トルコのトピックス

トルコの新しい話題をご紹介しています

国産ワクチン「テュルコヴァク」の接種開始

2021年12月30日 | 国内
12月31日 新たなコロナ感染数が4月下旬以来の最高レベルに達したため、国内で開発されたコロナ・ワクチン「テュルコヴァク」が、先週、緊急使用の認可を受け、一般に提供され始めました。

 Hurriyet

ファフレッティン・コジャ保健相と保健省科学委員会のメンバーたちは、12月29日、テュルコヴァクの接種を受けました。「私は皆さんにテュルコヴァク・ワクチンの接種を、とくにブースター接種として受けることを強く勧めます」と、コジャ保健相は言い、アンカラ市立病院で接種を受け、オミクロン株の脅威を語りました。

トルコは1月から始まった接種運動で、現在まで、ファイザー/バイオンテクと中国の会社シノヴァクが開発したワクチンを使ってきました。

現在までトルコでは、1億3000万回以上のワクチン接種が行われ、ブースター接種を受けた人の数は1800万人を超えています。2度の接種を受けた人は5100万人以上、5700万人以上が少なくとも1回の接種を受けています。

科学委員会は12月29日、会合を開き、「この1週間、1日の感染者数は明らかに増加傾向にある」と声明で言いました。「この増加は、オミクロン株が感染しやすいことと、人々が密閉した場所で過ごすようになったことと関係がある」と声明は言っています。

声明はまた、「しかし、オミクロン株による入院患者は増えていない」とくり返しています。委員会はまた、「オミクロン株は伝染性は強いが、ウイルス対策を改める必要はない。いままで通りの、ひとりひとりの予防がより重要になった」と強調しています。


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不法移民たちはヨーロッパへの危険な旅を諦めない

2021年12月30日 | 国際
12月30日 ヨーロッパへ行こうと危険な旅に出た多くの不法移民たちが命を落としていますが、それでも彼らはよりよい生活を求めることを諦めません。

 
 Hurriyet
 
多くの国々の多くの移民たちは、トルコをヨーロッパへ向かう中継地と考えています。移民たちは船が沈没したり、ギリシア当局に追い返されたりして、なかなか目的を果たせません。

最近では、15人のパレスチナ人がギリシア当局によって船を奪われ、ゴムボートに乗せられて、トルコ領海に押し戻され、トルコ沖合のシュンギュ島に座礁しました。彼らは数時間後、トルコの沿岸警備隊に救助されました。

移民たちはトルコのエーゲ海岸イズミル県のチェシメから船に乗り、ギリシアに向かったと、ミリエット紙に語りました。彼らはギリシアの沿岸警備隊に停められ、船を取り上げられ、小さなゴムボートに乗せられて、トルコ領海に押し戻されたと言っています。

トルコの沿岸警備隊は通報を受け、座礁した移民たちを島から救出しました。移民たちはギリシア当局に2日間拘束され、電話、パスポート、所持金を没収され、手錠をかけられたと言いました。グループの中の女性1人と子供1人はギリシアのキャンプに送られ、あとの15人はゴムボートに乗せられ、何時間もかかって島に到着したそうです。

彼らの衣服はびしょ濡れで、最初に発した言葉は「寒い」でした。トルコ沿岸警備隊は彼らに毛布を与えました。

『私は諦めません」
「私たちはパレスチナから4か月かけてトルコに来ました。イスタンブルからイズミルへ旅しました。故国には職がなく、貧困がひろがっています。私はふつうの暮らしをするためにヨーロッパに行きたかった。親族の何人かはスイスに行きました。私は成功するまでトライします」と26歳のリヤド・マデイは言いました。

24歳のオマル・オデイは、ヨーロッパへ行こうと4回挑戦したが、毎回、ギリシア兵に追い返されたと言いました。オデイもトライしつづける決意です。「パレスチナには帰りたくありません。あそこでは、私はなにもできません。私は今後の人生をヨーロッパのどこかの国で送りたいのです」

パレスチナから来たアブー・フデイは、ギリシアに行くために、兄が人間運び屋に1400ユーロ払ったと言いました。「でも、彼らは私たちをなぐり、送り返しました。パスポートも取り上げられました。どうしたらよいのかわかりません。私には初めての挑戦でしたが、もうたくさんです」

「パレスチナは戦争状態です。私はドイツに行きたい。入国できた仲間たちは幸せに暮らしています。私も成功するまでトライします」と、25歳のイブラヒム・アタルネは言いました。

トルコの沿岸警備隊は、1月1日から12月22日の間にエーゲ海で、4000人の女性と4000人の子供を含む21,000人の不法移民を救助しました。救助された人々のうちの1800人はパレスチナ人で、その他はソマリア人2000人、アフガニスタン人3700人、シリア人3100人、コンゴ人1800人でした。


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「トルコとアルメニアがモスクワで初の会談を行う」トルコ外相

2021年12月27日 | 国際
12月28日 トルコとアルメニアの代表が,アルメニア側の要請で、モスクワで、国交正常化のための初の会談を行うと、トルコのメヴリュト・チャウシュオール外相が言いました。

 Hurriyet

「われわれの印象では、初の会談はモスクワで行われるだろう。これはアルメニアの意向だ。しかし、トルコは、その次の会談は直接的なコンタクトを望んでいる」と、チャウシュオール外相は、2021年外交政策査定会議で記者団に語りました。

外相はまた、イスタンブルとエレヴァン間のフライトも、まもなく始まるだろうと言いました。「アルメニアとトルコの直接コンタクトと相互訪問は確立されなければならない。関係正常化のためにとるべき手順を決めるロードマップをつくるべきだ」

チューリッヒ協定は廃止された
2009年、トルコとアルメニアは正常化のために調印しましたが、国内の議会で承認されませんでした。「チューリッヒ協定」は、廃止されました。

「協定は無意味になった。アルメニアの立法裁判所は、協定のいくつかの条項を取り消した。いま、新しいプロセスが始まった」とチャウシュオール外相は言いました。

外相はまた、アルメニアとの関係正常化のプロセスにおいては、アゼルバイジャンとの協議と調整が重要だと言いました。「私はアルメニアがこの線で行くことを望んでいる。アルメニアのメッセージは積極的だが、われわれは行動を見たい」

アルメニアとの国境の開放について尋ねられたチャウシュオール外相は、完全な正常化と国境の開放の決定は、アゼルバイジャンと行われる協議次第だろうと力説しました。「単刀直入に言えば、わが国とアゼルバイジャンは国境を開きたい」と外相は言いました。


女神キベレの像が母国トルコに帰ってきた

トルコ西部アフィヨンカラヒサル県チャヴダルル村で、1964年に出土し、外国に密輸されたキベレの像が、60年ぶりに母国トルコに帰ってきました。

 Hurriyet

アナトリアの母なる女神キベレの、1700年昔の像は、トルコからイスラエルに密輸されましたが、その後、アメリカのオークションで売りに出され、トルコの文化観光省、外務省、ニューヨークのトルコ総領事館の努力で2020年12月10日、トルコに返されました。

前史時代、豊穣のシンボルであり守護神とされていた母なる女神キベレの像は、道路工事中に出土しました。帰ってきたキベレ像はイスタンブル考古学博物館にしばらく展示された後、12月24日、アフィヨンカラヒサル考古学博物館に運ばれました。

「1年前、非常な努力の結果、トルコに返されたキベレ像はいま、出土した地に帰りました。高さ58センチの像は、1960年代アフィヨンカラヒサルのチャヴダルル村から密輸されました。像が誕生の地に帰ってきたことをとても喜んでいます」とアフィヨンカラヒサル県のギョクメン・チチェキ知事は語りました。

像に刻まれた碑文とその類型的な特徴から、像はAD 3世紀のもので、アナトリアの地で制作されたと思われます。キベレは豊穣の女神であり、自然の支配者と見られていたと、歴史家たちは言っています。キベレの起源はBC8世紀頃と言われます。

女神キベレは地中海地方、とくにアナトリアで信奉されていました。キベレの両サイドのライオンは、母なる女神が自然と動物たちを支配していたことを示しています。碑文によると、この像は、ギリシアの主要な12神に供物として捧げられたものと思われます。

「ヘルメイオスの息子、シデロポリスのアスクレピアデスが“、オリンピアの12神”にこの像を捧げる」と像には記されています。


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オミクロンがトルコでも拡大しはじめたと、保健相が警告

2021年12月26日 | 国内
12月27日 コロナのオミクロン株がトルコでも拡大しはじめたと、ファフレッティン・コジャ保健相が言い、人口の多い都市ではオミクロンが新しい感染の10%以上になった付言しました。

 Hurriyet

オミクロンの最初の感染は、12月中旬、イスタンブルとイズミルで報告されたと、コジャ保健相は言いました。「オミクロンが急速にひろがりはじめ、トルコの状況はヨーロッパの状況に似てきました。人口の多い県の新たな感染者の10%はオミクロンです」と保健相は、12月25日、ツイッターに書きました。

「しかし、パンデミックの状態はあわてるほどではありません。オミクロンで入院や集中治療室ケアを必要とする人が急増したということはありません」とコジャ保健相は付言しました。

しかし、オミクロン拡大で、ブースター接種はより重要になったと、保健相は言い、人々にブースター接種を受けるよう改めて要請しています。

「オミクロンは最初のウイルスではありません。私たちはじゅうぶん体験し、情報を得てきました。オミクロン株に対して、私たちはさらなる警戒が必要です。新しい対策は要りません。私たちはマスクを着用し、ソシアルディスタンスを守り、ワクチンを接種して生活をつづけるだけです」とコジャは書き、人々に人ごみに近寄らないよう勧告しました。

オミクロンが最初に発見されてから、12月25日の1日の感染者数は、まだ2万人程度です。12月25日、保健省は、20176人が新たに感染し、145人がウイルスによって死亡したと報告しました。


7世紀のシナゴーグが家の下で見つかった

7世紀のシナゴーグが、最近、シデのある住宅の下から掘り出されたと、アンタリヤ県マナヴガト地区で発掘作業を指導してきたアナドル大学の教授が言いました。

 Hurriyet

「シデにユダヤ人が住んでいたという歴史的記録はありますが、私たちは手で触れられる証拠を見つけたのです」と、アナドル大学のフェリシタフ・アランヤル教授はデミルオレン・ニュースに語りました。

シナゴーグの中央には、「コラケシオン(現在のアランヤ地区)のジョセフが、これを息子ダニエルに献ずる」と書かれています。アランヤ教授によると、ダニエルは2歳半で死亡し、ジョセフは息子を記念して、シナゴーグの修復費を払ったようです。

この地域でシナゴーグを見つけるのに長い時間がかかった理由を尋ねると、アランヤル教授は、「シナゴーグはモスクか教会か識別が難しいですから」と答えました。シデでは多くの発掘が行われていると教授は言いました。「まだ認可されていない建物の下の歴史も、やがて日の目を見るでしょう」


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イスタンブルのギリシア正教総主教がコロナ・テストで陽性

2021年12月26日 | 国内
12月26日 イスタンブル・フェネルのバルトロメウ・ギリシア正教総主教はコロナ・テストで陽性結果が出ましたが、体調は良好だと、12月24日、総主教座が言いました。81歳の総主教は、この2,3か月、体調不良でした。

 Hurriyet

バルトロメウ総主教は、10月、ワシントンでバイデン大統領と会談した後、11月、ニューヨークで心臓のステント手術を受け、1晩入院しました。総主教はイスタンブルで定期チェックを受け、コロナ陽性結果が出たと、総主教座は言いました。

「総主教は完全にワクチン接種を受けていて、現在、軽い症状が出ているだけで、総合的な体調は良好です」と、総主教座はFacebook で発表しました。

1991年、総主教に選ばれたバルトロメウ師は環境について発言し、また、イスラムやローマ・カトリックとも緊密な関係を育成してきました。

2013年、彼は、フランシス教皇の就任式に出席しましたが、これは、1054年にビザンティンとローマが分裂して以来、初めてのことです。


「ギョベクリテペは未来の世代に受け継がれるべきだ」

「人類はギョベクリテペの文化遺産を保持する責任がある。この遺跡を未来の世代に引き継がねばならない」と、ドイツ人考古学者の妻で、自身も考古学者のチーデム・キョクサル・シュミトさんは言いました。シュミト氏は、シャンルウルファ近くで、20年間発掘作業を行い、12000年昔の新石器時代の遺跡を掘り出しました。

 Hurriyet

「国際イスタンブル・ナルトゥガン映画祭」で、キョクサル・シュミトさんはスピーチし、夫はそのキャリアをアナトリアに捧げたと語りました。

「彼は1978年、博士号取得のために、初めてトルコ東部エラズーに来て、アナトリアの調査を始めました。その時から彼は、アナトリアの新石器時代に光をあてることに生涯を捧げてきました」と、彼女は11月24日、ミリエット紙に語りました。

「再生」を意味するナルトゥガンは、4000年昔の中央アナトリアのトルコ人社会を起源とするトルコの祝祭です。信者たちは、1年で最も夜が長い冬至12月21日に新年を祝いました。「昔の文化を特集した映画祭で、ギョベクリテペが取り上げられたことを名誉に思います」と彼女は言いました。

映画祭の主催者たちは、ギョベクリテペを人類に紹介した人物クラウス・シュミト氏に名誉賞を贈り記念したいと願っていました。シャンルウルファに住んでいるキョクサル・シュミトさんは、夫の賞を受け取るためにイスタンブルに来ました。

「アナトリア南東部は、クラウスの心の中で、つねに重要な特別の位置を占めていました。彼はアナトリアについて200以上の科学論文を書いています。ギョベクリテペはクラウスによって、世界的に知られました」と彼女は誇らかに言いました。

1953年生まれのドイツ人考古学者クラウス・シュミト氏は、エルランゲント大学とハイデルベルグ大学で先史時代史、地質学、古典考古学を学び、1995年、ギョベクリテペ発掘の現場ディレクターになりました。2014年、ドイツで遊泳中、心臓発作でなくなりました。


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トルコは雪に包まれた。週末は暖かくなりそう

2021年12月24日 | 国内
12月23日 21日には、ほぼ全国的に雪が降って、トルコに冬が到来しました。この1週間は標準以下の気温がつづきましたが、24日には、トルコ西部は暖かくなりそうだと気象学者は言っています。

 Hurriyet

12月23日には、地中海地方以外、全国的に雪になると専門家は予想しています。12月21日22日には全国的に雪で、ドライバーたちは滑る道路に難儀しましたが、子供たちは大喜びでした。21日22日は、イスタンブルでも、ボスフォラス海峡に近い地区では雪が降りました。

ヨーロッパ側のサリエル地区とアジア側のベイコズ、ユスキュダル、チェクメキョイ地区は雪に覆われました。23日には、イスタンブルと、北部、北西部の県には、みぞれが警告されました。地方の村々は大雪のため、2000以上の道路が封鎖されました。

15県の学校では、対面授業が中止になりました。中央アナトリアのコンヤ市では、6地区で学校が休校になりました。しかし、大雪はベイシェヒル湖に水を提供する恵みの雪にもなりました。ベイシェヒル地区の中心でトラックに積まれた雪は、湖に運ばれ投入されました。湖は今年の干ばつで、150メートルも水位が下がっていました。

内務省はホームレスの人々と、野良の犬猫に関して、2通の回状を出し、地方行政に、宿のない人々を見つけ、避難所を与えるよう要請しました。また、公務員とボランティアで動物保護グループを作り、寒さの厳しい日は野良の犬猫を保護するよう勧告しました。


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トルコの国産ワクチンが緊急認可を受けた

2021年12月23日 | 国内
12月22日 国内で開発されたコロナ・ワクチンの緊急認可が申請されていましたが、トルコ薬品医療局が認可したと、ファフレッティン・コジャ保健相が発表しました。

 Hurriyet

コジャ保健相は、エルドアン大統領とのビデオ会議中、ターコヴァクが緊急使用として認可されたと言い、トルコはコロナ・ワクチンを生産する9か国のひとつになったと強調しました。

保健相はまた、ターコヴァクは来週から広く使用されるだろうと付言しました。エルドアン大統領はまた、ターコヴァクは、トルコ国民を最も効果的な方法でパンデミックから守るための努力のシンボルだと言いました。「われわれは喜んでこのワクチンを全人類と共有する」

