トルコのトピックス

トルコの新しい話題をご紹介しています

4月、暑さと砂塵がやってくる

2022年03月31日 | 国内
3月31日 寒かった冬の後、トルコ、とくに西部と南部は気温が上がり、暑い4月になるでしょう。専門家は西部南部の住民に、アフリカから来る砂塵に気をつけるよう警告しています。

 
 Hurriyet

トルコ気象庁によると、マルマラ海地方の気温は3月30日から4度から8度上昇しはじめています。「来週、気温は季節平均より6度から10度上がると思われる」と気象庁は言い、イスタンブルと、エディルネ、テキルダー、コジャエリ、サカリヤ、ヤロヴァの北西諸県の住民に警告しました。

イスタンブルと、隣のテキルダー県は、来週は21度まで上がり、暑い日々になるでしょう。エディルネとクルクラーレリ県は24度まで上がるでしょう。サカリヤは29度まで上がると予想されます。

「マルマラ地方以外のエーゲ海地方、地中海地方も気温は上昇し、4月中は全国的に下がることはないと思われる」と、著名な気象学者のオルハン・シェン氏は、3月29日に言いました。シェン氏は、とくにマルマラ地方、エーゲ海地方、南東アナトリア地方の住民に、アフリカから来る砂塵に注意するよう警告しました。「砂塵は3月30日にはトルコに到達すると予想される」

同じく気象学者のケレム・オクテン氏は、とくに喘息のある人は、3月31日と4月1日は窓を閉めておくよう勧告しています。「喘息のある人は砂塵を吸わないよう、外を歩くときはマスクをしてください」


漂う魚雷のため、魚の値段が高騰

ウクライナ領海から漂流してくる機雷のために、トルコ当局はボスフォラス海峡内とその周辺での漁を禁じたため、トルコの魚の値段は25~30リラも上がっています。機雷探査艦と海洋パトロール機が、黒海岸沖の水域を厳しく監視しています。

 Hurriyet

3月26日、ボスフォラス海峡の北部で、漂流する魚雷が発見されました。2日後には、もうひとつの魚雷が、ブルガリアとの海上国境に近いイーネ島の沖合で見つかりました。2つの魚雷は信管を除去されました。

3月29日、漁が禁止されたため、イスタンブルの魚市場は品不足になり、魚の値は跳ね上がりました。現在、コイワシ1キロが60リラ(4.1ドル)、ムロアジ1キロは70リラ(4.8ドル)で売られています。シーバス1キロは140リラ(9.6ドル)になりました。

「戦争は魚の値にまで響いてくるんだ」と漁師のシャファク・ギュンさんは言い、漁師たちはみな解禁を待っていると付言しました。しかし、魚雷が取り除かれたら、値段は通常に戻るだろうと、ギュンさんは楽観視しています。

ロシア軍は「ウクライナ軍がロシア軍の上陸を阻止するために、古い魚雷を使い、そのいくつかが風雨で錨がはずれて、漂流しはじめた」と言っています。これに対し、ウクライナ外務省は声明で応じ、「2014年のクリミア半島併合後、ロシアは押収したウクライナの機雷を使い、国際的にウクライナの信用を失墜させるために、魚雷を漂流させた」と、ロシアを非難しています。


   「ときどきダイアリー」ヘ

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

トルコは危機解決の役目を果たしつづける

2022年03月30日 | 国際
3月30日 トルコはは世界的危機の解決と紛争の終結において、活動的な役割を果たしつづけると、ファフレッティン・アルトゥン広報局長が言いました。

  Hurriyet

「トルコはエルドアン大統領の主導の下、問題の地域と世界を安定させるパワーとなった」と、アルトゥン局長はツイッターで言いました。「トルコはふたたび有効な外交によって、ロシア=ウクライナ戦争を終わらせるために、あらゆることをした」

「エルドアン大統領は危機の当初から、ウクライナのゼレンスキー大統領とロシアのプーチン大統領と直接会談を行い、外務省と大使・領事館も両サイドの調停を行ってきた」とアルトゥン局長は言いました。「これらの実績は、トルコが両者をテーブルにつけさせる力を持っていることの証である」

トルコはその外交力によって、アンタリヤ外交フォーラム中に、ウクライナとロシアの外相をトルコに招くことに成功したと、アルトゥン局長は付言しました。

局長はまた、「トルコは、問題が容易に解決するという幻想は抱いていないが、ウクライナとロシアへの助力と仲介によって、平和と安定のために努力をつづけるだろう」と強く言いました。


トルコ人シェフがロナルド選手とレストランをオープン

トルコ人シェフのブラク・オズデミルさんが、この11月、世界的に有名なサッカー選手クリスティアーノ・ロナルドさんと、ロンドンにレストランをオープンするそうです。

 Hurriyet

「CZNブラク」というニックネームで知られるブラク・オズデミルさんは、ブルサで行われた起業家の会議で、ロナルド選手が彼のビジネスパートナーになると発表しました。

「私たちは11か国にレストランを持っていますが、今年11月には英国に新しい店を出します。パートナーはロナルドですよ」とオズデミルさんは言いました。『私はこの話はしないで、サプライズにするつもりだったのですが、友人である皆さんにお話しします」

オズデミルさんは自分が調理しているビデオや、世界のセレブが彼の特製ピタを持っている写真をアップロードして、あっというまにインフルエンサーになりました。彼はTik Tok に5700万人、インスタグラムに3300万人のフォロワーを持っています。


   「ときどきダイアリー」ヘ


コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ロシアとウクライナがイスタンブルで会談。トルコは休戦を要請

2022年03月29日 | 国際
3月29日 ロシアとウクライナの対面交渉は、午前10時半(0730GMT)始まりました。

両サイドはエルドアン大統領の歓迎を受けました。エルドアン大統領は出席者に、2月24日、ロシアのウクライナ侵攻によって始まった「この悲劇を終わらせる」よう促しました。

 Hurriyet
ドルマバフチェ宮殿で行われた会談。中央がエルドアン大統領


「できるだけ早く休戦と平和を確保することが、すべてのサイドを利するでしょう。紛争は会談で具体的な結果に到達する時期になっていると思います。会談が進展すれば、皆さんは歴史的な責任を果たしたことになります」と、エルドアン大統領は、ドルマバフチェ宮殿の大統領執務室で催された会合の開会スピーチで語りました。

「全世界は皆さんからの有益で、よいニュースを待っています。皆さんは皆さんのリーダーの指示に従って、平和の基礎をつくっています。われわれは皆さんの仕事を容易にするために、あらゆる助力をする用意があります」と大統領は付言しました。

できるだけ早く休戦と平和を達成することは、すべての人々の利益になるだろうと、エルドアン大統領は言い、この交渉で具体的な成果が得られるだろうと、楽観的意見を表明しました。「トルコはこの交渉の仲介役ではありませんが、皆さんが求めるなら、われわれは必要な機会を提供しつづけます」

この交渉の進展で、さらに次の段階、首脳レベルのコンタクトへ進めるだろうと、大統領は言い、会談を主催する用意があることを表明しました。

「交渉のプロセスは平和への希望を掻き立て、世界を興奮させます。トルコは心からの誠意をもって、この会談を支援します」と大統領は言いました。「トルコは危機の最初に日から、紛争のエスカレートを防ぐために、あらゆるレベルで誠意ある努力をし、近隣諸国間の友情と親密な関係のための要件を満たすべく努めてきました」

トルコはこの地域の平和と安定のための責任を果たすことから逃げたことはない、と大統領は言いました。「われわれは平和に敗者はいないと信じています。紛争を長びかせることは、だれの利益にもなりません」


「ロシアのオリガルヒは、合法的ならトルコに来てもよい」外相

 トルコは、ロシアとロシアのオリガルヒ(新興財閥)に対して西洋が科している制裁に参加していないと、メヴリュト・チャウシュオール外相はくりかえし言い、ロシアのビジネスマンは、国際法に違反していなけければ、ビジネスのためにトルコに来ることができると強調しました。

 Hurriyet

「従って、オリガルヒがトルコでビジネスができるかということなら、国際法に違反しなければ、もちろんできます」と、チャウシュオール外相は、週末、ドーハで行われたドーハ・フォーラムのパネルで、語りました。

西洋の制裁を受けているオリガルヒが、トルコで投資やビジネスができるかというCNBCの質問に、チャウシュオール外相は上記のように答えました。「ロシア人は観光やビジネスでトルコに来られますが、ビジネス活動は合法的でなければなりません」と外相は強調しました。

「現在、ロシア人たちはトルコに来ています。なんの問題も起こっていません」と外相は言いました。「国際法に反したら、それはまた、べつの話です」


   「ときどきダイアリー」ヘ




コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

バルトロメウ総主教がポーランドのウクライナ難民を訪ねる

2022年03月25日 | 国際
3月27日 イスタンブル・フェネル・ギリシア正教会のバルトロメウ総主教が、アンジェイ・ドゥダ・ポーランド大統領の招待を受け、ウクライナからの難民が溢れるポーランドを訪れることになりました。

 
 Hurriyet

何百万の正教会信者の精神的指導者であるバルトロメウ総主教は、ポーランドでウクライナ避難民たちとともにミサを行うでしょう。カドキョイのエマニュエル・アダマキス主教とイアコヴォス・クロチャク主教も、バルトロメウ総主教のポーランドの旅に同行します。旅の時期はまだ発表されていません。

1940年2月29日、イムブロス島(ギョクチェアダ)に生まれた総主教は、1991年11月2日からフェネル・ギリシア正教会の総主教を務めています。

彼は2016年には、難民支援のために、ギリシア・レスボス島のモリア難民キャンプを訪れ、2018年には韓国の非武装地帯を訪れ、朝鮮半島の恒久平和を祈りました。


ウクライナの孤児160人がトルコに到着した

159人のウクライナの孤児と、その世話をする職員26人が、南トルコのアンタリヤに到着しました。

 Hurriyet

戦争の中、子供たちと職員たちはまずポーランドに避難しました。ウクライナ大使館の職員は子供たちの処遇について、トルコ政府に相談しました。トルコの外務省、内務省、家族・社会サービス省、移民管理局が話し合った結果、トルコは子供たちと世話係の職員に避難所を提供することにしました。

159人の子供たちと職員26人を乗せたポーランドからの直行便が、昨日、アンタリヤ空港に着きました。スレイマン・ソイル内相は、最近、祖国からトルコに逃げてきたウクライナ人は約6万人になると言いました。

ウクライナの研究者たち
トルコの高等教育委員会(YOK)は、戦争から逃げてくるウクライナの研究者たちの雇用を容易にすることにしました。ロシアのウクライナ侵攻が始まってから、ウクライナの研究者55人がトルコに避難してきました。

ウクライナでは、紛争のため、大学の授業は大幅に中断されています。ウクライナの75の大学が一部損壊され、大きく破壊された大学もあります。ウクライナの研究者たちは戦争の開始後、外国へ避難しはじめました。


   「ときどきダイアリー」へ
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

エルドアン大統領がNATOサミットに出席

2022年03月24日 | 国際
3月24日 エルドアン大統領は3月24日、ブリュッセルで行われたNATOの臨時サミットに出席しました。エルドアン大統領はアメリカのバイデン大統領と、ウクライナ戦争の現状について討議したと思われます。

  Hurriyet

サミットでエルドアン大統領はフランスのマクロン大統領とも会談しました。以前、トルコのメディアのインタビューで、エルドアン大統領の外交政策顧問兼報道官のイブラヒム・カルン氏は、ブリュッセルで双方の都合が合えば、エルドアン大統領とバイデン大統領の会談が行われるだろうと言っていました。

2人がブリュッセルで会談すれば、トルコとアメリカの大統領の3度目の対面会談になります。3月9日に、2人は、ウクライナの拡大する危機について電話で話し合っています。エルドアン大統領とバイデン大統領は、ウクライナの現状と、両国が軍事的、政治的、人道的危機に対処するために協力できる方法を話し合ったと思われます。

両大統領はまた、アメリカがまだYPGへの支援をつづけていることや、トルコがロシア製のS-400 対空防衛システムを配備していることなどの問題について、両国の言い分を再検討するでしょう。


「ワクチン接種運動が沈滞してきた」専門家が警告

コロナ感染が下火になり、人々が無頓着になってきたためか、ワクチン接種運動が勢いを失ってきたと、専門家が警告しています。

  
 Hurriyet

「ワクチン接種クリニックを訪れる人が次第に減ってきました。接種運動のスローペースは夏まで続きそうです」と、保健省科学委員会のメンバー、アルペル・シェネル教授が言いました。保健省のデータによると、対象になる人々の40%しかブースター接種を受けていないと、教授は付言しました。

パンデミックとの戦いの前線には、よいニュースも、悪いニュースもあると、シェネル教授は言いました。「よいニュースは感染の全体的な減少にともなって、コロナの通院患者が50%減ったことです。しかし、これがどのくらいつづくかは、私たちにもわかりません」

シェネル教授はまた、65歳以上の人がワクチン接種をしなかったら、まだ危険だと言いました。ウイルス感染が減ったため、人々は次第にワクチン接種の呼びかけを無視し、ウイルス対策まで無視しはじめていると、教授は言い、秋にはまた1日の感染者数が増えてくるかもしれないと警告しました。


   「ときどきダイアリー」ヘ
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

約58,000人のウクライナ人がトルコに避難してきた

2022年03月23日 | 国際
3月24日 戦争が始まってから、約58,000人のウクライナ人がトルコに逃げてきたと、スレイマン・ソイル内相は言いました。「トルコは、家を追われた人々のために、紛争地帯で人道主義的支援を提供しています」

 Hurriyet

「58,000人のうちの30,000人は陸路でトルコに旅してきて、クルクラーレリ県とエディルネ県の国境ゲートからわが国に入国しました」とソイル内相はNet テレビのインタビューで語りました。「トルコは現地の状況に最初に対応した国のひとつです」

「トルコの災害緊急管理局(AFAD)のチームが、すぐにルーマニアとモルドヴァ国境に送られました。彼らはテントを設置し、救援作業に助力しました」と、ソイル内相は言い、すでにトラック51台分の支援物資を送ったと、付言しました。

トルコとヨーロッパは移民問題に異なるアプローチをしていると、内相は言いました。「わが国は多くの国々から難民を迎え入れています」

戦争が始まってから、ウクライナ人だけでなく、ロシア人もトルコに避難してきます。約14,000人のロシア市民がトルコに来ました。

トルコは世界中のどの国より多くの難民を受け入れています。最も多いのはシリア人で、トルコには370万人のシリア人が暮らしています。


トルコは黒海に漂流する機雷に対策を取る

トルコは、トルコの海岸や海峡に流れてくるかもしれない機雷に対し、あらゆる対策を取ると、フルシ・アカル国防相が言いました。

 Hurriyet

「機雷が事故にならずに自爆してくれるのが望ましいが、でなければ、われわれは機雷を見つけ、破壊する」と、3月23日、アカル国防相は言いました。「国防省は機雷に関する情報を調査し、飛行機、ヘリコプター、UAV、フリゲート艦を使って、その海域を精査する」

ロシアのFSB(ロシア連邦保安庁)は、3月21日、ウクライナの港の近くで、ケーブルが切れた数百個の機雷が黒海に漂流していったと言いました。

「ロシアの軍事作戦が始まると、ウクライナの海軍は、オデッサ港、オチャコフ港、チョルノモルスク港、ユージヌイ港の周辺に機雷の防壁を配置した」と、FSBは言っています。ケーブルが嵐で切れ、機雷は風と潮流に押されて、黒海西部に流れていったと、FSBは付言しています。しかし、ウクライナはこの主張を退け、これは黒海の一部を閉鎖するための偽情報だと言っています。


   「ときどきダイアリー」ヘ

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

トルコ当局が黒海に漂う機雷に警告

2022年03月22日 | 国際
3月23日 トルコ当局が黒海に漂う機雷に対してNAVTEX(航行警報)を発しました。ウクライナとロシアは浮遊する爆発物に対して非難し合っています。

 Hurriyet

トルコ海軍のNAVTEXサムスン本部は、3月21日、声明を出し、黒海を航行する船に機雷に注意するよう警告しました。

「オデッサ港、オチャコフ港、チョルノモルスク港、ユージヌイ港の近くに機雷が配置されている」と、声明は報じています。「機雷はギアが解放されて漂い、船の航行の安全が脅かされる可能性がある。従って、周辺を航行するすべての船は、漂っている機雷に厳しく注意することが重要」と、航行警報サムスン本部は言っています。

漂っている機雷または機雷のようなものを見つけたら、ただちに「トルコの捜索・救助調整センター」とトルコ海軍に報告するよう船舶に要請すると、本部は付言しました。

黒海にはおよそ420個くらいの機雷が漂い、その多くはオデッサの沖合に配置されています。これら機雷の5%でも、自由に浮遊すれば、船舶には深刻な脅威になると、専門家は言っています。機雷1個にはTNT(トリニトロトルエン)20キロが詰まっています。トルコ当局は漂っている機雷を見つけるために、空からの監視作戦を行っています。

先週、ロシアは、ウクライナが配置した機雷がボスフォラス海峡や地中海まで漂流するかもしれないと警告しました。機雷は20世前半につくられたもので、“老朽化して”いると、ロシアのFSB治安サービスは、3月19日、声明で言いました。

現在、黒海西部を漂っている機雷のいくつかは、嵐でケーブルが切られ、風と海流によって流されたと、声明は言っています。


トルコ外相がイスラム世界への挑戦に対する団結を呼びかけた

イスラム世界は差別やイスラム嫌悪など世界中のムスリムへの挑戦に対して団結すべきだと、トルコのメヴリュト・チャウシュオール外相が、「イスラム会議機構」(OIC)の定例会議で語りました。

 Hurriyet

外相はまた、イスラム世界に、西トラキアやキプロスその他世界のムスリム・コミュニティを支援するよう呼びかけました。「私たちがひとつのウンマ(イスラム共同体)として団結できれば、あらゆる困難も克服できます」と、チャウシュオール外相は、3月22日、イスラマバードで行われたOICの会合でのスピーチで語りました。

「トルコには“真の友人は厳しい真実を告げる”ということわざがあります。今日、私たちは友人たちとともに
います。私たちは自己批判し、身内を清潔にすることに集中しましょう」と、チャウシュオール外相は言いました。

「世界は困難な時代にあります。ヨーロッパの戦争がすべての人に影響しています。私たちは利益が人間の価値に優先する時代にいます」と、外相は言い、エルサレムや、ダマスカス、アレッポー、カブールのようなイスラム文明の伝統的な都市が廃墟と化していると強調しました。

「今日の世界では、多くのイスラム諸国がテロと戦争の渦中にあります」とチャウシュオール外相は言いました。「西部トラキアやキプロスのムスリム・トルコ人は基本的人権を奪われ、中国のウイグル・トルコ人や他のムスリムたちは、自らの文化を守るために戦っていますが、ヨーロッパの反イスラム感情は台頭しています」と外相は力説しました。

「私たちみなが反対しているウクライナの戦争も、ダブル・スタンダードを示しています。こんなことばを聞きました。“ここは中東でも、アフガンでもない。なぜ血が流されるのか?” 私たちにとっては、ハリコフで流れる血も、アレッポーで流れる血も、同じ血です」とチャウシュオール外相は強く言いました。

「イスラム世界が今日の状況になったのは、だれの責任か? 他人を非難するのは簡単です。しかし、他人を非難して、なにが変わるでしょう?」と、外相は尋ねました。「まず、私たち自らを考えなければならない」

イスラム諸国は、ムスリムの国々をより良い状態にするために、結束の良さを利用することができると、チャウシュオール外相は言いました。「OICの使命はイスラム世界の共通の問題について声を上げることにあります」


   「ときどきダイアリー」ヘ

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ロシアのオリガルヒのスーパーヨットがトルコ領海に出現

2022年03月22日 | 国際
3月22日 制裁を受けたロシアのオリガルヒ(ロシアの新興財閥)のロマン・アブラモヴィッチ氏が所有する、5億6000万ドル相当のスーパーヨット「ソラリス号」が、モンテネグロを出た後、トルコ領海に現れました。

  Hurriyet

バーミューダの旗を掲げたこの船は、3月8日、バルセロナの造船所を出た後、3月13日、モンテネグロのアドリア海のリゾート、ティヴァットに向かいました。「海洋交通」によると、全長140メートルのこの船は、先週、ギリシアのクレタ島沖に停泊した後、トルコのムーラ県ダッチャ沖に現れました。

先週、アブラモヴィッチ氏はテルアビブのベングリオン空港に現れ、その直後、アブラモヴィッチ氏所有のプライベート・ジェット機がイスラエルからイスタンブルに着きましたが、彼が搭乗していたかどうかはわかりません。

億万長者アブラモヴィッチ氏は、ロシアのウクライナ侵攻後、イギリス政府の制裁を受けたため、サッカーのプレミア・リーグ委員会はアブラモヴィッチ氏はチェルシーのディレクターとして不適格とし、その資格を剥奪しました。

アブラモヴィッチ氏はトルコのサッカーチームを所有する計画かもしれません。イギリスのザ・テレグラフ紙は、彼はイズミル・ベースのサッカーチーム「ギョズ・テペ」ねらっていると報じています。


イスタンブルのダムが溢れそう

最近の降雪が、トルコで最も人口の多い都市イスタンブルにとって、よいニュースになりました。イスタンブルは、昨年は水不足の恐れがありましたが、いまはダムの水位が上がりすぎたことが懸念されています。

HUrriyet

イスタンブルの水道管理局のライフ・メルムトゥル総局長は、ダムの水位が記録的レベルまで上昇し、氾濫ポイントに達したと、警告を出しました。

イスタンブルに水を供給している5つのダムの水位が非常に高くなり、雨がつづいたら、氾濫の恐れがあると、メルムトゥル総局長は言い、人々に川に近づかないよう警告しました。

総局長はまた、テルコス・ダムの貯水量について記者団に説明し、「このダムは、あと90センチしか余裕がありません。あと90センチ水位が上がれば、水が溢れはじめます」と言いました。「この夏、イスタンブルは水不足になることはないでしょう」


   「ときどきダイアリー」ヘ
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

トルコはレバノンに人道支援を送った

2022年03月20日 | 国際
3月21日 トルコの災害緊急管理局(AFAD)は、経済危機にあるレバノンに人道支援を送りました。

  Hurriyet

ベビー用品や食物を含む524トンの支援物資の第1回分が、トルコの地中海岸メルシンの港から船に積み込まれました。AFADが調達したトラック15台分の支援物資は、いまレバノンに向かっていると、AFADが声明で言いました。

さらに、トラック18台分の物資が、今週、レバノンに送られると、AFADは付言しました。AFADによれば、小麦粉や食物を含む1000トンの支援物資は、ムスリムの聖月ラマザンの前に、「善意の船」でレバノンに送られます。

レバノンへの支援は今年中つづけると、イスマイル・チャタクル副内相が、メルシンのタシュジュ港で行われた式典のスピーチで言いました。「レバノンは、シリア紛争、国内問題、レバノン港の爆発、コロナ・パンデミックなどのために、人道的危機を体験してきた」と、チャタクル副内相は言いました。

「トルコは2008年から、レバノンへの救援活動をつづけています。2008年には、トルコはレバノンに保健センターを設立し、レバノンに手を差し伸べてきました。トルコのNGOもレバノンの救援活動を支援しています」とチャタクル副内相は語りました。


沿岸警備隊がヴァン湖のパール・ボラを守る

トルコの沿岸警備隊が、例年の漁獲禁止期間中、ヴァン湖のパール・ボラを守る任務に就くと、東部ヴァン県のメフメト・エミン・ビルメズ知事が言いました。

 Hurriyet

「陸では憲兵隊が、湖では沿岸警備隊が魚を守ります」と、ビルメズ知事は、3月18日、デミルオレン・ニュースに語りました。

ヴァン湖の塩水で生きられるパール・ボラは、4月の初めに生息地を去り、生殖のために、小川に移住します。当局は種を守るために、毎年、4月15日から7月15日まで、漁獲禁止令を出しています。
「残念ながら、密漁をする者がいます。いままでは憲兵隊が警察の助力を得て密漁と戦ってきましたが、今年は沿岸警備隊も参加することになりました」と、ビルメズ知事は言いました。

6隻のボートが湖の、とくに河口をパトロールするほか、密漁者を見つけるために無人ドローンが使われるでしょう。ヴァン湖はトルコ最大の湖で、面積は3,712平米あります。

「ヴァン湖はマルマラ海の3分の1あり、最も重要な漁場のひとつです」と、ヴァン・ユズンジュユル大学の研究者ムスタファ・アククシュシ氏は言いました。彼によると、ヴァン湖には100隻以上の漁船があり、15,000人の人々がパール・ボラで生計を立てています。

アククシュ氏は当局がパール・ボラを守るための対策を取ったことを喜び、「沿岸警備隊が密漁者を取り締まることになったのは喜ばしいことです」と語りました。


   「ときどきダイアリー」ヘ
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ボルのトンネル内に車が詰まって、数人が負傷

2022年03月20日 | 国内
3月20日 3月19日、ボルのトンネル内に18台の車が詰まって、乗っていた数人が負傷しました。

  Hurriyet

事故に巻き込まれた車は、ミニバス、乗用車、トラックなど、さまざまです。ファフレッティン・コジャ保健相によると、事故の負傷者は17名。

事故後、イスタンブルとアンカラを結ぶハイウエイは、イスタンブル方向への道路が通行止めになりました。緊急チームが現場に駆けつけました。


エ大統領がサミット前にオランダ、スペインの首相と話し合う

エルドアン大統領は今週、3月24日にブリュッセルで行われるNATOの臨時サミットに出席する前に、オランダのマルク・ルッテ首相を招き、またスペインのペドロ・サンチェス首相と電話で話し合うでしょう。NATOサミットでは、ウクライナの最近の状況とNATOの對應が討論されるでしょう。

Hurriyet

ルッテ首相は先週、閣僚会議で、トルコ訪問を発表し、3月22日、アンカラでエルドアン大統領と会うと語りました。ルッテ首相はトルコについて、ロシアのウクライナ侵攻において、NATOの東の側面の防衛のために、非常に重要な同盟国と語り、ヨーロッパ諸国にトルコをもっと重要視するよう要請しました。

エルドアン大統領とルッテ首相は、ウクライナ戦争のほかに、両国関係や、経済と貿易を推進する方法についても話し合うでしょう。

エルドアン大統領はまた、今週中にスペインのサンチェス首相とも電話で話し合うでしょう。両首脳はウクライナの現状とNATOはいかに対応すべきかについて討論するでしょう。エルドアン大統領は、ルッテ首相とサンチェス首相との会談によって、トルコ=EUの関係を強化するるでしょう。

NATO加盟国の首脳たちは先週金曜にビデオコンファレンスによって最初の会議をしましたが、対面の会談は、戦争が始まってから初めてです。


   「ときどきダイアリー」ヘ
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする