魯生のパクパク

占いという もう一つの眼

土星だから

2010年03月19日 | 日記・エッセイ・コラム

クロマグロの国際取引禁止案が否決された。
大逆転で、日本外交の大勝利のように見える。
しかし、占い的には「あ~あ、やっちまった」だ。

長期的に考えれば、クロマグロ完全養殖技術を持つ日本にとって、大チャンスであったにもかかわらず、わざわざ、世界中に多くの借りを作って否決に「成功」した。
目先の利益を守るために、せっかくの千載一遇のチャンスを潰したのだ。しかも、金も名誉も捨てて、傷だらけになりながら。

確かにクロマグロ消費の大方は日本かも知れないが、世界に広がりつつある鮨ネタとして、世界で盛んな畜養の稚魚を売り込める技術を持つ、唯一の国である日本が、自ら道を閉ざした。
そのうえ、「マグロ保護」の良識国家から、またも悪役として見られることになったのだ。

愚かとしか言いようがない。
これが、土星の災いというもので、自分ではいいつもりで、意地になって、どんどん自らの首を絞めていく。
これが、木星が来ているときなら、チャンスと捉え、労なく大成功を掴み、周囲からも賞賛されただろう。

いったい、どんな借金をしたことやら。 あ~あ