言いました。「今年は、パタラ・ビーチの夜間入場禁止は5月15日から始まりました」

ビーチへの入場のほか、焚火、テントの設営その他ビーチでの活動は厳しく禁じられています。「昨年、罰金を科せられた人が何人かいましたよ」と教授は言いました。


   「ときどきダイアリー」ヘ
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

北欧2国の代表団がNATO加盟についてトルコ高官と話し合った

2022年05月25日 | 国際
5月25日 スエーデンとフィンランドの代表団が、NATO加盟に対するトルコの反対に対処するために、トルコ高官とアンカラで会談することになりました。

 Hurriyet

スエーデンとフィンランドは先週、NATO加盟のための申請を提出しました。これはヨーロッパの安全保障の地図を書き換えるかもしれない動きです。トルコは両国のNATO加盟に反対を明言し、スエーデンとフィンランドがテロ組織PKKを支援していることに苦言を呈しています。

トルコはまた、トルコへの武器輸出に制約を科し、テロリストの引き渡しを拒否している両国を批判しています。ロシアのウクライナ侵攻をまのあたりにした両国は、すぐにもNATO加盟を望んでいますが、トルコの反対は両国を落胆させました。NATOへの加盟のためには、全加盟国30か国の合意が必要です。

25日、スエーデンとフィンランドの代表団は、エルドアン大統領の報道官イブラヒム・カルン氏とセダト・オナル・トルコ副外相と、トルコの苦情と要求について話し合いました。

トルコ当局は今週、スエーデンに要求する5つの具体的な項目をリストアップしています ― 「テロへの政治的支援を止めること」「テロの財源を排除すること」「PKKと、PKKのシリア分派であるYPGへの武器支援を止めること」

また、「トルコに対する武器輸出の制約を廃止し、テロに対して世界と協力すること」も、トルコは要求しています。


   「ときどきダイアリー」へ





コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「NATO諸国でトルコ以上にテロ攻撃を受けている国はない」事務総長

2022年05月25日 | 国際
5月24日 NATOのイエンス・ストルテンベルグ事務総長は、スエーデンやフィンランドのNATO加盟に対するトルコの懸念について語り、トルコは重要なNATOの同盟国だとくり返しました。

 Hurriyet

「私は、トルコが提起している懸念に対処することの重要性を認める」と、ストルテンベルグ事務総長は、5月24日、ダヴォスで開かれた「世界経済フォーラム」で語りました。

スエーデンとフィンランドは先週、NATO加盟を正式に申請しました。この決定は、2月に始まったロシアのウクライナ侵攻によって拍車がかかりました。しかし、同盟国であるトルコは両国の加盟に反対を唱え、両国はPKKを含むテロリスト集団を黙認し、支援さえしていると批判しています。

ストルテンベルグ事務総長はトルコを「重要な同盟国」と呼び、トルコはISILとの戦いで重要な役割を果たしたと言いました。「トルコはNATOにとって重要な略的・地理的位置にある」

「NATO同盟国でトルコ以上にテロリストの攻撃を受けている国はない。また、NATO同盟国でトルコ以上に難民を受け入れている国はない」

「われわれはすわって、今後の出かたを見つけなければならない」と彼は言いました。「同盟国はみなそうするだろうと信じている。われわれはこれらの問題を解決する方法を見つけるために、何度も何度もそうしてきた。フィンランドもスエーデンも、ノルウエイと同様、NATOの集団的防衛と安全保障に貢献するだろうとは思う」

トルコとアメリカとEUはPKKをテロリスト組織と認定しています。ストルテンベルグ事務総長は、プーチン大統領は大きな過ちを犯したと言いました。「ウクライナに侵攻したプーチン大統領の目的のひとつは、ロシア国境からNATOを退けることだったが、彼はいま、NATOを拡大させてしまった」


   「ときどきダイアリー」ヘ
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

トルコ外相がパレスチナとイスラエルを訪問する

2022年05月24日 | 国際
5月23日 トルコのメヴリュト・チャウシュオール外相が、5月24日、パレスチナとイスラエルに向け出発し、15年ぶりの閣僚レベルの訪問によって、イスラエル政府との関係正常化について話し合います。

