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伝言ゲーム

2011年03月25日 | 日記・エッセイ・コラム

原発事故情報を各方面の専門家が説明してくれるのだが、イライラする。
原子力安全・保安院のカメムシみたいな人は、顔のインパクトがきつすぎるせいか、言ってることが、とんと分からない。
カメムシは失礼だから、カメレオン・・・いや、それも失礼だから、中国・江沢民の孫のような人???

どの専門家も、素人に説明したことなど無いのだろう。
本人も、『解ってもらえないだろな~』と思っているから、どうでも良いことまでくどくど話す。
それでも数値は正確にと思うから、いきなり、ワケの解らないインパクトのある数値や数字を並べまくるから、素人は、理解する前に恐怖の金縛りになる。

O型は「ごちゃごちゃ言うより、要するにどないやねん!」と思うし
A型は「え、何々、もっと詳しく、詳しく」と数値にとりつかれてしまう。
B型は「まあー、大したこと無いんじゃないか」と、聞く気を失う。

復旧作業は頑張っていることを信じるとしても、発表するのはCMのプロを雇った方がいい。
原発推進に、高橋英樹を雇って「現状では原発が最善の選択です」と信じ込ませた手腕を使って、今こそ
「大丈夫ですよ~、どうってことないんですよ~」
と、イイ感じで、発表すべきではないのか。CMのプロならタブラかしの達人だ。
その点、宣伝大臣を置いたヒトラーは、やっぱり天才だ。

テコの原理
海外では日本が情報を隠蔽していると思っている。過去の日本の伝統的隠蔽体質から見れば、やむを得ないかも知れないが、
今回の場合は、むしろ、彼らが思い込んでいる「重大事態」を裏付ける情報が得られないことに、イラだっているようだ。

元々、パニクッた取材陣が不確かな情報を世界に伝え、世界中がさらにパニックになった。しかし、そんな惨状の日本にしては、発表する情報が一致しないじゃないかと、自国のメディアを疑わずに、日本を疑っている。

日本人は生の日本語で聞いているし、教養レベルも高いから、それほどのパニックにはならないとしても、海外は疑心暗鬼になる。

小さな情報が、テコの原理で、地球の裏側では地球を吹き飛ばすぐらいのニュースになって伝わっている。
IAEAの独自調査で、多少沈静化したようだが、事務局長が日本人だから、まだ信じないだろう。自国の利益ばかり考えて批判されている国連事務総長の例もあるからだ。
それより何より、IAEA自体が核保有国の免罪符臭い。

あまり騒ぐようなら、大量殺戮兵器でもないのだから、この際、米ロ中英仏に視察でも査察でもさせたら、納得するのではなかろうか。印パやイスラエル北朝鮮も呼べば、なお賑やかで面白い。