トルコのトピックス

トルコの新しい話題をご紹介しています

米土外相がイスラエル=ハマス紛争について討議した

2023年10月31日 | 国際
10月31日 トルコのハカンン・フィダン外相と、アメリカのブリンケン国務長官が、イスラエル=ハマス戦争の最近の状況について、電話で話し合い、フィダン外相は、ガザの市民に対する集団虐殺は受け入れがたいと語りました。

 Hurriyet

2人は、イスラエル=ハマスの紛争の拡大を防ぎ、人質の解放を確保し、人道支援を活発にすることを、中東のリーダーたちに納得させる必要があると、話し合いました。トルコの外交ソースによると、フィダン外相はブリンケン国務長官に、ガザの人々に対する、戦闘員と市民の区別のない攻撃は受け入れがたいと語ったということです。

トルコは、イスラエル治安部隊による攻撃を声高に非難している国のひとつです。イスラエルの攻撃は、子供や女性を主とする8000人の命を奪っています。エルドアン大統領はイスラエルは人道に対する犯罪を行っていると強調し、トルコはただちに停戦することを要請しています。

アメリカ国務省のマシュー・ミラー報道官は、アメリカは人道支援のために1億ドルを提供するというバイデン大統領の発表を、ブリンケン国務長官がシェアしたと言いました。


トルコ100周年を祝して100隻の戦艦がパレードを行った

10月29日、近代トルコ建設100周年を記念して、イスタンブルのボスフォラス海峡で、100隻の軍艦がトルコ海軍最大のパレードを行いました。

 Hurriyet

イスタンブっ子たちは、歴史的な戦艦のパレードを見るために、海峡の沿岸や、丘の上に集まりました。海軍司令官エルジュメント・タトルオール提督の指揮の下、艦隊はエルドアン大統領に挨拶を送りました。タトルオール提督はウスキュダルのヴァフデッティン・キョシュクからイベントをフォローしていました。

国防省主催の「100周年の100艦船」と題されたこのパレードには、TCGヌスレット、フリゲート艦11隻、潜水艦11隻、コルベット艦4隻、巡視艇4隻、上陸用舟艇17隻、機雷捜索船8隻、燃料タンカー5隻、水陸両用船6隻、戦車揚陸艦10隻、補助線18隻、高速戦闘艇など、さまざまな艦船が披露されました。まだお蔵入りしていない、トルコ最初の国産フリゲート艦TCGイスタンブルも、パレードに参加しました。 

空軍司令部はF-16機やF-4機など、14機の航空機によるエア・ショウを行いました。大祝祭の一環として、空軍司令部は、ボスフォラスのパレード後、101発の祝砲を轟かせました。


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パキスタン大使館がトルコ100周年を祝うイベントを開催

2023年10月29日 | 国際
10月30日 駐アンカラ・パキスタン大使館が、トルコ共和国100周年を祝う特別イベントを開催し、トルコの高官、外交官、諸分野のリーダーたちを招待しました。

 Hurriyet

10月27日に催されたイベントでは、伝統的なパキスタンのブランチが供され、両国の深く根ざした関係についてスピーチがありました。ユーサフ・ジュナイド駐トルコ・パキスタン大使は、ヴァシア・シャヒン・アンカラ知事、マンスル・ヤワシュ・アンカラ市長、数人の国会議員、メフメト・メフディ・エケル前閣僚、ラウフ・エンギン・ソイサル前・駐パキスタン・トルコ大使、ムスタファ・ユルダクル元・駐パキスタン・トルコ大使ら、重要人物を迎えました。

学界、ビジネス界、メディアの代表らも招待されました。ジュナイド・パキスタン大使は、スピーチで、トルコ建国100周年を祝い、ムスタファ・ケマル・アタテュルクのリーダーシップによる勝利を讃えました。


トルコは共和国100周年を祝っている

トルコは共和国創立100周年を熱意と感謝と大きな誇りをもって祝い、トルコ建国の指導者ムスタファ・ケマル・アタテュルクと建国100周年のトルコを讃える、さまざまなイベントや祝祭、行進などを行っています。

 Hurriyet

官公庁から学校まで、都市の景観となっている建物から、公共交通機関である船まで、多くの建物や乗物が、国家の輝くシンボル、トルコ国旗で飾られています。全国の都市で、地方自治体が大きな国旗を掲げた行進をしやすくするために、細かく配慮し準備しています。

エルドアン大統領はまず、高官らとともに、アタテュルクの霊廟アヌトゥカビルに参り、大統領官邸で行われる「共和国100周年記念油絵展」を訪れ、レセプションに出席するでしょう。エルドアン大統領はまた、国会で行われる「100周年公式パレード」に参加し、市民に挨拶のスピーチをします。

エディルネとウードゥルでは、生徒と教師たちが、身体を使ってアタテュルクのシルエットを描くパーフォマンスを披露します。

国防省は10月29日、イスタンブルのボスフォラス海峡で、100隻の軍艦を使ってパレードを行い、共和国を讃えます。トルコ空軍のアクロバティック・チーム「トルコの星」は、祝祭の一環として、アンタリヤの空で空中ショーを行います。

「100周年に各クラスが100本の木を植える」農林省によるプロジェクトでは、アンカラとバルケシルの多くの小学生が、市の指定の場所に苗木を植えます。


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イスタンブルでパレスチナ支援の大デモが行われた

2023年10月28日 | 国内
10月29日 現政権・公正発展党(AKP)が、10月28日、アタテュルク空港で、パレスチナとの連帯を示す大集会を組織しました。

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このデモは、主催者の言う「イスラエルの残虐行為」に人々の注意を向けさせるのが目的でした。エルドアン大統領も、この集会に出席しました。

また、愛国者運動党(MHP)のリーダー、デヴレト・バフチェリ氏、大連合党(BBP)のリーダー、ムスタファ・デスティジ氏、新福祉党(YRP)のリーダー、ファティフ・エルバカン氏、自由大義党(HUOR PAR)のリーダー、ゼケリヤ・ヤプジュオール氏、民主左派党(DSP)のリーダー、オンデル・アクサカル氏ら与党「国民同盟」のリーダーたちも、この集会に参加しました。

この集会は、5月に行われた選挙以来、「国民同盟」の初の集会になりました。


アタテュルクの想い出いっぱいの家

年金暮らしのチュラクさんの家の時計はいまも、近代トルコの創設者ムスタファ・ケマル・アタテュルクが1938年に亡くなった時間を指しています。

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この家では、カレンダーも、小物類もすべて、100年前、オスマン帝国の廃墟から新しい国家を築いた男に捧げられています。10月29日、トルコは100周年を迎えましたが、この家ほどその祝祭にふさわしい家はないでしょう。チュラクさんはエディルネの2階建ての自分の家を「トルコ人の父」に捧げられた博物館にしてしまいました。

「彼は私たちに共和国をプレゼントしてくれたのです」と、85歳の彼女は、リビングのアームチェアにすわっているアタテュルクの像を指して言いました。

2児の母である彼女は、ドイツで懸命に働いた後、1985年、帰国しました。夫の死後、彼女はアタテュルク関連の物品を集め始めました。チュラクさんは、銀行や軍が発行した、アタテュルクを特集したカレンダーやノートブックなどの品物を、ある物には代金を払い、長年かけて収集しました。

彼女の家はいまや、アタテュルクへの生きた贈物になっています。壁も、ファサードも、庭も、アタテュルクの肖像画や写真で飾られています。ガレージは、もう掛けきれない写真の収納庫になっています。彼女は定期的に埃を払っているそうです。

彼女のアタテュルクへの情熱は、彼女の曽祖父から来ています。曽祖父の家族は、ギリシアのテッサロニキで生まれたムスタファ・ケマルの家族と親しかったそうです。彼女の家族は、トルコの未来のヒーローが、まだオスマン軍の将校だった頃から会っていました。

チュラクさんはアタテュルクの記念日を忘れることなく、機会あれば学校を訪れ、若い世代とアタテュルクに関して話しています。彼女はまた、死後は、このコレクションを博物館に献上しいと思っています。


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サライブルヌの古代遺跡が一般公開される

2023年10月27日 | 文化
10月28日 2009~2011年、海底鉄道「マルマライ」のシルケジ駅建設のための掘削作業中に、初期ビザンティン時代と後期ローマ時代の街路や家の遺構が出土しました。その遺跡が、イスタンブル市によって、「歴史的半島のモデル展示場」のサライブルヌ公園として一般公開されることになりました。