Hurriyet

「われわれは5月25日、イスラエルを訪れ、イスラエル外相と国交正常化へのプロセスについて検討します。その後、大使任命についても決定するでしょう」と、5月初旬の1週間に及んだラテンアメリカ歴訪から帰国したチャウシュオール外相は、記者団に語りました。

外相は5月24日、パレスチナと話し合い、その後、イスラエル政府との話し合いのためにテルアビブへ向かいます。かつては同盟国だったトルコとイスラエルですが、両国の関係は、2008年のイスラエル軍のガザでの作戦後、険悪になりはじめました。

トルコの船「マヴィ・マルマラ号」が、ガザに支援物資を運ぶことを阻まれ、イスラエルの手入れで10人の市民が死亡して以後、両国の関係は冷え切っていました。2016年には和解が合意されましたが、2018年、ガザ国境での衝突で何十人ものパレスチナ人が殺されたため、和解はなりませんでした。

大使館をテルアビブからエルサレムに移すというアメリカの決定に反対するデモで、多くのパレスチナ市民がイスラエルに殺害されたことに、トルコは抗議し、2018年、トルコとイスラエルは外交代表のレベルを代理大使に下げました。

イスラエルのアイザック・ヘルツォーク大統領は、両国間の凍結状態を破るために、3月上旬、トルコを訪れました。和解への新しいプロセスを始めるために両国が動き始めた中で、この訪問がありました。

このプロセスには、大使の交換と外交代表のレベルアップが含まれ、貿易、相互投資、エネルギーなどの経済分野での協力も検討されるでしょう。


   「ときどきダイアリー」ヘ

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ハタイとトルコ・キプロス間のフェリーサービスが始まった

2022年05月22日 | 国際
5月22日 トルコ南部のハタイ県とトルコ・キプロス間のフェリーサービスが始まりました。第1便には「キプロス平和作戦」の退役軍人たちが乗船しました。

 Hurriyet

フェリーサービスはハタイ県所有の会社HADOが運営します。このサービスのために、HADOは、イスタンブルのシーバスと快速フェリーの会社IDOから、フェリー1隻を借りました。

シナン・パシャ号は、5月19日、アルスズ・マリーナでの開通式を終え、300人の客を乗せて出航しました。乗客の中には、1974年の「キプロス平和作戦」の退役軍人17人もいました。

「われわれはレバノンのベイルートとイスラエルのハイファへのフェリーサービスも計画しています」とハタイのリュフテュ・サワシュ市長は言いました。「ハタイとトルコ・キプロス在住の人々だけでなく、ハタイを訪れるツーリストもこのフェリーサービスに興味を示すでしょう。このサービスは県の観光収入源にもなるでしょう」

ハタイ県のビュレント・オク副事務総長は、トルコ・キプロスから、おいしい料理で知られるハタイを訪れる人が増えることを期待しています。

退役軍人のフアト・ダルギチさんは、47年ぶりのトルコ・キプロス訪問だと言いました。「上陸作戦が始まった時、私は3日間、海岸で過ごしました。私は20歳の志願兵でしたが、もう70歳です」

退役軍人たちと、トルコ・キプロスのエルシン・タタル大統領、リュフテュ・サワシュ市長は、フェリーサービスの開始を記念して、ギルネ(キレニア)の円形劇場で行われたコンサートに出席しました。コンサートでは「ハタイ文明コーラス」が歌唱を披露しました。

フェリーサービスは週2回、火曜と金曜はハタイからトルコ・キプロスへ、木曜と日曜はギルネからハタイへ就航します。運賃は750リラ(約47ドル)、学生500リラ


トラブゾンのトンネル内に水族館ができた

トラブゾンの道路のトンネル内に造られた水族館がオープンしました。

Hurriyet

トラブゾン県オルタヒサル地区のザアノス谷とタバコハネ谷を結ぶトンネル内に、水族館が造られました。こんな水族館は世界でも初でしょう。

水族館には80種5000尾の魚が収容されていますが、その中に 濃い赤紫色とブルーの魚がいます。この2色は地元の人気サッカーチーム「トラブゾン・スポール」のジャージーの色です。他にも、ピラニアやサメなど、さまざまな魚が見られます。

赤紫色とブルーの魚は、マラウイ(アフリカ南東部の共和国)のある湖から送られてきたものです。5月19日の「トンネル水族館」落成式には、イスマイル・ウスタオール知事、ムラト・ゾルルオール・トラブゾン市長、アフメト・メティン・ゲンチ・オルタヒサル区長、同県の法律家ら、地元の名士が出席しました。

