魯生のパクパク

占いという もう一つの眼

押し売り

2010年03月13日 | 星の流れに

火星が獅子座の0゜で順行を始め、月と180゜になった、11日~12日に掛けて、獅子座のオバマ大統領は、アメリカが再び輸出大国になるとブチ上げ、水瓶座の鳩山総理は企業の法人税引き下げを示唆した。
また、懸案の子供手当も衆院で可決し、とりあえず山を越えた。

近況」で言ったが、いずれも、苦境をむしろ上手く切り抜け、「なんとか」脱出の手を打ち出したようだ。
しかし、だからと言って世界が良くなるわけでもない。トップが立場上切り抜けただけで、賢い方針とも思えない。

アメリカが輸出大国になると言っても、一体、何を売ろうと言うのだろう。近年のアメリカの輸出と言えば、マネーと利権で、製造は地に落ちている。輸出振興使節団を40カ国以上に派遣すると言うが、貿易摩擦の売り込み態度は、ガラクタの押し売りだった。
そのうえ、輸出のためには中国の為替切り上がまず前提だという。
要は、中国への圧力と言うことだろう。
「相手に交渉の決定権を握らせない」商の天才中国が、米国債をずっしり握らされて。「オレが破産したら困るだろ」と言われている。

ところで、押し売りと言えば、それが、どんなことか、実際に知る人は少なくなったのではなかろうか。
いつ頃からあった言葉か知らないが、終戦のどさくさの頃。サザエさんのマンガにも、押し売りが玄関先に居座って凄むシーンがあった。

「苦学生のアルバイトだ」と言う者、「昨日、刑務所から出てきた」と言う者、色々のパターンがあったが、商品はゴムひもなどの日用品で、それもひどい掛け値というわけではなかった。
現代の押し売りの末裔は、家の修理など何千万のものを売りつける。悪毒なったのか、それを払える時代になったと言うべきか・・・