トルコのトピックス

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フィダン外相がガザに関する会議のために国連へ

2023年11月30日 | 国際
12月1日 ハカン・フィダン外相が国連安全保障理事会の会議に参加するために、11月29日、ニューヨークへ向かいました。会議では激化するガザの緊張が議題になります。

 Hurriyet

外務省の声明によると、フィダン 外相のニューヨーク訪問は、11月11日に行われたイスラム協力機構(OIC)とアラブ連盟との共同サミットで下された決定をモニターするために設立されたグループのメンバーたちと交流することも目的とされています。

サウジアラビアの首都リヤドで行われた緊急会議は、ガザのハマスに対するイスラエルの行動を非難し、激化する危機に対処するための国際的介入が早急に必要であることを力説しました。

同日朝、エルドアン大統領は、国連のアントニオ・グテーレス事務総長と電話で話しました。電話会談では、エルドアン大統領はガザでのイスラエルの攻撃を止めさせるために、国際社会の重要な役割を力説しました。

大統領府によると、エルドアン大統領はグテーレス事務総長に、イスラエルは国際法も、戦時国際法も、国際人道法も気にせず、違反しつづけていると語りました。



トルコ外相はガザの停戦のために保障国政度を提案した

ハカン・フィダン外相は、イスラエル=ハマス間の停戦を維持するために、ふたたび保障国制度を提案し、保障国制度は微妙な停戦を守り、両サイドの違反を防ぐ重要な役割を果たすだろうと論じました。

 Hurriyet

「人道的な停戦の延長と、人質や捕虜の交換は希望の光です」と、フィダン外相は、11月29日、国連安全保障理事会の会議でのスピーチで明言しました。外相は、休戦時こそ、紛争の根本原因に対処するチャンスだと、国際社会を促しました。

「今日の状況を見ていると、明日はもっと大きな災害になるように思われます」と外相は警告しました。フィダン外相は、イスラエルとパレスチナが、1967年以前の国境線に従って、東エルサレムをパレスチナの首都とし、平和に安全に共存できるビジョンを概説しました。

フィダン外相はこのような解決がうまく実施されることを確実にする必要を訴え、そのために、トルコは保障国政度を提案すると言いました。

「保障国制というメカニズムは平和を守り、双方の違反を防ぎます」と、彼は断言し、このメカニズムは現状を最終的な合意と永続的な平和に導くだろうと力説しました。

フィダン外相はまた、国連のじゅうぶんとは言いがたい危機への対応を批判し、「世界中の何百万の人々が、言論の自由への締めつけにも負けず、パレスチナとの連帯と、平和のために団結しています。しかし、国連の安全保障理事会は、国際的平和と安全保障を維持する責任を果たしていません」と、外相は嘆きました。


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トルコ最後の遊牧民が冬の移住を始めた

2023年11月28日 | 国内
11月30日 トルコにわずかに残る遊牧民サルケチェリ・ヨリュクが、中央アナトリア・コンヤ県の「夏の牧草地」で6か月を過ごした後、冬の居住地へ向かって、ラクダとともに旅を始めました。

 HUrriyet

中央アジアで何百年も遊牧生活を送ってきたトルコ族ですが、19世紀以降、遊牧民は次第に減ってきています。トルコの遊牧民たちは、年の半分を中央アナトリアで過ごし、冬は故郷の南部諸県に移住するという生活スタイルを何百年も続けてきました。

ほぼ250人いるサンケチェリ・ヨリュクたちは、時代の流れに抗い、苦労しながら、彼らの生活様式を守りつづけています。遊牧民たちは、コンヤのバドゥム地区の夏の牧草地で6か月を過ごした後、11月初めに、200頭のヤギとラクダとともに冬の牧草地へ旅立ちました。

旅に出る前に、遊牧民たちはテントをたたみ、旅行中に食べる食物を用意します。飼っているヤギの乳でチーズをつくり、ストーブで平たいパンを焼き、身のまわりの品をラクダの背に積みます。旅の間、彼らは雨のためにキャンプ地に長く滞在することもあります。彼らは温暖な気候のメルシン県のアイドゥンジュク地区の村で冬を過ごします。