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イスタンブル市はサライブルヌ公園を整備し、考古学者たちが2000年昔の世界を展示するために、このエリアのレンガや舗石を整理しています。サライブルヌのすぐ隣になるこのエリアでは、街路、外壁と内壁、円柱、水流、舗石、井戸、装飾されたプールなどが出土しています。

「サライブルヌはイスタンブルの最古の公園であり、1928年にアタテュルクの銅像が最初に建てられた場所でもあります。公園は2部分に分かれ、もうひとつの部分では考古学上の調査がつづいています。私たちはこの部分を考古学公園として公開します」と、「IBBグリーン・エリア・施設建設」のオカン・ユルドゥス副マネジャーは言いました。

「1部分は4~5世紀の初期ビザンティン時代の遺跡であり、もうひとつの部分は2~3世紀の後期ローマ時代の遺跡です。作業が終れば、皆さんもこの遺跡を訪れ、見学できます」とユルドゥス氏は付言しました。


女性たちが輸出用のクリスマス・リースをつくりはじめた

新年が近づいてきて、南部アンタリヤの女性たちは、森林伐採地で集めた松の小枝や、松かさ、ビャクシンの実などで、クリスマス・リースつくりに精出し始めました。リースは20か国に輸出されます。

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キリスト教の伝統では、クリスマスや新年の祝いに、、ドアや食卓の装飾としてクリスマス・リースがよく使われ、宗教的な行事や墓参りにもリースは人気があります。昨年、トルコはリースの輸出で、900万ドルの収益を上げました。

リースをつくる女性と、森から材料を集める人とで100人を雇っている会社は、毎日、何百ものリースをつくっています。女性たちの手づくりのリースは海外に輸出され、1ユーロから3ユーロの値で売られています。

この会社のオーナー、シェリフェ・アルトゥンダルさんは、毎年、10月末から12月の第1週まで、仕事に精出していると話しました。「私がこの商売を始めたのは23年前です。最初は女性たちも20人くらいでしたが、今では100人もの女性がリース生産に関わっています。私たちは毎年、200,000個のリースを生産しています。私たちは松かさや、木の枝や、その他、森で採れるものでつくった製品を輸出し始めました」とアルトゥンダルさんは言いました。

アルトゥンダルさんはまた、今年の輸出は、1000万ドルを超えると期待していると語りました。


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橋と高速道路の通行料が値上げされる

2023年10月26日 | 国内
10月27日 高速道路と橋の通行料が値上げされると、高速道路総局が発表しました。

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10月25日から実施される新しい料金表によると、イスタンブルのボスフォラス海峡に架かる「7月15日殉教者橋」と「ファティフ・スルタン・メフメト橋}の乗用車片道通行料は、76.5%上がって、8.5リラから15リラ(0.53ドル)になりました。

7月に付加価値税が18%から20%に上がったため、2つの橋の通行料は8.25リラから8.5リラに上がりました。オスマン・ガジ橋の通行料は、190リラから290リラに上がり、チャナッカレ橋は47.5%上がって295リラになります。

国会の計画・予算委員会は、明日、政府の2024年予算の討議を始めます。2024年の予算では、トルコは4%の成長を期待しています。年末の消費者物価指数は33%になり、輸出は2670億ドルに達し、輸入は3728億ドルに達するでしょう。


トルコが北イラクのPKKの新たなターゲットを空爆

トルコ国防省は、トルコ軍が北イラクのPKKの拠点19か所を空爆したことを確認しました。

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10月25日に行われた作戦では、メディナ、ガラ、アヴァシン、ハクルク、カンディルなどを目標とし、PKKの上級メンバーが使っている洞窟、シェルター、倉庫など多くのターゲットを破壊したと、国防省が発表しました。この作戦の目的は、北イラクからのトルコ治安部隊に対する攻撃を指揮しているテロリストを「無力化し」、国境の治安を強化することにあると、声明は言っています。トルコ軍およびトルコ当局は、テロリストを降伏、殺害、捕虜にすることを「無力化する」と言っています。