トルコ保健研究所とカイセリ・エルジーエス大学の協力で、科学者たちのチームによって開発された不活性ワクチンは、6月に実験の第3段階が始まってから、28県のボランティアにテストされました。最初のデータによれば、ターコヴァクはコロナに対してて「非常に有効です」。

コジャ保健相は南東部シャンルウルファを訪れ、この都市で集中治療室にいる患者の80%は、ワクチン接種を受けていないか、ワクチン接種を完全にしていない人だと言いました。シャンルウルファは、完全に接種をした成人人口が58.7%と、最も低い県です。

シャンルウルファはパンデミックの初期の段階で、厳しい時を過ごしました。シャンルウルファはコロナが最もひろがった県だと、コジャ保健相は言いました。「シャンルウルファはワクチン接種率を上げようとがんばっています」


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1974年に殺されたトルコ・キプロスの子供11人が埋葬された

2021年12月22日 | 国際
12月21日 ギリシア・キプロスのテロ組織EOKAーBの暴力の犠牲になった11人のトルコ・キプロス人の子供が、47年を経て、埋葬されました。

 Hurriyet

3歳から17歳の、女子2人、男子11人の子供たちの遺体が、12月20日、国葬をもって埋葬されました。葬式には犠牲者の親族や政府職員が参列しました。

トルコ・キプロスのエルシン・タタル大統領は、式の前のスピーチで、トルコ・キプロスの人々は、かつて多くの苦痛を体験したと語りました。

1974年8月14日、近隣の村々の狂信的なギリシア・キプロス人が、ギリシア・キプロス兵に守られて、ガジマーウサ(ファマグスタ)の3つのトルコ人の村を襲いました。テロリストたちは126人のトルコ・キプロス人を村の広場に駆り集め、抵抗する人々を殺害しました。抵抗しなかった人々は村の外に連れ出され、殺され、埋められました。 

「キプロスの行方不明者に関する国連支援の委員会」の情報によると、ムラターア村とサンダラル村の集団墓地の発掘は終わりました。この発掘で88人の犠牲者の遺体が見つかりました。委員会は行方不明としてリストされていた犠牲者の遺体を、その家族に返すよう努めていますが、2人の人の身元確認はまだ進行中です。


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スーフィの思想家ルーミの没後748年が祝われた

2021年12月18日 | 国内
12月19日 世界に知られた思想家で、スーフィの詩人メヴラーナ・ジャラルッディン・ルーミの没後748周年を記念して、全国でイベントが催されました。

  Hurriyet

ペルシア語で“結婚の夜”として知られるシェブ・イ・アルスの式典が、12月16日、イスタンブル・ベイオール地区のガラタ・マウラウイ館で催され、デルヴィッシュ(修行僧)たちのすばらしい旋回舞踏と朗誦が披露されました。

メフメト・ヌーリ・エルソイ文化観光相も、何十人かの賓客や要人たちと出席し、ルーミ没後748周年を回想しました。

「ルーミの遺産は全世界にひろがっ、人々の指針となりました。ルーミやユヌス・エムレのような精神的指導者の平和と友情への願いを心に留めておけば、抑圧、不正、戦いで荒れ果てた今の時代の火を消すことができます」と観光相は語りました。

エルソイ観光相はまた、ルーミに関する広範な文学作品を知る人は世界にも非常に少ないと言い、これら文学はルーミを最も正確に理解するために大いに役立つだろうと力説しました。マウラウイ館のイベントは、デルヴィッシュたちのセマ(旋回舞踏)と朗誦のパフォーマンスで終わりました。


エルドアン大統領がアフリカに1500万回分のワクチンを約束した

トルコはアフリカに1500万回分のコロナ・ワクチンを送ると、エルドアン大統領は、12月18日、アフリカの首脳たちにサミットで発表し、アフリカの低いワクチン接種率は人類の汚点だと付言しました。

 Hurriyet

トルコ政府は、エルドアン大統領が首相として政権を掌握した2003年以来、世界で最も貧しい大陸アフリカとの貿易と外交関係の発展に投資してきました。

何十人ものアフリカの首脳や大臣たちへの開会の辞で、エルドアン大統領は、トルコは1500万回分のコロナ・ワクチンをアフリカに送ると言いました。アフリカでは感染が急速にひろがり、ワクチン接種率は低い状況にあります。

「われわれはコロナ・ワクチン入手における世界的な不公正と、アフリカに対する不公平な扱いを知っています。アフリカの人口の6%しかワクチン接種を受けていないことは、人類にとって恥ずべきことです」とエルドアン大統領は言いました。

トルコは国産ワクチン「ターコヴァク」を開発中で、緊急使用の認可手続き中です。認可が下りたら、ターコヴァクはアフリカにシェアされると、エルドアン大統領は言いました。


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トルコはブースター接種をスピードアップする

2021年12月18日 | 国内
12月18日 オミクロン株の脅威に直面し、トルコは対コロナのブースター接種運動をスピードアップしていると、ファフレッティン・コジャ保健相が発表しました。

 Hurriyet

「少なくとも3か月前にワクチン接種を受けた市民は、いまワクチン接種をするべきです」とコジャ保健相は、保健省科学委員会の会合後に発表した声明で言いました。

科学委員会はわが国でも起こり得る事態を査定し、ヨーロッパで現在起こっているようなコロナ感染の拡大を阻止するために、受けるべき時期にある人はブースター接種を受けるべきだと明言しました。

トルコでは、先週、初のオミクロン株感染者が報告されました。トルコは少なくとも6か月前に2度目のワクチン接種を受けた人々に、ブースター接種を始めました。人々はブースター接種のワクチンを選べると、コジャ保健相は言いました。

トルコは接種プログラムとして、ファイザー/バイオンテクのmRNAワクチンと、中国の会社シノヴァクによる不活化ワクチンの両方を使ってきました。トルコはまた国産ワクチン「ターコヴァク」の開発のために、ヴォランティアに第3段階の実験を行っています。

1月に接種運動を始めてから、トルコは1億2200万回以上の接種を行いました。ほぼ1300万人の人がすでに3回目のブースター接種を受け、5100万人が少なくとも2回の接種を受けています。この数字は18歳以上の人口の82%に相当します。

公式データによると、5600万人の人々、すなわち成人人口の91%が、少なくとも1回のワクチン接種を受けています。


専門家たちが親たちにデジタル・ゲームの危険を警告

スマホやタブレットにダウンロードされている、あるデジタル・ゲームは、子供たちの精神的健康と心理的成長に、じわじわと危険を与えていると、専門家たちは親たちに警告しています。

Hurriyet

子供たちに問題解決の方法を教える、無害に思えるパズル・ゲームでも、子供たちを物語の異空間に引き込むため、子供たちを暴力に引き寄せるかもしれないと、専門家たちは懸念しています。

ヴァ―チュアルな世界であっても、暴力的、性的なゲームをしていると、現実世界で同様な状況になったとき、子供たちは悪いほうを選択するかもしれないと、児童・青年心理学者のヴェイシ・チェリ氏は言っています。「このようなゲームは、明らかに子供の価値観の成長に影響を与えます」

「子供たちの価値判断と内面世界を形成する主たる要因は、過去の環境と家族と友人に限定されます。今日、タブレットは親より影響力が大きいのです」とチェリ氏は強調しました。

緑半月社(グリーン・クレセント)の科学委員会のメンバー、オスマン・トルガ・アルジャク氏は、デジタル・ゲームから子供たちを守るために、親たちは対策を講じるべきだと言いました。「幼いときからネットを使い始めることで、子供が賢くなることはありません」と彼は言っています。

「11歳以上の子供が、1日に1時間以内、教育的ゲームで遊ぶのは許可できます」と、アルジャク氏は言い、親たちもスマホを適切に使用して、子供たちの模範になるべきだと強調しました。

子供たちはその個性と能力に合ったスポーツかアートの環境で育てられるべきだと、アルジャク氏は力説し、子供は五感と身体を激しく使えば使うほど、精神的にもよい成長ができると語りました。

・・・「緑半月社」は喫煙、アルコール、薬物使用と戦う非営利団体で、とくに若者へのサービスと保護に力を入れています。


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