アリ・ウチャルさん(66)は、妻のハティジェさん、婿のムスタファ・ディレクメンさん、2歳半の孫息子アリ・ディレクメンちゃんと、昔ながらの旅をつづけています。天気や道路事情にもよりますが、彼らは1日5キロから10キロ歩くと言いました。

「私たちは20日前、コンヤのハドゥム地区のアラダーラルを発ちました。これからアイドゥンジュクとボズヤズに泊まります。私たちは天気や場所の状況によって毎日の予定を決めます」とウチャルさんは言いました。「祖先からのしきたりを受け継いでいるのは嬉しいことです。遊牧は祖先から受け継いだ私たちの職業なのです」

「次の世代は、おそらく遊牧をつづけることはできないでしょうね。私たちは先人から遊牧の方法を教わったのですから。私たちはラクダを使って旅をしていますが、ラクダは減ってきて、いま持っているのは私だけです」

遊牧民のすべてがウチャル一家のようにラクダを使って旅をしているわけではありません。サルケチェリ・ヨリュクのムスタファ・バジャクさんは、彼の家族たちはラクダの代わりに車を使って現状に対処していると言いました。「30年前との唯一の違いはラクダのがわりにトラクターを使っていることです。ほかに違いはありません」

彼らの子供たちはテントで生まれ、テントで育っていると、バジャクさんは言いました。「ヨリュクにとって、問題は増えてきています。この生活スタイルをつづけるのは、年々、むつかしくなってきていますね」


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トルコはガザのタイ人労働者の解放を促進した

2023年11月27日 | 国際
11月28日 トルコの国家情報機構(MIT)は、エルドアン大統領の指示によって、11月7日以来、人質解放のために努力し、今回、4人のタイ人労働者の解放にも積極的役割を果たしたと、情報ソースが発表しました。

 Hurriyet

トルコMITはエルドアン大統領の指示によって、パレスチナ人捕虜と、イスラエル人人質の交換に関与してきました。イスラエルとハマスは、カタールとエジプトの外交交渉によって、パレスチナ人捕虜と、イスラエル人と外国人人質との交換に合意しましたが、ハマスはイスラエルがガザに入るトラックの合意された数を許可しなかったことを理由に、人質の解放を拒否しました。しかし、エルドアン大統領の介入と、MITのイブラヒム・カルム代表の対処で、ハマスはタイ国籍者4人を解放しました。

解放されたタイ人労働者は、イスラエルで農業分野に雇われていた3万人のタイ人の中の4人です。タイ外務省によると10月7日の攻撃で39人のタイ人が亡くなっています。攻撃後、8600人以上の労働者が自由意志で帰国したと、タイ外務省は言っています。

トルコは、10月7日に中東危機が始まって以来、ハマスの政治的リーダーとコンタクトをとっています。トルコ政府は両サイドに、市民の生命を守り、人質を解放するよう要請してきました。トルコは大使をテルアビブから召喚していますが、エルドアン大統領は、トルコのMITとイスラエルの情報機関はすでに対話していると言っています。


暴風雨で2人死亡。豪雨がトルコを襲った。

豪雨を伴った激しい嵐が、トルコ全土を襲い、少なくとも2人が死亡し、10人が負傷したと、トルコ災害緊急管理局(AFAD)が発表しました。

 Hurriyet

全国各地で洪水が報告され、建物が損壊し、屋根が飛ばされ、木々が倒れ、交通機関は乱れて、市民は困惑していると、AFADは言っています。

中央アナトリアのコンヤ県では、自然散策中の5人が悪天候を避けて避難した小屋が壊れて、1人が死亡し、3人が負傷しました。北部シノップ県では、1人の女性が嵐で壊れた穀倉の下敷きになって死亡しました。

北西部ヤロヴァ県では、激しい嵐で飛んだ屋根に、2人がぶつかって負傷しました。北部ギレスン県では、6階建てのビルの屋根が強風で飛んで、とまっていた車の屋根に落ちました。街を歩いていた10歳の子供も、強風で飛んだ屋根に当たって負傷しました。

イスタンブルでも、嵐は強烈でした。イスタンブル知事室によると、木が倒れたり、屋根が飛んだ事故が114件報告され、何本かのフライトとフェリーの便が欠航しました。


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今年、4400万余の外国人ツーリストがトルコを訪れた

2023年11月26日 | 観光
11月27日 今年1月~10月、トルコを訪れた外国人ツーリスト数が、昨年同期より11.6%増加したと、文化観光省が発表しました。

 Hurriyet

外国に住んでいるトルコ人も含めると、1月~10月、トルコを訪れた人の数は5020万人に達しました。外国人ツーリストで、最も多いのはロシア人です。1月~10月、580万人のロシア人がトルコを訪れました。これは全外国人ツーリストの13.2%になります。2022年の同時期には、460万人のロシア人がトルコで休暇を過ごしました。

次に多かったのはドイツ人で570万人。昨年同期に比べて、8%の増加です。3位が英国人で360万人です。昨年同期は320万人でした。

ブルガリア人も240万人も訪れていますが、隣国ブルガリアから来る人々の場合は、国境を接するエディルネで買物をするのが目的です。戦争中のウクライナ人も、27.8%も増加しています。

ツーリストに最も人気があるのはイスタンブルで、1480万人の外国人ツーリストが訪れています。これは全ツーリストの33.4%になります。2位は地中海岸のアンタリヤで、1410万人のツーリストが訪れました。次が400万人のエディルネです。


家族省は、女性の労働生活のバランスを保つために頑張っている


マヒヌル・オズデミル・ギョクタシュ家族・社会サービス相は、女性の労働生活のバランスを保つために、リモート就労や近隣型幼稚園によって、柔軟な働き方をつくりだす努力をしていると発表しました。

 Hurriyet

ギョクタシュ家族相は、アンタリヤで開かれたトルコ議会会議の議長会議で、「男女機会均等と女性の権利確保計画」についてスピーチしました。「国家の最強の砦は家族であり、砦の最強の兵士は女性です」と彼女は言いました。

ギョクタシュ家族相は、女性が家庭か仕事か選ばなくてもよいように、同省は、きちんとした労働モデルと、近隣型幼稚園の設立に取り組んでいると付言しました。「私たちが取り組んでいる仕事は、女性の労働生活のバランスを保つための先駆的な対策といえるでしょう」

「女性の就業と労働市場への参加を増強することは、わが国の基本的な政策であり、わが省も優先事項としてめざしてきました。就業している女性は、2005年には470万人でしたが、いまは2倍の1100万人になっています」と彼女は付言しました。


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トルコと英国が安全保障と防衛関係を強化する協定に調印した

2023年11月26日 | 国際
11月25日 トルコと英国が安全保障と防衛関係を強化する計画書に調印しました。トルコは、英国、イタリア、スペイン、ドイツが共同生産するユーロファイター・ジェット機40機を購入する意向があります。

 Hurriyet
アンカラで会談する英国のシャップス国防相(左)とトルコのギュレル国防相


英国のグラント・シャップス国防相は、11月23日、トルコのヤシャル・ギュレル国防相の正式招待で、アンカラを訪れました。両国防相は、防衛と安全保障問題および防衛産業分野での協力について話し合いました。

アンカラの英国大使館の声明によると、NATO加盟国である両国は、両国の安定と安全、繁栄のために、より緊密に協力することで合意しました。シャップス国防相とギュレル国防相は、防衛協力に関する計画書に調印しました。

この調印によって、両国の防衛産業の協力はより緊密になり、地中海での共同訓練や、北アフリカや中東の安全保障支援の踏査などが行われるでしょう。

「ギュレル大臣と会談し、英国とトルコの防衛関係の強化に合意できたことは非常に喜ばしい。トルコは3大陸の交差点に位置する。このような世界が不安定なとき、トルコの影響力を軽視することはできない」とシャップス国防相は言いました。「われわれが調印した協定は、両国の防衛と安全保障に関する協力を強化するだろう」


トルコ軍が北シリアでPKKテロリスト3人を“無力化した”

「トルコ軍が北シリアで、攻撃の準備をしていたと思われるPKK/YPGのテロリスト3人を“無力化した”と、11月24日、国防省が発表しました。

 Hurriyet

「われわれはPKK/YPGのテロリストと対峙することを止めない。彼らの目標は中東を地で染めることでしかない」と国防省は言っています。

トルコ軍とトルコ当局は、テロリストが投降したり、彼らが殺害されたり、捕虜になったことに、“無力化した”という用語を使っています。

トルコ軍は2018年の作戦以来、「テロの回廊」の設立を阻止し、トルコ国境沿いに住民の平和な居住地をつくることを目標にしてきました。

PKKは35年余にわたって、トルコに対してテロ攻撃をつづけ、トルコ、アメリカ、EUは彼らをテロリスト組織のリストに入れています。PKKはこれまでに女性、子供、嬰児を含む40,000人を殺害してきました。


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われわれはパレスチナに対する歴史的不公正をやめなければならない」外相

2023年11月24日 | 国内
11月25日 トルコのハカン・フィダン外相は、イスラエルのガザ攻撃がつづく中、本物の平和プロジェクトによって、パレスチナに対する歴史的不公正を止め、現行のイスラエル=パレスチナ問題を永続的に解決することの必要を力説しました。

 Hurriyet

「われわれはこの歴史的不公正を終わりにしなければなりません。わが国トルコは、パレスチナとともにあることを止めません」と、フィダン外相は、11月24日イスタンブルで、報道局が開催した協議会でのスピーチで語りました。

フィダン外相は協議会で長いスピーチを行い、ハイブリッド戦の新しい要素である偽情報との戦いの重要性を強調しました。外相はまた、現在の地政学的問題と、トルコ自国の位置づけにも触れました。

フィダン外相はまた、ガザで13000人の市民を殺害したイスラエルの残忍性を、地域と世界に対する大きな脅威として、中東で続く危機を強調し、流血を終わらせ、平和への新しいプロセスを開始するための、有力なイスラム諸国による外交努力について語りました。

「われわれは新しい方法と言辞によって、永続的解決に持ち込まなければなりません」とフィダン外相は言い、イスラエルとパレスチナを平和のためにバックアップする保証国機構の設立を提案しました。「われわれの提案が受け入れられていくことを期待します」

フィダン外相はまた、彼と、有力なイスラム国の外相6人が、イギリスやフランスなどヨーロッパ諸国を歴訪し、停戦と、ガザへの人道支援物資の輸送を推進することを提案しました。


トルコの科学者が「最も影響力ある女性100人」に選ばれた

ジャナン・ダーデヴィレン博士が、身につけられる「電子ブラ」の画期的な創作によって、権威ある「BBC2023年100人の女性」のリストに入りました。電子ブラは超音波技術によって、乳がんの早期発見のためにデザインされたものです。

 Hurriyet

アメリカのマサチューセッツ工科大学の研究者であるダーデヴィレン教授は、最近、「電子ブラ」として知られる、身につけられる装置を開発しました。電子ブラは乳がんの早期発見のために、超音波技術を利用しています。

ダーデヴィレン博士は、ガンの定期検診を受けていたにもかかわらず、6か月前に進行性がんと診断されて、49歳で亡くなった叔母からインスピレーションを得ました。

超音波の受信機を装備した電子ブラは、乳がんに関係するがん組織を検出することができます。ブラジャーでスキャンを行うことによって、定期的なスキャンを行うことが可能になります。この方法によって、通常のスクリーニングでは検出されない症状の発見もできるようになると考えられます。

電子ブラの着用によって、さまざまな角度から乳房の組織の検査がしやすくなり、リアルタイムなデータを得ることができます。


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エルドアン大統領はガザについて話し合うため、まもなくエジプトを訪れる

2023年11月24日 | 国際
11月24日 エルドアン大統領は、イスラエルのガザの攻撃と、パレスチナの患者をトルコの病院に運ぶ取り組みについて話し合うため、まもなくエジプトを訪れるだろうと語りました。

 Hurriyet

「私はまもなくエジプトを訪れます。エジプトでは、ガザから患者を避難させる方法について話し合うでしょう。われわれはできるだけ早く、すべての患者を避難させたいと思っています」と、エルドアン大統領は11月22日、アルジェリアからの帰途、記者団に語りました。

トルコはすでに100人の患者と付き添者をトルコの病院に移送しました。イスラエルのつづく爆撃で、ガザにはじゅうぶんな医療センターは残っていません。ガザからの避難には、ガザ=エジプト国境のラファー検問所が使われています。

「エジプト当局は、ラファ検問所に関して積極的は対策をとってくれています」とエルドアン大統領は言い、トルコはすでに88人のガン患者と67人の付き添者を避難させたと語りました。

トルコ政府は、手術を必要とする患者を優先的に、すべての患者を移送させたいと思っていると、エルドアン大統領は付言しました。


工業、建設、商業の分野で雇用が増加した

鉱業、建設、商業サービスの分野の雇用指数が、2023年の第3・四半期、1年前に比して、3.9%増加したと、トルコ統計局(TUIK)が発表しました。

Hurriyet

工業の雇用は0.8%、建設では13.7%、それぞれ増加し、商業分野では4%増加しています。総合指数は第2・四半期には、第1・四半期に比して、1.4%増加していると、TUIKが11月22日、発表しました。

工業、建設、商業サービスの総給与指数は、7~9月、前年同期に比して、113.7%まで増加しています。TUIKのデータによると、年間増加分は、工業は108%、建設は142%でした。商業サービス分野では105.3%の増加でした。

TUIKはまた、これら分野の時間給指数は1年で105.3%に増加したと言っています。工業では107%、建設では113%に増加し、商業サービスの年間増加率は105.1%で、時間給は1年で128%に増加しました。

失業率は8月の9.2%から、9月の9.1%に減少しました。9月、トルコの失業者数は320万人でした。労働参加率は53.2%で、8月の53.4%からわずかに減少しました。

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トルコはトルコ人とトルコキプロス人100人余をガザから避難させた

2023年11月24日 | 国際
11月23日 外務省のオンジュ・ケチェリ報道官の発表によると、政府はさらに、トルコ人と、トルコキプロス人、その家族100人余をガザから避難させました。

 Hurriyet

避難者たちは、イスラエルに支配されていない唯一のルートであるラファ国境ゲートを通って、エジプトに到着したと報道官は言っています。避難者たちはカイロに移送され、昨日、トルコに向かったということです。

一方、ファフレッティン・コジャ保健相は、ガザの病人たちの避難状況に関する情報を発表しました。保健相

コジャ保健相は国会で、患者88人と付き添者62人を含む合計150人が、すでにガザから避難してきていると記者団に語りました。現在、48人の患者が、アンカラのビルケント市立病院で治療を受けています。その他の40人は、アンカラのエトリク市立病院で治療を受けています。現在、6人の患者が集中治療室にいるそうです。


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フィダン外相がEUにトルコの加盟を決めるよう要請した

2023年11月21日 | 国際
11月22日 ハカン・フィダン外相がEUに、トルコの加盟を戦略的に決めるよう要請しました。

 Hurriyet

「わが国のEU加盟要請には変わりはありません。わが国をEUメンバーにするか、しないかは、技術的な問題ではありません・・・これはEUの中心諸国が、戦略的に考えて決めることです」と、フィダン外相は、11月20日、国会の議員グループに語りました。

フィダン外相は、EUのジョゼフ・ボレル外務・安全保障上級代表やシャルル・ミシェル欧州理事会議長など重要人物と1対1で話し合ってきたと言いました。「彼らは決めなければなりません。彼らはトルコのようなムスリム国と新たな連帯を確立したくないのでしょうか」と、外相は疑問を提し、EUには文明を超えた構造が必要だと力説しました。

トルコのEU加盟に関するトルコとEUの正式な交渉は、2005年に始まりましたが、トルコはEU加盟に必要な規準を満たしていないとして、事実上、保留されてきました。トルコは、これは政治的決定であるとし、EUに、トルコに対してより妥当で、誠意あるアプローチを求めています。


「イスラエルはガザで一線を越えた」とファーストレディが警告

トルコのファーストレディ、エミネ・エルドアン夫人が、イスラエルはガザで越えてはならない一線を越えたと、率直に警告し、イスラエルの最近の市民への、とくに子供たちへの攻撃に注意を喚起しました。

 Hurriyet

すべての心ある人が越えてはならない一線は、無実の罪を負わされた人の命や、赤ちゃんの涙、「死にたくない」という子供の叫びだと、エルドアン夫人は、アメリカの週刊誌「ニューズウイーク」の独占インタビューで言いました。夫人は、国連の施設を含む民間人の居住地が標的にされていることや、人道支援のために働いている人々の絶望的な願いについても語りました。

「私たちの宗教では、無罪の人を殺害することは、人類の殺害と同じとされています」と夫人は明言しました。「虐殺されているパレスチナの兄弟姉妹とともに、私たちの人間性も葬られていくいま、私たちにとって、超えてはならない一線とはなんなのでしょうか」

攻撃は何週間もつづいているのに、国際社会は沈黙をつづけていることに、エルドアン夫人は深い懸念を表明し、国際社会は長期にわたる状況を認識していないのではと、疑問を呈しました。「40日間も沈黙していれば,その信頼を回復し再建するのに何年もかかることを、私たちはわかっているのでしょうか」

「私たちは中東と全世界に、信頼と安定と平和を取り戻すために、なんでもします」とファーストレディは宣言しました。


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「外交はガザの包囲を止めさせる唯一の方法ではない」フィダン外相

2023年11月20日 | 国際
11月20日 トルコは現在、ガザで重大な人道上の危機を引き起こしているイスラエルの攻撃を止めさせるために外交努力に集中しているが、外交ではらちがあかなければ、包囲を止めさせる他の方法もあると、トルコのハカン・フィダン外相は強く言いました。

 Hurriyet
アルジャジーラのインタビューに応えて語ったフィダン外相


「われわれは、停戦前に、ガザの戦後の状態について話し合うことは拒否します。イスラエルは病院や学校を爆撃し、人々を追い立てています。現在、ガザは軍によって包囲されています。われわれはいま、この包囲を止めさせるために、外交手段に頼っています。しかし、それでは効果がないとなれば、それに代わる方法はあります」と、フィダン外相はアルジャジーラのインタビューで語りました。

フィダン外相は、イスラエル=パレスチナ問題を解決するためには、全イスラム諸国が団結して対処する必要があると力説し、イスラム諸国は問題解決のために、できる外交手段はすべて利用すべきだと強調しました。

フィダン外相はまた、ガザのパレスチナ人の移住については、アメリカのブリンケン国務長官に拒否の意向を伝え、恒久的な緊急の停戦の要請をくり返したと言いました。

「アメリカがイスラエルを支援しつづければ、大量虐殺と爆撃はつづき、世界的な危機が生じるでしょう。2国家解決を抜きにして、ガザ問題を論じるべきではありません。ガザには統治権の問題はありません。ガザの問題は占領されていることです」と外相は語りました。

「私はブリンケン国務長官に、われわれは恒久的停戦を求めているので、移住政策は拒否すると、はっきりと伝えました。私は長官に、イスラエル人が殺されたことに反応するのなら、パレスチナ人が殺されたことにも同様に反応すべきでしょう。われわれは、イスラエルを支持し、恒久的停戦を拒否するアメリカとは協調できません」と外相は付言しました。


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