「わが高貴なる国から生まれたトルコ軍は、1人のテロリストもいなくなるまで、決然とテロと戦いつづけ、わが国と国家の生存と安全を守る」と声明は言っています。

この空爆は、10月1日のアンカラでの自爆テロに応えて、トルコが始めた一連の軍事行動につづくものです。PKKは内務省前の攻撃について犯行宣言をしています。この攻撃では、攻撃者1人が自爆し、もう1人は警官との銃撃戦で死亡しました。この事件で警官2人が軽傷を負いました。


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エルドアン大統領がローマ法王にイスラエルのガザ爆撃は大量殺戮だと言った

2023年10月26日 | 国際

10月26日 トルコのエルドアン大統領は、木曜、カトリック教会の長、フラシスコ法王と、電話で、イスラエル=ハマス戦争について話し合い、「イスラエルのガザ攻撃は大量殺戮のレベルに達している。国際社会の沈黙は人類の恥だ」と言いました。


 Hurriyet

エルドアン大統領はまた、すべての人が、ガザの無辜の市民に支援を送りつづける努力をするべきだと語りました。トルコ大統領府情報局の声明はX(以前のツイッター)に投稿されました。

エルドアン大統領は、紛争を恒久的に解決させるためには、パレスチナ独立国家を設立するしか道はないと、くり返し語りました。


イスタンブルのダムの水位が記録的に下がった

市の上下水道局ISKIが発表した最近のデータによると、トルコ最大の都市イスタンブルのダムの水位が大きく下がっています。

Hurriyet

データによると、イスタンブルのダムの総貯水率は、過去10年間で最も少ない20.36%まで減少しました。2014年の干ばつ時でも、ダムの水位は21.3%でした。報告書でとくに懸念される点は、6つのダムの水位が10%以下に下がっていることです。

最も深刻なダムのひとつ、パプチデレ・ダムの水位は3.51%、ビュユクチェクメジェ・ダムは3.97%になり、この地方の水不足危機の厳しさがめだちます。カザンデレ・ダムとサズルデレ・ダムの水位は、それぞれ6.32%と5.54%です。

反対に、他の水源から補給されているオメルリ・ダムは、最高の43.55%の水位を保っています。オメルリ・ダムにつづいて、ダルルク・ダム31.62%、アリベイキョイ・ダムは22.2%、ウストランジャラル・ダムは21.86%です。

エルマル・ダムは16.23%と、わずかに良くなり、テロコス・ダムは9.77%と、心配な数値を示しています。


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トルコはスエーデンのNATO加盟の批准に動き出した

2023年10月24日 | 国際
10月25日 エルドアン大統領がトルコ国会に、スエーデンのNATO加盟批准の手続きに着手するよう動議を送りました。

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「スエーデンのNATO加盟に関する議定書が、2023年10月23日、エルドアン大統領によって署名され、トルコ大国民会議に委任された」と、大統領府が X(ツイッター)で短い声名を出しました。

議定書は国民会議に提出される前に、まず国会の「外事委員会」で検討されました。国会の過半数600議席の承認が得られれば、議定書は批准されます。

スエーデンとフィンランドは、ロシアのウクライナ侵攻後の2022年5月、NATO加盟を申請しました。トルコは今年初めに、フィンランドにはゴーサインを出しましたが、スエーデンについては、テロとの戦いに関するトルコの要請に応じず、また国内で対トルコ対ムスリムのプロテストが多発したため、批准が遅れていました。

トルコとスエーデンは、2022年7月、NATOサミットで合意に達し、トルコはスエーデンの加盟を承認しています。エルドアン大統領は、NATOの拡大について、イエンス・ストルテンベルグNATO事務総長と電話で話し合いました。


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独立戦争時の塹壕がデニズリのトリポリスで出土した

2023年10月22日 | 国内
10月24日 研究者たちが、南西部デニズリ県の古代都市トリポリスで発掘調査中、長さ200メートルの塹壕を発見しました。塹壕はトルコ独立戦争当時、ギリシア兵が掘ったものと判定されました。

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古代都市トリポリスの丘の頂上で見つかったジグザグ型の塹壕は、幅は1~1.5メートルあり、長さ104メートルの部分が調査のため公開されました。