「これは世界でも唯一の水族館です。私たちはこれを誇りに思います。この水族館には淡水魚も、海水魚も、さまざまな魚がいます。水族館は赤紫色とブルーの魚で話題になっています」と、ゲンチ区長は言いました。

「私はこの水族館のアイディアに賛同して、ここに来ました。トラブゾンにはこんなすごい活力があったんですね」と、落成式に出席した「トラブゾンスポール」のアブドゥラ・アヴジュ・コーチは言いました。落成式後、一般観客が入場しましたが、注目の的は、もちろん赤紫色とブルーの魚でした。


   「ときどきダイアリー」ヘ
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ウクライナ人の買物客がイスタンブルのラーレリに戻ってきた

2022年05月21日 | 国際
5月21日 ウクライナ人の買物客がイスタンブルの商店街ラーレリに戻ってきて、商店主たちはホッとしています。

 Hurriyet

戦争前は、ロシア人とウクライナ人はトルコ、とくにイスタンブルのラーレリを訪れ、商品を買って故国に持ち帰る、いわゆる「スーツケース貿易」をしていました。ラーレリは繊維製品や衣類の小売センターです。

「ラーレリ市場でのロシア人客の割合は35%、ウクライナ人は20%です。戦争の影響で、私たちの商買量は完全に半分になってしまいましたが、いま、ウクライナ人が戻ってき始めました」と、ラーレリ商店会LASIADのグヤセッティン・エイユプコジャ会長は言いました。

エイユプコジャさんによると、ラーレリの商店のビジネスは、戦前に比べて10~20%まで減少したそうです。「戦争前は、夏場は需要が増え、私たちは需要に追いつけないほどでした。昨年のラーレリとシシリとメルテルのビジネス量は35億ドルでしたが、戦争前は、70億ドルくらいで、160億ドル、170億ドルになることもありました」とエイユプコジャさんは言いました。「今年は30億ドルくらいの商売量を期待しています」

彼はまた、ロシア人、ウクライナ人だけでなく、ブルガリア人やハンガリー人もイスタンブルに買物に来ていると言いました。「以前はポーランド人客が最も多かったのですが、ポーランドがEUに入ってからは、ポーランド人客は減りました。ところが、2年前頃から、またポーランド人が来るようになりました」

「ロシア人やウクライナ人との私の商売は信頼関係に基づいています。私には、30年以上、商売を続けているロシア人、ウクライナ人、ブルガリア人、ハンガリー人の客がいます」とエイユプコジャさんは言いました。


エルドアン大統領が北欧2国首脳とNATO加盟について話し合った

エルドアン大統領は、5月21日、スエーデンのマグダレナ・アンデション首相とフィンランドのサウリ・ニーニスト大統領と、電話で、両国のNATO加盟問題について話し合いました。

Hurriyet

トルコ大統領府の声明によると、エルドアン大統領はアンデション首相に、トルコはNATOの門戸開放政策は支持するが、スエーデンがテロ組織を支援することには反対すると話しました。「スエーデンのテロリスト組織への政治的、財政的支援と武器供与は止めなければならない」と声明は言っています。

NATO加盟には加盟30か国の同意が必要ですが、トルコは両国の加盟を阻止しています。スエーデンとフィンランドは完全に西洋ではありますが、ロシアの逆鱗に触れないよう、長年の政策として、歴史的にNATOから距離を置いてきました。

しかし、両国は巨大な隣国のウクライナ侵攻に衝撃を受けて動揺し、NATO加盟を申請しました。エルドアン大統領はまた、スエーデン首相に、2019年のトルコ軍のシリア作戦後、防衛産業に関してトルコに 科している規制を廃止するよう告げました。

エルドアン大統領とイギリスのボリス・ジョンソン首相は、5月20日、電話で、スエーデンとフィンランドのNATO加盟問題について話し合いました。

トルコ広報局の声明によると、この電話で両首脳は、トルコとイギリスの関係、スエーデンとフィンランドのNATO加盟申請、ウクライナ=ロシア戦争を含む地域的現状について話し合いました。


   「ときどきダイアリー」ヘ
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする