トルコのトピックス

トルコの新しい話題をご紹介しています

「強制 地震保険の売れ行きが100%増えた」保険会社

2019年09月30日 | 国内
9月30日 地震の被害に備え、自分自身と財産を守るために、できるだけ早く強制地震保険に入るよう、専門家は警告しています。

 Hurriyet

「強制地震保険の売れ行きが全国で100%増えました」と、イスタンブル・ベースの保険会社「クイック社」のシベル・ドーアチ販売部長は言いました。木曜日、イスタンブルで起こった5.8マグにチューとの地震は、人々に保険の重要性を想いださせたと、ドーアチさんはアナドル通信に語りました。「地震が起こると、一時的に保険の需要が増えますね」

「地震のリスクは、トルコでは現実であり、DASK(地震保険)はすべての人にとって必需品です」ト、ドーアチさんは警告しています。「起こり得る地震によって物的ダメージを受け、全財産を失うリスクを防ぐために、一刻も早く保険に入るべきです」

9月26日、イスタンブルで起こった5.8マグニチュードの地震で負傷した人のうち24人は退院したが、10人はまだ治療中だと、フアト・オクタイ副大統領は言いました。


2600人余の外国人投資家がトルコに帰化した

内務省によると、昨年、市民権所得条件の新条例ができて以後、帰化した外国人の数は2611人になりました。

 Hurriyet

2018年9月19日以来、9962人の外国籍者が、投資によって、家族とともにトルコの市民権を得ました。トルコで50万ドル投資するか、トルコの銀行に50万ドル預金するか、25万ドル相当の不動産を購入した外国人は、生涯居住権と市民権を得ることができるようになったのです。新条例以前は、市民権所得のために必要な最低投資額は200万ドルでした。

新条例以後、帰化した人を国籍別にみると、最も多いのはイラク人投資家で、327人。次がアフガン人で、250人、パレスチナ人170人、エジプト人110人、リビア人66人、レバノン人44人、セントクリストファー・ネヴィス人29人、サウジ人29人、アゼルバイジャン人28人、パキスタン人26人、スーダン人24人、ロシア人22人、アルジェリア人21人、アメリカ人19人です。


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ドイツ内相がEU=トルコの難民協定を話し合うため訪土する

2019年09月29日 | 国際
9月29日 ドイツのホルスト・ゼーホーファー内相が、来週、EU=トルコの難民協定について話し合うため、トルコを訪れます。

 Hurriyet
10月、訪土するドイツのゼーホーファー内相


「ゼーホーファー内相は、トルコとギリシャの両内相と話し合うため、10月3~4日、トルコとギリシャを訪問する」とドイツ内務省の報道官がベルリンの記者会見で発表しました。報道官は、シリア難民に対するトルコのホスピタリティを賞賛し、トルコ当局との話し合いは、2016年のEU=トルコの難民協定をよりよく実施するための対策が中心になるだろうと強調しました。フランスのクリストフ・カスタネール内相と、EUのディミトリス・アヴマプウロス移民・内務・市民権委員も、ゼーホーファー内相の2日間の訪土に同行します。

今月初め、トルコのエルドアン大統領は、難民契約を完全に実施していないとしてEU加盟国を厳しく批判し、難民危機の重荷を分担することに本気で取り組むよう促しました。

2016年、100万人の難民がドイツにやってきたため、ドイツのアンゲラ・メルケル首相は、難民の流入を止めようと、EU=トルコの難民協定を支持しました。EUは難民協定で、トルコに住むシリア難民の生活状況を改善するために、60億ユーロ(66億ドル)の援助を約束しました。しかし、2019年6月までに、EUは22億2000万ユーロしか支払っていません。


オスマンの巨匠の絵画がロンドンで740万ドルで売られた

オスマン時代後期の傑作絵画が、9月28日、ロンドンのボンハムス・オークション・ハウスで、630万ポンド(約740万ドル)で売れました。

 Hurriyet

1880年制作の絵画「コーランを読む少女」は、1910年になくなった、トルコ絵画の先駆者オスマン・ハムディ・ベイの作品です。

41.1センチ×51センチのこの油絵には、オスマン・ハムディ・ベイの特徴と独特のスタイルが見られると、美術史家たちは言っています。若い女性の衣装の細部と、カラフルなイスラム・デザイン溢れる背景は、この著名な画家の特質として賞賛されています。


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100万人のシリア人を定住させる安全地帯計画をトルコが提案

2019年09月28日 | 国際
9月28日 エルドアン大統領が第74回国連総会で提案した、100万人のシリア人を定住させるための安全地帯の詳細が明らかになりました。

 Hurriyet

エルドアン大統領は、9月24日のスピーチで、シリアに関するトルコの努力を支援するよう国連に要請しました。「われわれの目標は、国際社会の支援によって、200万のシリア人を定住させることにある。“平和の回廊”は、第1段階で、幅30キロ、長さ480キロとする」と大統領は言いました。

エルドアン大統領は安全地帯をデリゾールラッカまでひろげることを提案し、そうすれば、300万のシリア人が安全地帯に定住できると言いました。「われわれはアメリカ、連合国、ロシア、イランとともに、シリア人たちをテントやコンテナハウスから連れ出し、ここに定住させることができる」

トルコが提案する100万人のための居住地には、140の村と10の地区があります。各村は5000人のシリア人を受け入れ、各地区は人口3万人とします。モスクや学校、屋内ジム、青少年センターなども付設されます。

トルコ軍とアメリカ軍は8月7日、北シリアに安全地帯を設置し、帰国を望むシリア人の移動を容易にするために“平和の回廊”をつくることで合意しています。


「地震への緊急警戒が必要」専門家たち

9月26日、イスタンブルで起こったマグニチュード5.7の地震の余震として予想される大マルマラ地震への備えが緊急に必要だと、専門家たちは警告しています。

 Hurriyet

イスタンブル工科大学の研究者グループは声明を出し、「9月26日、マルマラ海で起こったマグニチュード5.8の地震と4.6の余震は、断層線で起こったが、そこで大きなマルマラ地震が起ころうとしている」と言っています。

「マルマラ海の海底で行われた地質学的・地震学的分析によると、クムブルガス断層線が長期間、分断されず、ロックされている。予想されるマルマラ地震はこの断層の部分で起こるだろう。マグニチュード4.6と5.7の地震が、完全にロックされたクムブルガス断層の末端部分で起こったことは、状況の深刻さを示している」と、9月26日に出された声明は言っています。

9月26日に起こった地震は、「カンディリ地震研究・観測所」と「アメリカ地質学研究所」が、マグニチュード5.7と査定しました。「地震は深さ12.6キロで起こり、震源はイスタンブルの西70キロのマルマラ海」と、カンディリ地震観測所は言っています。

地震は午後1時59分に起こりました。災害緊急管理局(AFAD)は、自身のマグニチュードは5.8と発表しました。カンディリ地震研究所の専門家たちは、余震中に記者会見を行い、「マルマラ地方は過去20年、この規模の地震はなかった」と言い、人々に注意を怠らないよう呼びかけました。


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考古学者たちが古代の哺乳瓶を確認した

2019年09月27日 | 文化
9月27日 かわいい動物の形をした陶器の容器は、何千年も昔、赤ちゃんに動物のミルクを飲ませるための哺乳瓶だったと、考古学者たちが確認しました。前史時代の赤ちゃんたちは、なんの乳を、どのように飲まされていたのか、好奇心をそそられます。

 Hurriyet

これらの陶器の容器から、牛、羊、ヤギのような動物のミルクの化学的痕跡が見つかって、容器がなにに使われていたかを確認できたと、9月25日、考古学者たちは言いました。

容器のうちの3個はドイツで発見され、最も古いものは2800~3200年昔のブロンズ時代につくられたと思われます。その他の各地で見つかった容器は、約7000年昔の新石器時代のものと研究者たちは言っています。

「これらの容器は、前史時代の赤ちゃんたちがどんなものを食べ、離乳したかを知るための直接的な証拠品となります」と、英国ブリストル大学の生体分子考古学者のジュリー・ダンさんは言いました。「これらは前史時代の人々の赤ちゃんに対する愛とケアを示すものだと思います」

容器は赤ちゃんの手にフィットするくらい小さく、赤ちゃんが液体をすするための細い飲み口もついています。調査した容器のうちの3点はシンプルな形ですが、他の容器は、長い耳か角のある頭部と、人間のような足を持った動物の形をしています。

「信じられないほどかわいいですね。前史時代の人々はかわいい感を知っていたのかも。これら容器は、哺乳瓶として、また現在の縫いぐるみ動物のように子供を楽しませるという2つの機能を持っていたことは確かです」と、オーストリア科学アカデミーの東洋・欧州考古学部の考古学者カタリナ・リベイ・サリスバリーさんは言いました。「これらの容器は私たちの先祖が創造性と遊び心を持っていたことを証明するものです」


ギリシャ首相がEUに移民ストップのためトルコへの支援を要請

ギリシャの保守派新首相が、9月26日、国連総会で、移民の流入を阻止するために、トルコへの財政的支援をEUに要請しました。

 Hurriyet
「360万の移民を受け入れているトルコに支援を」ギリシャ首相


トルコのエルドアン大統領は、国際社会が、トルコに住む360万人のシリア難民支援のために財政的支援をしなかったら、新しい難民の流入が起こるだろうと警告しました。

ギリシャのキリアコス・ミツォタキス首相は、エルドアン大統領との会談の翌日、「ヨーロッパは、トルコが移民の流入を止める代わりに、60億ユーロを提供することを約束した2016年の契約を守っていない」と語りました。「新しい取り決めをしなければならないことは、火を見るより明らかだ」とミツォタキス首相はニューヨークの国連総会の外交関係委員会で言いました。

「トルコはこの契約を守ることに本気で取り組んでいる。EUはトルコが何百万もの難民を受け入れていることを知る必要がある。そして、トルコへさらなる財政支援を行う必要がある」とミツォタキス首相は言いました。

ギリシャ首相はまた、[私とエルドアン首相の会談は“正直でフランク”だった」と言い、キプロス沖のガスのトルコの挑戦的な掘削に懸念を表明しました。ミツォタキス首相は、人道主義的見地から移民を歓迎した左派のツィプラス前首相より、移民に関して強硬路線を明言しています。


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国連事務総長が「瞑想会議」のためにトルコを訪れる

2019年09月26日 | 国内
9月26日 国連のアントニオ・グテーレス事務総長が、来月、“瞑想会議”に出席するため、イスタンブルを訪れます。

 Hurriyet

アナドル通信が得た情報によると、グテーレス事務総長は、10月31日、「イスタンブル瞑想会議」に出席するそうです。イスタンブルで行われる瞑想会議には、多くの専門家が出席し、会議場は瞑想の知識と実践を交換する重要な舞台となるでしょう。


トーマス・クックの破産で、英国人ツーリストがトルコを去った


英国の旅行社「トーマス・クック」が破産したため、英国人ツーリストたちが、アンタリヤその他地中海のリゾート地を去って行ったと、駐トルコ英国大使館が、9月25日、発表しました。

Hurryet

月曜、トーマス・クックの旅行者たちを英国に帰国させるために、大使館員のチームはアンタリヤ、ダラマン、ボドゥルム、イズミルの空港で、トルコの空港と観光局と協力して手続きを行なったと、英国大使館がツイッターで言いました。「今朝までに、約8000人が31便のフライトで帰国した」

駐トルコ英国大使館のジェニファー・アンダースン副大使は「トルコ当局に助力に感謝します」と、ツイッターに書きました。「月曜の早朝から、駐トルコ英国大使館はトーマス・クックで休暇を楽しんでいた旅行者たちの帰国を助けるために働いていました」と彼女は付言しました。アンタリヤ県庁も、この2日間で、3000人のツーリストがアンタリヤを去ったと、声明で言いました。

178年歴史を誇る英国の旅行社の破産は、財政上の問題と、約13億7000万ドルの取引の失敗によって起こりました。フライトや宿泊を含む同社の予約はすべてキャンセルされたそうです。約15万人の人々がフライトのキャンセルの被害にあったと思われます。


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エルドアン大統領はNYで、政治・宗教のリーダーたちと会談した

2019年09月25日 | 国際
9月25日 エルドアン大統領は9月25日、第74回国連総会の一部として、宗教的リーダーたちと会談しました。

 Hurriyet
国連総会で会談したドイツのメルケル首相(左)とエルドアン大統領


エルドアン大統領は、アメリカのユダヤ人組織の代表たちと、ペニンシュラ・ホテルで密室会談を行いました。会談にはベラト・アルバイラク財務相、ルフサン・ペクジャン貿易相、ファフレッティン・アルトゥン大統領府通信局長、イブラヒム・カルン大統領府報道官も同席しました。会談の内容は発表されていません。

その後、エルドアン大統領は国連本部で、ベルギーのシャルル・ミシェル首相と会談しました。この内容もメディアには明かされていません。会談にはアルバイラク財務相、ヴォルカン・ボズクル・トルコ国会外事委員会議長も出席しました。大統領はパキスタンのイムラン・カーン首相とも会談しました。この会談も密室で、アルバイラク財務相、フルシ・アカル国防相、ペクジャン貿易相も出席しました。

エルドアン大統領はドイツのアンゲラ・メルケル首相とも会談しました。この会談も密室で、詳細はわかりません。大統領は9月24日、総会でスピーチしました。

トルコは再生可能エネルギー利用の中東のリーダー
トルコは再生可能エネルギー利用に関しては、中東の先進的な国だと、エルドアン大統領は言いました。「現在、わが国は再生可能エネルギーによって、電力の30%をまかなっている}とエルドアン大統領は言い、2023年までに39%にすると明言しました。

エルドアン大統領はまた、国連本部での気候変動サミットでスピーチし、世界が直面している問題は、地域的国際的協力なしには解決できないと語りました。「わが国は災害リスクを最小限にし、気候感度とエネルギー効率のよい都市を建設している」

「トルコは40億本の木を植えたが、11月11日までに、さらに1100万本の木を植える計画だ」と、エルドアン大統領は言いました。「2023年までの目標のひとつは、森林面積を総面積の30%にすることだ」

トルコは温室効果ガスを減らし、交通渋滞を解消するために、地下鉄の敷設を進め、都市間鉄道網を50%延長すると、大統領は言いました。「トルコはまた、環境目標に従って、プラスチックバッグの消費を75%まで減少させる」

エルドアン大統領はまた、「ファーストレディ・エミネ・エルドアンが始めた“廃棄物ゼロ・プロジェクト”が全都市と、全国の施設で実施されている」と言いました。「われわれはリサイクル率を13%から35%に引き上げる」

トランプ大統領がエルドアン大統領を“わが友”と呼んだ
アメリカのドナルド・トランプ大統領は、9月23日、「アメリカ人牧師解放の交渉後、トルコの大統領はわが友人になった」と言いました。



「シリア難民危機解決のために“平和の回廊”を」エルドアン大統領

「トルコとシリアの国境に“平和の回廊”ができれば、300万のシリア難民をトルコから移住させることができる」と、9月24日、エルドアン大統領が言いました。

 Hurriyet
エーゲ海で溺死した難民の子供の写真を掲げてスピーチするエルドアン大統領


ニューヨークの国連総会のスピーチで、エルドアン大統領は「憲法委員会を機能させることが、シリアの政治的・領土的統合のために不可欠だ」と言いました。トルコ軍とアメリカ軍のトップが、8月7日、北シリアに安全地帯を設置し、帰国を望むシリア人が移動しやすくする“平和の回廊”をつくることで合意しています。

「PKK/YPGは、北シリアで「シリア民主軍」と称して活動しているが、中東の安全と治安のために、これに対処しなければならない」とエルドアン大統領は言いました。大統領は国連メンバーに、大量移民と虐殺を避けるために努力しているトルコを支援するよう要請し、国際社会は、テロや飢餓、苦難、気候変動などにチャレンジして持続的な解決策を見つける力を失っていると付言しました。

トルコは紛争や飢餓や迫害から逃れてきた500万の人々を、人道主義的支援として受け入れている最も寛大な国です。「2019年、トルコはエーゲ海で溺れる32000人の不法移民を救い、本国へ送還している」とエルドアン大統領は言いました。シリアは2011年以来、厳しい内戦状態にあります。


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トルコとアメリカの大統領が二国間関係について話し合った

2019年09月23日 | 国際
9月24日 エルドアン大統領は、9月22日、アメリカのトランプ大統領と、二国間関係と中東問題について話し合いました。

 Hurriyet

トルコ共和国通信局によると、両大統領は電話で話しあいました。日曜の朝、エルドアン大統領はサウスカロライナのリンゼイ・グラハム上院議員をペニンシュラ・ホテルで迎えました。

エルドアン大統領は、9月21日、第74回国連総会に出席するため、ニューヨークに着きました。


対ISIL作戦の一環として、トルコの戦闘機がシリア上空を飛んだ

トルコとアメリカはいま、ユーフラテスの東の安全地帯設置について話し合い中ですが、トルコのF-16戦闘機2機が、ISILを根絶するための多国籍作戦の一環として、シリア上空を飛びました。

 Hurriyet

トルコ国防省は声明で、9月23日、トルコ空軍のF-16戦闘機2機が、午前10時から正午までの2時間、シリア領空を飛んだと発表しました。この飛行は、シリアとイラクの領内にいるISILを探し、打ち破る多国籍軍の作戦の下に行われたということです。「生来の決意作戦」というこの作戦は、2014年10月、アメリカの国防相によって始められましたが、その後、ヨーロッパと中東の何十か国が参加しました。トルコもこの作戦に加わっています。

トルコ空軍の今回のフライトは、トルコとアメリカが東シリアに安全地帯を設置する話し合い中に行われました。両国はこれまでに、シリア領内で地上パトロールを1回と、空からの偵察6回を行なっています。


「女性たちの自転車の日」が85の都市と町にひろがった

女性たちをもっと社会に進出させようという地球的規模のキャンペーンの一環として、9月22日、トルコの85の都市と町で、何千人もの女性たちがペダルを踏みました。

 Hurriyet

女性たちが始めた年次イベント「すてきな女性たちのバイク・ライド」は、今年7回目、ヴァンクーヴァ、ワシントンDC,エジンバラ、ローマ、アテネ、スコピエ、バクー、テヘランなど、15か国の115都市で行われました。

現在は欧州委員会も世界的な女性の運動として認めていますが、このイベントは2013年、トルコで始まりました。トルコの女性教師セマ・ギョルさんが、ファンシーなメークとドレスで自転車に乗ろうと呼びかけたことから始まったこのイベントは、いまではEUの「モビリティ・ウイーク」活動として、欧州委員会の年次イニシアティブになっています。

第1回目のイベントでは、イズミルで200人の女性が参加しました。今年は東部のヴァンから、北西部のテキルダーまで、トルコの85の都市と町にひろがりました。


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エルドアン大統領がニューヨークの国連総会に出席

2019年09月23日 | 国際
9月23日 エルドアン大統領は第74回国連総会に出席するため、9月21日、ニューヨークに到着しました。

 Hurriyet
ニューヨークの街を歩くエルドアン大統領。白いスカーフの女性はエミネ夫人。


エルドアン大統領はジョン・F.ケネディ国際空港で、メヴリュト・チャウシュオール・トルコ外相、フェリドゥン・シニルリオール・トルコ国連大使、セルダル・キリジ駐ワシントン・トルコ大使に迎えられました。

大統領は、国連総会の総合討論の初日の9月24日、国際平和と安全保障問題についてスピーチすると言っていました。大統領はまた、2021年9月までの第75代国連総会会長に、ヴォルカン・ボズクル大使を推薦したと発表しました。


考古学者らがチョバンカレの歴史に光をあてた

北西部ヤロヴァ県のチョバンカレの遺跡を掘りつづけている考古学者たちが、最近、何百年も昔の貯水池を発見しました。

 Hurriyet
ツイッターのハッシュタグの井桁のような形が彫られた10世紀の陶器片


アジアとヨーロッパを結ぶシルクロードにあったチョバンカレ地方は、ビザンティン、セルジュク、オスマンの時代を通じて、多くの文明を迎え入れてきました。新たに発見された貯水池は10世紀のもので、ビザンティンが住民に水を提供するために造ったと思われます。

発掘チームの隊長で考古学者のセルジュク・セチキン氏は、発掘チームは2年がかりでこの地域を掘って、貯水池を見つけたと、アナドル通信に語りました。「貯水池の面積は150平米ある」と、彼は言い、貯水池と同時期の多くの陶器片も見つかったと言いました。

「城はセルジュクに奪われましたが、その後、この地域を支配した十字軍の所有となりました。やがて城は戦場となり、トルコ人が十字軍を追い払いました」とセチキン氏は言いました。城はオスマン帝国のものとなり、オスマンの重要な拠点となって、帝国の発展に寄与しました。

同時に発見された陶器片のひとつには、今日のデジタル世界でハッシュタグに使われる♯{井桁)が彫られていました。


13キロ余のコカインがイスタンブル空港で押収された

トルコの税関捜査チームがイスタンブル空港で手入れを行ない、13.29キロのコカインを押収したと、貿易省が発表しました。

 Hurriyet

ブラジルのサンパウロから、べつべつの日にイスタンブルに到着したチリ人とオランダ人が、不法ドラッグの密輸で逮捕されました。チリ人容疑者のスーツケースから押収されたコカインは10.53キロ、オランダ人容疑者のスーツケースには2.76キロのコカインが入っていました。


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アンカラの裁判所がHDPのリーダー2人の再逮捕を命じた

2019年09月22日 | 国内
9月22日 司法情報源によると、アンカラの裁判所が、人民民主党[HDP]の前共同議長らを再逮捕したそうです。

 Hurriyet
再逮捕されたHDPの前共同議長デミルタシュ氏(左)とユクセクダー氏


HDPのセラハッティン・デミルタシュ氏とフィゲン・ユクセクダー氏は、HDPの数人の議員とともにテロ関連容疑で、2016年11月以来、収監されていますが、アンカラの主任検事局は両氏に対する新たな調査を始めました。

デミルタシュ氏とユクセクダー氏は、国家の統合と保全を侵害し、国民に殺人と略奪を扇動したなど、数件の犯罪容疑をかけられています。2人の容疑は、2014年の抗議活動に関するもので、このプロテストによって、2人の警官を含む53人が命を落とし、何百人の人々が負傷し、資産にも大きな損害も与えました。2014年、ISILの戦闘員が、シリア国境の町コバニに侵入したため、犠牲祭の休暇中にトルコ全国でプロテストが起こりました。

デミルタシュ氏はテロリストのプロパガンダをひろめ、テロリスト組織を指導し、憎悪と敵意を煽ったとして有罪判決を受け、2018年9月、4年8カ月の禁固刑を宣告されました。トルコ政府は、HDPをテロ組織PKKとリンクしているとして、告発しています。


ISIL関連容疑で4人の外国人が拘束された

 警察情報源によると、21日、トルコ南東部で、3人の外国籍者がテロリスト組織ISIL関連容疑で拘束されました。

 Hurriyet

容疑者らはISILのメンバーであり、新しいメンバーを募集し、また、武器を保持していたとして告訴されたと、情報源は言っています。

これとはべつに、西部イズミル県で、外国人1人がテロ組織ISIL関連容疑で拘束されました。容疑者ムハムメド・ラマダンは、テロ集団ISILの“処刑チーム”のメンバーであるとして告発されました。

トルコでは300人以上の人々がISILのテロ攻撃で殺されています。近年、ISILは、トルコでは自爆や武力攻撃で市民をターゲットにしてきました。


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「国境沿いの安全地帯の準備はできた」エルドアン大統領

2019年09月21日 | 国内
9月21日 エルドアン大統領はニューヨークで行われる国連総会に出席するためニューヨークへ発つまえに、シリア国境の安全地帯の準備はできたと語りました。

 Hurriyet

「わが国は国境沿いの準備を終えた。わが国とアメリカはNATOの同盟国であり、わが国は長年、戦略的協力をつづけてきた」と、エルドアン大統領は言い、北シリアのユーフラテス川の東に安全地帯をつくることについて語りました。

「しかし、わが国は、アメリカからテロリスト組織へ送られる支援を無視することはできない。換言すれば、YPG/PKKのようなテロ組織をアメリカが支援していることは明らかだ」とエルドアン大統領は付言しました。トルコは安全地帯を設置して、テロ組織を一掃すると、エルドアン大統領は断言しました。

8月7日、トルコとアメリカの軍トップは、北シリアに安全地帯を設置し、帰国を望むシリア人が容易に移動できるよう平和の回廊をつくることで合意しました。両国は共同作戦センターの設立でも合意しています。

エルドアン大統領は、9月23日、アントニオ・グテーレス国連事務総長が主宰する「国連気候行動サミット」に出席し、その後、ハイレベルの総合討論会に出席します。エルドアン大統領は討論会の初日の9月24日にスピーチし、グテーレス事務総長とも会うでしょう。ニューヨーク滞在中、エルドアン大統領は多くの国家首脳らと双務的な話し合いを行なうと思われます。

大統領はまた、「トルコ・アメリカ・ビジネス委員会」が組織する「第10回トルコ投資会議」のガラ・ディナーに出席するでしょう。また、トルコ、ムスリム、ユダヤの各コミュニティの代表たちと会い、著名なトルコ系アメリカ人の写真家アラ・ギュレルの写真展のオープニングにも出席します。


エスノスポーツ文化祭がイスタンブルで始まる

 「世界エスノスポーツ連合」が組織した「エスノスポーツ文化フェスティバル」が、10月3日~6日、イスタンブルのアタテュルク空港で催されます。

 Hurriyet

連合の発表によると、今年の第4回フェスティバルは、ゲスト・カントリーのアルゼンチンを初め、16か国が参加します。フェスティバルでは、約1000人のアスリートが、アーチェリー、オイル・レスリング、ベルト・レスリング、騎乗槍投げ、マンカラ、騎乗アーチェリーなど12種の伝統スポーツで戦います。

オイルレスリングは250人の選手が参加し、4日間つづきます。今年、韓国で行われた「第15回世界騎乗アーチェリー選手権」で金メダルを獲得したベルキン・アラス選手も、騎乗アーチェリーの部に出場します。

・・・「オイルレスリング」650年の伝統を持つトルコの国技で、選手はからだにオリーブ油を塗って戦います。「ベルトレスリング」は競技者が互いのベルトをつかんで倒すレスリング。「マンカラ」はアフリカ、中近東、東南アジアの伝統的なボードゲーム。


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