魯生のパクパク

占いという もう一つの眼

風の流れ

2011年12月21日 | 大転換

金正日が死んだからと言って、スターリンが死んだように、世界が慌てなければならないような状況がアホ臭いのだが、中米ともに動揺を望んでいないから、取り敢えずは落ち着いている。

星的には、これは「前兆」だ。来年10月の、土星サソリ座への本格入宮の予告編だ。サソリ座前5゜圏のこれから、もっと顕著なシーンが見えるだろうが、あくまで予告編であり、本編は秋から始まる。

それにしても、北の将軍様が崩御なされた同じ時、南の大統領殿は日本で啖呵を切っていた。まさに、「不幸の朝鮮半島」の予告編だ。

歌舞や神話の「ファンタジー国家」は、現代では「保たない」。
それどころか、グローバル化時代では、合理主義の近代国家さえ、使命を終わろうとしている。

近年、世界中の政権が替わり、不動に見えた独裁者が倒れている。
これは、大転換のステップだ。
残っている巨大独裁者、中国共産党も、遅かれ早かれ、体制そのものが変わらざるを得ないだろう。

とにかく大転換の時代だ
過去の常識に基づく、国家も制度も、根本から改めない限り、何をしても徒労になる。

年金改革の話も、何パーセント増やすとか減らすとか、雇用年数を延ばすとか困るとか、結局は、増税の、つじつま合わせだ。
(増税そのものが、体制維持だけの成長無きつじつま合わせだ)

これまでの制度そのものを否定する「橋下圧勝」に、制度に甘えて糊している政治屋どもが、オロオロして、生き残りの道を、おっかなびっくり探っている。

もう、「ヤドカリは殻を取れ」と国民が声を上げた。
彼ら政治家が生き残る道は、自分達の依って立つ議会制度そのもの、国家体制そのものの変革しかなく、「年金廃止」「連邦制」など、明治維新に匹敵する根本的な大改革をするしか道はない。しかし、官僚の傀儡に過ぎない政治屋には、決してできないことだ。

そして、多くの国民も、年金何パーセント云々の「猫だまし」に引っかかって、枝葉末節の論議に巻き込まれている。
もうそんな時代ではない、

今は幕末だ。橋下維新の会は幕末の土佐勤王党であり、橋下徹は武市半平太かも知れない。それ自体が日本を変えることはできないが、先駆けであることは間違いない。

      風の流れの激しさに・・・

      もう少し時がゆるやかであったなら

            「愛しき日々」小椋佳