この塹壕は、7月5日、マニサのアラシェヒル地区から進行してきたギリシア軍が、デニズリのブルダン地区の村々を占領するために使ったと、研究者たちは推測しています。その後、ギリシア軍はトルコ軍の「大攻撃」を受け、この地域から撤退し、トルコは勝利を収めました。

塹壕を詳細に調べると、弾丸ケースや、ライフル銃の破片、ポルトガルとウルガイから輸入されたサケやビーフの缶詰など、一連の遺物が見つかりました。塹壕の中央で、研究者たちは、約21平米の石造りの兵舎を掘り出しました。この建物は塹壕に配備されていた兵たちのためのシェルターとして使われていたと思われます。シェルターは8人から10人の人々を収容でき、塹壕の防衛ラインの後ろに巧みに配置されていました。

「トルコ独立戦争を調査するうえで、この塹壕は最高に重要な意味があると、私たちは考えます。塹壕の中にあった、かなり大きな兵舎の建物は、この塹壕にいた兵士たちの生活状況を垣間見せてくれます」と発掘チームの長、ブハドゥル・ドゥマンさんは言いました。


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トルコ建国100周年記念に向け準備進行中

10月29日のトルコ共和国100周年が近づいて、トルコは祝祭のための準備に盛り上がっています。

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政府情報局は声明で、一連のイベントが行われると発表しました。国内外で行われるイベントは、トルコ建国以来の革命的な躍進に光が当てられるでしょう。イスタンブルでは、ドローンや花火によるビジュアルなショウガ見られ、市内の要所では、光のショウとともに、「100周年行進曲」が演奏されるでしょう。

タクシム広場のアタテュルク文化センターでは特別の展示が行われ、市民はインタラクティブな対話もできます。また、ウオター・スクリーン、ウオター・ショウ、立体放映も楽しめます。

イスティクラル広場の入口には、トルコ100周年のロゴの入った、大きなスクリーンが設置され、100周年に関する映像が流されます。イスタンブルのバクルキョイ共和国広場、首都アンカラのクズライ広場、イズミルのコナック広場では、デジタルのスクリーンに100周年を祝う映像が披露されます。国営シンフォニー・オーケストラが「100周年行進曲」を演奏します。

1923年10月29日、ムスタファ・ケマル・アタテュルクは公的に国名を発表し、共和国としてのトルコを宣言しました。


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「イスラエルは女性や子供を殺すことによって安全は得られない」エルドアン大統領

2023年10月22日 | 国際
10月23日 エルドアン大統領は、イスラエルは、ガザで女性や子供を殺したり、病院や学校、モスク、教会を爆撃することによって、安全保障を確立することはできないと言いました。

 Hurriyet

エルドアン大統領はソシアルメディアにメッセージを投稿し、「イスラエルは一国家というより、テロリスト集団のような行動をとっている。ガザに対する攻撃は、さらなる苦痛と死と涙をもたらすだけだ」と訴えました。

大統領はすべての国々と国際組織に、ガザに人道的停戦を確立するための支援を要請しました。「この地に暮らす者すべての安全を保障する新たな制度を設立することによって、中東は永続的な安定に達するだろう」とエルドアン大統領は言い、イスラエルに、ただちに市民への攻撃とその作戦を止めるよう促し、作戦は大量虐殺のレベルに達していると言いました。

大統領はまた、パレスチナでの現行の暴力を止めさせ、これ以上の人道的悲劇を阻止するために、われわれは責任を持つ用意があると、くり返しました。


戦争勃発2週間後に、ガザ支援が始まった

2週間前のハマスの攻撃以来、イスラエルに封鎖されていたエジプトとガザの間の国境検問所が、土曜、オープンし、戦争勃発2週間後に初めて、切実に必要な支援物資がわずかながら運び込まれました。

 Hurriyet

ガザの230万人のパレスチナ人は、その半分は家から逃げ出しましたが、食物にも事欠き、汚れた水を飲んでいます。全土の灯火管制の中、病院は医療用品も、緊急用発電機の燃料も不足しています。イスラエルはいまもガザの空爆をつづけ、パレスチナの戦闘員はイスラエルにロケット弾を撃ち込んでいます。

アメリカのジョー・バイデン大統領や、国連のアントニオ・グテーレス事務総長の現地訪問など、多くの仲介者によるハイレベルの外交が1週間つづいた後、ガザへの通路がオープンされました。

イスラエルはハマスが 200人の人質を解放するまで、何者もガザに入れないと主張し、検問所のパレスチナ側を空爆によって封鎖していました。

エジプトのアルカヘラ・ニュースは、土曜、3000トンの支援物資を積んだ200台のトラックのうちの20台がガザに入ったと報じました。また、外国のパスポートを持った何百人もの人々が、戦火のガザからエジプトへ逃げるために検問所で待機しています。国連は、救命物資は「パレスチナ赤新月社」の医療サービスに送られると言いました。

しかし、国連のWFP(世界食糧計画)のシンディ・マッケーン事務総長は、支援はじゅうぶんではないと言っています。「ガザの状況は破滅的です」と彼女は言いました。「もっと、もっと多くのトラックと支援物資の継続的な配送が必要です」

ガザのハマスが支配してる政府も、「限られたトラックでは、ガザの人道的破滅状況を救うことはできない」と言い、24時間オープンの安全な通路を要請しています。

イスラエル軍の報道官ダニエル・ハガリ少将は「ガザの人道的状況は支配下にある」と言いました。彼は、支援は、軍が人々に移転を命じた南部ガザのみに送られていると言い、燃料はガザに入れないと付言しました。

ハマスが1人のアメリカ女性と、その十代の娘を解放した数時間後に、検問所はオープンされました。2人のアメリカ女性は、10月7日のハマスの攻撃後、初めt解放された人質になりました。


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イスラエルは安全のため、トルコから外交官を引き上げた

2023年10月21日 | 国際
10月22日 イスラエルは、駐トルコ大使館、領事館へのプロテストが激化してきたため、安全を懸念し、すべての外交官をトルコから引き揚げました。

 Hurriyet

首都アンカラの大使の住居や、イスタンブルの領事館の建物が、プロテスターたちに襲われそうになったため、引き揚げが決定したということです。イリト・リリアン大使を含む外交官たちはトルコを去りました。引き揚げは安全が懸念されるからであり、政治的理由ではないと、当局は言っています。

「これは一時的な対策で、短期間で終わるだろう」と匿名の情報源はAFPに語りました。イスラエルは他の中東諸国にいる外交官の引き揚げも考えているとAFPは報じています。

イスラエルの国家安全保障理事会は、今週初め、指令を出し、トルコにいるイスラエル人はできるだけ早くトルコを去るよう勧告しました。イスタンブルのイスラエル領事館は、最高レベルの警戒令を出し、海外にいるイスラエル人に対する「テロリストの脅威」が増大していると警告しました。

トルコとイスラエルは、昨年の雪解けの後、外交関係の完全修復を発表し、互いの首都に大使を送りました。最近のトルコの緊張は、ガザのアルアフリ病院の爆撃後にひろがった怒りから始まっています。イスラエルも、ハマスも、この爆撃には責任を否定しています。


「トルコはガザ危機に関して全サイドと接触する」フィダン外相

ハカン・フィダン外相は、トルコは、ガザ危機に関しては、停戦を容易にするために、全サイドとコンタクトすると言いました。

 Hurriyet
英国のクリヴァリ―外相(左)と会談するトルコのフィダン外相


フィダン外相は、金曜、ライブ放送で、「トルコは停戦と人道支援と捕虜交換を容易にするための外交に取り組む」と語りました。彼はまた、「トルコはイスラエル=パレスチナ紛争の恒久的解決の道を見出すために、保証国システムを提案する。トルコは保障国になり得る」と、くり返し言いました。

フィダン外相はまた、ムスリム諸国の問題は、彼らがその可能性を認識しておらず、また、イスラエル=パレスチナ問題の2国家解決のための行動をとる、共通のスタンスに立っていないことにあると、語りました。

中東の多くの国々は、自国の政治的、経済的、また安全保障上の問題を抱えているため、パレスチナ=イスラエル問題に関して、ほんとうのスタンスを公けにできないでいると、フィダン外相は言いました。

フィダン外相は最近、トルコ訪問中の英国のジェームズ・クリヴァリー外相と会談しました。


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